冠婚葬祭について
[解説]
聖華世界における冠婚葬祭は、現代の地球でのそれとは様式が異なっている。
ここでは三国で一般的に行われている結婚式と葬儀について説明を行う。
結婚式
○アルカディア帝国
帝国では黒竜教寺院において結婚式が執り行われる。
①司祭が黒竜神に新郎新婦の二人が夫婦となる旨を告げ、姓名を読み上げる。
②竜導騎士が新郎新婦の指先を聖別した針で軽く刺す。
③聖別されたワイングラスに新郎新婦がお互いの血を数滴垂らし、そこに聖別されたワインを注いで二人で半分づつ飲む。
④司祭が祝福し、黒竜神に新郎新婦への加護を願い祈る。
⑤新郎新婦が二人揃って寺院の正面出口から出る。出口で子供から十数本の花が入った花籠を受け取り、中の花を撒きながら通りまで進む。(その際にリボンの巻かれた花を拾った者は黒竜神の祝福を受けると言われている)
⑥通りに用意された馬車に新郎新婦が乗り込み、彼らを新居に送り届けて結婚式は完了となる。
帝国では黒竜教寺院において結婚式が執り行われる。
①司祭が黒竜神に新郎新婦の二人が夫婦となる旨を告げ、姓名を読み上げる。
②竜導騎士が新郎新婦の指先を聖別した針で軽く刺す。
③聖別されたワイングラスに新郎新婦がお互いの血を数滴垂らし、そこに聖別されたワインを注いで二人で半分づつ飲む。
④司祭が祝福し、黒竜神に新郎新婦への加護を願い祈る。
⑤新郎新婦が二人揃って寺院の正面出口から出る。出口で子供から十数本の花が入った花籠を受け取り、中の花を撒きながら通りまで進む。(その際にリボンの巻かれた花を拾った者は黒竜神の祝福を受けると言われている)
⑥通りに用意された馬車に新郎新婦が乗り込み、彼らを新居に送り届けて結婚式は完了となる。
○カーライル王朝・聖王国
聖王国では聖導教会寺院において結婚式が執り行われる。
①司祭が新郎新婦の姓名を読み上げ、三女神(流派によって異なる場合がある)に二人が夫婦になる旨を宣言する。
②司祭が二人に夫婦の誓いを述べさせ、宣誓書にサインさせる。
③司祭は宣誓書を新郎新婦から受け取ると、それを女神像の前の篝火に焚べて女神に捧げ、二人に加護と祝福を授けるよう祈る。
④ 新郎新婦に誓いの指輪をそれぞれに渡し、新郎新婦がお互いの指に指輪を嵌める。
⑤助祭が寺院の出口まで花を撒き、新郎新婦は二人で出口まで進む。
⑥出口で新郎新婦は助祭から花束を一つずつ受け取り、それを証人として集まった家族・親族・友人達に向かって放り投げる。(投げられた花束を受け取った者は三女神から祝福されるとされている)
⑦飾り付けられた屋根無しの馬車に新郎新婦が乗り、街中を回ってお披露目を行う。最後に新郎新婦の新居に送り届けて結婚式は完了となる。
後日、改めて披露宴を行う場合もある。
聖王国では聖導教会寺院において結婚式が執り行われる。
①司祭が新郎新婦の姓名を読み上げ、三女神(流派によって異なる場合がある)に二人が夫婦になる旨を宣言する。
②司祭が二人に夫婦の誓いを述べさせ、宣誓書にサインさせる。
③司祭は宣誓書を新郎新婦から受け取ると、それを女神像の前の篝火に焚べて女神に捧げ、二人に加護と祝福を授けるよう祈る。
④ 新郎新婦に誓いの指輪をそれぞれに渡し、新郎新婦がお互いの指に指輪を嵌める。
⑤助祭が寺院の出口まで花を撒き、新郎新婦は二人で出口まで進む。
⑥出口で新郎新婦は助祭から花束を一つずつ受け取り、それを証人として集まった家族・親族・友人達に向かって放り投げる。(投げられた花束を受け取った者は三女神から祝福されるとされている)
⑦飾り付けられた屋根無しの馬車に新郎新婦が乗り、街中を回ってお披露目を行う。最後に新郎新婦の新居に送り届けて結婚式は完了となる。
後日、改めて披露宴を行う場合もある。
○自由都市同盟
基本的にそれぞれの信仰する宗教に準じた方法において結婚式を執り行う事がほとんど。
黒竜教式や三女神教式、ニスラ教やカタンタ・ハヴィをはじめとする土着宗教、氏族部族に伝わる方法と実に様々である。
逆に式自体を行わない場合さえある。
基本的にそれぞれの信仰する宗教に準じた方法において結婚式を執り行う事がほとんど。
黒竜教式や三女神教式、ニスラ教やカタンタ・ハヴィをはじめとする土着宗教、氏族部族に伝わる方法と実に様々である。
逆に式自体を行わない場合さえある。
ただ最終的に婚姻届を役所に提出する事で法的に結婚が成立する。
葬儀
○アルカディア帝国
①死者本人の家に黒竜神の祭壇を作って祀り、死者の棺をその前に1日安置する。その際に氷魔法によって死者を低温で保存する。
②次の日の朝、黒竜教司祭が死者の冥福を黒竜神に祈願し、出棺する。火葬場へ移動。
③火葬場でもう一度、司祭が死者の冥福を祈願する。
④棺の蓋を開けて、遺族や友人等の参列者がお別れをする。この後燃やす為、棺に余計な物を入れてはならない。
⑤遺骨などが残らないように高火力で火葬して遺灰にする。
⑥遺灰を集めて灰壺に納める。その際に遺灰を持ち帰ってはならない(死者が死後の安寧を得られずに苦しみ、その事で生者を呪うと云われているため)。
⑦墓地へ移動して墓穴に灰壺を下ろして埋める。最初の土は故人と最も縁のある人(家族など)が被せる。
⑧墓穴を完全に埋めて墓石で蓋をする。
⑨参列者は黒竜教寺院に移動して故人に黙祷を捧げる。これで葬儀は終了となる。
①死者本人の家に黒竜神の祭壇を作って祀り、死者の棺をその前に1日安置する。その際に氷魔法によって死者を低温で保存する。
②次の日の朝、黒竜教司祭が死者の冥福を黒竜神に祈願し、出棺する。火葬場へ移動。
③火葬場でもう一度、司祭が死者の冥福を祈願する。
④棺の蓋を開けて、遺族や友人等の参列者がお別れをする。この後燃やす為、棺に余計な物を入れてはならない。
⑤遺骨などが残らないように高火力で火葬して遺灰にする。
⑥遺灰を集めて灰壺に納める。その際に遺灰を持ち帰ってはならない(死者が死後の安寧を得られずに苦しみ、その事で生者を呪うと云われているため)。
⑦墓地へ移動して墓穴に灰壺を下ろして埋める。最初の土は故人と最も縁のある人(家族など)が被せる。
⑧墓穴を完全に埋めて墓石で蓋をする。
⑨参列者は黒竜教寺院に移動して故人に黙祷を捧げる。これで葬儀は終了となる。
○カーライル王朝・聖王国
①死者を棺に入れ、聖導教会の安置所にて1日保管する。その際に氷魔法によって死者を低温で保存する。
②次の日の朝、三女神教司祭が三女神に死者の冥福を祈願し、出棺する。墓地へ移動。
③墓穴の前で棺の蓋を開けて、遺族や友人等の参列者がお別れをする。その際に棺に花や物品を入れる。
④墓穴に棺を下ろして埋める。最初の土は司祭が被せる。
⑤ 墓穴を完全に埋めて墓石で蓋をする。
⑥墓の前で司祭が聖典の一節を読み上げ、参列者は故人に黙祷を捧げる。これで葬儀は終了となる。
①死者を棺に入れ、聖導教会の安置所にて1日保管する。その際に氷魔法によって死者を低温で保存する。
②次の日の朝、三女神教司祭が三女神に死者の冥福を祈願し、出棺する。墓地へ移動。
③墓穴の前で棺の蓋を開けて、遺族や友人等の参列者がお別れをする。その際に棺に花や物品を入れる。
④墓穴に棺を下ろして埋める。最初の土は司祭が被せる。
⑤ 墓穴を完全に埋めて墓石で蓋をする。
⑥墓の前で司祭が聖典の一節を読み上げ、参列者は故人に黙祷を捧げる。これで葬儀は終了となる。
○自由都市同盟
結婚式と同じで基本的にそれぞれの信仰する宗教等に準じた方法において葬儀を執り行う事がほとんど。
黒竜教式や三女神教式、ニスラ教やカタンタ・ハヴィをはじめとする土着宗教、氏族部族に伝わる方法、火葬、土葬、水葬、鳥葬とこちらも多種多様である。
逆に葬儀自体を行わない場合さえある。
結婚式と同じで基本的にそれぞれの信仰する宗教等に準じた方法において葬儀を執り行う事がほとんど。
黒竜教式や三女神教式、ニスラ教やカタンタ・ハヴィをはじめとする土着宗教、氏族部族に伝わる方法、火葬、土葬、水葬、鳥葬とこちらも多種多様である。
逆に葬儀自体を行わない場合さえある。
ただ最終的に死亡届を役所に提出する事で法的に死亡が認められて故人となる。