世界の始まり
大部分において俺のゲームの根本は精霊原始主義でやらせてもらってて、
世界の始まり的な部分から話をする場合は大体そこで落ち着く。
ようは世界を構築する最小単位である粒子的な物体を「精霊」というものに見立てて
またそれが神様のように世界を作っていったっていう、そういう話。
この設定だと、基本的には光と闇の2極が上位の存在的立ち位置で
最終的に地上の他に天界と下界(魔界)を構築した3面世界構造として確率する場合が多い。
まぁこの辺りは本当に作品毎の世界観によって色々改変は効いてるんだけど。
初期構造のイメージとしては大体そんな感じで
天界に天使(天界人)
地上に人間やエルフ、妖精族など
魔界に魔族
的なものが存在しているという過程。霊体は魔、事象は天に、みたいな感じ。
世界構造分類
一面世界構造(表裏構造)
表と裏、同じ世界に別の次元が重なっている、という仮定。
多くの場合、物理界と霊界の2面世界で云々かんぬん。
もしくは完全に一体化した、所謂奇跡も魔法もあるんだよ的なファンタジー世界ってのもまぁある。
何にも考えないで作る時は、大体そういう感じのほうが融通効くから都合良いしね。
二面世界(反転構造)
表裏世界と少し近い感じだけど、ここでは一番まとまったツリーリンク構造で話を進める。
神話に出てくる「セフィロト」や「クリフォト」といった
世界の理を司る木を世界の繋ぐ存在と仮定し、構成された世界のことをこう呼ぶ。
それぞれの世界にはセフィロト、乃至クリフォトを通じてエネルギーの循環が行われる。
セフィロトは「精」のエネルギー、
クリフォトは「魔」のエネルギーを司り、
それぞれのエネルギはー
「精」=実体、定義、情報、存在
「魔」=精神、力、接着、創造を司るエネルギーのようなものだと思ってもらいたい。
それぞれのエネルギーはある一定量の粒子が集まった集合体のようなもので
ある一定量の粒子が集まることで初めてそれをエネルギー体として扱うことが出来る。
基本的にはこの元となる粒子自体は大気中に無数に存在しており、
ある意味でこの世界を構造しているものそのものがそれに等しくもあると言える。
また物質や存在の基本構造として、1つの「魔」に精が接着することで確立した存在になる、と思ってもらいたい。
基本的に「魔」は単体では純粋な力であり、それ単体で何らかの機能をするものではない。
ここに存在を定義する「精」をくっつけることで、魔は初めてその存在として定義され、それに相当した力を有する。
逆に「精」単体でもそれは単にただの情報の集合体にしか過ぎず、
そこに何らかの力が付加することで、それは事象として初めてその存在を具現化することが可能になる。
このように基本的にこの世に存在する殆どのものはこの2つは一体となった存在であると言える。
この定義を行う基本的な法則性、定義の元となる「精」については
精霊創造説に基づき、基本的には各精霊を元としたイメージによって定義されるものと見て問題ない。
ようは火の精による定義であれば、熱や熱っぽい感情定義、物質定義に結びつく。
1つの魔に対して付加できる精の量は定量があり、これは魔の大きさに比例して増減する。
魔というコアがあって、その周りに精がくっつくようなイメージをするとわかりやすいと思われる。
元がでかくなれば、それだけ定義できる精の量も大きくなる、ということ。
魔と精の説明について長くなったが、
この2つの力の源となる部分がクリフォトとセフィロトであり、
これらにはそれぞれ反対の世界に過剰分のエネルギーを送り出す役割があると共に
分散して粒子化したそれぞれの元素体をエネルギー体として再構成する役割を持つ。
基本的にはそれぞれが独立して機能するものだが、
基本構造としては殆ど似たようなもので、片方が失われた場合はもう片方で強引に代用することも出来る。
ただしその際再構成の段階で不純物が混ざりやすくなり、
正しい定義として確立されなかったエネルギー体は「結晶」というマナの塊となって生成される。
結晶と一言に言ってもその内容は様々で含まれる精の量に応じてその色合いは変化し、
よりその精に対応した特色が強くなる。(火の精が多ければ赤く、熱っぽいなど)
このクリフォト、及びセフィロトの基本形状としては1本の木のようなもので
それぞれの世界とは地中で大きく伸びた根によって逆さまに繋がっていると思って貰えば良い。
それぞれのエネルギーが多い世界ほどその木は成長し、
潤沢したエネルギーがある世界では大きな大木として成長し、その世界にはそれ以上そのエネルギーが流れてくることはなく
その世界からは逆の世界に過剰分のエネルギーを送り出す役割を担う。
反対に不足しているエネルギーがある世界にはそれに対応した「苗木」として存在し、
その枝先からはそれぞれに対応したエネルギーがもう一方の世界から逆流して出てくる。
究極的には一方の世界でのみの存在となり、対応するエネルギー体の塊である実を付けて存続するという形も取れる。
この状態に至るには一方の世界のエネルギーを完全にどちらかの世界に集める必要性がある。
三面世界構造
天界、地上、魔界(下界)の3つに別れた世界で
人と魔族に加えて天使的な善、乃至神のような世界の管理者的な存在を確立した世界。
疲れたので掘り下げるのはまた今度ね
人間と魔王(2面世界構造)
初代魔王が誕生したのは地上が出来てから数千年後のこと。
それまでは地上に魔法の力は殆ど無く(後述)
比較的平和な原始時代が続いた。(文明力的には中世程度まで栄える)
魔王誕生の原因となるのは人々の争いによって地上からセフィロトが消失してしまったため。
このため地上を循環するための循環口がクリフォトのみとなり、
そこで強引に2つのエネルギーの循環が行われるようになったためそこで結晶化が進み、
枝先には大きな魔の結晶が生成されてしまった。
この結晶の中から後に魔王と呼ばれる存在が誕生し、
それと同時に砕け散った結晶からは膨大な魔力が放出され、
その影響で世界の元素バランスは大きく崩れ周囲環境の突然変異を起こすまでに至った。
歴代魔王のあれこれ
初代魔王のしたこと(思ったこと)
- ある種生まれるまでの、宝玉の状態で蓄積された感情全てが、魔王の人格を形成する材料的な感じなのかな。
セフィロト崩壊によるあれやこれやで、負の感情は結構あったかと思う。
不安や恐怖、欲望、絶望、そんな気持ちが世界にはかなりの割合で渦巻いてた。
じゃぁまず第一に、世界に対する恨みで行動したってのでいいかなぁ。
他の感情があったにしろ、多分それに大部分は飲み込まれると思う。
支配する欲望、仲間を殺される憎しみ、恨み、彼の求める先は、支配の先にある希望だったのではないかと。
後は彼の生まれた際の境遇。当然一人で、その力に周りは恐怖の目を向けたと思う。多分そこにカタルシスもあった。
一方で守る側だったエルフ(と仮定)達の感情、母なる存在への愛情っていうのもあったと思う。
行動理念のもう1つに、クリフォトを守るっていうのがあったのかも知れない(故に魔王城を建造した)
彼の周りの環境の変化は主に彼が生きる前の地上の美しさと、転生時に見てきた魔界の寂れた世界の複合系で
その結果が枯れ果てた大木や沼地、茨のようなもので表現される。(魔王城周辺の腐敗化)
最後の瞬間は生存本能的に、宝玉を残した・・・とか?すると後の伏線には出来る。(これはまぁなくてもよし)
要約すると行動理念は「人に対する憎しみ」と「クリフォトを守る」こと。
彼自身は魔王城に住み着き、クリフォトを守るのが主で世界の支配は主に配下の魔族にやらせている。
彼の力で魔界の悪魔達を地上に具現化することで、それを配下として従えた。
二代目魔王のあれこれ
- 初代魔王の出現によって、この世界にも随分潤沢した魔のエネルギーが流れるようになった。
魔法学の普及により世界で魔導は一般化され、憎しみの念から開放された魔族は落ち着きを取り戻した。(それでも魔族を絶対悪とする者達はいた)
二代目魔王を更正する材料として、怨みや欲望以上に戦の悲しみや何かを守る大切さを理解してきたと思う。
故に魔王自身の最初の行動は静観。
ただし上記の魔族を絶対悪とする強行派の行動に耐え切れず、
同族を思った魔王は再び人間との戦争を再開する。
今回は魔王にとっては支配欲による負の戦ではなく、同族を守るための善の戦いだった。
故に魔族は強制的に洗脳されて動く駒としてでなく、より自我を持ち、自身の理念によって行動していたと言える。
最初の時、和解のためにこの世の言葉について理解した魔王は
最後の時、現れた勇者たちと言葉をかわす。
魔王の言葉に勇者たちは今一度、自分たちの行動の正しさについて問われることになる。
三代目魔王のあれこれ
- 今回の違いは、魔王が最初から「一人」ではなかったこと。
前回の出来事の後、魔王に同情した人間が魔王と共に和平のため行動した。
人の愛情に触れながら育った魔王は、至って人間的で、恨みや憎しみによる連鎖の虚しさを実感していた。
当然ながら多くの人間にとって魔王は未だ恐怖の存在であり、
その和平交渉に王国を含めた殆どの人間は反旗を翻す。
しかし一方でその行動に理解を示す者も存在し、国のために残った魔族と戦う勇者達は苦悩を抱えることになる。
最後の時、魔王は自身の命と引き換えに、勇者に1つの宝玉を託し、この世を去っていった。
四代目魔王のあれこれ(えんくえ)
- 前世に魔王を導いた独りの嘗て人間だった者は、未だ一種の精霊的な存在としてこの世に存在していた。
・・・再び現れる魔王を正しく導くがために。
1つ誤算があったとすれば、それを快く思ってない者達が蠢いていたこと。
彼らは破壊こそを美とし、世界を破滅させることこそが魔王の役目として彼女を封印し、魔王を操る影の支配者となる。
彼らの口車に乗せられて、いいように利用された魔王は再び世界を混沌の渦に巻き込んでしまう。
多くの国々はやはり魔王は絶対悪であると一丸となって対抗するが、
一方で先代の魔王を良く知る者達はこの魔王の行動に対して疑問を抱いていた。
魔王を討ち滅ぼさんとする勇者は、先代の勇者達と出会い、次第にその考えを変えていく。
暗躍する影を倒したことで開放された彼女は再び現代の勇者の前に姿を現し、教えを説く。
再び魔王は宝玉をこの地に残し、この世を去っていった。
彼女が言うには、この宝玉を2つ揃えた時、セフィロトの再生に必要なエネルギーとして機能すると言う。
勇者たちは宝玉を持って、王国へと帰還する。
(※前回の宝玉は今回暗躍する「影」の存在によって奪われてしまった)
五代目魔王のあれこれ
- 再び開放された彼女は、今も生霊となって魔王城の近辺を彷徨う。
ただ1つ問題があったとすればそれは先代の魔王が残した魔力の宝玉があったということ。
これは後に国へと献上され、厳重に補完されたのだが、
その噂を聞きつけた野心家が、その力を欲し、ついにそれを我が物にしてしまう。
宝玉はその欲望を忠実に具現化し、彼は瞬く間に魔王と並ぶ力をその手に宿したのだった。
時期を同じくして、五代目の新たな魔王が誕生仕掛けようとしていた。
彼女は最後の力を使い、魔王誕生を促す。
強制的に産み落とされた魔王は未熟ではあったものの、魔王の器として通常の魔族と比較にならない程度の力は有していた。
先代、先々代から魔王につかえていた魔族によって育てられた魔王は
欲に溺れ、現世に転生した「自称魔王」を倒すべく行動する。
後に自称魔王と対面するが、その圧倒的な力に不完全な魔王は敗退してしまう。
自らの居城を奪われた魔王はヤツを倒すために冒険する勇者達と共闘をすることになる。
生霊だった彼女の意志を継ぎ、魔王は最後の時までこの世の平定のために尽力した。
六代目魔王のあれこれ(りりぱん)
- これまでで多くの人望を得てきた魔王は、もはや孤独であることは無くなった。
面倒を観てくれる多くの仲間がいて、魔王はその中で健やかに育つ。
先の魔王の活躍と、国を収める王が良識を持った人物であったことが幸いし
国は魔族との和平締結をするまでに至った。
六代目魔王は魔族側の代表として和平のために尽力した。
和平と言っても、具体的には不可侵条約に近いようなもので
既に野生の魔物達は魔王の支配の外にある野生の生物であり、
魔王の力によって従えることは困難なまでに独立した生態系を確保していた。
また人間側にも領土問題があり、新たな土地を開拓する必要性に迫られており
そのためには野生の魔物に対してある程度の駆除を強いられる必要があった。
魔族側はこれを新たな居住地へと移し、人里に影響の及ばない地域まで領土を狭め、
代わりにクリフォトを守るために魔王城周辺への立ち入りを禁忌とし、
人里から離れ平和な生活を送っている魔族の乱獲行為を同様に禁じた。
しかし先の戦いで魔王が人間の側にいたことはあまり公に知られている事実ではなく、
また民の混乱を避けるため、魔族側との協定についてはあくまで国が秘密裏に行っており、
一部の者達を除いて一般市民には知られていなかった。
後はリリパンの設定の項を参照。
大体はマッドサイエンティストと頭の行かれた邪教徒達が魔王を操っていた説。
クリア後は宝玉を残し、次の世代でセフィロトを復活するように教えを説く。
七代目魔王のあれこれ(仮定)
マッドサイエンティストの研究成果を元に、新・魔王軍なるものを作り、世界征服を企む。
既に廃棄された地下の廃工場の1設を拡張して拠点とし、
地下に大規模な新帝国を作り出す。
この新生物には既存の魔族たちから魔力を奪う特性を持ち、
七代目魔王も徐々に世界のマナが衰退していくのを感じ取っていた。
(最初はそのことに特に疑問を抱いていなかったが、後の急激な変化によってそれは確信に変わる。しかし時既に遅し)
最終的にこの邪教徒達はクリフォトから流れ出る魔力の全てを己のものにしようと考え、
勇者たちはその企みを阻止するためにクリフォトを破壊することになる。
大魔法時代はここを最後に終焉を迎え、人と科学の文明が発達していく。
(後にこの魔力を吸い取る能力を応用し、人工的なクリフォトのようなものを作り出すことに成功する。
人類は再び魔導の力を扱えるようになり、最後は古い伝承の元、地中に大きな擬似クリフォトを生成することで
地上と魔族の繋がりを再開させた。
※その間、大気中は魔と精の微粒子のみが大量に存在している状態だった。
回帰不能により生命が衰退していく中、人々は最後に科学力を駆使して人工物(アンドロイド的なもの)を作り出し、
電子情報としてそこに様々な定義を記憶させた。
人々はそれによって肉体を持たず、魂として存在する「夢の世界」と呼ばれる世界で生き続ける。
一部の長寿だった生命(エルフとか)はその枠組から少しだけ外れ、
肉体を有したまま、精神を眠らせることで(そういう科学装置を人間が作った)夢の世界での生活をしていた。
- この世界について具体的に説明すると、ようは「記憶だけの存在」として生きている状態。
ある意味で記憶というのは人格を作り出す核の部分であり、肉体は入れ物に過ぎない。
故にその同じ入れ物の中で、死ぬ、生まれるという情報だけが交錯し、
記憶が入れ替わっていくことで夢の世界で生きているかのような錯覚を感じることができていた。
とりあえずブラックパーチャーの世界観はこれを元にやっていけばいいんじゃないの?(適当)
最終的に主人公であるエルフの双子達はこの世界の本当の姿に気づき、
現実世界に戻ってクリフォトの再構築という作業をするわけだけど。
定義が曖昧なところは生まれ変わる(入れ替わり)部分かな?
そもそも記憶だけの状態なのに死ぬという定義が不要で、ある種それ自体が
自身が「死んだ」という錯覚の元に起こっている、とすら言える。
そうした「錯覚」によって世界そのものは構築されていて、
死んだら転生するという錯覚の元、赤ん坊のような状態で記憶が再構成されるってところか。
ただこの錯覚を起こすための入れ物は必要で(アンドロイドやエルフの使ってるカプセル?的な装置)
これが現実世界で破壊された場合は完全にその存在は世界から抹消される。
この実性を行えてしまうのがブラックパーチャーにおける「影の世界」で
実際にはその強い錯覚によって現実世界に鑑賞し、本体を破壊出来てしまう、というもの。
その影の存在(パーチャー)を呼び出すために必要となる宝具は
アンドロイドにおける心臓部分のようなもので、その心臓部に宿るエネルギーを駆使して、なんかやってるって感じ。
便利な一方、実は自身の寿命も縮める諸刃の剣だったりするのかも。
まぁそんなこんなで世界の謎に迫っていくと面白い感じしますよね。
↓
その先の話。
- 最終的にクリフォトリンクを再生成したことによって地上(主に夢の世界)は元の形へと帰化していく。
クリフォトを通じて精算された魂達は新たな生命として、この地に誕生する?
後は世界を再興していく感じの流れってことでいいんじゃないでしょうか。
一旦結晶化して、ってのもありだけど、セフィロトリンクも再生成して
精の流れを一気に魔界に流すことで魔界に転生する感じでも良い気はする。
で、魔界で色々時代が進んだ後、っていうか
その逆流の勢いによってツリーが大穴的なものに変化しちゃって(マナと違って存在の力だからね)
今度はそこから先にそういう世界があるんだよー的なことに興味を持った魔界人が
地上に戻って行く、みたいな話もありかなーと思う。
もうその後はファンタジーだからほんとになんとでもなるけど、
魔法とかない、所謂今の現代社会、みたいな感じで完結。
三面構造魔王
魔界も地上と同じように文明が存在し、そこの王っていうのが常設。
多くの場合魔族は繁栄や進化を司る存在で世界の支配を目論んだりしてたりしなかったり
一面構造魔王
大体において人と同時期に魔族や魔物自体が創造された説。
誕生云々ではなく、最初っからいたんだよーっていう。使いやすいファンタジー説
最終更新:2014年02月06日 22:40