ポケットモンスター アドバンスジェネレーション

登録日:2012/07/23 Mon 01:59:19
更新日:2021/04/12 Mon 08:50:53
所要時間:約 10 分で読めます






新世代、登場!



●目次


◯概要

『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』は、2002年11月21日~2006年9月14日まで放送されていたアニメ版『ポケットモンスター』第2シリーズである。
ポケットモンスター(無印)』の続編。

ポケットモンスター ルビー・サファイア』の発売に伴い、舞台はホウエン地方へと移った。
無印最終話でホウエン地方に到着した際、ピカチュウがロケット団の兵器のせいで熱を出したことがAG1話に繋がるプロローグとなっている。
サトシリセットと後味の悪いラストだったため5年に渡るタケシ、カスミとの別れとなる273話を最終回にして、本作1話に繋げた方が良かったのではないかという声が多い。

ファンからの略称はAG編。
前作ゲームの金銀クリスタル及び第2世代ではそのままタイトルを変えずに続いたが、このシリーズからSM編まで世代変更ごとにタイトルが変わるようになった。

◯特徴

無印終盤でカスミがハナダシティに帰ったことにより初めてヒロインの変更が行われた他、ゲーム同様ポケモンコンテストが追加された。
御三家ポケモンは前作とは違い、サトシ・ハルカ・タケシがそれぞれ1匹ずつ所持している。

物語はホウエンリーグ編とバトルフロンティア編の2部構成に分かれている。
ただし、バトルフロンティアに関しては放送中に赤緑リメイクが発売されたため所在地がカントー地方になっている。
今作最終話ではサトシとピカチュウ、エイパムがシンオウ地方行きの船に乗り、その後『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』1話のラストでシンオウ地方に到着した。
そのため、サトシはDP編でも第3話まではAG編における服装で出演していたりもする。

上述したヒロイン交代などの措置は当時の一部視聴者から賛否両論を呼び、シリーズ間におけるファン層の対立なども生んだ(長期シリーズ作品では恒例の光景とも言えるが)。
視聴率的にも無印におけるアニメ展開の熱狂的なブームが落ち着きを見せた影響もあってか、下降を続ける事になる。

一方で本シリーズからの新キャラも個性ある描写から、無印におけるキャラクター達に負けず劣らずの高い人気を得ることになった。
また、原作ゲームに合わせて従来のバトル以外にもポケモンの戦いを描くポケモンコンテストが描写されるようになり、従来のポケモンバトルとはまた一味違う熱いストーリーが展開された。
AG編以降もアニメシリーズは世代交代を定期的に行うことになるが、基本的には無印編→AG編の世代交代の流れがベースとなっており、そういった面では後続のシリーズの礎になっているとも言える。

地味にシリーズ構成の脚本家が完全不在のままに最後まで走りぬいたという面でも、他のシリーズと比べて異色的な点として知られる。
無印もシリーズ構成だった首藤剛志が金銀編の途中でシリーズ構成を降りている(無印終盤まで製作に参加はしていたため、制作の現場から降りたわけではない)が、無印終盤からの脚本のまとめ役が不在な状態をそのまま貫いたと言える。
異質的な製作状況がもたらしたAG編の作風への影響を指摘・推測する声も少なくない*1

この章の途中で新潟中越地震が発生。
それによりこれ以降じならしやだいちのちからを除く、じしん、じわれといった技が封印されることに。
そのため地震を連想させるドジョッチとナマズンの話はお蔵入りに。
ただドジョッチ・ナマズンは、ポリゴンのようにアニポケに出演できなくなったわけではない。

◯エピソード


◯劇場版



ここから劇場版の幻のポケモン配信サービスが開始。
これにより廃人~子供まで特別前売り券の売上が爆発的に伸び、初期作並みの観客動員を記録した反面、この商法を嫌う視聴者が増えた。

また、FRLGしか受け取れないデオキシス
ROMの事情から『ポケモンレンジャー』を購入し、そこから『DP』に送る酷い方法だったマナフィは有名。

◯主な登場人物

ご存知主人公で永遠の10歳児。
無印終盤でハヅキのバシャーモに敗退したことで、ホウエンリーグサイユウ大会に挑戦することを決意した。
トレーナーとしては更に腕を上げバトルフロンティアを制覇し、次期フロンティアブレーンとなったため、将来は安泰である。

また、シゲルやシンジのような、全編を通して競い合うような対等なライバルキャラがいない。
サトシのライバルが準レギュラーに不在なのはこれが初。

と思っていたら、AG編の時点では、サトシの準レギュライバルキャラはシゲル1人しか存在していなかったため、「初」も何もない。

手持ちポケモンに関しては捕獲したのは6匹。前作よりはかなり少なくなった。
途中からゴマゾウが手持ちに復帰+進化や、ラストにはエイパムが続編のレギュラー残留と予想外の展開となった。
主力にはジュカインオニゴーリが追加。


ご存知みんなのアイドルピカさん。
キャラや戦績に関してはいつもと変わらず。

今回はゲーム同様アイアンテールとボルテッカーが追加された。
前者はツツジとのジム戦対策で現在でも使用。
後者はバトルフロンティア編のロケット団との対決にて習得し、BWでエレキボールを覚えるまで活躍した。


2代目ヒロイン。
ここから2作続けて

  • ヒロインのモチーフはゲーム本編の女主人公
  • コンテストメインのもう1人の主人公
  • 御三家ポケモン所持

という3つの要素が取られた。

口癖は「かも」だが初期はかなり賛否となった。
最初はポケモンが苦手で、ただ旅がしたかっただけでトレーナーになる気は全く無かった。

ゲーム同様センリの子供であり、第1部の途中からコーディネーター志望になり、2人のライバル(後述)との戦いを通じてコーディネーターとして大きく成長した。
サトシと違いレギュラーライバルが2人もいたため、AG編はある意味彼女の物語である。
(その為、「本作はサトシよりもハルカ寄りにライバルを設けた」と言われる事がある)

最初はズブの素人だったが、最終的にはホウエンの舞姫と呼ばれるほどに成長。
次作にてヒカリの憧れの存在となった。
胸に関しては初期は10歳とは思えない膨らみで描かれたが中盤や終盤では控えめになったりと、次作でのゲスト出演時も含めて作画によって安定していない。おっと誰か来たようだ


  • アチャモ
ハルカが初めて手にしたポケモン。
第1部中盤でワカシャモに進化し、第2部終盤でバシャーモに進化とまさにハルカのエース。
ハルカがアチャモの進化形として想像した姿は、アニポケ屈指のネタとして有名。


AG編のギャグポケ要員。
勝手にモンスターボールから出たりする問題児だが、事件の解決に繋がるケースが多々あり。
第4世代のポケモンだが、アニメ本編に登場したのはなんとDP発売の2年前。


  • マサト
アニメオリジナルのハルカの弟。
まだ10歳に満たないためトレーナーにはなれないが、将来トレーナーになるため旅に同行。
しかし、タケシへのツッコミ以外では目立ったあまり出番が(ジラーチなどの例外もあるが)なく、本人の性格の問題もあっていらない子呼ばわりされることも…。
その上次回作ではそのポジションもグレッグルに奪われ、約10年後には実質上位互換の幼女ユリーカがレギュラーになり、ますます涙目なことに…(というかユリーカのキャラ付け自体がマサトの反省面を活かして作られたとの指摘もある)。
ラルトスは将来ポケモントレーナーになった際に最初に迎えに行く予定であるがアニポケの世界では登場人物は年を取ることはなく、サトシのピジョットの放置もあるためこの約束が果たされる日はあるのだろうか。


愛すべきバカ。
相変わらずの年上好き。
あっさりとレギュラー復帰を果たし、無印終盤での別れの感動を台無しにした。

手持ちにはまさかの御三家ポケのミズゴロウを所持(現在まで唯一のタケシ所持の御三家である)。
しかし、ポケモンバトルの描写はかなり減った。
バトル描写の減少が、主人公とヒロインに割り当てられたキモリやアチャモと比べてミズゴロウの活躍の場を減らす結果となったことで、ミズゴロウファンからは批判の的になってしまっていたりする。
今作における「お前ら人間じゃねぇ」発言は有名。


ご存知ポケモン博士。無印と特に変化はない。


  • ハナコ
サトシのおかあさんで相変わらずの美人。


  • オダマキ博士
ゲーム同様ホウエン地方では有名なポケモン博士。
豪快にポケモンと触れあうため怪しまれたりした。
オーキド博士と話せた時は感激していた。
CVはマダオ


  • ジョーイさん
お馴染みポケモンセンターのお姉さん。
白石文子さんが引退したため、声優が山口由里子さんに変更された。
今回からはコンテストの審査員も担当。


  • ジュンサーさん
お馴染み美人の警察官。


初代ライバルキャラ。
無印終盤でホウエン地方に行ったとオーキド博士が言ったがほとんど出番は無し。
最終話にてシンオウ地方に行ったことが発覚し、第4世代のエレキブルを所持していた。


初代ヒロイン。
『ポケットモンスター サイドストーリー』でメイン回があった他、トゲピーが進化し手元を離れ、ルリリが加入した。
第2部序盤にて、ハナダシティに戻るまでの短期間サトシ達と同行した。


相変わらず影の薄い仲間。
カスミにルリリのタマゴを預けた。


  • シュウ
ハルカのライバルその1。
コーディネーターとしての腕前は中々で、後半では有名になっていた。
ハルカには挑戦的な態度をとる反面、真剣勝負を楽しみにしている。
その一方で、ハーリーに騙され狙われそうになったハルカを助けたり、調子に乗っているハルカにさりげなくアドバイスをするなど
気にかけている描写も存在する。
ハルカに恋愛感情を抱いているかどうかは誰も知らない。

華麗なはなびらのまいを見せるロゼリア(DP編でのハルカの回想ではロズレイドに進化)がエース。


  • ハーリー
ハルカのライバルその2。
シュウとは対照的に勝つためには汚い手段を駆使するオカマ。
(相手ポケモンの嘘の情報を流す、ロケット団と手を組み妨害工作を仕掛けるなど)
まあなんだかんだでその気にさえなれば正々堂々とハルカに勝てるだけの実力はあり、終盤では多少はまともになった。

格好同様エースはノクタスであり、時折英語を発するがこれは中の人(CVソニック)の特技である。


ホウエンリーグチャンピオン。(ただし本作ではチャンピオンであることが明言されずXY編で明らかに)
1話だけの出番だったが、『ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカ』にて11年振りに登場。なおサトシは彼を11年経った今でも覚えている模様。


お馴染みやられ役その1。
今回は様々な偽名でコンテストに挑戦するが、中々の戦績を残すことがたまにある。
アーボックが離脱した後にドクケイルハブネークが加入。


お馴染みやられ役その2。
常識人としての描写が増えた。
マタドガスの離脱以降、手持ちの入れ替わりが激しかった。


お馴染みやられ役その3。
義理人情に熱かったり悪事を働いたりと相変わらず。
テツヤのニャースには対抗意識を燃やした。


相変わらずのギャグ要員。
キルリアたんに惚れたことがあった。


ロケット団のマスコット。
コジロウが昔から手にすることを夢みており、念願叶う形で捕獲。
しかし、第2部序盤で栄養失調に陥り、治療のため別荘で休養することになりリタイア…


ロケット団のマスコット。
コジロウのじいやとばあやの元にいた第4世代ポケモン。
チリーンの離脱により涙するコジロウを前に自らモンスターボールに入り加入。


  • サボネア
ギャグポケ要員。
ウツボット同様、登場と共にコジロウの元に飛びつく。


本作の敵組織。
歴代の敵組織中最も出番が少ないと思われる。

幹部はホムラとイズミのみ。
そしてマツブサとアオギリは2話分のみ。
オリジナルキャラのバンナイも登場。


  • テツヤ
第1部のラスボス。
エースはまんま長靴を履いた猫のニャース。
そのニャースでピカチュウを倒してサトシに勝利し、そのままホウエンリーグサイユウ大会の優勝者に。
手持ちにはジュカインや厨ポケの代名詞メタグロスまでいる…


  • マサムネ
第1部後半で登場した。サトシとは何かと張り合う良きライバル。
エースはダンバル(後にメタングに進化)。

サトシとの直接対決で迷いが生じたが、サトシのアドバイスで吹っ切れた。
しかし最後は敗れ、ベスト16で大会を終えた。
中の人及び喋り方からしてまんまカカロット。
つまりCVは悟空

フロンティアブレーンのトップで第2部のラスボス。
初対戦時はサトシが闇サトシになったため、勝敗をカウントせず再戦を約束。

その後、レジ系3匹を駆使しサトシの前に立ちはだかり、最後は敗北。
サトシを次期フロンティアブレーンとして認めた。
ちなみに負けた時はレジ系ではレジアイスしか使ってない。
サトシの凡ミスは忘れよう。

DP編にも子分と共に何度か登場。
一時期シンジの父親説が流れたことがあった。でも別にそんなことなかったぜ!


  • エニシダ
ゲーム同様バトルフロンティアの管理人。
運転は荒い。
OPではウーイエのシーンで堂々と登場した。
ちなみに、CVはハタ皇子。


(画像跡)
/ウーイエ\


今作においてまさかのゲスト出演。

◯楽曲

OP

  • アドバンス・アドベンチャー ~Advance Adventure~
  • チャレンジャー!!
  • ポケモンシンフォニックメドレー ~Pokémon Symphonic Medley~
  • バトルフロンティア
  • スパート!

ED

  • そこに空があるから
  • ポルカ・オ・ドルカ
  • スマイル
  • いっぱいサマー!!
  • GLORY DAY ~輝くその日~
  • ポケモンかぞえうた
  • 私、負けない! ~ハルカのテーマ~




追記・修正はスパート!をかけてバトルフロンティアを制覇した方からお願いします。

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最終更新:2021年04月12日 08:50

*1 実はシリーズ構成と実質似た役割のスタッフがいたのかもしれないが。また、無印編に参加していた首藤氏によると、アニポケの制作環境は他アニメに比べるとシリーズ構成の貢献度が低く、シリーズ構成を降板する際も深く問題視されなかった様子なので、特にAG編の制作に影響はなかった可能性もある。ただし、この証言もあくまで無印編時点での状況なのでAG編以降は変化しているかもしれない。