汎用型機械兵士 イ式 - 聖華世界 @ wiki

汎用型機械兵士　イ式

[解説]

　新しき深淵、戦艦区画にて出現する機械兵士の一種。全長も一メートル八十センチ、体格も人間に近い姿をしており、汎用性に富んだ性能を誇る。戦艦区画において比較的多数配備され、多様な武器を扱い侵入者を排除する。

　戦闘は単独ではなく五～十機程からなる小規模の集団で襲う事が多く。場合によってはそれ以上、もしくは特戦型機械兵士　ロ式、遠距離戦型機械兵士　ハ式も含めて襲撃を行う場合もある。
　人に近い知能を持ち、いわゆる亜人として戦艦区画内にいくつも集落を形成して、独自のコミュニティを築いてもいる。
　……なお、かつて大昔に戦艦が稼働していた頃はデータリンク機能はあったものの、戦艦が沈んだ際に大本がダウン。それにより機械兵士のデータリンクも機能が縮小、自律性が向上したのもその為でもある。
　代わりに短距離のレーザー通信機能を用いて連絡、コミュニケーションを行う。短距離通信としては他の機械兵士、鋼魔獣を使役する事を可能とし、ロ式、ツェッケ、MWR-03c、GWR-06cなどを操り戦闘行動を取りもする。

　機械兵士によるコミュニティは戦艦区画各部に大小十数程が存在しており、人間のそれと同様にコミュニティ同士の交流、そして対立も見られる。
　また独自の文化も形成するコミュニティも存在し、原始的なものからある程度発達したものまで……人間のそれと近い文化がある。そうした集落は探索者、つまり人間に対しても一種の興味を持ち、友好的である場合も。実際人間の持つ文化や習慣、知識を取り入れている事も見られる。
　コミュニティ間の対立の原因は資源や覇権の争いもあるが、人間に対して好意的か敵対的かと言う考え方の違いも存在する。

　なお、ロ式、ハ式は同じ系統に当たる事もあり、集落においても共存が見られる。
　特戦型のロ式は戦闘能力の高さから　集落の警備、戦士として、知能の高いハ式は集落の指導者、もしくは知識人としての役割を持っている場合が多い。