トゥーリィ・ビヨンド - 聖華世界 @ wiki

トゥーリィ・ビヨンド

[解説]

聖華暦837年から聖王国の聖拝機関に所属する執行者。
十代半ばの女性と思われる。思われるというのは、普段から全身をすっぽりとフードとマントで覆っている為、その姿が判別出来ない為である。
辛うじて可憐な声からそう思えるだけ、とも言える。
性格はサッパリしていて、いつも嘲笑的。人が困っていても気が向かなければ滅多に助けないし、邪魔になれば仲間のはずの執行者でさえも平気で見捨ててしまう。
言う事は正論だけでおよそ人間味を感じられ無い。

養成機関には通っておらず、中途採用で聖拝機関に加わった。
仮に『彼女』と呼称するが、彼女の本当の素顔を見た者は聖拝機関の中でもごく僅かである。
その正体も含めて非常にミステリアスな存在である。だが、詮索はアルバレック機関長の厳命により禁止されている。

身体に聖痕を持っているらしく光魔法を使う、というか光魔法しか使わない。
聖痕がどの程度の格であるかは判らないが、さまざまな光魔法を難なく操る事から非常に強力な使い手である事は疑いようもない。

[正体]

彼女の正体は人間では無い。
聖痕を移植したホムンクルスの肉体に憑依して、擬似的に『受肉』した状態になっている精霊ドゥルビヨンである。
ヘラルドの一件以後、自身の存在理由が魔族の抹殺である以上、魔族専門の殺戮集団に加わるのは理に叶っていると考え、自らアルバレックの前に姿を現し彼と交渉したのだ。
その際に自らの器を要求し、結果としてホムンクルスに憑依する事となった。
このホムンクルスの器は、ドゥルビヨンの思う通りに動けるし肉体の替えも効く。まさに理想的な器である。

[セリフサンプル]

「やあ、私はトゥーリィ・ビヨンドといいます。宜しく。」

「なんだ。優秀だと聞いていたけど、随分と非効率的な事をしているんだね。」

「あははっ、まだ自分の立場が判ってないんだね。
良いよ、そんなに時間はかけないから。」

「やれやれ、今回だけは助けてあげるよ。君は運が良かったねぇ。」