ファラ・エルステッド







「私も信じる。この世界が好きだから。
 この世界に住んでる人たちが…好きだから」

年齢:17歳
身長:161cm 
体重:46kg
スリーサイズ:B83・W58・H84
声: 皆口裕子

ナムコのRPG『テイルズオブエターニア』のヒロイン。ラシュアン村育ちの農家の娘。あの世でわび続けろと言われたりはしない。
リッド・ハーシェルキール・ツァイベルとは幼馴染。普段は畑仕事を手伝っている。
料理上手で、彼女が作るオムレツはリッドの好物。口癖は「イケる、イケる!」。
表面的には正義感が強く、元気で快活な少女。
しかしその胸の奥には、幼い頃に関わった“ラシュアンの惨劇”という事件が背景にある強いトラウマも抱えている。
そのため、意識的にしろ無意識的にしろ、自身の幸福を禁じ、病的なまでに他者に尽くそうとする傾向がある。
本作の冒険はセレスティアから落ちてきた少女メルディをファラが保護しようとするも、
ラシュアンの惨劇を知る村長から厳しく非難され、村を出る羽目になったところから始まる(リッドは巻き添え)。

+ ラシュアンの惨劇(ネタバレ注意)
「私が…私が丘の扉を開けたから…村が……ごめんなさい、ごめんなさい」

ファラが子供の頃、絶対に行ってはいけないと言われていた遺跡のある丘があり、その丘の入り口にある扉には鍵がかかっていた。
ファラの父親ノリスは当時の村長という事で扉の鍵を持っており、定期的に扉の内部まで見回りをしていた。
父の見回りに付いて行ったファラはその中で光る石を見付け、その石が欲しかったためにその扉の鍵を持ち出して、
リッドキールの2人を連れ出し、丘に入ってしまう。
当時、この遺跡には「ネレイド」と呼ばれる(ファラ達の世界における)邪神が封印されており、ファラ達がやってきた時に封印が解け復活。
ノリスの身体を乗っ取ったネレイドにより、ラシュアン村の住人の半分が殺されてしまう
(最終的にリッドの父親がノリスと刺し違えて共に死亡し、この事件は幕を下ろす)。

この一件からファラはとてつもない罪悪感を感じていたが、レイスにその事を指摘され、
過去の傷から目を逸らしている己に気付き、過去の自分と向き合うようになる。
これだけ見るとファラが封印を解いたように思えるが、
そんな重要な封印が遺跡とは関係のない丘の入り口の扉を開けただけで解けるはずもなく
(現代でも立ち入り禁止の場所にあるようなごく普通の鉄柵に設置された両開きの門だった)、
ファラ達は封印されていた場所に辿り着いてすらしていないため、封印が解けたのは別の要因である事が作中で語られている。
ただし、その要因が何であるかは一切語られていない
(小説版を含めて本当に一切合切原因についての描写がないため、黒幕が存在した可能性も低く、
 経年劣化のような「いつか必ず起こる事」が発生したのが、偶然にもその時だったと思われる)。

そそっかしい所があり、本人が良かれと思ってお節介を焼いても空回りしてしまい、結局トラブルメーカーになりがち。
その都度尻拭いをさせられる事になったため、リッドは彼女のブレーキ役になっている。
結局止められないことが多いが

親分肌であり、幼馴染のリッドやキールからは恐れられつつも何だかんだで慕われている存在。
女の子らしい一面も勿論あり、日焼けを気にしたり、アレンデ姫の(細すぎる)体型に憧れたりと、年相応な悩みを口にする事も。
ファラ曰く「アレンデ姫は手首のようなウエスト」だったそうな。
でも、設定的にはファラの方がウエストが1cm小さい(しかも身長も1cm低いので身長比を考慮してもアレンデ姫の方が細いという事にならない)。コルセット?
ただしバスト・ヒップ共にアレンデの方が2cm上なので、相対的に細く見えた可能性はある。
戦闘力はCカップ相当と年齢相応にあるのだが、
公式的にはもっと小さいイメージなのか攻略本にて「胸ないし(笑)」というコメントをされている。
12歳でBカップのチャットがいる事を考えると、パーティ内では相対的に見れば小さい……のだろうか。

極端ではないが、レイスと共にエビの尻尾を好むなど、
味覚が常人に比べ少し変わっているような描写がある。
しかし、料理が物凄く上手という設定があり、性能上もパーティ内で最も料理の失敗が少なく、
リリスとの料理対決で勝利していたり、
ラスボス後のクライマックスのシーンでリッドが彼女に呟いたのも料理に関する事だったり、
テイルズシリーズ随一の料理上手である事が窺える。

力でリッドに勝つために村の近所にあるレグルス流の格闘道場に通っていた経験から、徒手空拳での戦闘や体術・気功術に長け、
籠手やブーツによる殴打・蹴撃技や、気功を応用した回復技を駆使して戦う
(よく彼女の職業を格闘家と思っている人がいるが、職業自体は農家(ファーマー)である。
 同様にリッドは猟師、キールは学士、レイスは(建前は)商人。RPG的な「ジョブ」とは別に、インフェリア人はみんな職に就いている)。
特技・奥義による連携は無く、地上技・対空技・空中技・強打技を特定の順に繋ぐ事で連携となる。
OPアニメでは大型のモンスターを一発で蹴り飛ばす荒業も披露している。

この類のRPGヒロインにしては、随分変わった戦闘スタイルだと思われる。
ミニスカパンツルックスパッツなどのパッと見動きやすそうな服装ではなく、
明らかに格闘技には不向きな嵩張るロングスカートのまま、終始殴る蹴るの大立ち回りをするという点でも異質な印象を受ける。
これについては本人も指摘されているが、曰く「(ロングスカートをやめると)恥じらいをなくしそう」との事。
しかし、この直後に空中で足を高く上げる技を使用しており、
チャットの「……恥じらいがあったらアレは出来ないと思いますがね」という発言にリッドとフォッグも大きく頷いている。

メルディと共にシンフォニアに闘技場でゲスト出演している。
また、『レディアントマイソロジー』にも2から出演。
『バーサス』には、エターニア勢から唯一登場。大いなる実りの力で村を救うために田舎から出てきた。
『テイルズ オブ ヴェスペリア』のユーリと偶然出会い、半ば強引にパートナーとして大会に出場する。

また、彼女の衣装が有料コンテンツとして『テイルズ オブ エクシリア』で配信されている。


原作性能

上記の通り格闘術で戦う純粋な前衛タイプで、リッドと共にパーティの前衛を担う。
少女という事でHPが主人公のリッドに比べて低く、また重装備出来ないため、防御面はあまり頑丈とは言えない。足も遅め。
攻撃面は、武器の性能で劣るものの力は素の状態でリッドより高く、成長率も全く同じなので負けていないが、
通常攻撃の連発回数(ファラ2発・リッド3発)が少なく、徒手空拳故にリーチが短いのが難点。
特技は前衛として必要なものが一通り揃っており、リッドの同習得レベルの技にどことなく似ている。

しかし、ファラはリッドと違って技の派生に優れており、様々なルートでコンボを繋ぐ事が出来る。
リッドが特技→奥義(→秘奥義)という単純なコンボしか出来ないのに対し、
ファラは攻撃技が「地上技」「対空技」「空中技」「強打技」の4種類に分けられており
(強打技はリッドの奥義に相当するものなので、特技が3種類に分けられているとも解釈出来る)、
地上技は空中技と強打技に、対空技は空中技に、空中技は地上技と対空技と強打技に派生可能で、
最大で4種類の技をそれぞれ1つずつ組み込んでコンボルートを構築可能になっている。
また、ファラの秘奥義の1つ「火龍炎舞」は、始動技ヒット後4秒以内に通常攻撃2発を含む4連携を決める事が発動条件となっている
(実際の発動条件はもう少し複雑だが割愛)。
このような戦闘システムを持つのは歴代シリーズでもファラのみだったが、
『グレイセス』のソフィも同様の秘奥義を使えるようになった(『シンフォニア』のリーガルもこれに近い)。
リッドが機動力と技性能で攻めるキャラなら、ファラは手数と柔軟性で攻めるキャラクターと言えるだろう。

また、気功を用いた回復技によるサポートも可能。特に序盤~中盤はお世話になる。
本作ではシステムの関係上、蘇生術「レイズデッド」の習得が最終盤(ラストダンジョン)になってしまうため、
アイテム以外の貴重な蘇生手段として彼女の「回生功」に頼り続ける事になる。


MUGENにおけるファラ・エルステッド

2体ほど確認されている。

+ BIRD氏製作
  • BIRD氏製作
対空技から空中技に繋いだりと原作のような連携が使える他、AIもガンガン攻めてくるものが搭載済み。
ただし、『なりきりダンジョン』のドットを使用したキャラで、所謂ちびキャラであるため、
通常の大会動画に出すのは難しいかもしれない。

+ オキナ氏製作
  • オキナ氏製作
手描きドットのファラ。
こちらは他のキャラと並べても頭身に違和感が無いので、大会にも起用しやすいだろう。
デフォルトでAIが搭載されており、10段階にレベル設定が出来る。

出場大会

出演ストーリー



「いつのまにリッドの背中、こんなに大きくなったのかなあって」


最終更新:2021年10月17日 16:27