デァ・グロース・シルド
[解説]
カーライル王朝・聖王国西部域の都市オルフェウスに拠点を置く、クルセイダー第三師団。所属クルセイダーの数は132名。聖華暦821年以降、アウトクルセイダーであるウィルフレッド・ウォーディントンが師団長の座に在る。
クルセイダー師団の中では、極めて普通で一般的な存在。師団長たるアウトクルセイダーの指揮のもと、副長や副官、参謀がそれをサポートし、全体が規律正しくまるでひとつの生物の様に動く。単純な集団戦闘に於いては、全師団中で最強とも言えるだろうが、微妙に地味であるためか一般からはそう思われてはいない。ただし軍事の玄人は、この師団の実力を正しく評価している。
クルセイダー師団の中では、極めて普通で一般的な存在。師団長たるアウトクルセイダーの指揮のもと、副長や副官、参謀がそれをサポートし、全体が規律正しくまるでひとつの生物の様に動く。単純な集団戦闘に於いては、全師団中で最強とも言えるだろうが、微妙に地味であるためか一般からはそう思われてはいない。ただし軍事の玄人は、この師団の実力を正しく評価している。
設立は聖華暦498年。当時規模が肥大化していた第一師団レーヴェン・クロイツを、のれん分けする形で設立された経緯がある。その時点で第一、第二両師団を縁の下の力持ちとして文字通り下支えする事を期待されていたらしく、実直で忠実、スタンドプレーに走る事が無い、良い言い方をすれば落ち着いた、悪い言い方をすれば地味で目立たない人材が第三師団に集められた様だ。
そして830年代の現在に於いても、この師団は派手で目立つ活動はしていないものの、他の師団が取りこぼした物を救い、他の師団の失態を穴埋めするなど、地味にしかし堅実に働いている。無論他の師団の尻ぬぐいだけでなく、この師団独自の任務も地味に堅実にこなすのは当然であるが。
他の師団が派手に活躍できるのは、地味仕事をこの第三師団がしっかりと受け持っているからだと言う識者も少なくないのである。
他の師団が派手に活躍できるのは、地味仕事をこの第三師団がしっかりと受け持っているからだと言う識者も少なくないのである。