リラ(ポケモン)

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リラ(ポケモン) - (2017/11/24 (金) 20:23:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/10/04(火) 00:33:10
更新日:2023/08/09 Wed 07:58:33
所要時間:約 6 分で読めます




ポケットモンスターの登場人物。
エメラルドバトルフロンティアで登場。
七つある施設の内の一つバトルタワーのフロンティアブレーンで、称号は「タワータイクーン」

中性的な人物で、初登場のゲーム内では明確な性別が語られなかったが、アニメで女性と判明する。

ふわふわしたショートカットの少女でボーイッシュな服装。
髪や瞳、服は薄い紫色で統一されていて、他のキャラに比べて全体的に色素が薄め。

ゲームやアニメなど、メディアによって性格は微妙に異なるが、どれにおいても共通してバトルフロンティア最強のブレーンとなっている。

二次創作では頻繁には見かけはしないものの、コアなファンの間では未だ根強い人気がある。
なによりもボクっ娘というのがポイントであろう。



■ゲームでのリラ


◆使用ポケモン(銀シンボル)

◆金シンボル

エメラルドの施設「バトルタワー」で登場。
35連勝で銀シンボル、70連勝で金シンボルの彼女に挑戦できる。

銀シンボルのフーディンは、「三色パンチ」と「かなしばり」の特殊アタッカー仕様。
さらに唯一神、「はらだいこ」で火力強化カビゴンを使用してくるが、ここでのパーティは手加減仕様であるため、さほど苦戦する事はない。


しかし金シンボル(本気)のパーティには準伝説が2体投入され、技構成もタイプ一致の命中安定技。
それを「めいそう」や「のろい」で火力を補い、「ねむる」や「じこさいせい」で体力回復までしてくるため非常に厄介。

特に先発のライコウは、瞑想の他に「リフレクター」で物理技を緩和し、「じしん」対策を充実させている。
序盤でリフレクターと瞑想を積み、体力が減少すると、「ラムのみ」と「ねむる」のコンボで無償回復を行い、そこから猛烈な攻勢をかけてくる。
切り札のカビゴンも、「のろい」で火力を上げ「カゴのみ」+「ねむる」のコンボ、さらにタイプ一致の恩返しを放ってくる。

上記の様に序盤で火力を上げて後半から追い上げる戦法を使う為、開始と同時に攻撃技を放ってくる事は殆どない。
バトルタワーはブレーンである彼女自身が相当に手強いうえ、まず彼女の下に辿り着くまでが困難であるため、バトルファクトリーに次ぐ鬼畜と言われている。


言葉遣いは丁寧だが、どこか淡々とした退屈そうな口調で話す。
その理由は自分に匹敵する強さを持つトレーナーが中々現れない為で、本気を出して戦える様な相手が訪れるのを待っている。

一人称は「ボク」
余談だが、戦闘開始時に現れる彼女のグラフィックは他のキャラよりかなり薄めになっている。


RSEのリメイクと同時に再登場が期待されたが、ORASではバトルフロンティアがまだできていなかったため未登場に終わった。


そして、2016年に発売された「ポケットモンスター サン・ムーン」。
クリア後にゲストとして現れるが…
そこではなんと成長した姿で登場。

+ ネタバレ注意
まず前提として、サン&ムーンの舞台であるアローラ地方には「ウルトラビースト」と呼ばれる生物がいる。
「ウルトラホール」という次元トンネルをくぐって現れた異世界のポケモンがその正体である。
リラは国際警察に加入しUB対策の特務任務に就いていた。またハンサムの上司でもある。


リラが国際警察に加入した経緯だが、
10年ほど前、ハンサムとクチナシと、
「Fall」と呼ばれるウルトラホールのエネルギーを浴びた、コードネームNo.000と呼ばれる女性がウルトラビーストの排除任務のためアローラ地方に来訪しており、

No.000の犠牲の引き換えに任務を遂行した直後に、海岸に打ち上げられていたところをハンサムとクチナシにより保護された。
彼女は記憶を失っており覚えていたことは、

  • ホウエン出身
  • 自分の名前
  • どこかで塔を守っていたこと
  • 腕の立つトレーナーだったこと

だけだった。


そして、彼女の体からも相当量のウルトラホールのエネルギーが検出されてしまった。
リラもまたウルトラホールの向こうから現れた別世界の人間だったらしい。
どうやら相当な期間ウルトラホール内部を彷徨っていたらしく、しばしの監視を経て国際警察に加入。
その後、ルザミーネの暴走によりウルトラビーストが再びアローラに出現したことを受け、
再び、「Fall」を撒き餌として利用しようという上層部の思惑半々、無意識に抱く同じ境遇のUBへの同情半々で、
自ら志願してハンサムと共に保護回収任務に着任した。

が、強いエネルギーを帯びたFallであるリラと接触すればウルトラビーストは暴走する。
ハンサムはそれを案じ、ルザミーネ救出のため伝説のポケモンと共にウルトラホールに突入した=Fallとなった主人公を頼りビーストの注意を分散させた……というのが真相である。

なお、ウルトラ版ではこれらの設定はオールカット。
国際警察に所属するハンサムの上司で、武者修行のためバトルツリーにやって来たという話だけが語られる。





■アニメでのリラ



AGのバトルフロンティア編で登場。
ふとしたことからスピアーに襲われていたサトシの前に現れ、スピアーを説得して帰すという芸当をやってのけた。
リラはポケモンの心が読め、心を通わす事が出来るという特殊能力を持ち、バトルではポケモンと心を一体化させて戦うことで圧倒的な強さを誇っていた。

直後、ピカチュウを狙いに現れたロケット団をリラと協力して撃退したサトシ達は、湖の水で濡れた服を乾かすためリラの家に行く事になる。
そこでお風呂に入る際、リラは女の子だったという事が判明。
当時リラの性別自体があやふやだった為、その発言でサトシだけでなく多数の視聴者も驚愕させた。


バトルタワーのバトルではブレーンとしてサトシと戦い、勢いに任せて戦うサトシを圧倒し破る。
その後、ポケモンたちと一緒に過ごす事でポケモンの気持ちを知ろうとするサトシに付き添い、助言を与えると同時に交流を深めていく。
再びリラに挑戦したサトシは、ヘイガニやピカチュウと心を一つにすることで見事リラを破り、ポケモンと心を一つにする事の大切さを学んだ。

また、アニメでのリラはサトシに対し好意を抱いているという描写がなされていたが、
サトシは最後までそれに気づく事は無く、リラ自身も心の中でサトシとの別れを惜しむのみで終わった。


「最後までボクの気持ちは読めなかったね。サトシ。」

アニメ内において明確にサトシに対する恋愛感情を抱いたキャラとして、一部の視聴者に熱狂的な支持を受けており、
サトシ×リラというジャンルも存在し一部で未だ根強い人気を誇っている。

ちなみにポケモンを出す際のセリフは「Go My friend」

◆アニメでの手持ち
フーディン
メタグロス
エーフィ

ちなみにエーフィは金銀までしか覚えられないはずの「でんじほう」を使用した。


ポケットモンスターSPECIALでのリラ


本当の強さに理由などない
強者はそもそも強いから強者なのだ
人はそれを「才能」と呼ぶ


エメラルドのバトルフロンティア編で登場。
ゲームと同じくバトルタワーを管理するタワータイクーン。
ブレーンでは最年少ながら、他のブレーン達を統率するブレーンの長でもある。

ブレーン達からの信頼は非常に厚く、リラの言うことには誰もが黙って賛成する程に認められている。
バトルフロンティアオープンの前にジョウト地方ライコウを捕獲し、以降は常に自分の傍らに置いている。
性格は冷静沈着で、規則を遵守する厳格さも持つ。

ブレーン最強の実力者であり、性格はやや自信家で傲慢な一面もある。
また、洞察力に優れ、他のブレーン達よりも早くに不審な感じを捉えていた。

アトリエの穴でのガイルとの戦いでは、冷静さを失うブレーン達の中で唯一ジラーチの捕獲を優先するべきと考え、エメラルドの援護に回った。

その戦いの際、「でんきショック」を使って相手の動きを封じる電気の檻を作り、ライコウの雷雲を使って、洞窟内で「かみなり」を打ち出すというポケモンの特性と技の性質を利用した高等戦術を見せる。
しかし、その後はエニシダに化けたガイルによって操られ、バトルタワーでエメラルドやルビー達の足止めにさせられた挙句、
身体が耐えきれなくなって倒れるとガイルに役立たずと罵られたうえ、踏みつけられるなど散々な目に遭う。

さらに操られていた為、エメラルドとは唯一正式な試合を行っておらず、大きな見せ場も無かった。
上記のかっこいいセリフに反して噛ませな感じもするとか言ってはいけない。
それでもポケスペのキャラの中では中々の人気を得ており、公式の人気投票で17位という順位を獲得している。



追記修正は「才能」ある人のみお願いします。

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