ポケットモンスターSPECIAL

登録日:2009/08/01 Sat 00:09:09
更新日:2025/07/30 Wed 13:47:42
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1997年 ※学年誌です。 すべてのポケモンと技の集結 コロコロイチバン! コロコロコミック サンデーうぇぶり シリアスな笑い ダイレクトアタック チート トラウマ ポケスペ ポケットモンスターSPECIAL ポケモン ポケモンファン ポケモン漫画 マイナーポケが強い リアルファイト 不朽の名作 主役ポケモンは御三家 伝説の始まり 作画交代 厨二 名作 図鑑所有者 女主人公 学年誌 小学館 山本サトシ 御三家 心理戦 描き下ろし 日下秀憲 漫画 男主人公 真斗 秀逸な伏線回収 章によっては鬱展開あり 縦断連載 群像劇 週刊コロコロコミック 長期連載 頭脳戦 駆け引き 駆け引き要素 騙し合い




このお話は、権威ある研究者より「ポケモン図鑑」を託された少年・少女~図鑑所有者たち~が

ポケモンと共にすごし、戦い、成長する物語である--!!!!


~「ポケットモンスターSPECIAL」第30巻 あらすじより



●作品概要

小学館の学習雑誌で1997年から連載していた(現在の連載状況は後述)『ポケモン』漫画。
ゲームをベースにしたオリジナル展開で進行している。

ポケモン研究者から図鑑を託された少年・少女「図鑑所有者」たちが、ポケモンや人との交流の中で、各地方を揺るがす巨悪と戦う運命に巻き込まれていくのが大まかなストーリー。
また、ゲームのソフトに対応した各章ごとに主人公が交代していくのも大きな特徴。

愛称は『ポケスペ』*1
北米版のタイトルは『Pokemon Adventures』。
作品のシバリに「全てのポケモンと技を出す」があり、公式サイトで随時纏められている。

ポケモンの生みの親である田尻智は、本作第1巻の帯で「僕が伝えたかった世界に最も近いまんがです」と述べている。

シナリオは連載時から現在まで日下秀憲が担当。
第3章の途中から作画担当が真斗→山本サトシに交代している(病気療養の為)。

余談だが、真斗先生は『ゲームブック ポケットモンスター』にてサトシ等のアニメ版キャラを描いている。

連載開始から20年以上経過しているため、20歳以上の読者も多い(アンケートでは60以上の読者もいたとか)。


●連載事情

連載開始から2010年度まで、主に学年誌の高学年向けで縦断連載を行っていた。
縦断連載は学年誌ではよくある形態(代表例として「ドラえもん」がある)だったが、
この作品特有の連載形態として「一つのストーリーが同時並行で進行する」という特徴があった。

例として第1章を見ると、「主人公レッドの旅立ち」「ピカチュウとの出会い」「オツキミ山でのロケット団との戦い」がそれぞれ第1話として雑誌に掲載された。
だが単行本では最初のものが1話となり、後の二つは時系列として後に配置されている。
多くの縦断連載方式の漫画はオムニバス形式であり、1話ごとの独立性が高くなっている*2のと比較すると複雑な方式といえる。
一つの学年誌のみを読んでいると、次の号では物語が大きく進んでいるため、主人公の手持ちのポケモンがいつの間にか進化してたり、パーティーメンバーが入れ替わっている事に困惑した読者も少なくなかったかもしれない。作品全体の内容を把握するには本作を連載している他の雑誌や単行本の購入が必須だった。

更に、第三世代以降リメイクやマイナーチェンジが世代交代の前に挟まれるゲームソフトの事情に合わせ、
一つの学年では第4章、その一つ下の学年では第5章…のように複数の章を複数の雑誌に同時並行で連載するようになった。

だが、2010年度に「小学五年生」・「小学六年生」が休刊になったため、その枠が「コロコロイチバン!」に移籍。更に2011年度末で「小学四年生」も休刊となり、学年誌での連載は消滅した。
その後2014年まで「コロコロイチバン!」と「ポケモンファン」(不定期刊行)での縦断連載を行っていたが、13章スタートと共に「ポケモンファン」での連載を取り止め、Webサイト「クラブサンデー」→「サンデーうぇぶり」に移行。2020年まで縦断連載が続いたものの、11章完結と共に「コロコロイチバン!」単独の連載になった。
2024年からWebサイト「週刊コロコロコミック」に「コロコロイチバン!」での連載内容を月遅れで連載するようになり、2025年4月から「週刊コロコロコミック」に完全移行した。*3

2025年4月現在は、上述の通りスカーレット・バイオレット編をWebサイト「週刊コロコロコミック」にて連載中。


●単行本事情

単行本は通巻版が64巻まで発売中。
発行部数は2010年に累計1000万部、2014年に累計1200万部を突破した。
また、「コミック小学館ブックス」では単行本の電子書籍版が配信中。

コミックスの方はてんとう虫コミックススペシャルで発売(以下、通巻版)し、縦断連載の都合上不規則ながらコンスタントに出てはいた(8・9・10巻のように3巻同時発売したこともある)が、
載った雑誌が休載するなどのアクシデントの結果、最近は出るスピードがかなり遅くなっている(特に第6章・第11章による遅延が影響している)。
通巻版単行本で新章に突入するのは基本的に2年ほど待つのが普通になっていた。
更に、第11章は諸事情(詳しくは当該項目参照)により連載が大幅に遅延したため、次章以降の通巻版への掲載スケジュールは不透明な状態である。

複数の掲載誌でそれぞれの章が進行しており、話が最後まで描かれないまま次の章が始まることもある。
そのため中盤~終盤は描き下ろしになることも多くなった。
特に40巻に関しては最後まで丸ごと描き下ろしにすることで話をまとめている。

雑誌掲載時と単行本では文章や台詞、そして作画等が修正により異なることも度々あり、場面によっては印象が大きく変わる。
特に作画交代の関係で第3章では変更点が顕著。

27・50・54・55巻に関しては限定版(特装版)も出ており、それぞれ「特製アートボード」と「カラーイラスト集」「図鑑所有者アクリルスタンド(ラクツ・エックス)」が付属。

第10章のBW編はフランスで先行発売され、ゲーム雑誌の「ニンテンドードリーム」でも紹介された。

第12章であるXY編に関しては、コロコロイチバンに載った分だけがてんとう虫コロコロコミックス(以下、先行版)として発売された。
日下先生によると、最近ポケモンを知ったコロコロイチバンの読者に向けてリリースする目的があるとのこと。

同様に第13章であるORAS編も「クラブサンデー」でWEB連載後、先行版として発売されている。

第14章以降についても同様の措置がとられており、通巻版の遅れが解消されるまでは単行本2ライン体制の継続が予想される。

そして通巻版では第12章におけるポケモンファン掲載分の内容も収録されている。

先行版と通巻版では、後者の方が書き下ろしや修正・未収録エピソードの追加がある完全版となるが、
購入時の案内にその相違点は示されていないので、後からポケスペを知って購入を検討している方は要注意である。
つまり基本的に、両方が刊行されている12~13章については通巻版を買う方が良い。
14章以降の刊行時期は2024年現在全く読めないので、特に家族で一緒に読みたい親御さんなどは待っていたらお子さんが成人しかねないので先行版を買う判断もベターだろう。
すぐ読みたい(またはポケスペを応援したい)場合は先行版を、
紙の本で大きさを揃えたい、またはのんびり待ちたい派の人は、通巻版を待つといいかもしれない。


◆既刊一覧(2025年4月現在)

通巻版 64巻(続刊中)
X・Y編 全6巻
オメガルビー・アルファサファイア編 全3巻
サン・ムーン編 全6巻
ソード・シールド編 全7巻
スカーレット・バイオレット編 3巻(続巻中)


●ファンと作者の交流

公式サイトは存在するものの、更新は不定期で2018年から2022年3月まで更新がされていなかった。
2022年11月現在も、3月以降更新が行われない状態が継続している。

日下先生*4と山本先生はTwitterにおいてもファンとの交流が盛んで、秘蔵イラストや写真も度々載せられる。
また、裏話がよくTogetterにまとめられていたりする。

ポケモンセンターではサイン会も度々開かれ、リクエストに答えてキャラクターを自由に描いていた。
かなりレアなシチュエーションのイラストもあるので気になった方は調べてみよう。

公式サイトでは各サイン会のレポートが掲載されていた。

2020年8月より作品公式Twitterアカウントが開設されたものの、ほとんど稼働していないので、最新情報を見たいなら山本先生のTwitterアカウントを見るのが確実。
このようにかつては盛んだったファンとの交流の場が、近年では縮小傾向にあり厳しい状態である。
ポケモン公式Twitterも、ポケスペに限らず漫画関係の情報については一切掲載しないため、最新情報はファンが自ら調べなくてはならない。

なお、公式サイトは古い記事のログが残っていないので、裏話や設定が多く掲載された過去の記事やQ&Aコーナーを見たい場合は、各種web魚拓サービスに頼る他ない。


●関連書籍

2016年3月には『ポケットモンスターSPECIAL 山本サトシ画集 ~The Art of Pocket Monsters SPECIAL~』が発売された。
山本先生は以前からカラーイラスト集などで発売を希望しており、今回それが叶った形となる。

カバーは13章までの図鑑所有者達と御三家、組織のボス達が描かれている。
山本先生曰く、未収録のイラストはまだあるのでまた出したいらしい。

また2017年8月には連載20周年を記念し、『ポケットモンスターSPECIAL 20thアニバーサリーデータブック ポケSpedia』が発売された。
こちらは日下先生が編集した公式データ集で、図鑑所有者たちのプロフィールはもちろん掲載。
さらに全登場人物紹介、悪の組織ボスの一部ポケモンデータや作中でのポケモンと技の初出シーンなど、知りたい情報が満載。
情報は53巻までと先行版SM編第1巻までが反映されている。


●各章あらすじ

第1章】(1~3巻)

原作:赤・緑・青

物語の始まりはカントー地方マサラタウン
究極のポケモントレーナーを目指して旅立ったレッドは、ロケット団との死闘の末、ライバル達と共にポケモンリーグに挑む。

第2章】(4~7巻)


レッドのポケモンリーグ制覇から2年後。
挑戦者たちからの闘いの日々を過ごしていたレッドが行方不明となる。
謎のトレーナー・イエローはレッドのピカと一緒にレッド捜索に乗り出す。
やがて四天王の野望を知り…

第3章】(8~15巻)


四天王事件から1年後。
ジョウト地方ウツギ博士の元からワニノコが盗まれてしまう。
事件に巻き込まれたゴールドは、ワニノコを取り戻すため謎の少年シルバーを追いかける。
しかし旅を続けるうちにかつて壊滅したはずのロケット団の影に気がつく。
それからしばらく経った後、少女クリスタルがオーキド博士からポケモン図鑑の完成を依頼され…

第4章】(15~22巻)

原作:ルビー・サファイア(RS)+エメラルド(E)

バトル狂の父・センリに反発する少年ルビーは、ポケモンコンテスト制覇を目指して家出をするもサファイアという少女と出会う。
意見の食い違う彼等は互いに目標達成するという賭けをすることになる。
しかしそんな2人を待ち受けていたのは、ホウエン地方の自然を覆そうとする2つの巨悪だった。

第5章】(22~26巻)

原作:ファイアレッド・リーフグリーン(FR・LG) :主にナナシマ

ホウエン地方消滅の危機から半年後。
ブルーは「仮面の男事件」で離れ離れになった両親と、カントー地方の離島群「ナナシマ」で再会を果たそうとしていた。
同じ頃、突如オーキド博士にポケモン図鑑を取り上げられたレッドとグリーンも、ナナシマに向かっていた。
だがナナシマに集結する図鑑所有者たちに、謎の影が迫っていた…。

第6章】(26~29巻)

原作:エメラルド:バトルフロンティア

ホウエン地方に誕生したバトル施設「バトルフロンティア」に不思議な少年、エメラルドが降り立つ。
ポケモンではなくポケモンバトルが好きだと宣言する
彼は、フロンティア全制覇を目指し、7人のフロンティアブレーンに挑む。

第7章】(30~38巻)


舞台はシンオウ地方
名家「ベルリッツ家」のお嬢様と、お笑い芸人を目指すダイヤとパール。
ひょんな勘違いから3人の珍道中が始まる。
そんな彼らに謎の組織「ギンガ団」の影が迫ろうとしていた。

第8章】(38~40巻)

原作:プラチナ(Pt)

シンオウ地方に設立されたバトルフロンティア。
そこに降り立つのは少女・プラチナと国際警察の捜査官「ハンサム」。
2人がバトルフロンティアを訪れた目的とは…。

第9章】(41~43巻)


ジョウト地方でロケット団が復活する兆しを見せる中、オーキド博士に元四天王・ワタルからのメッセージが届く。
幻の創造ポケモン・アルセウスを巡り、ゴールドたちジョウトの図鑑所有者たちが再びロケット団に挑む。

第10章】(43~51巻)


イッシュ地方にて。
ポケモンリーグチャンピオンになる」夢を持つ、熱血少年・ブラック。
「一流のポケモンタレントを育て上げる」夢を持つ、若き芸能事務所社長・ホワイト。
偶然出会った2人が互いの夢を認め合う頃、イッシュ地方では「ポケモンの解放」を掲げる「プラズマ団」が暗躍していた。

第11章】(52~55巻)


ポケモンリーグを巻き込んだプラズマ団との対決から2年後
ヒオウギシティのトレーナーズスクールに通うラクツと、転校生のファイツ。
2人にはそれぞれ、誰にも知られてはいけない秘密があった。
再び暗躍するプラズマ団と、狙われる伝説のポケモン
ラクツとファイツはそれぞれの目的のため、アクロマとゲーチスが率いる新生プラズマ団に立ち向かう。

第12章】(55~62巻*5)

原作:X・Y(XY)

かつてポケモンバトルカロスジュニア大会で優勝した幼きトレーナー・エックス。
しかし現在の彼は、とある事情から自室に引きこもってしまっていた。
そんな中、伝説のポケモンが突如町を襲う。
幼なじみのワイ、サナ、ティエルノ、トロバと共に旅立つことになったエックス。
彼の不思議な腕輪を狙って、謎の組織が襲い掛かる。

第13章】(62巻~*6)

原作:オメガルビー・アルファサファイア(ORAS) :エピソードデルタ

グラードンカイオーガの激突から4年後。
ホウエン図鑑所有者の3人は、元チャンピオン・ダイゴにより招集される。
告げられるのは地球滅亡の危機。
それぞれの想いを胸に、3人は巨大隕石に立ち向かう。

第14章】(単行本未収録*7)


温暖な島々からなるアローラ地方で運び屋を営むサンと、とある事情からアローラにやってきた薬剤師のムーン。
2人はそれぞれの事情からアローラに滞在し、目的を果たそうと動いていた。
しかし一見平和な島々の裏では、守り神たちがざわめき不穏な動きを見せ始めていた。
よそ者2人が挑むことになった「しまめぐり」には、謎の生物の影が見え隠れして…。

【第15章】(単行本未収録*8)

原作:ソード・シールド(剣盾)

ガラル地方に引っ越してきた少年マナブは、マグノリア博士の助手を務める剣創人と盾・シルドミリアに出会う。
二人はそれぞれの目的からジムチャレンジ攻略を狙い、マナブはポケモンとの関わりを見つめ直すために同行を決意する。

【第16章】(単行本未収録)*9


パルデア地方のグレープアカデミーで始まる課外活動。
転入早々騒動を起こした「王子」ことバイオレット・ラングは、その課外活動においてペパーと行動を共にしていくが、スパイス集めだけでなくスターダスト大作戦にも首を突っ込むことになり…
一方、バイオレットのせいでバトルを水入りにされてしまったネモは、相手になるはずだった生徒を探し当てるが、その生徒―スカーレット・コイト―は学園に身分を偽って潜入していたトレジャーハンターであった。



この他、「ポケモンだいすきクラブ」のWEBコミックとして『ポケモンレンジャー』と『バトナージ』を題材にした外伝作品も2つ描かれた(単行本未収録)。
本編との繋がりもあり、時系列的に第7章であるDP編の前日談となる。
そして第8章のPt編では、ある場面で本作における伏線が回収されている。

先述の画集では『ポケモンレンジャー the Comic』の第1話が収録。


2013年にはコミックムック『POKEMON the COMIC』に通算1000万部達成を記念して、レッドが主役の描き下ろし「シロガネ山修行編」が掲載された。


また、オーレ地方が舞台の『ポケモンコロシアム』(スナッチ編)の連載については、公式サイトにて日下先生が以下のように回答している(Question No.151)。
「…う~ん、スナッチ編。実は…ぜひ描いてみたいのです。
『ポケモンコロシアム』というとっても魅力的なソフトに出会って、いまだにちくちくプレイをつづけているボク。
ついオーレ地方の冒険ストーリーを「ポケSP」でも…と考えてしまいます。
(中略)
うん、いつか状況がととのったら描いてみたい…ですね!」


●《主な登場人物》

詳細はリンク先へ。
図鑑所有者は、基本的に原作となったゲームのバージョン名から名前が取られている。(元がナンバリングになってる関係でちょっと捻ったり漢字が使用されたりという例外はあり)
外見も原作の主人公をモデルとしているが、目の形や顔立ちなどには独自の要素が足されることが殆ど。
また、ポケスペオリジナルのキャラクターが主人公を務める章もある。

○図鑑所有者達

レッドグリーンブルー

1章、5章の主人公。

イエロー

2章、5章の主人公。

ゴールドシルバークリスタル

3章、9章の主人公。(シルバーのみ5章でもメインを張る)

ルビーサファイア

4章、13章の主人公。

エメラルド

6章、13章の主人公。

ダイヤモンドパール

7章の主人公。

プラチナ(お嬢様)

7章、8章の主人公。

ブラックホワイト

10章の主人公。

ラクツファイツ

11章の主人公。

エックスワイ

12章の主人公。

サンムーン

14章の主人公。

◆剣創人、盾・シルドミリア

15章の主人公。

◆バイオレット・ラング、スカーレット・コイト

16章の主人公。

ジムリーダー達

脇役達

関連項目参照。

こちら のタグからも参照。


●《伝説のポケモン幻のポケモン

本作の伝説のポケモン幻のポケモンは基本的に1種1個体しか存在しない。
複数個体が存在する場合は、デオキシスなどのように明確に描写されている。
なので例えば、4章(ルビー・サファイア編)と13章(OR・AS編)に登場したレックウザは同一の個体である。
この基本ルールを知っていると章の時系列関係がわかる話もある。

また、ゲームのように捕獲は可能だが制御が非常に困難な存在として扱われており、
無理に使役しようとすると、トレーナーの心身に大きな負担をもたらすため、並みのトレーナーでは扱いきれないとされている。
一部の規格外のトレーナーを除き、こうしたリスク無しで伝説のポケモン幻のポケモンを使役するには、
特殊な装置・アイテムの補助を受けるか、これらのポケモン自身が自らの意思でトレーナーに従っている場合しかない。


●特徴

散りばめられた伏線ゲームの設定を最大限に使ったオリジナル展開が繰り広げられる。
特に伏線の張り方とその回収の丁寧さは見事で「伏線が上手い漫画」の話題では度々本作が挙がる。
他にもポケモンの特性や技を最大限に生かしたバトルシーン等が評価されている。
またゲームと違いポケモンは4つ以上技を覚えられるが、公式なポケモンバトルではその覚えている技の中から4つを選択して戦うという設定になっている。
もっとも初期はこの限りではない。

トレーナーがポケモンの攻撃を受ける場合もあり、下手するとポケモンよりトレーナーのほうがダメージをくらう戦いもあったりする。
実際、犠牲者が出た章もある。

ただこのことについてよく誤解されるが、タグにもある所謂「ダイレクトアタック」はポケスペの世界においても基本的に認められていない。
好んで積極的に使うのは悪人で、主人公側は悪の組織の悪事を止めるためにやむなく使うスタンスである。

要はアニメで定番の「ピカチュウが10まんボルトでロケット団達を吹っ飛ばす」こととそう変わらない。
当然公式戦などの一般トレーナー同士の戦いでやるのは厳禁。

ただしトレーナーがポケモンにより的確な指示を出すためポケモンにより近い目線に立つべく、
攻撃の余波が飛んでくる位危険なポジションに立つ場合は試合でもある。




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最終更新:2025年07月30日 13:47

*1 公式的には「ポケSP」と書いてポケスペと読むが、非公式的にはほぼ全部カタカナ表記が一般的である

*2 例えば先述の「ドラえもん」では各学年誌に最終回があったが、その内容は相互に矛盾していて、単行本化されていない

*3 「コロコロイチバン!」が2025年度から隔月刊行へと変更される影響と思われる

*4 2017年8月以降更新停止中

*5 てんとう虫コミックス版全6巻

*6 てんとう虫コミックス版全3巻

*7 てんとう虫コミックス版全6巻

*8 てんとう虫コミックス版全7巻

*9 てんとう虫コミックス版現在2巻