このページでは【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】?のキャラクター、
ミルト
を解説する。
【ポケットモンスター RéBURST】?のキャラクターは【ミルト(ポケットモンスター RéBURST)】を参照。
ミルト |
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種族 |
【人間】(【グーラ人】?) | |
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性別 |
男 | |
声優 |
森下由樹子 | |
デザイン |
斎藤正嗣 | |
初登場 |
【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】? |
いつかできればとか思ってるだろ?
でもさ今日と同じ明日がくるってどうしてわかるんだよ?
全部なくして後悔したって遅いんだ
【アデル・オルドー】のことを慕う明るく活発なグーラ人の少年。
頭にはグーラ人特有の猫のような耳が生えている。
3年ほど前、暮らしていた村が洪水で流されてしまった所をアデルに助けられ、それ以来従者として彼と行動を共にしている。
辛い過去から生き延びただけあって根はしっかり者ではあるが、年相応にやんちゃな面もあり、ヒカリにはツッコミを入れたり自分から悪戯を仕掛けたりと、しょっちゅう喧嘩していた。
年齢が年齢なだけにヒカリのえげつないスタイルと衣装を前にしても恥じらいも下心もなしに平然と向き合っており、「私はブレイドなんだからいくら食べ過ぎても太ることはない」と豪語する彼女の脇腹に触れて「余裕でつまめるじゃん」と揶揄ったり、寝ぼけた彼女が間違って自分が寝ている最中のベッドに入り込んできて、気が付いてから深夜に大騒ぎし始めるという、レックスが味わったのと同じ
ご褒美
ハプニングに対しても一切ドギマギすることなく「いっつも皆に迷惑ばっかりかけやがってこの単細胞!」とブチ切れていた。
ただヒカリにとっては保護者のような存在だったアデルや、明確に男性として意識していたレックスとも違う、気の置けない対等な友人として接することのできる大切な存在でもあった。
助けられた恩をアデル自身に返したいと思っている一方で「自分のような子供に出会ったらアデルがやってくれたように助けてあげたい」と願っており、旅の中で出会った、【ラウラ】達と行動を共にしていた【サタヒコ】の兄貴分になる。
明るく前向きな性格と面倒見の良さもあって、当時かなり冷めた性格だったサタヒコも自然と彼に懐くようになり、中盤からは何もせずとも常に行動を共にするようになる。
終盤まで冒険を共にしていたが、メツとの最後の戦いの直前、身を案じたアデルとシンに王都に残るよう命じられる。
ミルトも自分達も最後まで戦いに連れていってほしいと懇願するが、ヒカリに「あなたは戦場ではまだ役立たずだけど、あなたがここでサタヒコを守ってくれれば私たちは思う存分戦える」と諭される。
そしてヒカリ達は「メツを倒してアデルを無事に連れて帰る」こと、ミルトは「サタヒコを守り抜く」ことを約束し、お互い自分の役目を果たすことを誓い合う。
以後、彼とサタヒコは王都アウルリウムに在中するようになる。
サブクエストではこの後、王都にいる間、自分にできることはないかと考え、カスミに苦手だった刺繍を教わり、無事苦手意識を克服する。
そしてサタヒコに対して「自分もこうやって苦手を克服して前に進むことができたのだから、サタヒコも苦手を克服して笑えるようになってほしい」と訴えた。
その時は軽く流していたサタヒコだったが、本編を見る限り、彼なりに思う所があったようだ。
「全てでもって挑んでこいよ」
「手を抜いてるんじゃねぇ」
「できねぇか?」
「なら俺ができるようにしてやるぜ」
しかしながら、聖杯大戦の最終決戦の最中、ヒカリが全力を出しあぐねている原因を「王都の人々を巻き込まないようセーブしている」ということを突き止めたメツが、自身の持つ【セイレーン・デバイス】で王都を破壊。
ミルトが攻撃に巻き込まれたかもしれない、というショックを受けたヒカリは悲痛な叫びを上げながら第三の剣の力を発動、セイレーンに乗り込みメツと互角以上に渡り合った後、暴走を続けてメツもろとも巨神獣イーラを沈める大損害を出してしまう。
戦いが終わり、意識を取り戻し、イーラの脱出船に乗り込んだヒカリが見たのは、雲海の底に沈んでいく巨神獣イーラの姿、傷ついた多くのイーラの避難民、アデルを庇って亡くなったユーゴの遺体、ユーゴが死んだことで実体を失ったカグツチとワダツミのコアクリスタル、そして生気のない目をしたサタヒコと、彼に抱えられていたミルトの遺体だった。
ミルトは約束通り、自らの命をなげうってでもサタヒコを守り抜いたのだった。
絶望しきった表情でミルトに触れようとするヒカリだったが、その手をサタヒコに振り払われた瞬間に完全に心が折れ、膝を付いて慟哭しながら、全身からまるで燃え盛る炎のような光を発するのだった(*1)。
本編においてその存在を言及されることはなかったが、以上のようにヒカリが聖杯大戦で自身の力を忌むべきものとして認識し、己の消滅を願うようになった最大の要因と言えるキャラクターである。