久々に創作熱刺激されたわ・・・
ラバースマイル収録曲「終わりのない歌」
基本概要
部隊は国里離れた小さな村。
歌が好きで旅を始めたばかりの吟遊詩人の少女がある日、その村を訪れる。
最初は誰ひとりとして家から出てくる様子は無かったが、
彼女の懸命な叫びに心を動かされ、村人達は彼女の元へと歩み始める。
そこで見たものは歪な形をした者達ばかりで
最初は恐怖心を抱いていたが
詩を通じて次第に距離は縮まってゆき、やがてその訳を尋ねてみた。
話によるとどうやらこの村の人々は
昔あったとある事件によって国王の怒りを買い、
異型の魔法による呪いをかけられてしまったらしい。
そうして打ち解け合っていたある日、
村人たちは彼女の詩が持つ、不思議な力に気づき始める。
詩を聴いた村人たちの病態がみるみる良くなっていくことに。
その噂は忽ち広まり、ついには王の耳にもその噂は入った。
王はその力を我が物とするため、騎士を使わせ彼女を城の牢獄へと監禁する。
王は自分のためにその力を使えと言うが、彼女はそれを断った。
その後、冷たい牢獄に放置された彼女は
最期の時まで届くはずも無い詩を歌い続けた・・・。
長い月日が流れ、嘗て彼女が訪れた村では
彼女の詩が伝承として語り継がれていた。
例え命が絶えようとも、彼女が村の人々に残した詩だけは
終わることなく、永遠に語り継がれていったのである・・・。
9分に及ぶ歌の中で語られているのは大体こんな内容。
最終的に彼女は城の牢獄でそのまま命を落としてしまうが、
彼女の残した歌は、人々の心の中に生き続けていた。
最後の方のフレーズに「子供が輪になって」とある。
これは推測の域を出ないが、
彼女が囚われたその後も、彼女が牢獄の中で
叫び、歌い続けた歌は
例え聞こえていなくとも、それは人々の心に届いていたのではないだろうか。
その結果として、彼女の想いは村の人々の異型の呪いを祓い、
村はその後も繁栄を続けられたのではないだろうか。
詩の最後に「少女はまだ旅をしてた」とある。
同時に牢獄で悲惨な死を遂げた彼女は最期に「あの村でもう一度みんなに会いたい」と願っている。
未練を残し怨霊となってしまった彼女が
最後に伝承となった自分の歌を聞けた時、彼女の歌も終わりを迎えることが出来るのだろう。
考え方の問題ではあるけれど、
どうせならやっぱり悲劇で終わらせたくはないよねと。
設定的には魔法もあるし、彼女自身も天使とのハーフみたいな。それなんてはた魔
個人的には人自身に特殊な力があるっていう設定よりは
そういう自然的な力を借りて間接的にっていう方がしっくりくるし
やっぱり世界観として筋の通りが違ってくると思う。
最終更新:2013年04月28日 01:01