カミツルギ


UBコードネーム:UB04 SLASH
分類:ばっとうポケモン
タイプ:くさ/はがね
高さ:0.3m
重さ:0.1kg
特性:ビーストブースト(相手を倒す毎に自分の最も高い能力値が上昇する)


任天堂のRPG『ポケットモンスター』に登場するキャラクター。
初出は第7世代(『サン・ムーン』)。
アローラ地方にのみ目撃情報が存在していた未確認生命体「ウルトラビースト」の1種。
このため、ポケモンシリーズでも珍しく、劇中の時点で完全な新種として扱われており、
最初にエンカウントした際も図鑑が認識せず、「?????が、あらわれた!」と表示される。
上記のコードネームは、国際警察が目撃情報を元に、実際に遭遇するまで便宜上付けていたものである。

折り紙や式神のような外見だが、この全身は非常に鋭利な紙の刃になっており、
キャタピー並みの小柄でありながら巨大な鉄塔を一撃で切り倒すほどの途轍もない切れ味を誇っている。

+ウルトラビーストとは
その正体は異世界「ウルトラスペース」から舞台となるポケモンの世界に迷い込んだ、いわば異世界のポケモンに相当する生命体。
これまでもギラティナなど異次元に生息するポケモンは少数ながらも確認されていたが、
ウルトラビーストは言及されている危険性が一般的なポケモンと比較して桁違いに高く
  • 発電所を襲い電気を貪り尽くす
  • 別の生物に寄生して自分を守る盾にする
  • 人間を食い殺した
など物騒なエピソードに事欠かない。
このため、アローラの守護神とされるポケモン「カプ神」とも衝突を繰り返していたらしい。

ただしストーリーが進むにつれて、これらの行動は「見知らぬ世界に飛ばされ戸惑っていたため」ということが明らかにされる。
ウルトラビーストは大半が「ビーストブースト」と呼ばれる特性を持つが、これは彼らの故郷の世界にウルトラホールが開き、
そこからビーストの神とも言えるネクロズマのエネルギーが長時間降り注いだことでその力が宿ったもの。
自然現象で稀にホールが開くアローラにおいて、ぬしポケモンにも酷似した現象が起きているほか、
大本のネクロズマと、自力でウルトラホールを生成して世界を移動できるソルガレオとルナアーラがビーストブーストを持たないのもその説を裏付けている。
つまり、ギラティナや上記の上級ビーストのように異世界を渡る術を持たないウルトラビーストにとって、
アローラに来ることは「元の世界に帰る手がかりもないまま異世界に遭難してしまった」ことと同義であり、
パニックを起こすのも無理もないと言える。

異世界のポケモンであるためか従来のモンスターボールではポケモンと認識しないため捕獲率が極端に低下しており、
安定して捕獲するには専用の「ウルトラボール」を使用する必要がある
(逆にウルトラボールを普通のポケモンに使うとモンスターボールよりも捕獲率が低くなる)。
ボールを補充してくれるハンサム*1曰く1個ごとに何百万円もかかっているとのことだが、
ボックスなどを用いて手持ちを0個にすれば理論上彼から無限にボールを貰えてしまう
これは流石にまずかったのか、次作のウルトラサン・ムーンでは1個1000円で買えるようになった。
詳しくは不明だが、ウルトラサン・ムーンではウルトラホールの向こう側の世界から派遣された
「ウルトラ調査隊」が開発に携わっているため、前作に比べ技術面でかなりのブレイクスルーがあった模様。



原作中の性能

HP:59
攻撃:181
防御:131
特攻:59
特防:31
素早さ:109
合計:570

典型的な高速物理アタッカー向けの種族値をしている。
一方で耐久は見た目通りのだが防御が高いうえに鋼タイプの強固な耐性のおかげで、
「先制技で上から潰す」という高速アタッカー対策が通じにくい。複合タイプのおかげで鋼対策の地面技が等倍なのも評価ポイント。
代わりに特殊耐久はデオキシスといい勝負であり、半減技すら大打撃を受け、4倍弱点の炎技は「ひのこ」すら致命傷になる。
そして、ウルトラビースト最高峰の高い攻撃力を持つ半面、
メィンウェポンが「リーフブレード(威力90、一致で135)」と「スマートホーン(威力70、一致で105)」、
サブウェポンが「せいなるつるぎ(威力90)」、「つじぎり(威力70)」、「はたきおとす(基本威力65)」、
「サイコカッター(威力70)」、「つばめがえし(威力60)」など、
素の威力が100を超える技が(ギガインパクトなどのロマン技を除いて)無いという事実から、
当初は高い攻撃力を活かしきれないポケモンとされていた。

ところが環境が整うにつれて、第6世代でレートの王者だったガブリアスに対抗するために、
カプ神を始めとしたフェアリータイプが台頭したことで、徐々にフェアリー対策要員としてカミツルギの評価は高まっていった。
カミツルギの攻撃範囲は、カプ・コケコ以外の3種に等倍以上でダメージを与えられ得るだけでなく、
ダブルバトルでは苦手な技を「ねこだまし」や「ワイドガード」でフォローしてもらいつつ攻撃することが可能、
なにより、Z技と「ビーストブースト」のコンボで倒せば倒すほど火力が高まり、技の威力不足を補えることから、
ダブルバトルで徐々に評価を受け始めた。
そして高い素早さとZ技で、フェアリー対策で調整していたガブリアスを沈める事例が多発し、
フェアリーと共にガブリアスがレートトップから陥落するというポケモン史に残る大事件を引き起こした。

戦術としてはともかくZ技のごり押しで相手を1体倒してから「ビーストブースト」で得た火力で制圧するのが基本になる。
他のメンバーにZ技を使わせたい場合は、数少ない補助技の「つるぎのまい」で火力を上げたり、
「おいかぜ」でダブルのパートナーと連携しながら戦わせるのがベター。

弱点はほぼ型が固定されているため、「いかく」ややけどなど、対物理の対策テンプレがそのままカミツルギの弱点となることである。
また、特防の低さはいかんともしがたく、特殊型の多いフェアリーに一度耐えられてしまうと、反撃で致命傷を負うことも。
おまけにガブリアスの陥落とフェアリー対策が原因で炎ポケモンの採用が増加傾向にあるのも痛い。
とにかく、「つるぎのまい」や「ビーストブースト」で早めに火力を上げることが重要である。

メディアミックスにおける活躍

アニメではサン&ムーン125話に登場。
担当声優は石川五ェ門ロトムと同じ浪川大輔氏。

カードでは『フルメタルウォール』で登場したものが有名。
エネルギー3枚必要とする技「みねうち」はコインを投げて表なら、相手のバトルポケモンの残りHPが「10」になるようにダメージカウンターをのせるという強力な効果を持つ。


MUGENにおけるカミツルギ

緋錬氏が製作したキャラが公開中。
完成度は50%のβ版で「未完成のキャラと同意したうえでご利用ください」とのことだが、
戦わせるだけなら問題ない。
スプライトは手書きで、1動作あたり20~60枚でヌルヌル動く大変秀逸なクオリティで作られている。
基本スペックはAtcとdefが高い代わりにライフの低い原作再現。
移動速度と攻撃は優秀な反面、防戦になると不利なキャラに仕上がっている。
AIも搭載されている。


出場大会

  • 「[大会] [カミツルギ]」をタグに含むページは1つもありません。




*1
ここでいうハンサムとは、顔つきがハンサムな人物……ではなく、人名にあたる固有名詞。
国際警察捜査官のリーダーであり、トレンチコートがトレードマークのナイスミドル。
初出の「プラチナ」以降、俗に「〇〇世代」とされる作品群では皆勤賞の凄い男である。
ちなみにこの名前は国際警察での呼称「No.836」を捩ったコードネームであり、本名は不詳。
「サン&ムーン」では、上司のリラと共にアローラでUBの調査をするために登場している。