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***あいは短し殺せよ乙女 紅き唇あせぬ夜に
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**岩下明美(いわした あけみ)
-登場作品:学怖,学怖S,四八,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,追加,最終,月下美人,極,ドラマCD,新生2,レトin,秘密,ナポin,鳴七,稲in,アパ殺
-声(CV):新山志保/野水伊織
-二つ名:謎めいた女,彼岸花の甘い囁き,元祖ヤンデレクイーン,など
-種族:人間(ヤンデレ)ほか
-職業:鳴神学園高校 三年A組
-年齢/誕生日:18歳/5月7日
-身体:161cm/46kg B型
-趣味:静かに過ごすこと
-好きな/嫌いな食べ物:アボカド、セロリ/肉、魚
-関連人物(その1):[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]],[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]《好意》,[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]],小松沢孝典《知人》,[[深尾華穂子>キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子]]《部活》,矢口節子,本田佐知子《クラスメート,友人》,奥沼美里《友人》,内山浩太《噂,弟,幼馴染》
-関連人物(その2):大滝,北島なつみ,小松沢孝明,増村寛,清水智子,立花ゆかり,東山,いくちゃん,伊達守,岡崎幸枝,大川百合子,藤臣秀人,江藤昭子,秋山恵利子,七瀬靖宏,畑,尚,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]],今野英俊,高木ババア,八尾亜希子,八尾芽衣子,酒井聖美,宮田弘江,浅海恵子,鍋島香織,萩野聡史《噂》
-関連人物(その3):青木尚,佐藤直之,及川由紀,相田瑞穂,大篭哀子《クラスメート》,神田拓郎,五十嵐裕也《恋人》,折原初子,広岡邦夫《取引》,野々宮亜由美《噂,取引,友人》
-関連用語:[[七不思議の集会>用語辞典 /重要用語 /七不思議の集会]],[[語り部>用語辞典 /重要用語 /語り部]],演劇部,[[殺人クラブ>用語辞典 /重要用語 /殺人クラブ]]《所属》カッターナイフ,百合《嗜好》,死の掲示板,無限廊下《噂》,肖像画《魅了》,首吊り桜《取引》,悪魔の電話,ルーベライズ《噂,所有》,吸血鬼《比喩》,マメダマメオ,メンド・クサガリーナ《迷言》,Yチューバ―,魔王少女☆あけみん
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**概要
「七不思議の集会(『[[1995>用語辞典 /A-Z#id_6c0ffea2]]』年度、または『[[現代>用語辞典 /け#id_1c80abe9]]』)」を開くに当たって集められた語り部の一人。
ミステリアスな雰囲気を漂わせ、窺い知れない謎を数多く持つ長い黒髪の美少女。
男女関係のもつれや悲劇を主な軸とした血生臭い話を語り、『学怖S』では総数12話もの持ちネタを誇る。
システムの盲点を突いた話を多く語るのも特徴である。さらには時折「殺す」などの脅し文句を混ぜながら聞き手に心理的圧迫を加えてくるなど、プレイヤーにとってもっとも目に見える危険人物(目に見えない危険人物は風間や福沢か)といえる。
「嘘」や「裏切り」といった不誠実なワード・行動を激しく嫌っておりプレイヤーを試すような質問を数多く繰り出してくる。
具体的には彼女の機嫌を損なうような回答([[赤い傘青い傘>用語辞典 /あ#id_af54125b]])や矛盾回答([[無限廊下>用語辞典 /み‐も#id_af54125b]])など。
ただ誘導尋問には注意すべきだが自分なりの意見を持っていないと痛い目に逢うことも多く、追従だけでは切り抜けられない。
これらの中には死に繋がる結末も数あるため、注意が必要となる。
終いには特定の行動を取ることすら禁じてきたり([[首吊り桜>用語辞典 /く#id_0b5ed1a3]])、システム自体を乗っ取ったり([[悪魔の電話>用語辞典 /あ#id_871491a5]])とやりたい放題。恐怖を画面の中に留めず、プレイヤーに直結させるという点では語り部一だろう。ユーザーにとって語り部最強と言っても過言ではない。
話の終わりで自分が人間でないことを宣言したり、この世のものではないモノ達との間に奇妙なコネクションを築いていることを示唆することも多い。
冗談交じり、からかい半分に見せて、彼女が持つ独特の雰囲気を鑑みると信憑性はかなり高く、本当に得体の知れない存在を呼び込む展開も多い。
その点では姉妹作『晦』の「[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]]」に共通する特性だろうか。
常に超然とした態度を保ち、窮地に追い込まれても崩すことはないが、価値観が独特すぎて逆鱗が変なところにある彼女のこと。一般人には理解しがたい妙な理由で悪鬼のごとく変貌することもある。その際の取り乱し方は尋常でなく、そこも恐ろしい。
本人の性格は「七不思議の集会」と言う怪談の集会に出席したに関わらず、徹底したリアリスト。結構シビアな視点から人間批評を行っており、厳しいが、確かな正論ばかりをぶつけてくる。
必然的に心に刺さる名言が多くなるが、やはり女性を大事にしない男性には厳しい。
恋愛話を語ると言うのは、本人の裏返しか、主人公にも好意的であり、時に愛の告白をする一幕まで用意されている。
ただ、独占欲・支配欲が強く、あらゆる面での裏切りを許さない彼女と付き合うのは命がけだろうが――。(余談、実は岩下五話で「恋人になる」約束を立ててから別の女性と付き合うことは可能だったりする。)
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきり言い、相手には「永遠」や「完全」と言った要求を通そうとする姿勢は裏表なく一貫しており、どうでもいいものは彼女にとって無いも同然。これを忘れずにいれば、彼女と付き合うのは不可能ではないだろう。
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***学怖S
そんな彼女であるが、意外と『学怖S』では比較的おとなしめな印象となった。
他の語り部達に大量のバッドエンドが追加され、相対的にではあるが、彼女の危険性が減少したのがひとつ。もうひとつの要因は女性主人公「倉田恵美」の登場である。
男女関係について突っ込み、男性である主人公に対し自分と同じ男のせいで悲劇の運命を辿った女性のことをどう思うか、コメントを求める。
そして、そこで不用意な言動を取ったが最期、それを言質として恐怖させるというのが彼女の十八番である。
よって、同性の倉田を相手にした時にはこの手は使わず、多くの展開で優しい先輩として接してくれた。下級生を茶目っ気いっぱいにからかうような言動が増えたことも特徴である。果ては『学怖』では絶対有り得なかっただろう、亡くなった恋人を偲ぶ「弱い女」ぶりなど、様々な表情を見せてくれるようになった。
外見では先述した通りに眼光鋭く、長い黒髪の美少女という点で共通している。
元々彼女は「美しい花には棘がある」を地で通す優れた容姿ありきの人物とも言える。
後続の「アパシー・シリーズ」を含めても、こうまでイメージが一貫しているのは珍しい。
日本古来の幽霊像や「[[伊藤潤二>キャラ年鑑 /い#id_9c588df5]]」に代表される近年のホラークイーンにダブるという声もあるが、やはりここは「シンプル・イズ・ベスト」と言っておこう。
既に完成されているため、実写であれCGであれ、これ以上イジりようがないとも言えるか。
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***四八
あなたシナリオ、埼玉シナリオ「棚婆」、千葉シナリオ「学校であった怖い噂」に登場。
ほかの語り部たち+新聞部員たち同様に名前と性格を借りてのゲスト出演である。ちなみに埼玉県民。
ただし、手番シナリオである「棚婆」が本来想定した規模からは程遠い一本道シナリオになってしまったため、どんな表情を見せてくれたかは謎のままとなってしまっている。
住民登録されている件や状態欄から生者であることは間違いないようだが、北海道に収録されるはずだった巨大シナリオ「赤い雪」でも昔死んだはずの女子高生「岩下明美」にまつわる話が展開される予定だったのだとか。実に謎めいた話といえる。
想像の余地を与え、神秘性を高めてくれたと言う点では感謝すべきなのだろうか。
「あなたシナリオ」一話。
『四八』のパーティーに招かれた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_fff78b38]]」が男性だった場合、出席者のひとりとして顔を見ることができる。
パーティーの余興の一環として出席者の皆さんにはプレゼントが贈られるのだが、岩下さんの場合は言わずと知れた「カッターナイフ」であり、受け取ってご満悦だった。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「棚婆」。
地元の養蚕について調べようと山奥を歩く「笹倉真央」、「塩原恵美」、「厠田小百合」ら『四八』名物の三人娘だったが、そもそも前提からして色々と間違っており、あわや遭難という事態に陥る。そこで三人が見つけたのは「迷い家(マヨイガ)」を思わせる謎の日本家屋だった。そしてその家主を名乗る少女「岩下明美」までもがその場に現れる。
そんなわけで岩下さんは家に用意されていた食事を無断で取った三人娘のことはあっさり許してくれたものの、なぜか屋根裏部屋には入らないでほしいという言いつけのみを残し、姿を消すのだった。ちなみに場所が場所のためか、和服姿である。
が、天然を通り越して何をしでかすかわからない爆弾娘「塩原恵美」が好奇心を押さえられるはずもなく……。
翌朝、三人娘は特に何の支障もなく、バスの停留所の前で目覚めた。
けれど、もしあれが本物の岩下さんだとしたら約束破りをそのままにしておくとは思えない。
よってなにか事情があったのかもしれないが、やはり真相は何もかも不明のままである。
「学校であった怖い噂」。
今回の岩下さんは「美術部」所属らしく、「織部美弥子」という女生徒の「[[肖像画>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]」にまつわる話を送ってくれる。
なんでも生前に美術部にいた織部さんは、ある時顔が変形する奇病にかかってしまいそれを気に病んで自ら命を絶った。
けれど、幼なじみの男子「加賀洋一」が描いた彼女の肖像画に魂が宿ったことで、生前のきれいな容貌を取り戻して今は全国の絵の中を渡り歩いているのだとかいう話である。
条件は厳しいが「絵」にまつわる話を七つ集めれば、壁新聞はこのテーマの下で完成し好評を博すことになる。
けれど問題は織部さん本人にもその声が届いてしまったということである。
そんなわけで当の織部さんの魂が宿ったと思しき肖像画が坂上くんのもとに好意を持ってやってきてしまうのだ。
ちなみに岩下さんは坂上くんに織部さんのことはけして粗略に扱わないようにと電話を介して事前に言いつけてくださるのだが、恐怖に負けた坂上くんは織部さんの絵をあわや処分という運びになってしまう。
坂上くんはちょうどそこを通りがかった日野先輩に絵を引き取ってもらったものの、織部さん基準ではその行動はアウトだった。
捨てたり人にあげたりしたら殺すということで、坂上くんは一回目ということで見逃されたものの日野先輩は織部さんに惨殺されてしまう。坂上くんは返り血を浴びて白から赤のワンピースへ衣装替えをした織部さんの絵と同居する羽目になったようである。
ちなみに先述の加賀くんも彼女の後を追う形で気を病んだ末に命を絶ち、同じく肖像画に魂を宿す顛末を辿ったようだが、彼の場合はその絵の中に留まることしかできていないようである。
なんというか、一連の流れを追っていくと織部さんと言う人の女の業を感じさせるような話であるのかもしれない。
ついでに言えば、平然とこの世ならぬ者との間に交流を持っている岩下さんにも震撼すべきなのだろうか。
「学怖inよんはち」では、彼女にとってスタンダードな語りである「無限廊下」を引っさげ参戦。他語り部と共に「復讐サイト」の管理人と言う懐かしいポジションを得ていた。
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**アパシー・シリーズ
ぱっと見では性格にあまり変化が生じていない。容姿に関してもほとんど乖離が見られない。
ほかの語り部たちが新解釈を打ち出されることが多い中で「岩下明美」は稀有な存在なのかもしれない
ただし、変更点をピックアップして語ることはできる。
一番の変更は常に余裕を持っていることだろう。
時に語調を変えて荒々しく怒りをぶつける語り方もなりを潜め、淡々と怒りを露にするようになった。内に秘めた異常性にはさして変化がないため「殺人クラブ」設定の時とそうでない時の変化がさして見られないと言う意見も度々みられたりもする。
また、「[[カッターナイフ>用語辞典 /か#id_0f1d76ca]]」を武器として常用するようになった。
同時に「[[アパシー・シリーズ>用語辞典 /重要用語 /アパシー・シリーズ]]」ではカッターナイフの登場=バッドエンドに強化されている節がある。岩下さんに伝家の宝刀を抜かせないような注意が必要になってくる。
旧来は「肖像画」のイメージから「[[美術部>用語辞典 /ひ#id_a9986b86]]」の印象が強かった岩下さんだが「[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]」に所属するようになったことも挙げられる。
これに伴ってシンババこと「[[深尾華穂子>キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子]]」先生との間に強いコネクションを築くことになった。
ファン/公式の間でほかに流布されているイメージに「巨乳」が挙げられるが、具体的な数値はお出しされていないので過度に持ち出すのは禁物といえる。一応、公式でも「応援本」で描かれたのを皮切りとして豊満な一枚絵が顔を出すこともあった。
なお岩下さんはシリーズに登場するヤンデレの代表格とされがちだが「ヤンデレ」と言う言葉自体は意外と彼女にそぐわない。
実は「[[ヤンデレ>用語辞典 /や#id_bf9e7d7d]]」という萌え属性自体が各有識者によって定義が分かれているのだ。
その上、狭義で言う「好意をもったキャラクター(「デレ」)が次第に精神的に病んだ状態になる」が当てはまらない事は確かである。広義で言う「精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子」を指すなら説明は可能であるが。
また、彼女にはデレが無い。
それ以前に、男に対する媚や依存がほとんど無いことが各方面から指摘されている。『学怖S』や『学恋』の攻略本に収録された小説を見れば分かるとおり、監禁や究極的には殺害をもって、愛を永遠に独占しようとするなど……、アレ?
議論が一周して戻ってきたような気がする。
元々、恋愛から発生する怖い話を語る岩下さんは「雨の日の相々傘」や「恋人を誘う桜」と言ったロマンチックなシチュエーションに恵まれており、耽美的な趣味があるのか、「[[肖像画>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]」や「[[パワーストーン>用語辞典 /は#id_dd6d3ac9]]」と言ったアイテムにも囲まれている。
そのためか『学恋(2)』では自分の美に自信を持った妖艶なお姉様と言うキャラになっている。もちろん、攻略に必要なパラメーターは「容姿」。
また、『学恋(2)』に限らなくても、おそらくは一番同性との恋愛に積極的な人だろう。詳細は「[[百合>用語辞典 /ゆ#id_7a582e87]]」の項目を参考にして欲しい。
そんな彼女は古くから熱狂的なファンを持つことで知られ、『学恋2』では新堂・風間と共に主人公を張ることになった。
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***VNV
「偽りの愛」、「学校であった怖い話」、「岩下明美が語る飴玉ばあさん」に登場。
展開の都合もあって語り部たちのダークサイドが強化されている本作だが、岩下さんも例外ではなく、冷淡さが強調された性格になっている。独特のルールへの関心も強くなっており、共感を拒みつつもこちらを惹きこもうとする論理展開はただただ恐ろしい。
ほか岩下版「飴玉ばあさん」は岩下さん初心者にオススメの教材として挙げられるんだとか。この場合は岩下さんの掲げる独特の論理展開と価値観、そして興味を持った相手への愛し方が端的に伝わるシナリオ構成になっているためである。
「[[偽りの愛>登場話早見 /VNV#id_39fa308b]]」。
「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」と「[[佐藤直之>キャラ年鑑 /さ2#id_33bfa6c1]]」、そして「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」という三人の男女の間で巻き起こった恋愛に関する悲喜劇が語られる。
なお、岩下さん自身は上記の三人と同じ「三年A組」のひとりではあるが、無関係な第三者としての立ち位置に終始していた。
くわえて当初の岩下さんはこの三人に冷徹に観察の目のみを向けており、何が起ころうとも一切干渉することもなかった。
ただ、そんな岩下さんも佐藤くんと及川さんの性根は早々に見定めたものの、本田さんだけはどうもつかみ切れなかった。
だからといって岩下さんの方からアクションを起こすわけではなかったのだが、本田さんから接触を受け彼女の口から説明を受けたことで疑問は氷解する。その上で本田さんに乞われるままに、彼女の大仕事を見守るという大任を引き受けるのだった。
そこから起こったことは、現実でもありえなくもない話だが、間違いなく猟奇事件としては極みとなる。
とはいえ岩下さんは当の本田さんを友人として認めた以上は止めも手伝いもせず、ただ見守る姿勢を崩さない。
そのため、岩下さんが説明してくれる本田さんの凶行を聞いている側としては冷や汗ものかもしれない。
本田さんは終始真面目なものの、傍で見ている岩下さんは茶目っ気と狂気の間で揺れ動く形で一連の事態を語るためである。
また、それとは別に岩下さんは聞き手である坂上修一に対して、優しく慈しむと同時にひどく脅迫的で首筋を冷たくさせる言葉を話の導入部をはじめ要所要所で投げかけてくださる。
坂上が話を聞いている最中の反応は読者・プレイヤーは岩下さんを介した間接的な形で窺い知ることしかできないものの、大方予想通り冷や汗を流しながら聞き終えるしかなかったようである。果たして岩下さんの言葉は本気なのか、それとも……。
「[[学校であった怖い話>登場話早見 /VNV#id_808ca9e9]]」。
この話の構成は新堂誠が話した「高木ババア」の一週間というタイムリミットという枷の中で展開される。
その限られた時間の中で主人公・坂上修一の精神が噛み合わなくなっていくのだが、語り部たちの話がまるで呪いのようにして彼の心に焼き付けた中で頭一つ抜けて影を落としているのが岩下さんである。
裏切られる前に先手を打って殺すという岩下さんなりの極論は狂った坂上修一の手によって実行(?)されることになる。
また、五日目に「[[斉藤>キャラ年鑑 /さ1#id_323a421d]]」からの電話に割り込むようにして「七人目」が見つかったから明後日の放課後に新聞部にいらっしゃいとお声がけをしてくださったのも岩下さんである。
果たしてこの岩下さんの正体は超自然的な声なのか、それとも坂上の分裂した精神、内側からささやく妄想に過ぎないのか。
そして、すべてを終わらせようと、自分が生きていることの証明を見せた坂上の意識は途絶えた。疲れ果ててベッドに横たわる坂上に岩下さんはやわらかな言葉をかけてくれる。
彼女たちは坂上修一の人格の一部に過ぎないのか、それともまったく別の存在なのか答えは出ない。
「[[岩下明美が語る飴玉ばあさん>登場話早見 /VNV#id_b5c6c7c4]]」。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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****最終版
「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。
学園の美術教師「[[小野塚彩>キャラ年鑑 /お2#id_39726877]]」先生とその婚約者でもある同僚教師「[[真島義孝>キャラ年鑑 /ま#id_1013a692]]」先生の間で巻き起こった愛憎と悲劇を語ってくれる。
発端として在学中に小野塚先生が「[[美術部>用語辞典 /ひ#id_a9986b86]]」に残した自身の学生時代の[[自画像>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]があり、それを見つけた真島先生はまるで魅入られたように絵画の前から動かなくなってしまう。
その果てに待ち受ける運命は過去の宿縁が祟ったものである。果たして小野塚先生に罪といえるものはあったのだろうか?
今を生きている眼前の小野塚さんことが目に入らなくなった真島さんが罪を背負うしかなかったことは確かであるのだが……。
なお、こちらミニシナリオは「七不思議の集会」のどこかの周回を切り取った体裁で行われている。
おなじみの題材に沿って語りを繰り広げる岩下さんは相変わらずとっても恐ろしいので、プレイヤー諸君は安心して聞くがいいだろう。
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***AMC1
語り部全員が「殺人クラブ」所属と言う設定を持たされた今作であるが、こと彼女は常の性格のまま自然体で殺しを行っていく。
「[[カッターナイフ>用語辞典 /か#id_0f1d76ca]]」と言う凶器の都合上、頚動脈を一発と言う鮮やかな殺しが光るが、その設定が足を引っ張ったのか他のメンバーとは違いターゲットをいたぶる描写や多種多様な殺し方には乏しい傾向にある。
そんな中「[[付き添い>登場話早見 /AMC1#id_d036450f]]」ルートにおける図書室全てを使った大ドミノ・ゲームは異彩を放っている。
また、最初から倉田恵美を標的にすることにあまり乗り気でなかった事情もあり、殺しにかかる時を見ても愛玩動物を愛でるような一環のような印象を受ける。
が、逆鱗である「嘘」と「裏切り」を行った場合は例外で、無感情の内に淡々とこちらを殺しにかかってくる。
また余談だが「設定資料集&攻略本」収録のインタビューの中で下着は締め付けるから嫌い。よって、着けていないと言う衝撃の答えを返している。
[これは普段着を着物だとすれば説明が付くと編者は勝手に思っている。体型の補正を必要する着物では洋装用の下着は使えないためである。和装用の下着と言える肌襦袢のことを下着と強弁するのも無理があるだろう。現に『四八』では着物姿も見せた。]
「[[本編>登場話早見 /AMC1#id_16dc1647]]」ルート。
すべての分岐シナリオの起点となるルートである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[坂上視点七不思議の集会>登場話早見 /AMC1#id_7f2e39e6]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[成りすまし>登場話早見 /AMC1#id_7f2e39e6]]」ルート。
「七不思議の集会」のお膳立てに乗せられノコノコと新聞部部室に足を運んだ倉田恵美のことをメンバーのひとりとして出迎える。
基本的にはほかのメンバーにも増して黙したまま動こうとはしないが、「嘘」による裏切りが露わとされた時には最後の〆とばかりにカッターナイフで倉田さんの始末をつけることが多いようだ。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[倉田視点・七不思議の集会>登場話早見 /AMC1#id_90997ab5]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[新語り部集結>登場話早見 /AMC1#id_0c86e8fa]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[付き添い>登場話早見 /AMC1#id_d036450f]]」ルート。
ギャグ補正を抜きにした、最も殺人鬼の脅威が色濃いルートである。
岩下さんもまた殺人鬼に怯える普通の女の子「倉田恵美」を脅かしながら、獲物として狩り立てていく。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[倉田家襲撃>登場話早見 /AMC1#id_8bc165aa]]」ルート。
両親+愛犬一匹と暮らす一般的な二階建て家屋の倉田家を舞台として、各所に待ち受ける「殺人クラブ」のひとり。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[人間狩り>登場話早見 /AMC1#id_dc06589f]]」ルート。
このルートでは「殺人クラブ」の面々がひとりずつ順番を決めて倉田恵美を襲っていく。
岩下さんの手番は六番目であり、四番手の荒井が馬脚を露すと彼女の手番が回ってくることがある。
また、殺人クラブの一同は日野部長から細田と風間の両名を部の足手まといとして内部粛清を行う旨の通達を受けていた。
岩下さんはこの話を聞いても常通りであり、殺される覚悟も込みで部に身を置いているといった発言をしている。
そのため、三番手の福沢が腹の内はどうであれ、部の方針に則って首尾よく標的を殺した場合は同性の先輩らしい面倒見の良さを見せた。片や福沢が日野部長への叛意を持って自分を仲間に誘い込もうとした場合は、前から気に入らなかったとして先手を打ってカッターで一閃し殺害している。この場合は手回しが早すぎるため、福沢の真意は筒抜けだった可能性が高いが真相は不明である。
とは言え、倉田恵美を狙ったことをきっかけに二年生以下の部員(+「風間望」)が死に絶えてしまうと「殺人クラブ」ももう後がない。さすがに運命的なものを感じナーバスになる残り三名だが、そのこともあって岩下さんにはもはや油断も慢心もなかった。
ここで万全を期すために日野部長が岩下さんを指名すると、岩下さんはカッターナイフ一本で倉田家を皆殺しにするという腕前を発揮するのだった。ちなみに倉田家の母は「[[生首>用語辞典 /な#id_d63decd8]]」にされているが、どうやらこれもカッターナイフで行ったようである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***AMC2
「悲劇の旋律」、「しりとり小僧」、「鬼哭ノ章」に登場。
「[[悲劇の旋律>登場話早見 /AMC2#id_be45478a]]」。
容姿はそっくりでも正反対の性格をしていたため互いの思いがすれ違ってしまった「[[双子>用語辞典 /ふ#id_8a720d17]]」の姉妹「[[八尾亜希子>キャラ年鑑 /や#id_f30b9f48]]・[[芽衣子>キャラ年鑑 /や#id_73beb6e9]]」の破局について語る。
音楽を巡る確執に双子の論理が絡まるというテーマは実に岩下さんらしく優雅であるが、例のごとくラストは凄惨である。
「[[しりとり小僧>登場話早見 /AMC2#id_d41a0078]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[鬼哭ノ章>登場話早見 /AMC2#id_8a6eac47]]」。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***学恋
坂上・倉田の両名の前に攻略対象として立ちはだかる!
両主人公との組み合わせは過去から脈々と繋がる王道カップリングなこともあり、
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***学恋2
今度は新堂・風間ら三年生代表と共に、主人公の一人として参戦。
もちろん、ほかふたりのいずれかを主人公に選んだ場合は攻略対象に回る。
「新堂編」。
ふたりの関係はドラマCD時代から脈々と続いている「ちょい悪とそれをリードする姐さん」と言う趣である。華のある[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]と汗の散る[[ボクシング部>用語辞典 /へ‐ほ#id_e5e778ff]]の一見有り得ない交流など、岩下さん的な見どころはけっこう多い。
新堂のライバル[[鬼島武>キャラ年鑑 /お2#id_a9a5a23f]]に一目惚れされ、試合当日に誘拐されると言う事件が発生するなど、なんだか不良%%極道%%マンガの匂いがプンプンすると思うのは気のせいだろうか。
『学恋』から引き続き約束をすっぽかすと即バッドエンドになってしまうが、今回は同じシチュエーションのバッドエンドが限られている分、どれだけ彼女が恋愛に関して真摯であるかを如実に表しているとも言えるだろう。
「風間編」。
風間さんのナンパな女たらしの話術にあえて乗ってみるなど、大人の余裕が全面に出ている。もっとも、今回風間さんは仕事として真面目に接触したはずであり、彼の真剣さを無意識に感じ取ったとも言い換えることが出来る。
新堂さんの場合と同様に最初は全然興味を示さず扱いは路傍の石に対するそれだが、攻略の進捗に連れて態度は激変していく。
ノーマルでは風間さんの全く悪びれない態度に檄して彼を切り刻む。
実は風間さんの真意は別にあり、自分を殺させることで地球を救おうという目論見だった。
男のやせ我慢といってしまえばそれまでだが、それらすれ違いの悲劇を知るのは風間さんを除けばプレイヤーのみである。
その一方で、トゥルーでは岩下さんの領域は風間空間に侵食されて融合してしまった。
ノーマルとは打って変わって、なんとも言い難いカオスなエンディングを形成してしまうのだ。
一見有り得ない風間さんの告白のセリフをしっかり受け止めたかと思えば了承。なぜか[[及川さん>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]と[[本田さん>キャラ年鑑 /ふ‐ほ#id_143972f9]]の鉄火場に乱入して、僕らの恐怖をぶち壊す羽目になる。
詳細はお若いふたりに任せるとして、この混迷を綺麗にまとめてしまった岩下さんは一体何なのだろう。
「岩下編」。
演劇部部長として寄せ集めの急造部員達をまとめていく手腕が試される。
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***特別編
語り部の一人として登場。
話の冒頭で「裏切り」にまつわる質問を出し、その結果で語る話を決める。当たり前だが、矛盾回答を出すと途端に機嫌を損なわせてしまう。
『VNV』「偽りの愛」の趣向を引き継いだのか、血飛沫舞う凄惨な話と歪んだ感情の持ち主が数多く登場するのが特徴である。
また、口先だけで実が伴っていないような愚か者が酷い目に遭うことも多い。
ただし、彼女お得意の男女関係にまつわる話は新たに用意されておらず、中途のバッドエンドが存在しないのも彼女独特の論理展開を妨げた印象である。
ただ話に登場する小道具は女性らしいものが多く、本質を突いた正論も常通りの岩下さんと言った趣である。なぜか優遇されているような描写が七話目に多い。
⇒「[[早見・特別編/岩下明美>登場話早見 /特別編#id_837f524f]]」
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****追加版
引き続き語り部の一人として登場。
「[[双子>用語辞典 /ふ#id_8a720d17]]」の論理や舞台女優など彼女が得意とする分野の話を追加した他、待望のバッドエンドが実装されどう選択肢を選ぶか油断できなくなっている。
さらに矛盾回答が一発死のトリガーになる「岩下版飴玉ばあさん」や「無限廊下」でお馴染みの圧迫面接を加えてくる「交換日記」など、前作で受けたユーザーからの要望には大きく応えたことになるだろう。
⇒「[[早見・追加版/岩下明美>登場話早見 /追加版#id_837f524f]]」
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***学恋V
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***流神A
[[オープニング>登場話早見 /流神A#id_e2272913]]に登場。
「[[校門>用語辞典 /こ#id_c6a8c3ca]]」で「[[柴田浩次>キャラ年鑑 /し#id_20c93416]]」が出会った綺麗なお姉さんが彼女である。
トレードマークのロングヘアをばっさり切ったイメチェンをされているものの三十路にかかってなおその美しさに磨きはかかるのか。
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***月下美人
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***極
本作でも「七不思議の集会」は開かれるが、シリーズの主舞台である「鳴神学園」の露出度は控えめである。
なぜなら『極』は『四八』&『[[学怖inよんはち>用語辞典 /重要用語 /学怖inよんはち]]』の設定と、「[[年代不定の現代>用語辞典 /け#id_1c80abe9]]」を時代設定に据えたオリジナルの舞台設定であるため。そんな中、岩下さんは千葉県にある他校からやってきた語り部として登場する。
「[[呪われた旧校舎>登場話早見 /極#id_e7932c33]]」。
このシナリオは大まかに言って三パターンの展開に分岐するのだが、岩下さんはその中のひとつでまさかの最期を遂げる。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[無限に続く学校の廊下>登場話早見 /極#id_837f524f]]」。
おなじみ『学怖(S)』から抜粋された根幹シナリオである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[恋獄ゲーム>登場話早見 /極#id_7b3cc3f1]]」。
新堂誠の『クリミナル・キッズ』、荒井昭二の『蒼天の白き神の座』に続く形で彼女自身もゲームに関わる話を語ってくれる。
いわゆる「呪われたゲームシリーズ」の終点に位置づけられるシナリオである。
予想外なことにゲームもお好きという岩下さんの容姿に見惚れつつ、彼女が語りだす恋愛シュミレーションゲーム『Catch! 〜気持ちセンセーション〜』の話の中で、プレイヤーの名前にされてしまう主人公だったが……。
君にとって理想のヒロインをカスタマイズするというゲームのコンセプトを活かして、「岩下明美」という恋人を手に入れた主人公はゲームにのめり込むものの、やがて現実で付き合うことになった理想以上の彼女を前に齟齬を覚えるようになっていく。
ゲームに苛立ちをぶつけ、健気にそれに応える「理想の彼女」。そして、その果てに彼の眼前には唯一無二の結末が待ち受ける。ふたりきりの新聞部室で顔を上げた「岩下明美」の様相は、『極』がシルエット立ち絵であることを最大限活かした演出だった。
ゲーム側から現実をハックされたのか、ゲームを遊ぶあなた自身がゲームに取り込まれたのか?
真相は定かではないが、この「岩下明美」が自我を確立し彼女なりの心情に基づき行動するいつもの岩下明美とは異なる、似て非なる存在ということは明らかだろう。
ちなみに、このシナリオを発動させた時点で、プレイヤーは選ぶ余地はあるようでまったくない一本道の袋小路に陥ってしまう。
つまりは集会は続行できずタイトル画面に戻されてしまうわけである。
それ自体が演出であり、岩下明美を名乗る「理想の彼女」のメッセージであると解釈することもできるだろう。
「[[復讐サイト>登場話早見 /極#id_d6d3be5c]]」。
ネット上の不特定多数から受けた交換殺人の依頼を集めて調整・斡旋する闇サイト「復讐サイト」を運営する共同管理人のひとりであり、その中でも中心人物である「日野貞夫」からの招集を受けてある催しをするために埼玉県からわざわざ足を運んだようだ。
一同は日野からの指示に基づき、「七不思議の集会」を開いて主人公に怖い話を聞かせてから手筈通り拘束されていた「倉田恵美」さんのもとに共にやってくる。そして倉田さんの眼前で主人公のことを殺すというのが当初説明されていた計画だったようだ。
その中で岩下さんはほぼ一貫して冷静で、最高にハイ! になっている日野をよそに一同を誘導するなどまとめ役を担っていた。
主人公のことも個人的に気に入っているのか、愛玩するような言を弄しているが一方で日野の暴挙に関してはまぁいいんじゃないかしらと我関せずなスタンスを取っていた。とは言え、岩下さんも日野の度を越した暴言はさすがに見過ごしてはいない。
その場合は日野のことを即座に見捨てて、代わりに主人公を新たな管理人に推挙したりもしている。
かと思えば、主人公の行動によっては岩下さんの中にあるなにかのスイッチを入れてしまい常の平常心をかなぐり捨てることも。
展開によっては暗黙の裡に意思統一ができていたほかの共同管理人たちと歩みを揃えて日野のことを排除する構えを見せる。日野の予期せぬ反撃によって命を落とすや否や、主人公や日野たちのことをあっさり殺して終わりになるのか、結末はあなた次第。
「[[招霊騒動>登場話早見 /極#id_162bca3e]]」。
「[[こっくりさん>用語辞典 /こid_720d40ba]]」をきっかけに目覚めてしまった危険極まりない[[悪霊>用語辞典 /ゆ#id_bf79f53c]]「あの子」の魔手から逃れ、生還につながる糸口を探るべく語り部たちはツーマンセルになって校内に散る。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***ドラマCD
ドラマCDという形式上、聞き役の坂上や倉田に対して直接アクションを起こすことはないため、今作は比較的おとなしめに感じるかもしれない。しかし約束事に厳しいという点は変わらず、遅れてきた七人目に対して説明を求めるのはだいたい彼女である。
また、周りに流されずに意見をしっかりと持つ所は健在。本作品にファンと名乗る生徒が多い所もうなづける。
「偽りの愛」、「赤い傘、青い傘」にはそれぞれ男女複数人が登場するが、彼女はその全てを遜色なく演じ分けている。流石は演劇部のミューズといったところか。
Disc.1「[[オープニング>登場話早見 /ドラマCD#id_f13970f0]]」。
今回も七不思議の語り手の一人として参加。
鳴神学園の誇る演劇部のミューズとして一般生徒にも顔が広いようだ。
Disc.4「[[偽りの愛>登場話早見 /ドラマCD#id_50f3ca72]]」。
内容としては『VNV』に収録されている同タイトルのシナリオをドラマCD用にリライトしたものになる。
&bold(){(執筆者募集中)}
Disc.4「[[赤い傘、青い傘>登場話早見 /ドラマCD#id_be8b201e]]」。
内容としては『学怖』『学怖S』に収録されている同タイトルのシナリオをドラマCD用にリライトしたものになる。以前のものについての詳細は「[[立花ゆかり>キャラ年鑑 /た2#id_cc88aaac]]」「[[塚原浩>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_bb9b30a1]]」の項で。
二人の愛憎劇を岩下さんが語ってくれるのだが、旧作と違う大きく異なる点は両者の具体的な台詞が多くなった点だろうか。元のシナリオでは尺やCEROの都合で濁されていたと思われる箇所も書かれており、塚原くんの粗暴で救いようのない言動や立花さんのやるせなさが浮き彫りになった他、童謡・あめふりを歌いながら復讐を遂行する立花さんの不気味さも際立つこととなった。
Disc.8 エンディング type.A「[[うしろの正面>登場話早見 /ドラマCD]]」。
他の語り部たちと共に坂上が話す七話目を聞くことになる。他の語り部たちと同様に最初以外セリフはない。
Disc.8 エンディング type.A「[[ピクちゃん>登場話早見 /ドラマCD]]」。
遅れてきた「[[剣持京華>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b8ac9791]]」に対して理由の説明を求めた。彼女が話し終えた後は納得をしてはいなかったものの、怖い話としてお気に召したようで彼女を許したようだ。
七話目の後、剣持さんを除いて唯一死体探しに行かなかった語り部だった。後日談を踏まえると、むやみやたらに首を突っ込まない賢明な判断だったといえるだろう。
Disc.9 エンディング type.B「[[ワタシ、リカちゃん>登場話早見 /ドラマCD#id_657bc10d]]」。
七話目の後、語り部「[[筒井里佳>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_2054d240]]」に言われるまま、他の参加者達と共にゴミ捨て場へ捨てられたバラバラ死体を見に行くことになる。狼狽えるメンバーもいた中、千切れた手足を目にしても一切動揺することなく淡々としており、同様に日野貞夫を模した「[[マネキン>用語辞典 /に#id_6c4184c4]]」がバラバラにされた惨状を見た際も彼の悪戯だといってあしらっていた。
Disc.9 エンディング type.B「[[鬼ごっこ>登場話早見 /ドラマCD#id_cbcbb444]]」。
七話目の語り部である日野貞夫の話が終わると、一同は旧校舎に現れる秘密の入り口を訪れることになる。
語り部たちは日野の話を信じていなかったが、それは岩下さんも例外ではない。しかし実際に入り口が現れると元木さんのおばあちゃんが反応しなかったことを皮切りに、なし崩し的に足を踏み入れていく。倉田恵美を除いて。
そして入口に入ってしまった一同は何者かに寄生されてしまう。彼らの正体は会話からすればほぼ間違いなく「宇宙人」であると思われるが、作中では明言されていない。
またラストでは、寄生された面々の台詞が各一回以上あり、いつもと違った雰囲気の集会メンバーを楽しむことができるシナリオでもある。いつも以上に凛々しい岩下さんは必見。
Disc.10 エンディング type.C「[[フクさん>登場話早見 /ドラマCD#id_00acd8c8]]」。
演劇部と合唱部で合同の出し物があるために七人目の語り部「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」とは顔見知り。
不知火さんの話を称賛しつつも彼女の核心をつく質問をする。結局ははぐらかされてしまい真実は藪の中であるが、今回の出来事を通して岩下さんは彼女の事をいたく気に入ったようだ。
Disc.10 エンディング type.C「[[シミケン>登場話早見 /ドラマCD#id_47d6f171]]」。
遅れてきた細田さんの態度をたしなめた後、彼の話に移行する。話し終わるとすぐに細田さんは部室を出て行ってしまうため彼との直接の会話は以後存在しない。
しかし最後の力を振り絞った彼の復讐を肯定しており、非常に岩下さんらしい反応であるといえるだろう。
Disc.10 エンディング type.C「[[占い同好会にて>登場話早見 /ドラマCD#id_8af5842f]]」。
他の語り部たちと同様、地球外の国からの留学生として人間世界に溶け込んでいたようだ。
しかしそれぞれどの国からの留学生なのかは判明していない。その辺りは聴者・読者の想像に委ねられている。
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***新生2
「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
最近、岩下さんのクラスで起こった内輪もめ騒動について「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_87cf94f8]]」に向けて語ってくれる。
なお、この物語は悲劇や喜劇などではなく「[[大篭哀子>キャラ年鑑 /お1#id_5167024c]]」という名前からして不幸が約束されたようなクラスメートを発端として、岩下さんの敵だったり味方だったりを自認する単なる愚か者たちが勝手に自滅していくさまを描く滑稽劇である。
とは言え、岩下さんはそんな彼女たちの狂態や醜態を過剰にあげつらうことはなく、あくまで淡々と冷静に述べていく。
あまりに心動かされることないので、冷酷に思えるかもしれないが岩下さんとしては好悪以前にどうでもいい問題のようだった。
詳細は大篭さんほか「[[瓜田茄子>キャラ年鑑 /う‐え#id_477e6358]]」や「[[鬼城遊香>キャラ年鑑 /き#id_00ae2d7e]]」に「[[高洞由利>キャラ年鑑 /け‐こ#id_07998bb9]]」などといった連中の項にお任せする。
で、そんな彼女たちが岩下さん(もしくはそのお膳立てとして大篭さん)相手に仕掛ける陰謀は、それはもう陰湿なものである。
しかしタイトルから連想される通りに流言飛語がクラス内や学内、父兄などの間を席捲しようとも岩下さんは座したまま動くことはなかった。すべて終わったから(もしくは放っておいて問題ないから)ここにいるという態度であなたの眼前にいるようだ。
主演女優がなにも言わない演劇があってもいいのかもしれない。
実害が及びそうになった際に先んじて岩下さんの方から手を打つ機会は一応皆無ではないが、岩下さんの動きが相手側に気取られるようなこともなかったりもする。主演女優の動きがわからない演劇があってもいいのかもしれない。
そんなわけで台風の渦中にいる岩下さん自身はまったく無風のまま心動かされることがないが、そんな岩下さんに愛憎を向ける女性たちの群像劇という観点でこの物語をみれば「[[百合>用語辞典 /ゆ#id_7a582e87]]」といえなくはない。その先に待ち受けるのが例のごとく凄惨でひどく滑稽なカーテンコールだったとしても、彼女たちが幸せと思い込めたのならそれでよかったのかもしれない。
そして、この脚本の中で岩下さんが真の意味で微笑みを向けるのはたったのひとりに限られる。
緞帳の奥の奥に隠れている[[彼女>キャラ年鑑 /た2#id_51772333]]のことを見つけられたとき、あなた自身の正体もきっと明らかになるのだろう。
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***レトin
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***秘密
「行かない方がいい」他、多数のルートに登場。
語り部たちが一斉に出るルートのほか、単独でも出演する。
「[[行かないほうがいい>登場話早見 /秘密#id_a12a1602]]」
「[[魔王少女☆あけみん>用語辞典 /ま#id_7f374b3a]]」降臨――、じゃなくて……。
今回の岩下さんは[[Yチューバー>用語辞典 /A-Z#id_2fa1c733]]「あけみん」としても活動なさっているようで、同じくYチューバ―である坂上くんからコラボを持ちかけられ、展開によっては彼にご同行いただくことになったりもする。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[行くべきだ>登場話早見 /秘密#id_c39a05ff]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[差出人を探そう>登場話早見 /秘密#id_355c7c04]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[「先生、好きです」と告白する>登場話早見 /秘密#id_2112a92a]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[そういえば……思い当たることがある!>登場話早見 /秘密#id_7bf728e9]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[誰か呼びに行ったほうがよさそうだ>登場話早見 /秘密#id_4de9e2d8]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[このままおとなしく成り行きを見守る>登場話早見 /秘密#id_9db33e56]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[誘いに乗って殺人クラブに入るべきだ>登場話早見 /秘密#id_f88a8d8b]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***ナポin
第1話「[[ヨムトシヌ>登場話早見 /その他#id_4a9aa4c9]]」に登場。
岩下さんの知人である「[[八十八八十八>キャラ年鑑 /わ行#id_3f6c7464]]」の口から彼女が在学中に体験したという「[[朗読同好会>用語辞典 /る‐ろ#id_e6e64a8b]]」と「[[建部大地>キャラ年鑑 /た2#id_7a9e4aa9]]」にまつわるエピソードが語られる。
演劇部のミューズとしても紹介されているが、八十八は読書家という側面から彼女に陶酔しており実際の岩下明美さんも読書を好んでいるのだという。
また、今までのシリーズ作品の中でもたびたび言及され、存在は語られてきたお父様がはじめて立ち絵付きで登場するシナリオでもある。ナイスミドルな紳士であるお父様と娘の岩下さんの仲は極めて良好なようで、作中では和やかに談笑する一幕もあった。
そんなわけで稀覯本も集めていた岩下さんの父はそのひとつとして「人皮装丁本」を所蔵していた。
岩下さんはこれこそが縁とみなしてそれを借り受け、建部さんの求める通りに彼にそれを読ませるのだが……。
事の顛末をすべて聞いた(体験)したあともこの父娘は普段のマイペースさと穏やかな調子を崩すことはなかった。
このこともあって、(ブラックユーモアあふれる)娘の感性は父親譲りだと断言できるが、一応断っておくと岩下さんのスタンスとしては建部を積極的に害そうとは思っていなかった。あくまで成り行きという名の運命に任せたといった風である。
事実、岩下さんは建部さんの朗読同好会としての活動を引き継いでいるらしく、彼女を囲む聴衆の中にはもう人でなくなったであろう建部さんの影も確認できるのだとか。
なお「ヨムトシヌ」というタイトルは、過去に飯島氏のブログで『月下美人の章』にて岩下明美が語る話として公開されたシナリオ名であるが、そちらは「[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]」の話であり、八十八の語った「ヨムトシヌ」とは&bold(){全く別物}であることを補足しておく。
元々「ヨムトシヌ」はいくつかの方向性を持っており、今回の「ヨムトシヌ」はコラボ用に新たに書き下ろされたものであることが[[2021年9月の鳴神学園放送部>https://youtu.be/xUIW3a_CuLA?t=8518]]にて明らかになった。
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***鳴七
語り部のひとりとして登場。
今回は同級生との関係は控えめでむしろ下級生との絡みの方が多く、面倒見の良さが特に強調されている。
とは言え無礼な態度を取ったり、矛盾回答を見せた坂上のことを殺しにかかってくる機会はやはり多い。
ただし逆鱗のトリガーが見えやすいところに置かれているため、相対的な危険性はかなり下がったと思われる。
ほかにOB/OGにまつわる話も多く備えている。
この場合は単なる伝聞ではなく、当事者から聞き取りを行ったりきちんと裏のある話であることが多かったりと、嘘を嫌う彼女らしさが良く現れているといえるだろう。
&bold(){(執筆者募集中)}
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***稲in
鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_ae3bc9bc]]」だったが……。
自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。
そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運び、首尾よく新聞部に入部したあなたは行方をくらました「坂上修一」の足跡を追うことになる。
その手がかりとして坂上くんが進行役を務めたという「七不思議の集会」の出席者を訪ね歩くことにしたあなたが会いに行ったうちの一人が「岩下明美」である。
まず「三年A組」にいた「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」さんから情報を得たあなただが「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」さんから因縁を付けられる。そこを「[[緒方真紀>キャラ年鑑 /お2#id_c8ff8a58]]」さんの助けを得て窮地を脱する。
その上であなたは講堂にいた「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」さんから岩下さんの現在の居所について教えてもらう。
以上のように女生徒たちの華麗なるバトンリレーを経て、あなたは「美術部」にて同席していた「[[小松沢孝則>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b59618b9]]」ともども岩下さんと対面することができた。
例のごとく岩下さんからは集会当日に語ったという話を聞くことができる。内容は、かつてこの学園で教壇に立っていたという不遇の天才「[[増村寛>キャラ年鑑 /ま#id_aa7f921d]]」と彼が見出した珠玉の逸材「[[小松沢孝明>キャラ年鑑 /け‐こ#id_a9e09b9d]]」と「[[清水智子>キャラ年鑑 /し#id_d05d25f6]]」について。
時に辛辣な評も織り交ぜながら中立的な観点から師弟の間で巻き起こったなにか、帰結としては清水さんの不可解かつ無惨な死とそれに続いての小松沢氏の変調を教えてくれるのだが……。
問題はこの場に話の中での当事者である小松沢氏の息子の孝則さんがいるということで、ともすれば彼への当てつけと捉えられなくもない。
そしてその直後、親の因果が子に回るというべき超常現象をあなたと一緒に目撃した岩下さんはとても上機嫌のまま一時の暇を終えて稽古に向け立ち去って行った。
事の真相はまったくの不明ながら、復讐を愛する岩下さんにはまこと嬉しいことなのだろう。
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***アパ殺
&bold(){(執筆者募集中)}
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&color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。}
&color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。}
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***あいは短し殺せよ乙女 紅き唇あせぬ夜に
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**岩下明美(いわした あけみ)
-登場作品:学怖,学怖S,四八,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,追加,最終,月下美人,極,ドラマCD,新生2,レトin,秘密,ナポin,鳴七,稲in,アパ殺
-声(CV):新山志保/野水伊織
-二つ名:謎めいた女,彼岸花の甘い囁き,元祖ヤンデレクイーン,など
-種族:人間(ヤンデレ)ほか
-職業:鳴神学園高校 三年A組
-年齢/誕生日:18歳/5月7日
-身体:161cm/46kg B型
-趣味:静かに過ごすこと
-好きな/嫌いな食べ物:アボカド、セロリ/肉、魚
-関連人物(その1):[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]],[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]《好意》,[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]],小松沢孝典《知人》,[[深尾華穂子>キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子]]《部活》,矢口節子,本田佐知子《クラスメート,友人》,奥沼美里《友人》,内山浩太《噂,弟,幼馴染》
-関連人物(その2):大滝,北島なつみ,小松沢孝明,増村寛,清水智子,立花ゆかり,東山,いくちゃん,伊達守,岡崎幸枝,大川百合子,藤臣秀人,江藤昭子,秋山恵利子,七瀬靖宏,畑,尚,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]],今野英俊,高木ババア,八尾亜希子,八尾芽衣子,酒井聖美,宮田弘江,浅海恵子,鍋島香織,萩野聡史《噂》
-関連人物(その3):青木尚,佐藤直之,及川由紀,相田瑞穂,大篭哀子《クラスメート》,神田拓郎,五十嵐裕也《恋人》,折原初子,広岡邦夫《取引》,野々宮亜由美《噂,取引,友人》
-関連用語:[[七不思議の集会>用語辞典 /重要用語 /七不思議の集会]],[[語り部>用語辞典 /重要用語 /語り部]],演劇部,[[殺人クラブ>用語辞典 /重要用語 /殺人クラブ]]《所属》カッターナイフ,百合《嗜好》,死の掲示板,無限廊下《噂》,肖像画《魅了》,首吊り桜《取引》,悪魔の電話,ルーベライズ《噂,所有》,吸血鬼《比喩》,マメダマメオ,メンド・クサガリーナ《迷言》,Yチューバ―,魔王少女☆あけみん
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**概要
「七不思議の集会(『[[1995>用語辞典 /A-Z#id_6c0ffea2]]』年度、または『[[現代>用語辞典 /け#id_1c80abe9]]』)」を開くに当たって集められた語り部の一人。
ミステリアスな雰囲気を漂わせ、窺い知れない謎を数多く持つ長い黒髪の美少女。
男女関係のもつれや悲劇を主な軸とした血生臭い話を語り、『学怖S』では総数12話もの持ちネタを誇る。
システムの盲点を突いた話を多く語るのも特徴である。さらには時折「殺す」などの脅し文句を混ぜながら聞き手に心理的圧迫を加えてくるなど、プレイヤーにとってもっとも目に見える危険人物(目に見えない危険人物は風間や福沢か)といえる。
「嘘」や「裏切り」といった不誠実なワード・行動を激しく嫌っておりプレイヤーを試すような質問を数多く繰り出してくる。
具体的には彼女の機嫌を損なうような回答([[赤い傘青い傘>用語辞典 /あ#id_af54125b]])や矛盾回答([[無限廊下>用語辞典 /み‐も#id_af54125b]])など。
ただ誘導尋問には注意すべきだが自分なりの意見を持っていないと痛い目に逢うことも多く、追従だけでは切り抜けられない。
これらの中には死に繋がる結末も数あるため、注意が必要となる。
終いには特定の行動を取ることすら禁じてきたり([[首吊り桜>用語辞典 /く#id_0b5ed1a3]])、システム自体を乗っ取ったり([[悪魔の電話>用語辞典 /あ#id_871491a5]])とやりたい放題。恐怖を画面の中に留めず、プレイヤーに直結させるという点では語り部一だろう。ユーザーにとって語り部最強と言っても過言ではない。
話の終わりで自分が人間でないことを宣言したり、この世のものではないモノ達との間に奇妙なコネクションを築いていることを示唆することも多い。
冗談交じり、からかい半分に見せて、彼女が持つ独特の雰囲気を鑑みると信憑性はかなり高く、本当に得体の知れない存在を呼び込む展開も多い。
その点では姉妹作『晦』の「[[藤村正美>キャラ年鑑 /主要人物 /藤村正美]]」に共通する特性だろうか。
常に超然とした態度を保ち、窮地に追い込まれても崩すことはないが、価値観が独特すぎて逆鱗が変なところにある彼女のこと。一般人には理解しがたい妙な理由で悪鬼のごとく変貌することもある。その際の取り乱し方は尋常でなく、そこも恐ろしい。
本人の性格は「七不思議の集会」と言う怪談の集会に出席したに関わらず、徹底したリアリスト。結構シビアな視点から人間批評を行っており、厳しいが、確かな正論ばかりをぶつけてくる。
必然的に心に刺さる名言が多くなるが、やはり女性を大事にしない男性には厳しい。
恋愛話を語ると言うのは、本人の裏返しか、主人公にも好意的であり、時に愛の告白をする一幕まで用意されている。
ただ、独占欲・支配欲が強く、あらゆる面での裏切りを許さない彼女と付き合うのは命がけだろうが――。(余談、実は岩下五話で「恋人になる」約束を立ててから別の女性と付き合うことは可能だったりする。)
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとはっきり言い、相手には「永遠」や「完全」と言った要求を通そうとする姿勢は裏表なく一貫しており、どうでもいいものは彼女にとって無いも同然。これを忘れずにいれば、彼女と付き合うのは不可能ではないだろう。
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***学怖S
そんな彼女であるが、意外と『学怖S』では比較的おとなしめな印象となった。
他の語り部達に大量のバッドエンドが追加され、相対的にではあるが、彼女の危険性が減少したのがひとつ。もうひとつの要因は女性主人公「倉田恵美」の登場である。
男女関係について突っ込み、男性である主人公に対し自分と同じ男のせいで悲劇の運命を辿った女性のことをどう思うか、コメントを求める。
そして、そこで不用意な言動を取ったが最期、それを言質として恐怖させるというのが彼女の十八番である。
よって、同性の倉田を相手にした時にはこの手は使わず、多くの展開で優しい先輩として接してくれた。下級生を茶目っ気いっぱいにからかうような言動が増えたことも特徴である。果ては『学怖』では絶対有り得なかっただろう、亡くなった恋人を偲ぶ「弱い女」ぶりなど、様々な表情を見せてくれるようになった。
外見では先述した通りに眼光鋭く、長い黒髪の美少女という点で共通している。
元々彼女は「美しい花には棘がある」を地で通す優れた容姿ありきの人物とも言える。
後続の「アパシー・シリーズ」を含めても、こうまでイメージが一貫しているのは珍しい。
日本古来の幽霊像や「[[伊藤潤二>キャラ年鑑 /い#id_9c588df5]]」に代表される近年のホラークイーンにダブるという声もあるが、やはりここは「シンプル・イズ・ベスト」と言っておこう。
既に完成されているため、実写であれCGであれ、これ以上イジりようがないとも言えるか。
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***四八
あなたシナリオ、埼玉シナリオ「棚婆」、千葉シナリオ「学校であった怖い噂」に登場。
ほかの語り部たち+新聞部員たち同様に名前と性格を借りてのゲスト出演である。ちなみに埼玉県民。
ただし、手番シナリオである「棚婆」が本来想定した規模からは程遠い一本道シナリオになってしまったため、どんな表情を見せてくれたかは謎のままとなってしまっている。
住民登録されている件や状態欄から生者であることは間違いないようだが、北海道に収録されるはずだった巨大シナリオ「赤い雪」でも昔死んだはずの女子高生「岩下明美」にまつわる話が展開される予定だったのだとか。実に謎めいた話といえる。
想像の余地を与え、神秘性を高めてくれたと言う点では感謝すべきなのだろうか。
「あなたシナリオ」一話。
『四八』のパーティーに招かれた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_fff78b38]]」が男性だった場合、出席者のひとりとして顔を見ることができる。
パーティーの余興の一環として出席者の皆さんにはプレゼントが贈られるのだが、岩下さんの場合は言わずと知れた「カッターナイフ」であり、受け取ってご満悦だった。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「棚婆」。
地元の養蚕について調べようと山奥を歩く「笹倉真央」、「塩原恵美」、「厠田小百合」ら『四八』名物の三人娘だったが、そもそも前提からして色々と間違っており、あわや遭難という事態に陥る。そこで三人が見つけたのは「迷い家(マヨイガ)」を思わせる謎の日本家屋だった。そしてその家主を名乗る少女「岩下明美」までもがその場に現れる。
そんなわけで岩下さんは家に用意されていた食事を無断で取った三人娘のことはあっさり許してくれたものの、なぜか屋根裏部屋には入らないでほしいという言いつけのみを残し、姿を消すのだった。ちなみに場所が場所のためか、和服姿である。
が、天然を通り越して何をしでかすかわからない爆弾娘「塩原恵美」が好奇心を押さえられるはずもなく……。
翌朝、三人娘は特に何の支障もなく、バスの停留所の前で目覚めた。
けれど、もしあれが本物の岩下さんだとしたら約束破りをそのままにしておくとは思えない。
よってなにか事情があったのかもしれないが、やはり真相は何もかも不明のままである。
「学校であった怖い噂」。
今回の岩下さんは「美術部」所属らしく、「織部美弥子」という女生徒の「[[肖像画>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]」にまつわる話を送ってくれる。
なんでも生前に美術部にいた織部さんは、ある時顔が変形する奇病にかかってしまいそれを気に病んで自ら命を絶った。
けれど、幼なじみの男子「加賀洋一」が描いた彼女の肖像画に魂が宿ったことで、生前のきれいな容貌を取り戻して今は全国の絵の中を渡り歩いているのだとかいう話である。
条件は厳しいが「絵」にまつわる話を七つ集めれば、壁新聞はこのテーマの下で完成し好評を博すことになる。
けれど問題は織部さん本人にもその声が届いてしまったということである。
そんなわけで当の織部さんの魂が宿ったと思しき肖像画が坂上くんのもとに好意を持ってやってきてしまうのだ。
ちなみに岩下さんは坂上くんに織部さんのことはけして粗略に扱わないようにと電話を介して事前に言いつけてくださるのだが、恐怖に負けた坂上くんは織部さんの絵をあわや処分という運びになってしまう。
坂上くんはちょうどそこを通りがかった日野先輩に絵を引き取ってもらったものの、織部さん基準ではその行動はアウトだった。
捨てたり人にあげたりしたら殺すということで、坂上くんは一回目ということで見逃されたものの日野先輩は織部さんに惨殺されてしまう。坂上くんは返り血を浴びて白から赤のワンピースへ衣装替えをした織部さんの絵と同居する羽目になったようである。
ちなみに先述の加賀くんも彼女の後を追う形で気を病んだ末に命を絶ち、同じく肖像画に魂を宿す顛末を辿ったようだが、彼の場合はその絵の中に留まることしかできていないようである。
なんというか、一連の流れを追っていくと織部さんと言う人の女の業を感じさせるような話であるのかもしれない。
ついでに言えば、平然とこの世ならぬ者との間に交流を持っている岩下さんにも震撼すべきなのだろうか。
「学怖inよんはち」では、彼女にとってスタンダードな語りである「無限廊下」を引っさげ参戦。他語り部と共に「復讐サイト」の管理人と言う懐かしいポジションを得ていた。
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**アパシー・シリーズ
ぱっと見では性格にあまり変化が生じていない。容姿に関してもほとんど乖離が見られない。
ほかの語り部たちが新解釈を打ち出されることが多い中で「岩下明美」は稀有な存在なのかもしれない
ただし、変更点をピックアップして語ることはできる。
一番の変更は常に余裕を持っていることだろう。
時に語調を変えて荒々しく怒りをぶつける語り方もなりを潜め、淡々と怒りを露にするようになった。内に秘めた異常性にはさして変化がないため「殺人クラブ」設定の時とそうでない時の変化がさして見られないと言う意見も度々みられたりもする。
また、「[[カッターナイフ>用語辞典 /か#id_0f1d76ca]]」を武器として常用するようになった。
同時に「[[アパシー・シリーズ>用語辞典 /重要用語 /アパシー・シリーズ]]」ではカッターナイフの登場=バッドエンドに強化されている節がある。岩下さんに伝家の宝刀を抜かせないような注意が必要になってくる。
旧来は「肖像画」のイメージから「[[美術部>用語辞典 /ひ#id_a9986b86]]」の印象が強かった岩下さんだが「[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]」に所属するようになったことも挙げられる。
これに伴ってシンババこと「[[深尾華穂子>キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子]]」先生との間に強いコネクションを築くことになった。
ファン/公式の間でほかに流布されているイメージに「巨乳」が挙げられるが、具体的な数値はお出しされていないので過度に持ち出すのは禁物といえる。一応、公式でも「応援本」で描かれたのを皮切りとして豊満な一枚絵が顔を出すこともあった。
なお岩下さんはシリーズに登場するヤンデレの代表格とされがちだが「ヤンデレ」と言う言葉自体は意外と彼女にそぐわない。
実は「[[ヤンデレ>用語辞典 /や#id_bf9e7d7d]]」という萌え属性自体が各有識者によって定義が分かれているのだ。
その上、狭義で言う「好意をもったキャラクター(「デレ」)が次第に精神的に病んだ状態になる」が当てはまらない事は確かである。広義で言う「精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子」を指すなら説明は可能であるが。
また、彼女にはデレが無い。
それ以前に、男に対する媚や依存がほとんど無いことが各方面から指摘されている。『学怖S』や『学恋』の攻略本に収録された小説を見れば分かるとおり、監禁や究極的には殺害をもって、愛を永遠に独占しようとするなど……、アレ?
議論が一周して戻ってきたような気がする。
元々、恋愛から発生する怖い話を語る岩下さんは「雨の日の相々傘」や「恋人を誘う桜」と言ったロマンチックなシチュエーションに恵まれており、耽美的な趣味があるのか、「[[肖像画>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]」や「[[パワーストーン>用語辞典 /は#id_dd6d3ac9]]」と言ったアイテムにも囲まれている。
そのためか『学恋(2)』では自分の美に自信を持った妖艶なお姉様と言うキャラになっている。もちろん、攻略に必要なパラメーターは「容姿」。
また、『学恋(2)』に限らなくても、おそらくは一番同性との恋愛に積極的な人だろう。詳細は「[[百合>用語辞典 /ゆ#id_7a582e87]]」の項目を参考にして欲しい。
そんな彼女は古くから熱狂的なファンを持つことで知られ、『学恋2』では新堂・風間と共に主人公を張ることになった。
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***VNV
「偽りの愛」、「学校であった怖い話」、「岩下明美が語る飴玉ばあさん」に登場。
展開の都合もあって語り部たちのダークサイドが強化されている本作だが、岩下さんも例外ではなく、冷淡さが強調された性格になっている。独特のルールへの関心も強くなっており、共感を拒みつつもこちらを惹きこもうとする論理展開はただただ恐ろしい。
ほか岩下版「飴玉ばあさん」は岩下さん初心者にオススメの教材として挙げられるんだとか。この場合は岩下さんの掲げる独特の論理展開と価値観、そして興味を持った相手への愛し方が端的に伝わるシナリオ構成になっているためである。
「[[偽りの愛>登場話早見 /VNV#id_39fa308b]]」。
「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」と「[[佐藤直之>キャラ年鑑 /さ2#id_33bfa6c1]]」、そして「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」という三人の男女の間で巻き起こった恋愛に関する悲喜劇が語られる。
なお、岩下さん自身は上記の三人と同じ「三年A組」のひとりではあるが、無関係な第三者としての立ち位置に終始していた。
くわえて当初の岩下さんはこの三人に冷徹に観察の目のみを向けており、何が起ころうとも一切干渉することもなかった。
ただ、そんな岩下さんも佐藤くんと及川さんの性根は早々に見定めたものの、本田さんだけはどうもつかみ切れなかった。
だからといって岩下さんの方からアクションを起こすわけではなかったのだが、本田さんから接触を受け彼女の口から説明を受けたことで疑問は氷解する。その上で本田さんに乞われるままに、彼女の大仕事を見守るという大任を引き受けるのだった。
そこから起こったことは、現実でもありえなくもない話だが、間違いなく猟奇事件としては極みとなる。
とはいえ岩下さんは当の本田さんを友人として認めた以上は止めも手伝いもせず、ただ見守る姿勢を崩さない。
そのため、岩下さんが説明してくれる本田さんの凶行を聞いている側としては冷や汗ものかもしれない。
本田さんは終始真面目なものの、傍で見ている岩下さんは茶目っ気と狂気の間で揺れ動く形で一連の事態を語るためである。
また、それとは別に岩下さんは聞き手である坂上修一に対して、優しく慈しむと同時にひどく脅迫的で首筋を冷たくさせる言葉を話の導入部をはじめ要所要所で投げかけてくださる。
坂上が話を聞いている最中の反応は読者・プレイヤーは岩下さんを介した間接的な形で窺い知ることしかできないものの、大方予想通り冷や汗を流しながら聞き終えるしかなかったようである。果たして岩下さんの言葉は本気なのか、それとも……。
「[[学校であった怖い話>登場話早見 /VNV#id_808ca9e9]]」。
この話の構成は新堂誠が話した「高木ババア」の一週間というタイムリミットという枷の中で展開される。
その限られた時間の中で主人公・坂上修一の精神が噛み合わなくなっていくのだが、語り部たちの話がまるで呪いのようにして彼の心に焼き付けた中で頭一つ抜けて影を落としているのが岩下さんである。
裏切られる前に先手を打って殺すという岩下さんなりの極論は狂った坂上修一の手によって実行(?)されることになる。
また、五日目に「[[斉藤>キャラ年鑑 /さ1#id_323a421d]]」からの電話に割り込むようにして「七人目」が見つかったから明後日の放課後に新聞部にいらっしゃいとお声がけをしてくださったのも岩下さんである。
果たしてこの岩下さんの正体は超自然的な声なのか、それとも坂上の分裂した精神、内側からささやく妄想に過ぎないのか。
そして、すべてを終わらせようと、自分が生きていることの証明を見せた坂上の意識は途絶えた。疲れ果ててベッドに横たわる坂上に岩下さんはやわらかな言葉をかけてくれる。
彼女たちは坂上修一の人格の一部に過ぎないのか、それともまったく別の存在なのか答えは出ない。
「[[岩下明美が語る飴玉ばあさん>登場話早見 /VNV#id_b5c6c7c4]]」。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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****最終版
「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。
学園の美術教師「[[小野塚彩>キャラ年鑑 /お2#id_39726877]]」先生とその婚約者でもある同僚教師「[[真島義孝>キャラ年鑑 /ま#id_1013a692]]」先生の間で巻き起こった愛憎と悲劇を語ってくれる。
発端として在学中に小野塚先生が「[[美術部>用語辞典 /ひ#id_a9986b86]]」に残した自身の学生時代の[[自画像>用語辞典 /し2#id_bcffa3c6]]があり、それを見つけた真島先生はまるで魅入られたように絵画の前から動かなくなってしまう。
その果てに待ち受ける運命は過去の宿縁が祟ったものである。果たして小野塚先生に罪といえるものはあったのだろうか?
今を生きている眼前の小野塚さんことが目に入らなくなった真島さんが罪を背負うしかなかったことは確かであるのだが……。
なお、こちらミニシナリオは「七不思議の集会」のどこかの周回を切り取った体裁で行われている。
おなじみの題材に沿って語りを繰り広げる岩下さんは相変わらずとっても恐ろしいので、プレイヤー諸君は安心して聞くがいいだろう。
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***AMC1
語り部全員が「殺人クラブ」所属と言う設定を持たされた今作であるが、こと彼女は常の性格のまま自然体で殺しを行っていく。
「[[カッターナイフ>用語辞典 /か#id_0f1d76ca]]」と言う凶器の都合上、頚動脈を一発と言う鮮やかな殺しが光るが、その設定が足を引っ張ったのか他のメンバーとは違いターゲットをいたぶる描写や多種多様な殺し方には乏しい傾向にある。
そんな中「[[付き添い>登場話早見 /AMC1#id_d036450f]]」ルートにおける図書室全てを使った大ドミノ・ゲームは異彩を放っている。
また、最初から倉田恵美を標的にすることにあまり乗り気でなかった事情もあり、殺しにかかる時を見ても愛玩動物を愛でるような一環のような印象を受ける。
が、逆鱗である「嘘」と「裏切り」を行った場合は例外で、無感情の内に淡々とこちらを殺しにかかってくる。
また余談だが「設定資料集&攻略本」収録のインタビューの中で下着は締め付けるから嫌い。よって、着けていないと言う衝撃の答えを返している。
[これは普段着を着物だとすれば説明が付くと編者は勝手に思っている。体型の補正を必要する着物では洋装用の下着は使えないためである。和装用の下着と言える肌襦袢のことを下着と強弁するのも無理があるだろう。現に『四八』では着物姿も見せた。]
「[[本編>登場話早見 /AMC1#id_16dc1647]]」ルート。
すべての分岐シナリオの起点となるルートである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[坂上視点七不思議の集会>登場話早見 /AMC1#id_7f2e39e6]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[成りすまし>登場話早見 /AMC1#id_7f2e39e6]]」ルート。
「七不思議の集会」のお膳立てに乗せられノコノコと新聞部部室に足を運んだ倉田恵美のことをメンバーのひとりとして出迎える。
基本的にはほかのメンバーにも増して黙したまま動こうとはしないが、「嘘」による裏切りが露わとされた時には最後の〆とばかりにカッターナイフで倉田さんの始末をつけることが多いようだ。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[倉田視点・七不思議の集会>登場話早見 /AMC1#id_90997ab5]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[新語り部集結>登場話早見 /AMC1#id_0c86e8fa]]」ルート。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[付き添い>登場話早見 /AMC1#id_d036450f]]」ルート。
ギャグ補正を抜きにした、最も殺人鬼の脅威が色濃いルートである。
岩下さんもまた殺人鬼に怯える普通の女の子「倉田恵美」を脅かしながら、獲物として狩り立てていく。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[倉田家襲撃>登場話早見 /AMC1#id_8bc165aa]]」ルート。
両親+愛犬一匹と暮らす一般的な二階建て家屋の倉田家を舞台として、各所に待ち受ける「殺人クラブ」のひとり。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[人間狩り>登場話早見 /AMC1#id_dc06589f]]」ルート。
このルートでは「殺人クラブ」の面々がひとりずつ順番を決めて倉田恵美を襲っていく。
岩下さんの手番は六番目であり、四番手の荒井が馬脚を露すと彼女の手番が回ってくることがある。
また、殺人クラブの一同は日野部長から細田と風間の両名を部の足手まといとして内部粛清を行う旨の通達を受けていた。
岩下さんはこの話を聞いても常通りであり、殺される覚悟も込みで部に身を置いているといった発言をしている。
そのため、三番手の福沢が腹の内はどうであれ、部の方針に則って首尾よく標的を殺した場合は同性の先輩らしい面倒見の良さを見せた。片や福沢が日野部長への叛意を持って自分を仲間に誘い込もうとした場合は、前から気に入らなかったとして先手を打ってカッターで一閃し殺害している。この場合は手回しが早すぎるため、福沢の真意は筒抜けだった可能性が高いが真相は不明である。
とは言え、倉田恵美を狙ったことをきっかけに二年生以下の部員(+「風間望」)が死に絶えてしまうと「殺人クラブ」ももう後がない。さすがに運命的なものを感じナーバスになる残り三名だが、そのこともあって岩下さんにはもはや油断も慢心もなかった。
ここで万全を期すために日野部長が岩下さんを指名すると、岩下さんはカッターナイフ一本で倉田家を皆殺しにするという腕前を発揮するのだった。ちなみに倉田家の母は「[[生首>用語辞典 /な#id_d63decd8]]」にされているが、どうやらこれもカッターナイフで行ったようである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***AMC2
「悲劇の旋律」、「しりとり小僧」、「鬼哭ノ章」に登場。
「[[悲劇の旋律>登場話早見 /AMC2#id_be45478a]]」。
容姿はそっくりでも正反対の性格をしていたため互いの思いがすれ違ってしまった「[[双子>用語辞典 /ふ#id_8a720d17]]」の姉妹「[[八尾亜希子>キャラ年鑑 /や#id_f30b9f48]]・[[芽衣子>キャラ年鑑 /や#id_73beb6e9]]」の破局について語る。
音楽を巡る確執に双子の論理が絡まるというテーマは実に岩下さんらしく優雅であるが、例のごとくラストは凄惨である。
「[[しりとり小僧>登場話早見 /AMC2#id_d41a0078]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[鬼哭ノ章>登場話早見 /AMC2#id_8a6eac47]]」。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***学恋
坂上・倉田の両名の前に攻略対象として立ちはだかる!
両主人公との組み合わせは過去から脈々と繋がる王道カップリングなこともあり、
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***学恋2
今度は新堂・風間ら三年生代表と共に、主人公の一人として参戦。
もちろん、ほかふたりのいずれかを主人公に選んだ場合は攻略対象に回る。
「新堂編」。
ふたりの関係はドラマCD時代から脈々と続いている「ちょい悪とそれをリードする姐さん」と言う趣である。華のある[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]と汗の散る[[ボクシング部>用語辞典 /へ‐ほ#id_e5e778ff]]の一見有り得ない交流など、岩下さん的な見どころはけっこう多い。
新堂のライバル[[鬼島武>キャラ年鑑 /お2#id_a9a5a23f]]に一目惚れされ、試合当日に誘拐されると言う事件が発生するなど、なんだか不良%%極道%%マンガの匂いがプンプンすると思うのは気のせいだろうか。
『学恋』から引き続き約束をすっぽかすと即バッドエンドになってしまうが、今回は同じシチュエーションのバッドエンドが限られている分、どれだけ彼女が恋愛に関して真摯であるかを如実に表しているとも言えるだろう。
「風間編」。
風間さんのナンパな女たらしの話術にあえて乗ってみるなど、大人の余裕が全面に出ている。もっとも、今回風間さんは仕事として真面目に接触したはずであり、彼の真剣さを無意識に感じ取ったとも言い換えることが出来る。
新堂さんの場合と同様に最初は全然興味を示さず扱いは路傍の石に対するそれだが、攻略の進捗に連れて態度は激変していく。
ノーマルでは風間さんの全く悪びれない態度に檄して彼を切り刻む。
実は風間さんの真意は別にあり、自分を殺させることで地球を救おうという目論見だった。
男のやせ我慢といってしまえばそれまでだが、それらすれ違いの悲劇を知るのは風間さんを除けばプレイヤーのみである。
その一方で、トゥルーでは岩下さんの領域は風間空間に侵食されて融合してしまった。
ノーマルとは打って変わって、なんとも言い難いカオスなエンディングを形成してしまうのだ。
一見有り得ない風間さんの告白のセリフをしっかり受け止めたかと思えば了承。なぜか[[及川さん>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]と[[本田さん>キャラ年鑑 /ふ‐ほ#id_143972f9]]の鉄火場に乱入して、僕らの恐怖をぶち壊す羽目になる。
詳細はお若いふたりに任せるとして、この混迷を綺麗にまとめてしまった岩下さんは一体何なのだろう。
「岩下編」。
演劇部部長として寄せ集めの急造部員達をまとめていく手腕が試される。
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***特別編
語り部の一人として登場。
話の冒頭で「裏切り」にまつわる質問を出し、その結果で語る話を決める。当たり前だが、矛盾回答を出すと途端に機嫌を損なわせてしまう。
『VNV』「偽りの愛」の趣向を引き継いだのか、血飛沫舞う凄惨な話と歪んだ感情の持ち主が数多く登場するのが特徴である。
また、口先だけで実が伴っていないような愚か者が酷い目に遭うことも多い。
ただし、彼女お得意の男女関係にまつわる話は新たに用意されておらず、中途のバッドエンドが存在しないのも彼女独特の論理展開を妨げた印象である。
ただ話に登場する小道具は女性らしいものが多く、本質を突いた正論も常通りの岩下さんと言った趣である。なぜか優遇されているような描写が七話目に多い。
⇒「[[早見・特別編/岩下明美>登場話早見 /特別編#id_837f524f]]」
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****追加版
引き続き語り部の一人として登場。
「[[双子>用語辞典 /ふ#id_8a720d17]]」の論理や舞台女優など彼女が得意とする分野の話を追加した他、待望のバッドエンドが実装されどう選択肢を選ぶか油断できなくなっている。
さらに矛盾回答が一発死のトリガーになる「岩下版飴玉ばあさん」や「無限廊下」でお馴染みの圧迫面接を加えてくる「交換日記」など、前作で受けたユーザーからの要望には大きく応えたことになるだろう。
⇒「[[早見・追加版/岩下明美>登場話早見 /追加版#id_837f524f]]」
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***学恋V
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***流神A
[[オープニング>登場話早見 /流神A#id_e2272913]]に登場。
「[[校門>用語辞典 /こ#id_c6a8c3ca]]」で「[[柴田浩次>キャラ年鑑 /し#id_20c93416]]」が出会った綺麗なお姉さんが彼女である。
トレードマークのロングヘアをばっさり切ったイメチェンをされているものの三十路にかかってなおその美しさに磨きはかかるのか。
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***月下美人
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***極
本作でも「七不思議の集会」は開かれるが、シリーズの主舞台である「鳴神学園」の露出度は控えめである。
なぜなら『極』は『四八』&『[[学怖inよんはち>用語辞典 /重要用語 /学怖inよんはち]]』の設定と、「[[年代不定の現代>用語辞典 /け#id_1c80abe9]]」を時代設定に据えたオリジナルの舞台設定であるため。そんな中、岩下さんは千葉県にある他校からやってきた語り部として登場する。
「[[呪われた旧校舎>登場話早見 /極#id_e7932c33]]」。
このシナリオは大まかに言って三パターンの展開に分岐するのだが、岩下さんはその中のひとつでまさかの最期を遂げる。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[無限に続く学校の廊下>登場話早見 /極#id_837f524f]]」。
おなじみ『学怖(S)』から抜粋された根幹シナリオである。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[恋獄ゲーム>登場話早見 /極#id_7b3cc3f1]]」。
新堂誠の『クリミナル・キッズ』、荒井昭二の『蒼天の白き神の座』に続く形で彼女自身もゲームに関わる話を語ってくれる。
いわゆる「呪われたゲームシリーズ」の終点に位置づけられるシナリオである。
予想外なことにゲームもお好きという岩下さんの容姿に見惚れつつ、彼女が語りだす恋愛シュミレーションゲーム『Catch! 〜気持ちセンセーション〜』の話の中で、プレイヤーの名前にされてしまう主人公だったが……。
君にとって理想のヒロインをカスタマイズするというゲームのコンセプトを活かして、「岩下明美」という恋人を手に入れた主人公はゲームにのめり込むものの、やがて現実で付き合うことになった理想以上の彼女を前に齟齬を覚えるようになっていく。
ゲームに苛立ちをぶつけ、健気にそれに応える「理想の彼女」。そして、その果てに彼の眼前には唯一無二の結末が待ち受ける。ふたりきりの新聞部室で顔を上げた「岩下明美」の様相は、『極』がシルエット立ち絵であることを最大限活かした演出だった。
ゲーム側から現実をハックされたのか、ゲームを遊ぶあなた自身がゲームに取り込まれたのか?
真相は定かではないが、この「岩下明美」が自我を確立し彼女なりの心情に基づき行動するいつもの岩下明美とは異なる、似て非なる存在ということは明らかだろう。
ちなみに、このシナリオを発動させた時点で、プレイヤーは選ぶ余地はあるようでまったくない一本道の袋小路に陥ってしまう。
つまりは集会は続行できずタイトル画面に戻されてしまうわけである。
それ自体が演出であり、岩下明美を名乗る「理想の彼女」のメッセージであると解釈することもできるだろう。
「[[復讐サイト>登場話早見 /極#id_d6d3be5c]]」。
ネット上の不特定多数から受けた交換殺人の依頼を集めて調整・斡旋する闇サイト「復讐サイト」を運営する共同管理人のひとりであり、その中でも中心人物である「日野貞夫」からの招集を受けてある催しをするために埼玉県からわざわざ足を運んだようだ。
一同は日野からの指示に基づき、「七不思議の集会」を開いて主人公に怖い話を聞かせてから手筈通り拘束されていた「倉田恵美」さんのもとに共にやってくる。そして倉田さんの眼前で主人公のことを殺すというのが当初説明されていた計画だったようだ。
その中で岩下さんはほぼ一貫して冷静で、最高にハイ! になっている日野をよそに一同を誘導するなどまとめ役を担っていた。
主人公のことも個人的に気に入っているのか、愛玩するような言を弄しているが一方で日野の暴挙に関してはまぁいいんじゃないかしらと我関せずなスタンスを取っていた。とは言え、岩下さんも日野の度を越した暴言はさすがに見過ごしてはいない。
その場合は日野のことを即座に見捨てて、代わりに主人公を新たな管理人に推挙したりもしている。
かと思えば、主人公の行動によっては岩下さんの中にあるなにかのスイッチを入れてしまい常の平常心をかなぐり捨てることも。
展開によっては暗黙の裡に意思統一ができていたほかの共同管理人たちと歩みを揃えて日野のことを排除する構えを見せる。日野の予期せぬ反撃によって命を落とすや否や、主人公や日野たちのことをあっさり殺して終わりになるのか、結末はあなた次第。
「[[招霊騒動>登場話早見 /極#id_162bca3e]]」。
「[[こっくりさん>用語辞典 /こid_720d40ba]]」をきっかけに目覚めてしまった危険極まりない[[悪霊>用語辞典 /ゆ#id_bf79f53c]]「あの子」の魔手から逃れ、生還につながる糸口を探るべく語り部たちはツーマンセルになって校内に散る。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***ドラマCD
ドラマCDという形式上、聞き役の坂上や倉田に対して直接アクションを起こすことはないため、今作は比較的おとなしめに感じるかもしれない。しかし約束事に厳しいという点は変わらず、遅れてきた七人目に対して説明を求めるのはだいたい彼女である。
また、周りに流されずに意見をしっかりと持つ所は健在。本作品にファンと名乗る生徒が多い所もうなづける。
「偽りの愛」、「赤い傘、青い傘」にはそれぞれ男女複数人が登場するが、彼女はその全てを遜色なく演じ分けている。流石は演劇部のミューズといったところか。
Disc.1「[[オープニング>登場話早見 /ドラマCD#id_f13970f0]]」。
今回も七不思議の語り手の一人として参加。
鳴神学園の誇る演劇部のミューズとして一般生徒にも顔が広いようだ。
Disc.4「[[偽りの愛>登場話早見 /ドラマCD#id_50f3ca72]]」。
内容としては『VNV』に収録されている同タイトルのシナリオをドラマCD用にリライトしたものになる。
&bold(){(執筆者募集中)}
Disc.4「[[赤い傘、青い傘>登場話早見 /ドラマCD#id_be8b201e]]」。
内容としては『学怖』『学怖S』に収録されている同タイトルのシナリオをドラマCD用にリライトしたものになる。以前のものについての詳細は「[[立花ゆかり>キャラ年鑑 /た2#id_cc88aaac]]」「[[塚原浩>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_bb9b30a1]]」の項で。
二人の愛憎劇を岩下さんが語ってくれるのだが、旧作と違う大きく異なる点は両者の具体的な台詞が多くなった点だろうか。元のシナリオでは尺やCEROの都合で濁されていたと思われる箇所も書かれており、塚原くんの粗暴で救いようのない言動や立花さんのやるせなさが浮き彫りになった他、童謡・あめふりを歌いながら復讐を遂行する立花さんの不気味さも際立つこととなった。
Disc.8 エンディング type.A「[[うしろの正面>登場話早見 /ドラマCD]]」。
他の語り部たちと共に坂上が話す七話目を聞くことになる。他の語り部たちと同様に最初以外セリフはない。
Disc.8 エンディング type.A「[[ピクちゃん>登場話早見 /ドラマCD]]」。
遅れてきた「[[剣持京華>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b8ac9791]]」に対して理由の説明を求めた。彼女が話し終えた後は納得をしてはいなかったものの、怖い話としてお気に召したようで彼女を許したようだ。
七話目の後、剣持さんを除いて唯一死体探しに行かなかった語り部だった。後日談を踏まえると、むやみやたらに首を突っ込まない賢明な判断だったといえるだろう。
Disc.9 エンディング type.B「[[ワタシ、リカちゃん>登場話早見 /ドラマCD#id_657bc10d]]」。
七話目の後、語り部「[[筒井里佳>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_2054d240]]」に言われるまま、他の参加者達と共にゴミ捨て場へ捨てられたバラバラ死体を見に行くことになる。狼狽えるメンバーもいた中、千切れた手足を目にしても一切動揺することなく淡々としており、同様に日野貞夫を模した「[[マネキン>用語辞典 /に#id_6c4184c4]]」がバラバラにされた惨状を見た際も彼の悪戯だといってあしらっていた。
Disc.9 エンディング type.B「[[鬼ごっこ>登場話早見 /ドラマCD#id_cbcbb444]]」。
七話目の語り部である日野貞夫の話が終わると、一同は旧校舎に現れる秘密の入り口を訪れることになる。
語り部たちは日野の話を信じていなかったが、それは岩下さんも例外ではない。しかし実際に入り口が現れると元木さんのおばあちゃんが反応しなかったことを皮切りに、なし崩し的に足を踏み入れていく。倉田恵美を除いて。
そして入口に入ってしまった一同は何者かに寄生されてしまう。彼らの正体は会話からすればほぼ間違いなく「宇宙人」であると思われるが、作中では明言されていない。
またラストでは、寄生された面々の台詞が各一回以上あり、いつもと違った雰囲気の集会メンバーを楽しむことができるシナリオでもある。いつも以上に凛々しい岩下さんは必見。
Disc.10 エンディング type.C「[[フクさん>登場話早見 /ドラマCD#id_00acd8c8]]」。
演劇部と合唱部で合同の出し物があるために七人目の語り部「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」とは顔見知り。
不知火さんの話を称賛しつつも彼女の核心をつく質問をする。結局ははぐらかされてしまい真実は藪の中であるが、今回の出来事を通して岩下さんは彼女の事をいたく気に入ったようだ。
Disc.10 エンディング type.C「[[シミケン>登場話早見 /ドラマCD#id_47d6f171]]」。
遅れてきた細田さんの態度をたしなめた後、彼の話に移行する。話し終わるとすぐに細田さんは部室を出て行ってしまうため彼との直接の会話は以後存在しない。
しかし最後の力を振り絞った彼の復讐を肯定しており、非常に岩下さんらしい反応であるといえるだろう。
Disc.10 エンディング type.C「[[占い同好会にて>登場話早見 /ドラマCD#id_8af5842f]]」。
他の語り部たちと同様、地球外の国からの留学生として人間世界に溶け込んでいたようだ。
しかしそれぞれどの国からの留学生なのかは判明していない。その辺りは聴者・読者の想像に委ねられている。
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***新生2
「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
最近、岩下さんのクラスで起こった内輪もめ騒動について「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_87cf94f8]]」に向けて語ってくれる。
なお、この物語は悲劇や喜劇などではなく「[[大篭哀子>キャラ年鑑 /お1#id_5167024c]]」という名前からして不幸が約束されたようなクラスメートを発端として、岩下さんの敵だったり味方だったりを自認する単なる愚か者たちが勝手に自滅していくさまを描く滑稽劇である。
とは言え、岩下さんはそんな彼女たちの狂態や醜態を過剰にあげつらうことはなく、あくまで淡々と冷静に述べていく。
あまりに心動かされることないので、冷酷に思えるかもしれないが岩下さんとしては好悪以前にどうでもいい問題のようだった。
詳細は大篭さんほか「[[瓜田茄子>キャラ年鑑 /う‐え#id_477e6358]]」や「[[鬼城遊香>キャラ年鑑 /き#id_00ae2d7e]]」に「[[高洞由利>キャラ年鑑 /け‐こ#id_07998bb9]]」などといった連中の項にお任せする。
で、そんな彼女たちが岩下さん(もしくはそのお膳立てとして大篭さん)相手に仕掛ける陰謀は、それはもう陰湿なものである。
しかしタイトルから連想される通りに流言飛語がクラス内や学内、父兄などの間を席捲しようとも岩下さんは座したまま動くことはなかった。すべて終わったから(もしくは放っておいて問題ないから)ここにいるという態度であなたの眼前にいるようだ。
主演女優がなにも言わない演劇があってもいいのかもしれない。
実害が及びそうになった際に先んじて岩下さんの方から手を打つ機会は一応皆無ではないが、岩下さんの動きが相手側に気取られるようなこともなかったりもする。主演女優の動きがわからない演劇があってもいいのかもしれない。
そんなわけで台風の渦中にいる岩下さん自身はまったく無風のまま心動かされることがないが、そんな岩下さんに愛憎を向ける女性たちの群像劇という観点でこの物語をみれば「[[百合>用語辞典 /ゆ#id_7a582e87]]」といえなくはない。その先に待ち受けるのが例のごとく凄惨でひどく滑稽なカーテンコールだったとしても、彼女たちが幸せと思い込めたのならそれでよかったのかもしれない。
そして、この脚本の中で岩下さんが真の意味で微笑みを向けるのはたったのひとりに限られる。
緞帳の奥の奥に隠れている[[彼女>キャラ年鑑 /た2#id_51772333]]のことを見つけられたとき、あなた自身の正体もきっと明らかになるのだろう。
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***レトin
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***秘密
「行かない方がいい」他、多数のルートに登場。
語り部たちが一斉に出るルートのほか、単独でも出演する。
「[[行かないほうがいい>登場話早見 /秘密#id_a12a1602]]」
「[[魔王少女☆あけみん>用語辞典 /ま#id_7f374b3a]]」降臨――、じゃなくて……。
今回の岩下さんは[[Yチューバー>用語辞典 /A-Z#id_2fa1c733]]「あけみん」としても活動なさっているようで、同じくYチューバ―である坂上くんからコラボを持ちかけられ、展開によっては彼にご同行いただくことになったりもする。
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[行くべきだ>登場話早見 /秘密#id_c39a05ff]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[差出人を探そう>登場話早見 /秘密#id_355c7c04]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[「先生、好きです」と告白する>登場話早見 /秘密#id_2112a92a]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[そういえば……思い当たることがある!>登場話早見 /秘密#id_7bf728e9]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[誰か呼びに行ったほうがよさそうだ>登場話早見 /秘密#id_4de9e2d8]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[このままおとなしく成り行きを見守る>登場話早見 /秘密#id_9db33e56]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[誘いに乗って殺人クラブに入るべきだ>登場話早見 /秘密#id_f88a8d8b]]」
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***ナポin
第1話「[[ヨムトシヌ>登場話早見 /その他#id_4a9aa4c9]]」に登場。
岩下さんの知人である「[[八十八八十八>キャラ年鑑 /わ行#id_3f6c7464]]」の口から彼女が在学中に体験したという「[[朗読同好会>用語辞典 /る‐ろ#id_e6e64a8b]]」と「[[建部大地>キャラ年鑑 /た2#id_7a9e4aa9]]」にまつわるエピソードが語られる。
演劇部のミューズとしても紹介されているが、八十八は読書家という側面から彼女に陶酔しており実際の岩下明美さんも読書を好んでいるのだという。
また、今までのシリーズ作品の中でもたびたび言及され、存在は語られてきたお父様がはじめて立ち絵付きで登場するシナリオでもある。ナイスミドルな紳士であるお父様と娘の岩下さんの仲は極めて良好なようで、作中では和やかに談笑する一幕もあった。
そんなわけで稀覯本も集めていた岩下さんの父はそのひとつとして「人皮装丁本」を所蔵していた。
岩下さんはこれこそが縁とみなしてそれを借り受け、建部さんの求める通りに彼にそれを読ませるのだが……。
事の顛末をすべて聞いた(体験)したあともこの父娘は普段のマイペースさと穏やかな調子を崩すことはなかった。
このこともあって、(ブラックユーモアあふれる)娘の感性は父親譲りだと断言できるが、一応断っておくと岩下さんのスタンスとしては建部を積極的に害そうとは思っていなかった。あくまで成り行きという名の運命に任せたといった風である。
事実、岩下さんは建部さんの朗読同好会としての活動を引き継いでいるらしく、彼女を囲む聴衆の中にはもう人でなくなったであろう建部さんの影も確認できるのだとか。
なお「ヨムトシヌ」というタイトルは、過去に飯島氏のブログで『月下美人の章』にて岩下明美が語る話として公開されたシナリオ名であるが、そちらは「[[演劇部>用語辞典 /え#id_2c64b1fc]]」の話であり、八十八の語った「ヨムトシヌ」とは&bold(){全く別物}であることを補足しておく。
元々「ヨムトシヌ」はいくつかの方向性を持っており、今回の「ヨムトシヌ」はコラボ用に新たに書き下ろされたものであることが[[2021年9月の鳴神学園放送部>https://youtu.be/xUIW3a_CuLA?t=8518]]にて明らかになった。
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***鳴七
語り部のひとりとして登場。
今回は同級生との関係は控えめでむしろ下級生との絡みの方が多く、面倒見の良さが特に強調されている。
とは言え無礼な態度を取ったり、矛盾回答を見せた坂上のことを殺しにかかってくる機会はやはり多い。
ただし逆鱗のトリガーが見えやすいところに置かれているため、相対的な危険性はかなり下がったと思われる。
ほかにOB/OGにまつわる話も多く備えている。
この場合は単なる伝聞ではなく、当事者から聞き取りを行ったりきちんと裏のある話であることが多かったりと、嘘を嫌う彼女らしさが良く現れているといえるだろう。
&bold(){(執筆者募集中)}
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***稲in
鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_ae3bc9bc]]」だったが……。
自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。
そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運び、首尾よく新聞部に入部したあなたは行方をくらました「坂上修一」の足跡を追うことになる。
その手がかりとして坂上くんが進行役を務めたという「七不思議の集会」の出席者を訪ね歩くことにしたあなたが会いに行ったうちの一人が「岩下明美」である。
まず「三年A組」にいた「[[本田佐知子>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_143972f9]]」さんから情報を得たあなただが「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」さんから因縁を付けられる。そこを「[[緒方真紀>キャラ年鑑 /お2#id_c8ff8a58]]」さんの助けを得て窮地を脱する。
その上であなたは講堂にいた「[[不知火美鶴>キャラ年鑑 /し#id_5d624ad1]]」さんから岩下さんの現在の居所について教えてもらう。
以上のように女生徒たちの華麗なるバトンリレーを経て、あなたは「美術部」にて同席していた「[[小松沢孝則>キャラ年鑑 /け‐こ#id_b59618b9]]」ともども岩下さんと対面することができた。
例のごとく岩下さんからは集会当日に語ったという話を聞くことができる。内容は、かつてこの学園で教壇に立っていたという不遇の天才「[[増村寛>キャラ年鑑 /ま#id_aa7f921d]]」と彼が見出した珠玉の逸材「[[小松沢孝明>キャラ年鑑 /け‐こ#id_a9e09b9d]]」と「[[清水智子>キャラ年鑑 /し#id_d05d25f6]]」について。
時に辛辣な評も織り交ぜながら中立的な観点から師弟の間で巻き起こったなにか、帰結としては清水さんの不可解かつ無惨な死とそれに続いての小松沢氏の変調を教えてくれるのだが……。
問題はこの場に話の中での当事者である小松沢氏の息子の孝則さんがいるということで、ともすれば彼への当てつけと捉えられなくもない。
そしてその直後、親の因果が子に回るというべき超常現象をあなたと一緒に目撃した岩下さんはとても上機嫌のまま一時の暇を終えて稽古に向け立ち去って行った。
事の真相はまったくの不明ながら、復讐を愛する岩下さんにはまこと嬉しいことなのだろう。
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***アパ殺
&bold(){(執筆者募集中)}
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***アパ男
「ナンパしようぜ!」ルート、特典シナリオに登場。
&bold(){(執筆者募集中)}
「[[ナンパしようぜ!>登場話早見 /男怖#id_4a5be27c]]」ルート。
&bold(){(執筆者募集中)}
「[[特典シナリオ>登場話早見 /男怖#id_fe1a3e86]]」。
&bold(){(執筆者募集中)}
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