○○されると人は死ぬ


「人は銃で撃たれると死ぬ」

常識をいじったようなネタコメントの一つ。上のように「人は○○されると死ぬ」とする場合も。
元ネタは漫画『TRIGUN』の主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピードの独白。
頑なに人殺しを禁じていた彼が、寸前まで死闘を繰り広げた敵を苦渋の決断で撃ち殺した時のもの。
劇中唯一ヴァッシュが自ら犯した殺人であり、子供でも分かる当然の帰結に彼は意識を失ってしまう。

格ゲーは普通刹那の見斬りやブシドーブレードのような一撃即死のゲーム性にはなっていないので、
MUGENにおいてもキャラや極端なランク差、即死常備なランクの大会などを除けば即死するケースは少ない。

しかし同じゲーム同士ですら、即死攻撃テーレッテーオーモーイーガーなど)等がないのに一撃で死ぬようなバカ高い威力の攻撃が発生する事がある。
壬無月斬紅郎の無限砲空中ヒット時10割のように。
そんな時、視聴者は驚きと共にふと常識を思い出したようにコメントするのだ。
「刀で斬られると人は死ぬ」と。

本来それが当たり前のはずなのだが、格ゲ界では死なないほうが常識的なので特定の技が決まって負けるとこうしたコメントが流れることがある。
やさぐれ凛の超必が連発されたりすると味方含む轢かれ者たちがごろごろ転がり、
に轢かれると人は死ぬ」となったり。

ちなみに『KOF'94』のルガールのMAXジェノサイドカッターのような、格ゲーの肉弾戦技ではあまりコメントされない。
そりゃそうだ。一発殴る蹴るぐらいで大怪我はしても死ぬようなことはそうそうない。よほど当たり所が悪いか虚弱でもない限り。

稀に派生としてパチュリーのロイヤルフレアやジョジョ勢の波紋などでDIOなど吸血鬼キャラが焼かれたりすると、
太陽に焼かれる(波紋を流される)と吸血鬼は死ぬ、と言われる事もあった。
この辺からすると、格ゲー補正を普段視聴者が実感している事を示すコメントと考えられる。

そしてそんな「格ゲー補正などなかった」という状態を実現したトーナメントも開催された。

「血が出るなら殺せる ジョン・レノンの言葉だ」

最終更新:2020年10月07日 00:15
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