シリーズでも珍しい悪のウルトラマンの偽物かつ、ロボットや擬態ではないクローンの個体だが、
リクと異なり人格や知性は存在せず、登場して間もなくは両手を不思議そうに眺めたり、戦闘中に自分の攻撃が効いた時は無邪気にはしゃいでいた。
一方で、デスシウム光線やカイザーベリアルリッパーはもちろん、
設定上で存在は明かされながら映像作品でオリジナルのベリアルが未使用だった「デス光輪」も使用可能など、その技と能力はオリジナルに匹敵し、
加えてタイタスとのパンチラッシュの最中に拳を的確に掴んで反撃し、
フーマの光波手裏剣に対して引き抜いたビルを盾にして防ぎながら間合いを詰めるなど、
リクがそうであったように、
ウルトラの父に準ずる天才だったベリアルの才能はきちんと継承されているらしい。
経験の差から総合的な戦闘力はオリジナルのベリアルには及ばないが、それでもスペック及び戦闘センスはオリジナルと比較しても遜色ない。
しかしオリジナルの恐ろしさを知っているため血相を変えたタイガ達とは対照的に、
舞台であるパラレルアースの地球ではタイガ出現まで地球人にウルトラマンの存在が知られていなかったため、
劇中では一介の宇宙人として扱われており、登場人物から「(手が)
バナナみたい」と言われる始末であった。
フォトンアースにパワーアップしたタイガを圧倒し、
ウルトラマントレギアにもダメージを与える程だったが、
トレギアの策でマブセ達を殺害してしまい、その場に
ウルトラマンゼロが駆け付けた事で形勢逆転。
最後はトレギアに向けて放たれたタイガ・トライストリウムの
必殺技タイガダイナマイトシュートの
盾にされて爆死した。
生まれながらにしてベリアル譲りの強大な力と凶暴性を併せ持つ強敵だった一方、
ほぼ同じ出自を持つジードが立派なヒーローへ成長したのに対し、人格を育む機会すら与えられることなく、
狡猾な悪人に利用されて短い生涯を終えた姿に、憐れみを覚えた視聴者も多かったようだ。
元々はウルトラマンゼロとベリアルを登場させてほしいというオーダーだったらしいが、
同回の脚本を担当した皐月彩氏はジードの結末を尊重していたためこれに反対し、
前の回で登場したベリアル融合獣の誕生に用いられたベリアル因子をヒントに、このニセウルトラマンベリアルが構想されたらしい。
結局、本物も後に「並行同位体」として擬似的に復活してしまう訳だが……
ちなみに、着ぐるみスーツはオリジナルのベリアルを一部塗装して流用している。
ソーシャルゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』でも実装されていた。
余談だが、twitterで実装のヒントが出された際も、バナナの画像が使用された。
オリジナルのベリアルと異なり、こちらはレジェンド怪獣ではなく力属性の一般怪獣。
ステータスは運と回避が皆無なぶん他が全体的に高く、特に攻撃力と必殺技攻撃力が優れている。
固有スキルの「造り出された悪」は、技属性の宇宙人が仲間1体に付き攻撃力と命中率がアップ、
速属性の宇宙人が仲間1体に付き必殺技攻撃力とSPがアップ、
自分(ニセベリアル)を含む4人が宇宙人の場合、射程と移動力もアップする能力。
必殺技の「デス光輪」は攻撃した相手の攻撃力と移動力を下げる付与効果を持つ。
MUGENにおけるニセウルトラマンベリアル
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
BlackCat&Woz氏のカイザーベリアルをベースに作られており、技も多く流用されているが、
劇中でタイタス相手にベリベリラッシュした「連続パンチ」や、フーマとの戦闘で見せた「ビルディングアタック」などの新技が追加されているなど、
改変元と比較してより近接戦のラッシュ力が高い性能となっている。
また、
超必殺技も「電撃」「底知れぬ闇」が追加されている他、3ゲージ技「Final.デスシウム光線」の演出も変更されている。
AIもデフォルトで搭載済み。
出場大会
最終更新:2025年05月10日 21:35