カルマッド機兵工房
[解説]
聖華暦582年創業の、自由都市同盟の機兵メーカー。創業当時は産業革命真っただ中であり、当初は昔気質の鍛冶師的な技師たちの受け皿的な存在の機兵鍛冶工場であった。
独自路線を行く奇抜な機兵を多数発表しており、その事で非常に有名である。ただし地味にまっとうな性質の優秀な機兵も実は発表しており、中でも第六世代機兵である機装兵『エクセレンザ』は、第六世代の中ではおそらく最高峰であろう。
独自路線を行く奇抜な機兵を多数発表しており、その事で非常に有名である。ただし地味にまっとうな性質の優秀な機兵も実は発表しており、中でも第六世代機兵である機装兵『エクセレンザ』は、第六世代の中ではおそらく最高峰であろう。
この会社は、何度か倒産の危機に見舞われた事があるが、その都度ぎりぎりのところで踏ん張って持ち直している。ある意味で不運、ある意味で豪運な、無駄にしぶとい会社である。
本社は自由都市同盟マク・ワル市に存在し、市当局や市民たちとは非常に良好な関係を築いている。現在ではこの会社は、市民たちの主要な就職先となっている模様。
本社は自由都市同盟マク・ワル市に存在し、市当局や市民たちとは非常に良好な関係を築いている。現在ではこの会社は、市民たちの主要な就職先となっている模様。
[開発1部]
もともと昔気質な鍛冶師たちの受け皿であった時代に、発足した部署。聖華暦600年代に『イグナイト』というトンデモな機装兵を開発した事で有名。なんというか、非常に独創的と言うか、悪い言い方をすればトンチキな機体ばかりを開発する。
非常にとんでもない想定の仕様の機体を、職人芸で強引にまとめ上げる事ができるほどであり、技術的には優秀と言って差し支えないのであるが……。ここの連中は趣味に走るだけ走って、あとは野となれ的な側面も、確実にある。
一時期鳴かず飛ばずだったが、近年(聖華暦835年)に『イグナイト』を第六世代機兵として再設計した『イグナイトⅡ』を発表、『イグナイト』ファンたちの心を鷲掴みにした。
また同時期に、拠点攻撃を目的とした攻城用の獣装機『グランドホーン』を都市同盟軍のコンペに提出し、見事採用を勝ち取る。少数採用ではあったが、この事実は開発1部に箔をつけた。
なお鳴かず飛ばずだった時代には、持ち込み機兵のチューンナップやカスタマイズなどで技術の維持と習得をしていた模様。シリウス戦役中期には、かのレイ・アームスフィアが中破した重機兵『ガーラル』を伴って、機体の再建と改修を依頼してきた事もあった。
非常にとんでもない想定の仕様の機体を、職人芸で強引にまとめ上げる事ができるほどであり、技術的には優秀と言って差し支えないのであるが……。ここの連中は趣味に走るだけ走って、あとは野となれ的な側面も、確実にある。
一時期鳴かず飛ばずだったが、近年(聖華暦835年)に『イグナイト』を第六世代機兵として再設計した『イグナイトⅡ』を発表、『イグナイト』ファンたちの心を鷲掴みにした。
また同時期に、拠点攻撃を目的とした攻城用の獣装機『グランドホーン』を都市同盟軍のコンペに提出し、見事採用を勝ち取る。少数採用ではあったが、この事実は開発1部に箔をつけた。
なお鳴かず飛ばずだった時代には、持ち込み機兵のチューンナップやカスタマイズなどで技術の維持と習得をしていた模様。シリウス戦役中期には、かのレイ・アームスフィアが中破した重機兵『ガーラル』を伴って、機体の再建と改修を依頼してきた事もあった。
[開発2部]
開発1部に続いて発足した部署。堅実で丁寧、開発1部とは別方向に職人気質な連中の集まった部署である。業績不振が続くカルマッド機兵工房を、機装兵『カヴァリエーレ』を開発し、それの大量発注をカーライル王朝・聖王国より勝ち取った事で救った。
その後も機装兵『セレンザ』、機装兵『エクセレンザ』など、一見地味でしかしその実極めて優秀な機体を発表。更には開発1部が失敗し投げ出した重機兵『ガーラル』の改修工事を受け継ぎ、重機兵『ガーランド』として完成させた過去もある。
社内での評価は高いのだが、一般には機装兵『イグナイト』のイメージでカルマッド機兵工房という会社が見られている事に、開発2部部員はちょっとばかり悲し気な想いを抱いている。
その後も機装兵『セレンザ』、機装兵『エクセレンザ』など、一見地味でしかしその実極めて優秀な機体を発表。更には開発1部が失敗し投げ出した重機兵『ガーラル』の改修工事を受け継ぎ、重機兵『ガーランド』として完成させた過去もある。
社内での評価は高いのだが、一般には機装兵『イグナイト』のイメージでカルマッド機兵工房という会社が見られている事に、開発2部部員はちょっとばかり悲し気な想いを抱いている。
[開発3部]
3番目に発足した部署。この部署は従機のライセンス生産と独自従機の開発を管轄している。ちなみに旧式従機『ミメラ・スプレンデンス』はライセンス元の会社が既に消滅しており、現在いくつかの従機メーカーで生産されている。
その中でももっとも大量に『ミメラ』を生産しているのが、カルマッド機兵工房の開発3部管轄下の工場である。『ミメラ』と言えばカルマッド機兵工房、というぐらいには自由都市同盟市民には広く知られている。
その他、幾つかの独自機種の従機も発表してはいる。だが残念ながらライセンス生産機の『ミメラ・スプレンデンス』、『センクリクテ・クラーベ』の評価が旧式従機としては高すぎて、いずれも短期間で消えて行った。
しかしながら、開発3部は諦めてはおらず、最近新型従機の企画を立ち上げている模様である。
なお、会社がピンチに陥った時に、開発2部がヒットを飛ばして会社を救うまで会社を支え続けたのは、この開発3部が管轄している従機のライセンス生産事業である。縁の下の力持ちと言えるかも知れない。
その中でももっとも大量に『ミメラ』を生産しているのが、カルマッド機兵工房の開発3部管轄下の工場である。『ミメラ』と言えばカルマッド機兵工房、というぐらいには自由都市同盟市民には広く知られている。
その他、幾つかの独自機種の従機も発表してはいる。だが残念ながらライセンス生産機の『ミメラ・スプレンデンス』、『センクリクテ・クラーベ』の評価が旧式従機としては高すぎて、いずれも短期間で消えて行った。
しかしながら、開発3部は諦めてはおらず、最近新型従機の企画を立ち上げている模様である。
なお、会社がピンチに陥った時に、開発2部がヒットを飛ばして会社を救うまで会社を支え続けたのは、この開発3部が管轄している従機のライセンス生産事業である。縁の下の力持ちと言えるかも知れない。