このページでは【ゼノブレイド2】のキャラクター、
ホムラ
を解説する。
【ポケットモンスター ルビー・サファイア】のキャラクターは【ホムラ(ポケットモンスター ルビー・サファイア)】を参照。
【カスタムロボ(ゲーム)】のキャラクターは【ホムラ(カスタムロボ)】を参照。
ホムラ |
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他言語 |
Pyra |
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性別 |
女 | |
種族 |
【ブレイド(ゼノブレイド2)】(天の聖杯) | |
声優 |
下地紫野 | |
デザイン |
齋藤将嗣 | |
初登場 |
【ゼノブレイド2】 |
「天の聖杯」と呼ばれる伝説のブレイド。
本来の天の聖杯であるヒカリが生み出した第二の人格。ブレイドとしての武器は聖杯の剣。
グラマラスな体つきと露出度の高い衣装を纏った女性ブレイド。
その扇情的な装いとは裏腹に母性的且つ家庭的な大らかな性格をしており、本来の人格であるヒカリとは対照的。
第一話で命を落としたレックスに同調することで自分の命を半分与え、その代わりに一緒に楽園に行く約束を結ぶ。
その後彼のパートナーブレイドとなる。本作のメインヒロインの1人。
ロールは攻撃。ダウン・回復・ヘイト減の使い勝手のいいアーツが揃っているが、ヒカリが解禁される中盤以降はあっちの性能がぶっ飛んでいるため出番を譲りがちになる。
しかし安定してクリティカルを出せるようになってくると、バトルスキルによって驚異的な火力のブレイドコンボが繰り出せるようになる。他のブレイドスイッチと違い、ゲージが溜まるのを待つことなくヒカリと即座にスイッチできるのも魅力。
ブレイド枠1つでホムラとヒカリの両方を使えること自体がかなりの長所となっており、ブレイドコンボのルートの幅が広がり、付与できる属性玉の数も増える。
1週目ではどうやってもレックスから外せないという制約(*1)があり、レックスを使う場合どうしても攻撃寄りのロールに固定させざるを得ないが、2週目のアドバンスドニューゲームからは彼女を自由に外すことが可能。
優しいだけのヒロインというわけではなく、シンに囚われた際には【サーペント・デバイス】のシステムを対面した物全てを破壊するように書き換え「自分が犠牲になることを見越した上でシンと【メツ】を道連れにする」というえげつない策をとっている。
それでいてレックスに対しては序盤からストレートにアプローチを重ねる強かさも持っているため、色々な意味で隙が無いメインヒロインである。
ただしネーミングセンスは壊滅的で、彼女をリーダーにして派遣した部隊名は
「ファイヤー勇者軍団」
である。
また、選択肢次第ではあるがキズナトークでは【ジーク・B・極・玄武】の中二センスに「よくわからないけどかっこいいんじゃないでしょうか」などとお世辞とも本気とも取れない態度を示している(*2)。
レックスに対してはかなりストレートに好意を見せるが(育ての親の前で「彼のことが大好き」と堂々と言ってのけるほど)それ以外の相手に対しては人・ブレイド問わずかなりガードが堅い。自分のブレイドにならないか?と冗談を言ってきたジークに対しては「ジークさんは面白い方ですけどドライバーとしてはちょっと…」とバッサリ断って彼を凹ませている。
当然ながら【リンネ】のハーレムの一員に誘われた際にもきっぱり断っている。
ヒカリとは一つの身体を共有したダブルメインヒロイン。しかし誕生の経緯からか、ムービー等ではもっぱらこちらの姿でいることが多く、主人公であるレックスとの絡みもこちらの方がかなり多い(その分ヒカリより痛い目に合ってるパートも多いが)。
そのため作劇的には彼女の方がメインヒロインのように扱われている節がある。ただしレックスは「二人で一つの存在である彼女たちを分けて考えたことはない」と述べている。
また、ホムラ自身あくまでも聖杯大戦直後に生み出された二次的な人格なので、実はイーラメンバーとの因縁等は少なく(ヒカリと同一人物ではあるので記憶はあるのだが)、聖杯大戦時代のエピソードになるとヒカリに出番を譲ることが多い。
500年前の聖杯大戦後、ヒカリが自身を封印する際に作り上げた第二人格として誕生する。
生まれてから数か月間足らずでアデルの手助けによって雲海の底にその身を封印。
そしていつか自分を目覚めさせてくれるドライバーが現れたとき、その人に楽園に連れて行ってもらうことを願うようになる。
当初は「楽園に行くのが目的」としか語っていなかったものの、内心は聖杯大戦で多くの犠牲者を出してしまったことから自身の聖杯としての力を忌むべきものと認識し「私たちはこの世界にいない方がいい」と、ヒカリ共々自身の消滅を望んでいた。
楽園に行きたがっていたのも、そこに住む天の聖杯及び世界を生み出したという神に出会い、己の存在を消してもらうためであった。
しかしながら二人の悲しみを全て受け入れ、第三の剣の力を発現させたレックスによって真の力に覚醒。
以後は自らの死ではなくレックスと共に生きる未来を歩むために楽園に向かうことを決意する。
主人格のヒカリ共々凄まじく煽情的な格好をしているが、「別に新しい衣装がないまま大きくなっても、ホムラやヒカリと同じようなものだから気にしない」と述べるハナに対し「ハナちゃんはもっと慎みを持たなきゃダメなんです!」と怒っていた。お前は慎まなくてもいいのか…。
デバイス・因果律予測が使えない(暴走の心配もない)、性格は穏やかで素直ながら落ち着いていてしたたかさも併せ持つ、料理上手…等、ヒカリのコンプレックスを克服したような面が多い。
そして後述する誕生の経緯から「聖杯大戦の惨劇を引き起こしたヒカリが自己嫌悪から生み出した理想の自分」なのではないか、と言われている。
ニアのことはかなり信頼しており、自身を身代わりにする(本気で死ぬつもりだった)際には彼女に「レックスのこと、頼みます」と語っていた。二週目のハーレムエンドもこの信頼関係あってこその物か。
最終話からレベル4必殺技を出す際にホムラとニアをエンゲージさせ、両者ともキズナが最高状態だと、ホムラの炎の剣とニアの水の剣の二刀流で繰り出す合体必殺技
通称重婚ソード
が使えるようになる。
ホムラエンゲージ状態で発動できる必殺技は「ユニオンソード」。
レックスとの連携はもちろんのこと、ニアとも息の合った巧みな連携で合体攻撃を放つ。
闇属性レアブレイドのアザミのブレイドクエストでは「愛しのドライバーと一緒にいたいのにこんな退屈な監視任務を押し付けられて離れ離れになったのが寂しすぎる」という理由だけで憂さ晴らしで怪しげな船を攻撃し沈めてしまったアザミに驚くレックスに「あの…アザミの気持ちもわからないでもないですし…」と彼女の意を汲んであげるよう発言している。彼女もレックスから引き離されれば同じようなことをしていたということなのだろうか…。
キャラデザインのコンセプトは「レックスを包み込む母性に溢れながらも芯の強い情熱的な炎」をイメージしつつ「本来の姿であるヒカリがいるが故に、ある種の不完全さを併せ持つ」ことを意識しているとのこと。
背中が丸出しで妙に露出度が高かったり、マントの一部分が欠けていたりするのはそれを表現しての物のようだ。本来の姿であるヒカリのデザインも露出塗れなのだが。
DLCで解禁された水着衣装「競い合う水着のホムラ」は名前の通り競泳水着。
平時の高露出な衣装とデザインがほとんど同じなので印象は大して変わらない(ハイレグ&生足なので露出度は増えてはいる)のだが、DLCが解禁された後、SNSやイラスト投稿サイトで急に彼女の水着イラストが急に増えていた。
恐らく水着姿が爆発的な人気が出たというより、平時の彼女の衣装が非常に線数の多い複雑なデザインをしており、「印象は変わらないのに描くのが楽な衣装」を公式が用意してくれたため「ホムラ自体には興味はあるけどあの服をちゃんと描くのはちょっと…」としり込みしていた絵描きにかなり都合がよかったのだと思われる。
直接的な出番はないが、メツ撃破後のムービーで僅かながら出演。
聖杯大戦後、シンとラウラに「第三の剣を封印しに行く」と語って別れを告げる【アデル・オルドー】の後ろにおり、シン達に申し訳なさそうにお辞儀をしながら、アデルと共に去っていった。
彼女の人格が生まれるまでの経緯は描かれなかったものの、ヒカリがミルトの遺体を前にして泣き叫んだ際、その体が炎に包まれたかのように発光し、次のカットでアデルとシン達の別れのシーン(ホムラ登場)に移行しているため、明言こそされていないが、恐らくそのカットで誕生したようだ。
ホムラは本編中で「天の聖杯の力が二度と目覚めないためにこの姿、この人格になってから封印された」と語っていたが、実際にはかなり衝動的に誕生していたことになる。
クリア後のタイトル画面は彼女が封印されている古代船の一室を映したものに固定される。
本当の楽園に辿り着き、レックスとヒカリ(二週目ではニアも)と共に手を取り合っている本編のクリア後タイトル画面とは対照的な、孤独な姿である。
僅かではあるが、エンディング中の記念写真に登場。
ヒカリ、ニアと共にレックスとの間に子を成せたようで、赤髪の赤ん坊を抱きかかえながら彼の傍に寄り添っていた。
『新たなる未来』ではレックスの娘である【カギロイ】が登場しているが、天の聖杯のコアクリスタルそっくりの翠玉色の結晶体が胸元に付いており、髪色も赤く、炎を操る能力を持っていることから、
おそらくレックスとホムラの間に出来た子供だと思われる。
スピリッツとして登場。レジェンド級。
スピリッツバトルでは戦場化した戦艦ハルバードで、赤カラーの【ルキナ】と護衛の青カラーシュルクのコンビと戦う。
ルキナと違ってなくはないですどころではない
青カラーのシュルクはレックスの再現、ステージに関しては、レックスとホムラが初めて出会った古代船がモチーフか。
単に2対1の戦いというだけならまだしも全面炎の床状態、シュルクは開幕カレー状態、ルキナはファイアバー持ち込みと、これでもかと相手側が有利になる条件が出そろってるためレジェンド級スピリッツバトルの中でも屈指の高難度。
炎の床対策でスロットを2つ取られてしまうので純粋に乱闘を勝ち抜く地力が求められる。
アンナの商店で10000SPで売りに出されているため、どうしても勝てない場合、そちらで入手することも可能。
本編ではヒカリ並みかそれ以上にアウトな格好をしている彼女だが、正面から見た一枚絵では問題ないと判断されたのか、殆ど本編の1枚絵そのままである。
DLC第9弾ではヒカリと共にファイターとして参戦する事が発表された。
元々作中でもヒカリ共々トップクラスの人気を誇る彼女だったが、前線で戦うドライバーである主人公のレックスを差し置いての参戦ともあって、多くのユーザーに驚かれた。
参戦ムービー公開直後に大手通販サイトでゼノブレイド2のソフトが売り切れに、配信された2021年3月にはスイッチのDL販売数ランキングで6位に入るという2017年発売のRPGらしからぬ快挙を達成しており、かなりの販促効果があったことがうかがえる。
前述の通りスピリッツは無規制で済んだものの、流石に一枚絵では許されても、ファイターとして3Dモデル化するとなるとやはり本編のままのデザインでお出しするわけには行かず、何度もリテイクを出しレーティングに触れるギリギリのデザインに変更されたとのこと。
大本のデザインは変わらないものの、タイツを履いて生足を隠すようになり、ムチムチとした腰紐の食い込みも抑えられた。
……が、このタイツ、ホットパンツの上にある腰紐まで伸びているというどうやって履いているのか謎な構造をしている。
ただしそれ以外の要素はゼノブレイド2本編のモデリングをかなり丁寧に再現しており、特徴的なバストサイズや足以外の露出度は健在で、丸出しの背中や尻の割れ目まで見えるホットパンツは依然として変わらない。
各国レーティング機関のセクシャル判定を避けるための措置にしては随分と責めたデザインである。
ちなみに桜井Dは「どちらかというとホムラ派」とのこと。「あくまでもファイターとしてですよ?」と付け加えてはいたが。
性能としてはXまでの【ゼルダ】&【シーク】におけるゼルダにあたるキャラで、一撃の重さを重視したパワー型。
通常技のモーションそのものはヒカリと共通だが、発生の速さで劣るもののリーチと威力で勝る。
細身の女性キャラとは思えない程ゆったりとした動きと高いバースト力が特徴で、ゼルダというよりはもはや女版ガノンと称されるほど。
与えられる%の数値以上にバースト力が凄まじく、横スマッシュに至ってはなんとガノンドロフのそれ以上のバースト力と横方向へのリーチ(*3)を持つ。
基本的な技の発生までの隙こそヒカリに比べると大きくなっているものの、ヒカリと同じモーションなだけあって挙動そのものは素直でパワータイプ特有の癖は少ない方。
ただしその代償なのか、NBのフレイムノヴァを除くと、技の威力とは裏腹にシールド削り能力が並程度しかない。
スピードキャラが猛威を振るってきたスマブラシリーズの常として、当初は「圧倒的スピードと手数の多さを持ちながら、強力な因果律予測まであるヒカリに比べるとこちらは鈍重な分全体的な使い勝手は劣る」と評価されており、あくまでもバースト手段に限られるヒカリの補助的な役割をするキャラクターと見なされていた。
しかしながらある程度研究が進むと、設置型飛び道具である横Bのブレイズエンドを中心に、強力なリーチと威力に見合わない程に技の後隙が小さいため、パワータイプらしからぬローリスクな立ち回りが可能ということが発覚。
ダッシュスピードは遅いが空中機動力はむしろ高い方で、各種空中攻撃は高リーチ・高威力。特に広範囲・高威力なメテオ技の空下は撃墜にもコンボにも崖際の攻防にも使える万能技である。
また、高いパワーとリーチに目が行きがちだが、弱攻撃も優秀で、威力・判定もさることながら剣士キャラとしては珍しく発生3Fしかない為、この手のキャラにしては珍しく割り込みにも困らない。
そしてヒカリ自身の一撃の軽さとから「ホムラを主軸にしてパワーファイターとして割り切る方が強いのでは?」と評されていた時期もあったのだが、ある程度研究が進んでヒカリのコンボルートが開発されるとやはり「両方を使いこなすのが一番強い」という評価に落ち着いている。
弱点はやはり極端な復帰力の弱さで【クロム】同様、横方向への復帰が絶望的。
ヒカリにチェンジしてフォトンエッジを使えば距離そのものは稼げるが、動きが単調で読まれやすく、カウンターによる復帰阻止等にとことん弱い。
余りにも便利すぎたためか、Ver.13.01でブレイズエンドの後隙がやや伸びた。
最後の切りふだはゼノブレイド2のレベル4必殺技「バーニングソード」。
レックスが現れて前方広範囲に聖杯の剣を振り下ろし、ヒットすると相手をロックし、レックスと協力して原作とほぼ同じ演出で技を発動した後、下から巨大な火柱を発生させる。
ヒカリの切りふだに比べてダメージ量で劣るがバースト力で勝るという特徴があり、乱闘等ではロック演出に移行できなかった相手でも火柱に巻き込むことが可能。
上アピールではどこからともなく現れたレックスが「ホムラー!」と手を振りながら応援し、ホムラもそれに応えて「うふふ♪」と笑いながら
プレイヤーに完全に背を向けて
レックスに手を振り返す。
この時の表情は【マリオ】のマントで反転させるか、背景が鏡張りになっているWiifitスタジオ等で戦うとわかるのだが、実に嬉しそうな満面の笑みを浮かべて手を振っている……のだが、普通にやっているとポーズ中にカメラで視点移動しても絶対にその表情を拝むことは不可能。レックス以外に見せるつもりはないらしい。
容姿・モーション共に原作の雰囲気をかなり忠実に再現できているが、ヒカリとチェンジする際にヒカリのことをゼノブレイド2と異なり「ヒカリちゃん」ではなく「ヒカリ」と呼び捨てにするといった違いがある。恐らくチェンジのモーションにセリフを合わせるための措置だと思われる。
またヒカリ同様ダッシュ時にミュウツー等のように低空を滑るように飛行するが、本編の彼女は戦闘時でもちゃんと二本の脚で走る。
こちらは恐らく二人でモーションを共用する都合上「同じモーションでありながらヒカリはダッシュスピードが速くホムラは遅い」という差別化(ちゃんと脚を使って走った場合、同じモーションで極端なスピードの差を付けるのは困難)を図る為の措置か。