ロディマスコンボイ


"Why did I have to be the chosen one?"

(サイバトロンのリーダーとして、もっと私はしっかりせねば)

+ 日本語吹替声優
石丸博也
『ザ・ムービー』『2010』『ザ☆ヘッドマスターズ』『アニメイテッド』
高瀬右光
『ザ・リバース』
置鮎龍太郎
『スーパーリンク』『キスぷれ』
小野賢章
『キュートランスフォーマー』
多田野曜平
『最後の騎士王』
佐藤拓也
『サイバーバース』

1984年より放送された米国アニメ(製作は東映動画)『THE TRANSFORMERS』に登場するキャラクター。
英名RodimusPrime(ロディマスプライム)で、実写映画公開以降は他のトランスフォーマーの例に漏れずこちらで呼ばれる事がほとんど。
座右の銘は「Experience is the benchmark of maturity.(経験とは成長の計測指標である)」。
恐らく「若い時の苦労は買ってでもせよ」の類語と思われるが、後述の経緯を考えると重い言葉である。

前身はホットロディマス(原語版ではHotRodホットロッド)で、決して下ネタではなく米国でのカスタムカーの様式が由来と思われる)。
座右の銘は「"My actions speak louder than my words."(俺の行動は言葉以上に荒々しく伝わるぜ)」。
「百の言葉より一つの行動」「言葉より行動を見よ」といった意味と思われる。
『ザ・ムービー』でのユニクロン戦争により戦死したコンボイ(オプティマスプライム)からマトリクスを託されてサイバトロンの新司令官となった
(よって「ロディマス」の名は元の名の「ホットロッド」を先代司令官に準えて改名したもの。
 ……であったはずが、日本語版ではコンボイなのでこの計算式が成立せず、元からロディマスだった事に)。
武器をまともに使えない程に疲弊していたデストロンを相手にする際「撃ちたくないんだが仕方ない」と躊躇いを見せたり、
エネルゴンを使い果たして力尽きた様子を見て同情したりと、温和な一面を持つ。
自分の身を顧みない傾向にあり、宇宙船に吸収されてバラバラにされたスプラングを助けるために刃が回っている吸収口に手を突っ込んだり、
瀕死を引き金にマトリクスの世界に入った事から、再びマトリクスの世界へ入ってクインテッサ星人の目的を秘密を探るべく、
自ら生命回路を切断したりと、無茶な行動に出る事が多い。
老け顔になってはいるが元々まだ若者だった事もあり、経験不足に苦しむ場面も少なくなかった。
マトリクス関連でも蟠りがあるウルトラマグナスに、宇宙ペストで理性を失っていたとはいえ、
「ロディマスのひよっ子野郎は何処だ、ぶっ殺してやる!」などと暴言を吐かれた事も

コンボイの事は深く尊敬している一方、彼の存在が重圧となり自分にリーダーの資格があるのか疑問を持つ事も多く、
『2010』においてコンボイが復活したと思われていた時にはマトリクスを返上しようとしたり、
人助けをしても、街の被害が大きい事を理由に批判されて戦いを放棄したりする等、繊細な面も見られた。
『2010』最終回でコンボイが復活した時に、マトリクスの返上について何も言わなかったのも性格を考えれば当然の帰結だったのかもしれない。
とはいえ、宇宙規模に拡がった物語の中で多数の異星人と同盟を結ぶという外交上の成果も出しており、
影は薄くとも単なるお飾りの総司令代理では決してなかった事も明言しておきたい。

ファンから不人気といじられたり、若干弱腰な部分はありつつも、総じてコンボイの後任として十分なリーダーシップを持っていたと言える人物である。
少なくとも、かつて理想の上司と呼ばれた存在と同一人物とは思えぬ程の粗暴な暴君に堕してしまったガルバトロンとは比べるべくもないだろう。
不人気は、玩具が爺さん顔で不気味な上、単純にプレイバリューが低すぎた事も原因だろうけども……
変形が概ねコンテナから引っこ抜いてボンネット折り畳むだけだもんなあ

 
ちなみに、マトリクスを受け継ぐ前と後で顔つきがだいぶ変化しており、それをネタにされることも多い。
加えてマトリクス返上後はホットロディマスの顔に戻っていたりもしたため、「マトリクスを持つと老け顔になる」などと冗談交じりで言われたりも。
コンボイはマスクしてるから老け顔指摘は回避されたのか

かの有名なFCソフト『コンボイの謎』では、普通にクリアした場合エンディングで「道中で“RODIMUS”の七文字を集めろ」と宣告され、
容赦なく二周目に放り込まれる。そしてちゃんと集めて来ると、今度は自機がウルトラマグナスからロディマスコンボイになる。
性能はウルトラマグナスの単なる色違いといった感じだが、ドットはちゃんと別物でビークルモードの形状もしっかり再現されており、
その上でクリアする事でようやく超あっさりした真のエンディングに辿り着く。
つまり、ただでさえ極悪な難易度と言われる本作を、最低でも二周、最悪三周する事が要求されるのである。
苦労の末辿り着いた真エンドの報われなさ含め、ファミコンの代表的クソゲーの一つに数えられる所以であろう。


"These guys are hurtin'.
 I never thought I'd feel sorry for me the Decepticons."

(あんなにも弱っていたとは。生まれて初めて私はデストロンに同情を覚えたよ)


MUGENにおけるロディマスコンボイ

トランスフォーマーキャラを多数手掛けているOmega Supreme氏によるものが存在。
G1版を基にした手描きスプライトで製作されている。
なお、ReadMeの類は付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
イントロでマトリクスを手にし、ロディマスコンボイとなる。

操作方法は4ボタン方式。
必殺技は銃撃による飛び道具、2段ヒットする回し蹴り昇龍拳三種の神器が揃った技構成。
超必殺技は昇龍拳の強化版と、3段ヒットするパンチ。
ただし、サイズもあってか全体的に打点が高く、普通のキャラが相手だとフルヒットしなかったり、
至近距離だと当たらなかったりする技もあるので注意。
AIは未搭載。
参考動画。お相手は同氏のガルバトロン


"The wisdom of the ages it's lost."
(何千万年もの叡智が失われてます)

"No, not loat. We're all a little wiser now."
(いや、そいつは違うな。我々は少し利口になったのだ)

"But the Matrix is empty."
(でもマトリクスは空です)

"It's up to all of us to fill it. Autobots, transform and roll out!"
(もう一度埋めていくのが我々の使命だ。これから更に叡智と勇気を磨く事でな。
 サイバトロン戦士、トランスフォーム!出動!)

出場大会

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最終更新:2025年08月04日 15:35