都市同盟海軍
[解説]
聖華暦555年に、都市同盟沿岸警備隊を発展、拡大する形で発足。都市同盟軍を構成する4部隊の1つであり、海の護り。
その組織は大西洋東海岸の護りである第1艦隊と、太平洋西海岸の護りである第2艦隊に大きく分けられるが、第2艦隊は第1艦隊の指揮下に置かれており、艦隊司令の階級も1段階低い。
その組織は大西洋東海岸の護りである第1艦隊と、太平洋西海岸の護りである第2艦隊に大きく分けられるが、第2艦隊は第1艦隊の指揮下に置かれており、艦隊司令の階級も1段階低い。
これは第2艦隊が聖華暦834年現在で言う南部諸国連合(ラ・カルト)での百年戦争の際に、自由都市同盟が西海岸での港を全て失い、やむなく艦隊各艦の独自判断でギルガメア王国やバラライカ共和国に投降した事が原因である。
都市同盟海軍の根拠地は、自由都市同盟領の東海岸、旧都ナプトラ(ナプトラ王国)とバロカセクバの中間に存在する軍港都市ガン・スラグである。
ここには海軍本部と海軍工廠、大規模な軍港が存在している。
東海岸には旧都ナプトラのナプトラス軍港、バラライカ共和国のジルコーン軍港等、他にも幾つか軍港が置かれている。
なおジルコーン軍港は、百年戦争終結後に自由都市同盟政府がバラライカ共和国の土地を買収し、建設した軍港である。
バラライカ共和国海軍は命令系統が異なることもあり、別個に独自の軍港を持っている。
しかし緊急時以外で都市同盟海軍がそれを借用することはまず無いのだ。東海岸側では海運が盛んであるため、軍港の整備に手が抜かれる事は無い。
ここには海軍本部と海軍工廠、大規模な軍港が存在している。
東海岸には旧都ナプトラのナプトラス軍港、バラライカ共和国のジルコーン軍港等、他にも幾つか軍港が置かれている。
なおジルコーン軍港は、百年戦争終結後に自由都市同盟政府がバラライカ共和国の土地を買収し、建設した軍港である。
バラライカ共和国海軍は命令系統が異なることもあり、別個に独自の軍港を持っている。
しかし緊急時以外で都市同盟海軍がそれを借用することはまず無いのだ。東海岸側では海運が盛んであるため、軍港の整備に手が抜かれる事は無い。
ちなみに西海岸にも幾つか軍港や海軍基地が置かれているが、クメール王国にあるザハナス海軍基地を除いては小規模である。
クメール王国に大規模な海軍基地が置かれた理由としては、太平洋側の西海岸にも都市同盟海軍第2艦隊のための根拠地が必要な事がまず挙げられる。
そしてクメール王国はギルガメア王国に蹂躙され破壊されていたため、どうせ自由都市同盟の手による復興が必須であり、再開発工事のついでに海軍基地を建設するのが比較的容易であった。
なお同盟領西海岸では、東海岸カリブ海側ほどには海運は盛んでは無い。
それ故に、他の軍港は百年戦争中ギルガメア王国とバラライカ共和国に接収されていた、かつて100年前に都市同盟海軍の物であった軍港を再整備し、使用する事で間に合わせている。
流石に100年前の物であるため、小規模で古臭い事はやむを得ないと言える。
クメール王国に大規模な海軍基地が置かれた理由としては、太平洋側の西海岸にも都市同盟海軍第2艦隊のための根拠地が必要な事がまず挙げられる。
そしてクメール王国はギルガメア王国に蹂躙され破壊されていたため、どうせ自由都市同盟の手による復興が必須であり、再開発工事のついでに海軍基地を建設するのが比較的容易であった。
なお同盟領西海岸では、東海岸カリブ海側ほどには海運は盛んでは無い。
それ故に、他の軍港は百年戦争中ギルガメア王国とバラライカ共和国に接収されていた、かつて100年前に都市同盟海軍の物であった軍港を再整備し、使用する事で間に合わせている。
流石に100年前の物であるため、小規模で古臭い事はやむを得ないと言える。
[略歴]
- 聖華暦511年:沿岸住民の要望で、都市同盟沿岸警備隊発足。周辺の海賊や無法者の取り締まり、海棲の魔獣などの討伐の任にあたる。当時の本部は旧都ナプトラ(ナプトラ王国)に置かれていた。規模は現在の都市同盟海軍の1/10にも満たない。水陸両用機兵も持たず、武装した小型船が主戦力。
- 聖華暦555年:都市同盟沿岸警備隊を拡張する形で都市同盟海軍発足。当時はまだ沿岸海軍の域を出なかった。この時点において、主力は水中用獣操機であった。
- 聖華暦561年:ノルド王国建国。この年を境に、自由都市同盟への海賊行為がエスカレート。都市同盟海軍、戦力増強。同時に沿岸海軍からの脱却を図り、大型艦船の建造を行う。
- 聖華暦582年:ノルド王国のヴァイキングが、ロココ設計所の獣操機サブロックを水中戦に使用。これに危機感を抱いた都市同盟海軍、水陸両用機兵の開発を開始。同時にロココ設計所に、ノルド王国に輸出されたサブロックが戦力化された事に対し、クレームを送る。
- 聖華暦590年:軍港都市ガン・スラグが建設される。当初より軍港および海軍工廠が置かれる事を前提に設計されており、即座に旧都ナプトラより海軍本部が移転した。
- 聖華暦604年:ノルド王国の水陸両用機兵、アルフォが確認される。
- 聖華暦619年:海賊戦争勃発。満を持して配備された機装兵アクア・レギオンと機装兵ヒュドール・ミーレス、魔装兵サバクブリャグーシカの3種の水陸両用機兵だったが、ノルド王国の水陸両用機兵に圧倒される。しかし戦術レベルではともかくとして、数で勝る都市同盟海軍の機体は全体としてはノルド王国軍を押し止めていた。
- 聖華暦627年:ロココ設計所より魔装兵リャグーシカ・プロンジャード、カルマッド機兵工房より魔装兵イレーヌを得た都市同盟海軍は、一大攻勢に出る。物量で勝る同盟に、ノルド王国軍は徐々に敗北を重ねて行った。
- 聖華暦632年:都市同盟海軍はついに海賊王エイリーク・ブラッドアックスが率いる大艦隊を破り、海賊王の断頭処刑を持って戦争を終結させる。都市同盟海軍はノルド王国の暫定政府に多くの人員を派遣し、実質ノルド王国を傀儡政権化。
- 聖華暦679年:クメール王国が、同盟を脱退したギルガメア王国に突如攻め滅ぼされる。これにより、都市同盟海軍第2艦隊の半数が母港を失う。
- 聖華暦680年:バラライカ共和国が同盟を脱退し、ギルガメア王国に宣戦を布告。百年戦争の始まりである。バラライカ共和国の同盟脱退により、都市同盟海軍第2艦隊の残る半数も母港を失う。都市同盟海軍第2艦隊は、やむなく解散して艦1隻ごとにギルガメア王国もしくはバラライカ共和国に投降する。
- 聖華暦780年:同盟の介入により、百年戦争終結。クメール王国、ギルガメア王国、バラライカ共和国は同盟へ再加盟する。ここに至り、当時の乗組員たちは既に生きてはいないが、第2艦隊は都市同盟海軍へと復帰する。しかしいったん地に落ちた名誉は回復しなかった。そして第2艦隊は、かつては形だけでも同格であった第1艦隊の下に置かれる事になったのである。
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