ベリアロク










  「俺様を手にして、お前は何をする?」


円谷プロによる2020年放送の特撮『ウルトラマンZ』に登場するキャラクター兼剣
ウルトラマンゼットの最強形態であるデルタライズクローの専用武器である。
数あるウルトラ戦士の武器の中でも「柄部分にウルトラマンベリアルの生首が付いている」という衝撃的な形状が特徴。
ウルトラシリーズでも珍しい自我を持ち会話可能な武器である。別名(?)「幻界魔剣」。
CVは(『ウルトラゼロファイト』以降の)ベリアルと同様に 小野友樹 氏。

ニュージェネレーション世代の最強形態専用の武器は、変身・強化のトリガーとなる重要品だったり、
最強形態の力の一部を武器として具現化したものだったり様々だが、ベリアロクはゼットとは完全に無関係な経緯で誕生した経緯を持つ。
とはいえ、入手そのものについてはゼット及びデルタライズクローが大きく関わっているのだが。

ベリアロクが誕生したのは、ブルトンが撃破された事で開いてしまった宇宙の穴に相当する、
「生きた『無』」とも言える怪獣グリーザが地球に来襲した事が発端となっている。
ただでさえ絶大な戦闘力を持つ上に、無そのものであるグリーザを倒す事は「元から無いものを消そうとする」ナンセンスな行為に等しく、
迎撃に当たったゼットと加勢したウルトラマンジード / 朝倉リクが二人掛かりでも全く止められず、
やむを得ずジードが物理虚数分解状態となってグリーザに敢えて同化し、「虚無と実体の狭間」に封じ込める事に成功した。
しかし、これは一時的なものに過ぎず、タイムリミットに至ればジードがグリーザに吸収されてしまう危険な賭けであった。

このグリーザはかつて『ウルトラマンエックス』に出現した個体とは異なり出身地が「地球」となっており、故にグリーザという「穴」の向こうには、
無であるグリーザを唯一止められる力「宇宙の穴を縫う針」に相当する力が、宇宙の修正力によって生み出されているはずであった。
しかし、それを入手するにはグリーザの身体を突き破り「無の向こう側」に到達するだけのパワーが必要であり、
ゼットの既存のウルトラフュージョンではグリーザの猛攻を凌ぎながらそれを実現するのは不可能。
リクもそれを見越して事前にジードのウルトラメダルを渡していたが、ゼットの持つメダルの中でジードとフュージョン可能なのはウルトラマンゼロのメダルのみ。
あと1枚ジード及びゼロと関係が深く、それでいて両名に比肩する非凡な力を持つウルトラ戦士のメダルでなければ、
グリーザに対抗できるウルトラフュージョンは使えない。
この2つの条件に該当するウルトラ戦士はよりにもよってウルトラマンベリアル
しかし、この時点で故人となっているベリアルのメダルなど存在するはずもなく、打つ手無しかと思われていた。

ところがここに来て表向きストレイジ隊長として動きながら第三勢力として動いていたジャグラスジャグラーがハルキ達に助力し、
本作の黒幕セレブロが前のエピソードで、デビルスプリンター及びリクの体内から抽出したベリアル因子を用いて作った「ベリアルメダル」を恫喝する形で強奪。
ハルキはまだセレブロの正体を知らないため訝しんだが、この時点でリク消滅のリミット目前だったため悠長に問い詰めている暇が無く、
デルタライズクローに変身してグリーザの体内からジードを分離し、
空中戦の末にグリーザの身体を突き破って「無の向こう側」にある「宇宙の穴を縫う針」への到達に成功。
ところが、グリーザがジードを吸収していた事で、この「針」にジードが内在しているベリアル因子が融合し、
針はベリアルの意匠を色濃く引き継いだ「意思を持つ武器」として顕現した。
それこそがこの「ベリアロク」であった。
つまりジードとグリーザの間に生まれ、ゼットの助産で誕生した「ベリアルの孫」だったりする

人物(?)像

頭部は記憶と悪意が無いベリアルとも言える人格と意思を持ち、非常に傲慢不遜な性格をしている。
使い手が自分にとって刺激的な相手を斬る事を求めており、逆に自分が興味をもたない限りは例えゼットやハルキであっても非協力的な立場を取り、
あまつさえ自身を使う目的が面白かった場合は敵に使われる事も厭わないベリアル並みの問題児。
気が乗らない場合は自分から地面に突き刺さって物理的に抜けなくなるため、本人?の同意なく無理矢理使う事はできず、
ベリアロクの納得のいく答えを出す使い手でなければ触れさせる事すら許さない。

ただし、一度認めた者に対しては可能な限りの助力を怠らない性格でもあり、
自分が使い手と認めたハルキに対しては、対象を殺さないシチュエーションでもきちんと要望に応じている。
加えて単にわがままなだけでなく、無理な改造の負荷に苦しむメツボロスに対して憐れむような言葉と共に介錯したり、
ケムール人と一体化している人間を自発的に分離させて救うなど、その性格はウルトラの父への嫉妬・悪意を持ち、レイブラッド星人の介入を受ける以前の、
『大いなる陰謀』で垣間見えた多少まともだった頃のベリアルを思わせる。
一方で、第22話「それぞれの明日」でファイブキングが過去に一度倒した事のある敵だと知ってやる気をなくし、ボイコットしている最中、
セブンガーを駆るヨウコが偶然手に取り、一度は武器扱いされた事で機嫌を損ねて協力を拒否するも、
「どうせ口だけであいつを斬る事なんか出来ないんでしょ?」等の挑発にキレて、最終的に自分を使わせてバロッサ星人(三代目)を撃破している。
案外プライドを刺激すれば簡単に使わせてくれるのかもしれない。すぐ頭に血が上る所もベリアルやリクにそっくり

このように性格面で厄介な所はあるが武器としては文句無しに優秀。
元々が宇宙の穴を縫う針であるため、「無」を捉える効果によりグリーザへの特効武器になるが、それ以外の相手でも十分通用する。
元々の攻撃力に加えて、空間を切る能力で異次元に繋がる穴を開いたり、敵の光線を吸い込み吐き出す形で跳ね返したりできる。
ただし、ゼットが使用するにはベリアルメダルを用いたデルタライズクローでなければならず、
バラバ戦では、敵の攻撃でデルタライズクローのフュージョンが解けると同時にリンクを維持できず消える描写がある。

なお、首から下の形状は『エックス』に登場したエクスラッガーと酷似しており、
エクスラッガーの出自と大地の両親の行方が不明なため、ファンからは関連性について考察される事もある。
また、「意思を持ち喋る剣」という事で、『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャーが持つ武器「白虎神剣」を髣髴とさせるという声も散見される。
他にはMUGEN的に言うならどこぞのオカルト好きな少女に召喚された魔王の姿に似ていると言えなくもないか。

ちなみにべリアロクは玩具としても発売されており、音声として台詞も何種類か用意されているのだが
その中の一つに「寝る前はこれだ!デスシウム歯磨き!」というパワーワードも(当然本編ではそんな事言ってない)。
アーリースタイルのベリアルの着ぐるみが、歯磨きで変身するウルトラマンゼアスの改造というのは何の因果か


MUGENにおけるベリアロク

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
劇中では一応キャラ扱いされているとはいえ、ウルトラシリーズで初めてMUGEN入りした武器枠である
同氏のセブンガーに使用していたwoz氏のスプライトを元に、キャラとして独立させたらしい。
本体が剣なので投げ無効だが自分はガード不可となっている。
斬撃による近接攻撃はもちろん、「アイビーム」「デスシウムクロー」などの中~遠距離攻撃も優秀で攻撃性能は高い。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「デスシウムスラッシュ」「デスシウムファング」の2つ。
AIはデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2021年06月05日 17:55
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