聖剣ヴェリテ・ジュワユーズ

[解説]
「真なる幸福」という意味の名を冠する聖剣。
その刀身はオリハルコン製であり、聖華の三女神の力が宿る真・聖剣の一つに数えられている。
シャルレースという名を持つ意識を宿しており、このシャルレースに認められたものにしか振るうことはできない。
その刀身はオリハルコン製であり、聖華の三女神の力が宿る真・聖剣の一つに数えられている。
シャルレースという名を持つ意識を宿しており、このシャルレースに認められたものにしか振るうことはできない。
また、この聖剣ヴェリテ・ジュワユーズは三聖剣や聖剣エル・ヴァースと異なり、一対となる機兵用の聖剣は存在しないが、通常の機兵用の剣などを依代として、聖剣ヴェリテ・ジュワユーズを投影、具現化することで擬似的に機兵用の聖剣ヴェリテ・ジュワユーズを現出させ、使用することが可能である。
この聖剣ヴェリテ・ジュワユーズは聖華暦402年、復活を果たした悪逆の神、魔神デウスーラに人々が抗うことができるよう、聖華の三女神達が用意した「慈悲」の一つで、その生い立ちから創世の女神アウローラに気に入られており、厚く祝福を受けていたハーフエルフの少年、アルトゥール・ローレントが使徒として選ばれ、彼に授けられた。
聖王国に残る記録によれば、人魔大戦においては、アウトクルセイダーとなったアルトゥールを担い手として魔族軍との戦いの中でその力が振るわれたとされているが、人魔大戦最終局面において、アルトゥール・ローレントと共に消息不明となっており、その正確な名称をはじめ、さまざまな記録も失伝していることから、聖華暦840年の再発見以前、聖王国では、アルトゥールと共に、その存在を語る文献は勇者アレフ・ローランから着想を得た架空の物、つまりは伝説であるとする説が有力だとされていた。
[再発見]
聖華暦838年、クルセイダー第七師団 カシードラル・ホロウに伝わる資料やミューラ族等、カナド部族に伝わる寝物語の伝承などから、この聖剣ヴェリテ・ジュワユーズとその担い手、アルトゥール・ローレントは実在したものであるとの確信を持っていたアウトクルセイダー、アヴェルラ・アルベルティーニは第七師団カシードラル・ホロウの指揮を藍鶫騎士団団長ロベルト・ベルコリーニ3世以下、カシードラル・ホロウ旗下の騎士団長達に預け、単身、カナドの地において聖剣捜索を行なっていた。
その聖剣探索において、アヴェルラは訪れたミューラ族、リュトフ族において、それぞれクロヴィス・ミューラ・ファミリアとダーリア・リュトフ・ファミリアという聖痕を持つ少年少女を内弟子として迎えつつ2年にわたる探索の末、聖華暦839年12月には今は亡きミルラ族の旧テリトリーの位置を特定。
ついには、聖華暦840年1月、カナド中央部付近の草原地においてアルトゥール・ローレントの墓と聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの再発見を成し遂げた。
ついには、聖華暦840年1月、カナド中央部付近の草原地においてアルトゥール・ローレントの墓と聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの再発見を成し遂げた。
この発見の際、クロヴィス・ミューラ・ファミリアが聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの新たな担い手として選ばれており、この功績に加え、クロヴィス、ダーリアともに2年にわたってアウトクルセイダー直々の指導を受けていたことを加味されてクロヴィスは序列20位の上位クルセイダー、ダーリアは序列113位のクルセイダーとしてそれぞれ正式に任命されることとなった。
[能力]
まず、先天的に備わっていた聖剣ヴェリテ・ジュワユーズ本来の能力は、火、水、風、土、雷の下位五属性魔法の力を自在に振るうことが出来るというものである。
これは、現象としては付与魔法のように見えるものだが、聖剣自体が纏うエーテルが、担い手の意思に反応して自動で魔法現象を引き起こしているという原理であるため、その本質は全く異なるものである。
これは、現象としては付与魔法のように見えるものだが、聖剣自体が纏うエーテルが、担い手の意思に反応して自動で魔法現象を引き起こしているという原理であるため、その本質は全く異なるものである。
また、この能力には担い手の実力に応じて、いくつかの段階が存在しており、担い手の実力に応じてリミッターが解放され、最終的には上位魔法クラスの魔法を扱えるようになる。
このリミッターを解放する方法は、ある程度、担い手に実力がついてくると、睡眠時など担い手が無意識の時にその精神が、聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの記憶領域『リル・ディ・アヴァル』に招かれ、聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの意識であるシャルレースにより与えられる試練に合格すると次の段階に進めるというもので、クルセイダー第二師団 ヴァース・アンセムに伝わる真・聖剣エル・ヴァースの聖剣技の継承方法と酷似していることから、なんらかの関係がある可能性が示唆されている。
次に、人魔大戦を経たことで発現した2つ目の能力であるが、これは、初代担い手、アルトゥール・ローレントと緋獅子騎士団所属のクルセイダー達、総勢13名のそれぞれ得意としていた武器を投影、及びそれを用いた聖剣技を再現するというもの。
この能力は、人魔大戦を戦い抜き、その命を散らせていったアルトゥールや緋獅子騎士団のクルセイダー]]達の魂に触れ、その想いや願いを受けとめたことでシャルレースという聖剣の意識に過ぎなかった存在が精霊に類するものとして昇華され、それに伴って聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの記憶領域『リル・ディ・アヴァル』の中に緋獅子騎士団という概念が再現されたことで発現したものである。
この能力は、人魔大戦を戦い抜き、その命を散らせていったアルトゥールや緋獅子騎士団のクルセイダー]]達の魂に触れ、その想いや願いを受けとめたことでシャルレースという聖剣の意識に過ぎなかった存在が精霊に類するものとして昇華され、それに伴って聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの記憶領域『リル・ディ・アヴァル』の中に緋獅子騎士団という概念が再現されたことで発現したものである。
一つの道を極めたクルセイダー達の聖剣技を使用できるため、非常に強力な能力であるが、当然、簡単に使えるというものではなく、この能力を使用するためには、それぞれの聖剣技ごとに、その聖剣技を使う資格のある担い手だとシャルレースに認められている必要がある。
加えて、この能力発現以降は聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの全ての能力及び聖剣の使用に対して『リル・ディ・アヴァル』の中に再現された緋獅子騎士団の概念により、以下に列挙する『13条の制約』がかけられており、この制約を満たした数に従って、聖剣ヴェリテ・ジュワユーズの力が解放されるという、一種の封印に近い性質をもつようになった。
ただし『13条の制約』のうち、最初の3条のみは特殊であり、これを満たさない場合には、たとえ他の制約をどれだけ満たしていても聖剣ヴェリテ・ジュワユーズを振るうことはできず、仮に無理に振るった場合には、木刀よりも切れ味の無いなまくら剣にしかならないだろう。
[13条の制約]
1.善良なるものに対して振るってはならない。
2.己の信条に反する行いのために振るってはならない。
3.人道に背く行いのために振るってはならない。
4.是は、聖華の三女神に対する戦いであってはならない。
5.是は、悪辣なる者に味方する戦いであってはならない。
6.是は、愛する者を守るための戦いである。
7.是は、生き残るための戦いである。
8.是は、魔族との戦いである。
9.是は、避けることのできない戦いである。
10.是は、我欲を満たすための戦いであってはならない。
11.是は、邪悪に抗うための戦いである。
12.是は、己よりも強大な者との戦いである。
13.是は、世界を救うための戦いである。
2.己の信条に反する行いのために振るってはならない。
3.人道に背く行いのために振るってはならない。
4.是は、聖華の三女神に対する戦いであってはならない。
5.是は、悪辣なる者に味方する戦いであってはならない。
6.是は、愛する者を守るための戦いである。
7.是は、生き残るための戦いである。
8.是は、魔族との戦いである。
9.是は、避けることのできない戦いである。
10.是は、我欲を満たすための戦いであってはならない。
11.是は、邪悪に抗うための戦いである。
12.是は、己よりも強大な者との戦いである。
13.是は、世界を救うための戦いである。