【アデル・オルドー】

アデル・オルドー とは、【ゼノブレイド2】のキャラクター。

プロフィール

アデル・オルドー

他言語

種族

【人間】

声優

半田裕典

初登場

【ゼノブレイド2】


全てを守る必要なんてない 一人の人間にできることは限られている
だが 君にしかできないこともある

彼女の全てを受け入れることさ

500年前の聖杯大戦の時代を生きた人物で、天の聖杯ヒカリの最初のドライバー。
現代では「天の聖杯と共に【メツ】の魔の手からアルストを救った英雄」として名前だけ広く知れ渡っている。

作品別

【ゼノブレイド2】

フードで顔を隠した謎の人物として描かれており、本編では彼の性格や内面に深く触れることはなく、断片的に彼の功績を知るのみことができるのみ。
基本的には回想シーンでのみ登場するが、7話にてレックスが第三の剣を手に入れた際にホムラ/ヒカリが過ごす楽園のイメージ世界にて彼と出会う。
そこでレックスに「彼女は自分の力を、運命を、天の聖杯の真の力を恐れている」「彼女が抱く恐れの全てを君が受け入れた時、君は真のドライバーとなれるはずだ」と語り、姿を消す。
彼の行方は第三の剣及びホムラ/ヒカリを封印した後は一切知られておらず、ホムラ/ヒカリの楽園のイメージ世界で出会ったレックスに「私は既にこの世にいない」と語った程度である。
伝承によるとそ聖杯大戦後、巨神獣ゲンブ?に移りルクスリアを建国したと語られているが、実際のアデルの行方はわかっておらず。
建国したのは彼の名を利用した反アデル派であり、このことはルクスリア王家でもごく一部の者しか知らされていない。
彼自身の本来の功績はこの時点ではわからず、本編で得られる情報としては

・ヒカリのドライバーとなってメツを下すも多くの犠牲者を出してしまう
・あまりにも強大な力を持つホムラ/ヒカリを制御できず、最終的に自らの手で封印した
・それによって生じるであろう問題を『人が天の聖杯に相応しい存在に成長するための試練』として受け入れる
・聖杯大戦後にはルクスリアを建国したと伝えられているが現在の動向は不明。少なくとも生きてはいない
・現代のアルストで伝承として伝わっている人物像とホムラ/ヒカリが知っている実際の彼とは異なっているところも多い
・ホムラ曰く「素敵な人」「誰よりも純粋で勇気があって」「強くて素敵な大人の男性」 「レックスにすごく良く似てる」

程度の物であり、前述の通りレックスに対し「彼女を受け入れるのは君にしかできない」と語ったことから
「ホムラ/ヒカリの力を心理的に受け入れられず彼女を恐れて封印してしまったのではないか」
「ホムラ/ヒカリが封印されたことで実際に多くの被害が出てしまったのだが、それをやむを得ない犠牲として切り捨ててしまう冷徹な面もあるドライな英雄だったのではないか」
「ものすごく面倒な所に第三の剣を封印したクソダンジョンマイスターだったのではないか」
などと、彼の人格面を疑問視するユーザーもいたのだが…

【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】

本格的に登場。イーラ国の王子であり、大らかでお人好しな性格で人々から信頼されるカリスマ性を兼ね備えた理想の英雄ともいえる人物である。
王からの信頼も厚いものの妾の子であるため王位継承権は第四位で、与えられた領地も僻地なのだが、本人は王位に興味はなくメツを倒した後は地方領主の立場で十分の様子。

メツとの戦いではミルトの死に動揺したヒカリが第三の剣の力を発現するも、あまりにも強すぎる力の奔流に耐えられず、彼女の暴走を許してしまう。結果、祖国イーラは他ならぬ彼女の手で沈められてしまう。

大戦終了後、天の聖杯の力と罪を恐れ、自らの消滅を願うホムラ/ヒカリの意を汲むが「いつか人が天の聖杯に相応しい存在に成長するまで待とう」と、彼女を雲海の底に封印するにとどまる。暴走時に発現した第三の剣をリベラリタス島嶼群に封印しており、そこが後に発展してレックスの故郷のイヤサキ村となる。(「第三の剣」はホムラ→ヒカリ→プネウマの順に知り合ったレックス基準の呼称のため、アデル基準に厳密に言えばホムラ誕生はイーラ崩壊後のため「第二の剣」がより正確ではあるが便宜上。)

本編中ではレックスは彼がヒカリとどのような間柄だったのか、自分以上に深い絆を結んだ存在だったのかと(要するに元カレのような存在なのかと)、どこか不安に思っている場面もあったが、実際の所は聖杯大戦以前に一般女性と結婚しており、ヒカリとは対等なパートナーというよりは(彼女の言動が子供っぽい所もあり)保護者として接することが多かった。
本編中ではヒカリにべた褒めされていた彼だったが、当時のヒカリはそっけない態度をとることの方が多かった。
ホムラは「私はヒカリちゃんと違って生まれてから封印されるまでの数か月間しか一緒にいなかった」と語っていたが、ヒカリと同調していた期間も1年と少し程度なので実はそこまで変わらなかったりする。

シンやラウラたちと異なり、彼の最後の出番はホムラ/ヒカリを封印した船が雲海の底に沈んでいくのを寂しそうに眺める場面で終わっており、彼がその後どういった人生を送ったのは一切描かれていない。
また、ごくわずかなカットではあるが、沈みゆくイーラから脱出した彼の叔父(イーラ王の弟)であるゼッタがアーケディアに匿われているシーンがあるため、おそらくは彼がアデルの名を騙ってルクスリアを建国したものと思われる。

以上のように本編時点では「すごい人ではあったんだろうけど今一歩至らず聖杯大戦の悲劇を食い止められなかった人」というような印象だったのが、イーラ編発売後にその大らかな人柄と具体的な動向が明らかになって一気に評価が変わったキャラクター。
一応本編時点でも「ホムラ/ヒカリは自身の消滅を望んでおり、彼はそれを肯定はせずともその意を汲んだだけ」ということ自体は語られていたのだが
実際にホムラ/ヒカリが絶望するまでの経緯を詳細に描かれた結果
「彼女のせいで愛する祖国を失ったにもかかわらず、恨みひとつ言わず彼女を信じて、後世に託してくれた」
という度量の大きさが明らかになり、まさしく英雄の名を関するにふさわしい好漢だった。
また、アデルが魂としてレックスと会話し告げた言葉「一人の人間にできることは限られている」「君にしかできないこともある」が彼の成長(答え)やアルストの救済に繋がっており、それは『3』でのレックスやカシィ家にも受け継がれているのだから、アデルの託した想いの大きさは凄まじいものだろう。 一応、レックスがアデルの魂と会話したエルピス霊洞の最深部「英霊の間」は、『3』のアイオニオンのエルティア海に「英霊の遺跡」として遺ってハーキンの巣になっている。お墓参りにいくのもいいかもしれない。

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最終更新:2024年11月22日 08:23