中世はなんだかんだで
RPGを作る上で基盤として使いやすいので
自分なりに調べて、それらについてまとめてみたいなと思いました。
一部、物語を作りやすい用に調整してる部分も有ります(所謂ファンタジーRPGの世界ベース)
寿命、年齢について
当時の平均寿命は大体40~50歳程。
15,6で既に成人扱いで30を過ぎれば老人扱い。
7~8才を超えれば大人と同等に生活をし、結婚も12,3で出来たとか。
また、5才を超えるまではそもそも「家族」として扱われることすら無かったという。(死にやすかったため)
ファンタジーで両親の親がいなかったり、
幼児があまり見られないのは、ある意味正しくもあるということか。
仕事について
ファンタジーなので武具や戦があったことを踏まえると
武具屋、加工屋、見張りや警護系の仕事はまず考えられる。
その他として王族、貴族(領主)、聖職者、教官、医者、大工、店主、商人、役人(貴族?)
その他自給自足も可能な採掘や採取、栽培を行う者、漁師、狩人、製造、清掃業など。
貴族や上流階級に対する仕事として靴磨きや召し、従者なども上げられる。
科学
基本は火を利用した自然科学が主流。
天文学を利用した農業、錬金術を利用した加工技術の他、
世界観によってガスや蒸気、火薬の利用、街灯など一部電気の利用が取り入れられる。(電気の発達は相当後の方)
本の普及や紙幣の流通を前提にする場合、紙の製造、印刷技術もあることになる。
教養、語学
本来は読み書きや算術など、現代の学校で習うようなレベルの勉学が
この時代には発達していなかった。(そもそも勉強のための施設が特段無かった)
本来基本的な算術や勉学などは聖職者のみが学び、
勉学を必要とする人間(貴族など)は、そういった者から学んだという。
ゲーム的な進行や通貨の流通を考えると、基本的な算術や文法学について
一般庶民も嗜んでいると都合が良く、
その場合は何らか学習施設があることが望ましい(基本は教会で良い)
仮に勉学を前提とした場合、筆記道具や、解説書などの印刷技術も取り入れる余地がある。
生活
当時は放送機材が発達していなかったため、鐘の音が何かを知らせる合図として使われていた。
一日の時間も鐘の音によって知らされ、基本は昼行性で日の落ちる夜は寝るだけ(当時は蝋燭などの明かりも高価だった)
夜は危険であるとされていたため、夜更かしや、夜旅をする者は殆どいなかった。(防衛のため、町の門なども閉まる)
入浴は早朝に行われ、夕飯は文字通り日の落ちきる前の夕暮れ時には済まされた。
流通
乗り物に使える代表としてロバやウマ、その混合系のラバなどが利用された。(一部雄牛などもあった)
運搬の基本は商船か荷馬車。大航海時代までは他の領土の開拓、及び植民行為は殆ど進んでいなかったため
船はもっぱら戦時用。客船や海賊船が登場する場合は
既に植民地がある程度開拓されている前提としたい。
医学
基本的に電子機器は無いと思っていいので、今とは比べ物にならないほどには劣るものの、
医療器具の存在は少なからずあった模様。
中世では組織的な医学の進歩が停滞し、教会などに残る歴史的書物を参考にした
民間療法が主流であるとされる。そのため、しばしば教会が病院を兼ねることもあった。
RPGにおける基本的な教会像は兼ねここにあると推察出来る。
最終更新:2014年02月24日 21:06