緋獅子騎士団
[解説]
聖王国のアウトクルセイダー、アルトゥール・ローレントが立ち上げたと伝えられる騎士団で、聖王国北部の森林都市ヘイゼルニグラートを拠点としていた。
この拠点は後にクルセイダー第七師団 カシードラル・ホロウが設立された際に、拠点に残された資料と共に引き継がれており、直接ではないもののカシードラル・ホロウの前身となった騎士団ともいえるだろう。
この拠点は後にクルセイダー第七師団 カシードラル・ホロウが設立された際に、拠点に残された資料と共に引き継がれており、直接ではないもののカシードラル・ホロウの前身となった騎士団ともいえるだろう。
人魔大戦時期に活躍したクルセイダーで構成された師団規模の騎士団であったとされ、最大規模を誇っていた時期には、他のクルセイダー師団と同じく、100名程度のクルセイダーが所属していたと考えられるが、現在にまで、その名前が残っているのは、団長であるアルトゥールをはじめ、人魔大戦最終局面に参戦していたとされる13名のみである。
なお、この13名はその全員が人魔大戦の中で消息を絶っており、ただ1人の生存者も確認されていない。このため、聖王国では緋獅子騎士団は壊滅、所属クルセイダーも全員戦死したものとして扱われており、戦後処理のゴタゴタの中で関連するさまざまな資料も失われてしまっている。
この後、聖華暦540年頃に、クルセイダー師団空席を埋める形で、ヘイゼルニグラートの基地設備を拠点として新設されたのが現在のクルセイダー第七師団 カシードラル・ホロウであり、わずかに残された緋獅子騎士団に関する資料も、カシードラル・ホロウの管理下に置かれることとなった。
その後、現代においては、正確な結成時期や当時のクルセイダー師団としてのナンバー、正確な所属人数等、様々な資料が存在していないことから、モデルとなった騎士団は存在しても、緋獅子騎士団自体は団長アルトゥール・ローレント、聖剣ヴェリテ・ジュワユーズ等と共に伝説上の存在であるとする説が有力だとされていたのだが、聖華暦840年にクロヴィス・ミューラ・ファミリアらによって聖剣ヴェリテ・ジュワユーズが再発見されたことで、その実在が立証されることとなった。