本格的な登場はリトルガーデン編で、 ネフェルタリ・ビビ抹殺をしくじったMr.5ペアの抹殺、
そしてビビ及び麦わら一味抹殺の指令を受けるが、立ち寄ったリトルガーデンで、
かつて世界を震撼させた巨人海賊団ドリー&ブロギーの生存を知った事で予定を変更。
Mr.5&ミス・バレンタインのコンビに抹殺しない代わりに協力するよう持ちかけ、
巨人達と麦わらの一味も倒して懸賞金を持ち帰りその実績で昇格する事を目論む。
策を以って巨人2名に加えて ロロノア・ゾロ、 ナミ、ビビを捕らえる事に成功したが、
ルフィ、 ウソップ、カルーの奮戦で彼らを解放されてしまう。
その後もしぶとく抵抗を続け、ルフィを1人誘き出しつつ大量の自分の蝋人形を用意して、
ルフィが本物を探して隙を晒すのを狙って殺そうとするも、「勘」により1発目で本体を攻撃され倒された。
しかも、この一味との戦いの間に サンジがMr.3の作ったリトルガーデンの拠点に迷い込み、クロコダイルからの電伝虫を受けて嘘の報告をしたため、
バロックワークスから命を狙われる事になり、そうでなくても今回の失態で Mr.2ボン・クレーによる自身の粛清を恐れたMr.3は、
仲間達を置き去りに単身島を脱出し、本拠地であるアラバスタ王国へ向かった。
一応上記の誤解は解けたのだが、ビビも麦わらの一味も誰一人抹殺出来ていないという事実には変わりなく、
重要な国盗りで同じヘマをされるわけにはいかないためクロコダイルに見限られてしまい、
スナスナの実の能力で全身の水分を抜き取られ干物にされ、さらに水槽に突き落とされた挙句バナナワニに食われた。
……と思いきや、脱水症状になりながらも蝋でボール状に自身を守っていたため丸呑みされても無事で、
それから数日後、麦わら一味と スモーカーが同カジノでクロコダイルの罠で海楼石の牢に閉じ込められ、
牢の鍵はバナナワニの水槽に捨てられ(といっても偽物だったが)、捨て置かれていた所で別行動していたサンジが駆け付け、
Mr.3を飲んだワニが一味を捕食しようとしていたため腹部に強烈な蹴りを叩き込み、
蹴りの衝撃で吐き出された事で数日ぶりに外界への脱出に成功する。
干物状態だったが水槽の水を飲んで回復、その後お誂え向きに牢に捕まったルフィに昔日の恨みを晴らさんとしたが、即座にサンジに叩きのめされてしまい、
能力で麦わら一味が牢から脱出する手助けをさせられた上に改めて蹴られて気絶。
そのまま水没する部屋に捨て置かれた。ぶっちゃけ、彼を切り捨てたクロコダイルの悪手である。
なお、悪魔の実の能力者ながらこの気絶中明らかに水に浮いている描写があったりする。 *1
扉絵連載「ミスG・Wの作戦名“ミーツ・バロック”」でその後が描かれ、世界政府により素性がバレ、
他の幹部共々バロックワークスの残党として逃亡生活を送る事になるのだが、
キューカ島に潜伏中の所を海軍本部大佐ヒナの部隊が現れ、ミス・バレンタインが捕縛されてしまい、
「島に潜伏しているMr.5、ゴールデンウィーク、Mr.3が出頭しなければバレンタインを処刑する」という警告文を受ける。
Mr.3は彼女の命などお構いなしに一人脱走する準備を始めるが、彼の不誠実に怒ったボン・クレーに締め上げられ、
バレンタインを救うための陽動作戦に協力せざるを得なくなり、バレンタインを救出できたものの二人共ヒナに敗北。
共に捕縛されたクロコダイルと Mr.1共々、海底監獄インペルダウンに投獄される事が決定したのだった。
そしてインペルダウン編で再登場。
レベル2「猛獣地獄」に幽閉されていた所で、義兄 ポートガス・D・エース奪還のために侵入してきたルフィ、
さらに同じく捕らわれてなお脱獄しようと企む バギーによって解放され、呉越同舟の形で脱獄しようと試みる。
能力で数々の囚人の拘束具を解錠したり、一度はルフィも敗れたマゼランのドクドクの実の力が生む猛毒を、
蝋のコーティングで生身に触れさせないようにして援護するなど八面六臂の活躍を見せ、
ボン・クレーが殿となった事で辛くも脱獄に成功する。
続くマリンフォード頂上戦争では、先のインペルダウンで犠牲となったボン・クレーの「必ずアニキ救ってこいやー!!!」
という最後の言葉に報いるべく真剣にエース奪還に協力。
一時はルフィの覇王色の覇気のとばっちりにより昏睡してしまうが、ルフィが処刑台に辿り着いた頃に復活し、
黄猿によって破壊されたエースの手錠の鍵の代わりに自らの能力で鍵のレプリカを生成、エース救出の立役者となる。
結局エースは 赤犬に殺されてしまうがMr.3はバギー達と共に逃げ延び、以降は成り行きで彼の一味に身を置く事になった。
とにかく保身を優先する姿勢からバロックワークス編当時は三下という評価が多かったが3だけに、
インペルダウン編でルフィですら一度敗れたマゼランを禁じ手の使用を決断するまで手間取らせたり、
彼が一度捕らえたドギーとブロギーがエッグヘッド編で改めて四皇大幹部級の懸賞金額をかけられたことなどから、
直接戦闘能力だけなら間違いなくインフレに置いて行かれているが、戦闘力以外の有能さは物語が進むにつれて読者から評価を上方修正されている。
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