登録日:2011/02/26 Sat 01:17:58
更新日:2025/02/14 Fri 16:17:31
所要時間:約 11 分で読めます
強力な超能力を操る。 両手のスプーンはその力で作りだしたという。
出典:ポケットモンスター サン&ムーン、49話『リーリエとシルヴァディ、よみがえる記憶』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■データ
全国
図鑑No.65
分類:ねんりきポケモン
英語名:Alakazam
高さ:1.5m
重さ:48.0kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂50♀50
タイプ:
エスパー
特性:シンクロ(相手の技で
どく、
まひ、
やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常になる。先頭にすると50%の確率で同じ性格の野生ポケモンに出会える)
/せいしんりょく(
ひるみ状態にならない。特性『
いかく』を受け付けない)
隠れ特性:マジックガード(攻撃技以外ではダメージを受けない)
HP:55
攻撃:50
防御:45
特攻:135
特防:135(初代)→85→95(
XY以降)
素早さ:120
合計:500
進化
ケーシィ→ユンゲラー(レベル16)→フーディン(通信交換)
■概要
長い髭と
キツネ面のような獣頭に、両手に持つスプーンが特徴的な人型のポケモンで、
ミュウツーと並ぶエスパータイプの代表格である。
スーパーコンピューターに匹敵する異常に高い知能を持ち、その
知能指数は約5000にも達する。
ちなみに現実の人間の最高記録が知能指数
228なので
5000という数値がどれだけぶっ飛んでいるかが分かる。
まぁポケモンだし。
同じスパコンと比較される
メタグロスとはどっちが賢いのだろうか。
その脳細胞は一生かけて増え続け、あらゆる出来事を忘れる事なく記憶する(その割に技は4つまでしか覚えられないが)。
その高い知能から強力な
超能力を操り、両目を閉じて精神を研ぎ澄ませる事でその力を更に強くする。
しかし一方で筋力はとても弱く、知能の発達により
巨大化した頭部を自力では支える事が出来ないため、移動や自立はほぼ全て超能力に頼っている。
持っているスプーンは自身の超能力で作り上げたもので世界に一つしかないオリジナルだが、心から信頼した相手には譲るという。またこのスプーンで食べると何でも美味しいらしい。
進化前のユンゲラー同様♂と♀で姿が異なり、髭が長い方が♂である。
名前の由来は、フーディンは
アメリカで活躍した脱出マジックの帝王「ハリー・フーディーニ」
マジイイジャン!すげぇマジシャン!!、
進化前のユンゲラーはスプーンまげ等で世間を騒がせた超能力の伝道師「ユリ・ゲラー」、
ケーシィは『20世紀最大の予言者』とも評された予言者「エドガー・ケイシー」と思われる。
エスパーの最終進化形が、インチキ超能力者やエセ霊能者のイカサマを生涯に渡って見破り続けた事でも知られるトップマジシャンというのが
意味深。
しかもご丁寧に、あんなに大きな狐の
尻尾と特徴的なESPカードのマークのような模様までもが消えている。
三匹ともポケモンにしては珍しい、実在の人物がモデルのポケモンである(他には
エビワラーや
サワムラー、
ベロベルトなどがいる)。
英語名はフーディンがAlakazam(マジックで使われる呪文。「アブラカダブラ」みたいなもの)。
ユンゲラーがKadabraでケーシィがAbra(そのまんまアブラカダブラ)。
余談だが、ユリ・ゲラーはユンゲラーの存在に対し「イメージを盗用された」として
任天堂を訴えた事がある。
この話に尾鰭として任天堂側が「この場で超能力使ってみろよ(要約)」と言って勝訴したという話がつく事があるが、あくまで
都市伝説である(ただし任天堂の知的財産部が訴訟に強いのは確か)。
現実には任天堂とユリ・ゲラーが法廷で争ったことはない。
これは当時日本国内でしか正規流通していなかったポケモンのキャラクターについては連邦裁判所が扱う要件を満たさないとして受理しなかったため。
ユリ・ゲラーがこの騒動を起こした原因はポケモンカードの「わるいユンゲラー」ではないかと言われている。
「わるいユンゲラー」のイラストは超能力を使わず腕力でスプーンまげを行うといったもので、スプーンまげをインチキかつ悪行としているため、それを激怒したというものだ。
ちなみにこの騒動が原因で
ポケモンカードゲームではユンゲラーのカードは制作されなくなった。それ故に最初期のユンゲラーのカードは結構レアものだったりする。
そしてケーシィのカードも第3世代以降ではDPシリーズ『湖の秘密』に収録されたもののみで、技「ちょうしんか」やトレーナー「ふしぎなアメ」で直接フーディンに進化するようになっている。
フーディンについては現在も出ているが、「ナツメのフーディン」「フーディン四」「フーディンEX」など、進化せずに出せる特殊カードばかりに。
この件はアニメでのユンゲラーの扱いにも影響している。
無印では
ナツメがケーシィを使い、途中でユンゲラーに進化したが、
AG編146話で登場したのを最後にユンゲラーは登場しなくなった。
DPtのミルの相棒であるユンゲラーも
アニメではケーシィに変更されている。
ちなみにフーディンに関してはルリコや
ミナキが使っているほか、劇場版でも悪役だが
メガシンカが登場している。
さらに
第四世代以降はユンゲラーのみ
「かわらずのいし」の効果が無効という特殊な仕様がある。
つまり変わらずの石を持たせていても通信交換すると強制的にフーディンに進化してしまうのである。
ユンゲラーの登場の機会を少しでも減らしたいというゲーフリの思惑が働いているのかもしれない。
そして時が流れた2020年11月29日、ユリ・ゲラー氏が「20年前にしたことを本当に申し訳なく思っている。ユンゲラーの禁止を解除する。ユンゲラーのカードが復活するかどうかは任天堂次第」とtwitterに投稿、「ユンゲラー」のポケモンカードを許可するとの姿勢を明らかにした。
またユリ・ゲラー氏はニュースサイトTheGamerに対し、「ユンゲラーの復活を認めてほしい」というメールを今でも多数もらうことから、任天堂の会長に復活を許可する手紙を送ったと語っている。
これを受けてか、2023年6月発売のSVシリーズ『ポケモンカード151』よりユンゲラーが21年ぶりにポケモンカードに新録。ケーシィも16年ぶりに新録された。
その後も12月発売の『シャイニートレジャーex』、2024年4月発売の『変幻の仮面』にも、今まで収録されなかった反動かのようにケーシィ一族が3頭そろって収録されている。
ユリ・ゲラー氏の寛大な対応に感謝し、ポケモンカードでの復活を歓迎するとともに、上記の進化の仕様の変更や、今後のアニメ、映画等々でのユンゲラーの復活及び活躍に期待したいところである。
■ゲームでのフーディン
進化前のケーシィはハナダシティ上部の草むら等に出現。
ちょっと専門的話になるが、ランダムエンカウントの場合乱数生成の都合上4Fと呼ばれる全
個体値が最高値の個体が絶対に出現しないため、もし4F厳選するなら固定エンカウントである
ロケットゲームコーナーの景品としての入手がマスト。
まぁ実際VC版環境では物理技を覚えたフーディンなどほぼ死滅しているので、大抵はA抜け3Fで足りるのだが。
出現率が低いうえに出てきてもすぐに「テレポート」で離脱してしまうため、捕獲難易度はなかなか高い。
リメイク版なら、「ディグダのあな」で捕まえた
ディグダの特性『ありじごく』で逃亡を阻止できる。
クチバシティまで進めて戻ってくる必要はあるが、その価値はある。
DPtからは
クイックボールが登場したことで捕獲難易度が大きく下がった。
捕獲に成功しても進化するまで自力では「テレポート」しか覚えないため、育てるのもかなり手間がかかる。
しかしレベル16という比較的早い時期に進化でき、同時に「ねんりき」も習得し問題なく戦闘をこなせるようになる。
使い勝手の良さは同じ大器晩成型の
ギャラドス以上で、
わざマシンなしで「サイコキネシス」を覚えるのもポイント。
ユンゲラーの時点で並の最終進化形を凌ぐ強さのため、
ぼっちでも安心して頼れる。
何気に
BWまでのシリーズに皆勤で登場しており、多くの人がストーリー攻略のお世話になったポケモン。
第四世代以降なら
GTSのおかげで進化も容易になった。
主要トレーナーでは初代
ライバルや
ジムリーダーのナツメ、
四天王の
ゴヨウ等が使用し、いずれも強敵(というか
初代ライバルの手持ちで数少ないまともな技構成)。
特にピカチュウ版のナツメのフーディンはレベル50と登場時期の割に異様に強く、多くのトレーナーに
トラウマを植え付けた。
金銀ではしぜんこうえんを出てすぐの所にいるサイキッカーが「
フラッシュ」を覚えたケーシィを使用してくる。
やたら命中を下げられてイラついたプレイヤーもいるのではなかろうか。
また、
ポケモンリーグ内にある
ポケモンセンター付近にケーシィを連れたお爺さんがおり、話しかけて「はい」を選ぶと自宅までテレポートで送ってくれる。
ワタルに勝利して殿堂入りするといなくなる。
リメイクのHGSSでも登場するが、送ってくれなくなった。
なお、この系統の
専用技として、相手の命中を一段階下げる「スプーンまげ」がある。
何ともらしい技だがケーシィの時点では覚えられず、第9世代現在でもユンゲラー・フーディンのみの専用技となっている。
…が、赤緑青時点ではユンゲラー・フーディンでも覚えられず「
ゆびをふる」でしか出ない幻の技だった。
ピカチュウ版以降では設定変更されたものの習得レベルが1、つまり初期技に設定された。
そのため技思い出しがないピカチュウ版ではケーシィから進化させても覚えることは出来ないが、野生でユンゲラーが出てくるためそのユンゲラーをゲットすることで自発的にスプーンまげを見ることが出来る。
ちなみにピカチュウ版のチャンピオンのフーディンはスプーンまげを覚えているが、22番道路(リーグ挑戦前)での対戦の時のユンゲラーはスプーンまげを覚えていない。
色違い版は
肌の黄色がより鮮明になり、衣服が紫色になる。
■対戦でのフーディン
トップクラスの特攻と素早さを誇る特殊速攻アタッカー。
一方で設定の通り攻撃・防御・HPは異常に低い虚弱体質と、いかにもエスパータイプらしい能力を持つ。
ミュウツーの下位互換ではあったが、あちらは通常の対戦では使用できないので問題にはならなかった。
エスパー単、すなわち初代においては実質弱点なし。
エスパーを代表する存在なだけあり、
サンダースや
ケンタロス等に匹敵する活躍ぶりだった。
ミュウツーに次ぐ特殊から繰り出される「サイコキネシス」の単純な強さに、当時は高かった特殊耐久と「じこさいせい」による持久力で多くのポケモンを圧倒した驚異の髭。
異常に低い物理耐久という欠点はあったが、「リフレクター」で無理矢理補う事も可能。
……というか、初代から金銀までは努力値の仕様により現在とは比較にならないほど防御性能が高かったこともあり、
そこそこ良い個体に努力値を振りきっている場合ならばケンタロスの「
はかいこうせん」を確定で耐えることができる。
回復技や「でんじは」といった補助技も使用できるため、おそらく初代で最も「
カウンター」の真価を発揮できるポケモンである。
弱点がなく同じエスパー以外には一致技が半減されない強みがある一方で、エスパー同士の戦闘は苦手。
この時代のフーディンは特殊
サブウェポンが皆無で「
あなをほる」や「のしかかり」等物理技の火力にも期待できないので有効打がない。
特に
スターミーや
ルージュラが相手だと一方的に「
ふぶき」の恐怖に晒されてしまう。
基本的に「サイコキネシス」一本鎗のため、同じ実質弱点なしタイプでも豊富なサブウェポンでほぼどんな相手も突破できたケンタロスら
ノーマル組とは大きく事情が異なる。
VC版初代環境では特殊サブウェポンが皆無である点を逆手に取った、「でんじは」「どくどく」「かげぶんしん」「みがわり」「リフレクター」から2つ、後1つ「じこさいせい」、合計補助技を3つ採用して、残りの1枠に「サイコキネシス」を投入した耐久型が主流化。特殊一刀型3体選出も実際の対戦上珍しくないので、「じこさいせい」で粘る展開には結構なりやすい。
そして
金銀からは知っての通りエスパータイプが弱体化。
更に特殊系能力の仕様変更により特殊耐久の大幅低下等の逆風を食らい、前作と比べて地味な立ち位置に。
しかしこの世代から「アンコール」等の独特な補助技を多数取得し、前作のようなゴリ押し戦法からテクニカルさが売りのポケモンへ転向。
その器用さを武器に、前作ほどまでとは言わないものの安定した実力を発揮する。
またこの世代からエビワラーを差し置いて3色パンチを使いこなす武人でもあった。
VC版第二世代環境には「ねむりごな」を放った
ナッシーに「アンコール」を放って交代を強要する型もあり、これは相手の残りがナッシー1匹だけであれば「ねむりごな」を放つことを強要して複数催眠禁止ルールに無理矢理抵触させて反則勝ちすることができる。元々「ほのおのパンチ」「れいとうパンチ」を覚えることもあって、対ナッシー兵器としての素養があると言える。
RSEでは努力値の仕様変更により紙耐久化が更に深刻化するもその地位は変わらず。
DPtではそれまでのメジャーな
サブウェポンであった3色パンチが物理化。
実質没収される代わりに「
きあいだま」「シャドーボール」等の新たに苦手タイプに対抗出来るサブウェポンを取得。
物理化した「おいうち」等の悪技や「ふいうち」「とんぼがえり」、ブラック・ホワイトでの
むしタイプ強化等の逆風は強いが、
そのエスパータイプ内での安定した実力は変わらず、初代から活躍したベテランポケモンの意地を見せる。
特攻こそ高いが、メインウェポンが火力インフレが加速する現在においては微妙な
威力の「サイコキネシス」止まり、
更に紙耐久なのもあって単純な殴り合いは苦手。
なので前述の通り、その素早さから放たれる豊富な補助技でいかに攻撃チャンスを作るかが勝利の鍵。
具体的には「アンコール」や「みがわり」で隙を作り「めいそう」を積んだり「
トリック」で
こだわり系アイテムを押し付けたり等。
地味に毎世代強化されている「かなしばり」等も有効。
他にも「ちょうはつ」や「でんじは」「ひかりのかべ」「リフレクター」「カウンター」等も。
上手く相手を錯乱させて新参ポケ達にベテランの格の違いを見せつけよう。
特殊アタッカーなので当然特殊受けにも弱い。
しかしBWから新たに取得した「
サイコショック」により、特殊耐久が高いポケモン相手にもある程度抵抗する事が可能。
ただし
奇石ラッキーや
カビゴン等のメジャーな特殊受けは物理耐久も高いので過信は禁物。
第七世代ではVC版金銀クリスタルのわざマシンで「でんじほう」を習得させたフーディンをポケムーバーで送ることも可能になった。
そのまま使うには不安定だが
Zワザ化すれば威力190の必中技となり、他の技では分が悪い
テッカグヤも確定1発にできる。
第八世代でも若干威力は落ちるが、
ダイマックスすれば威力140の「ダイサンダー」を撃てる。
さらに二発目と三発目はエレキフィールド下で182にもなる。
■メガフーディン
秘められた サイコパワーを 解放。
見るだけで 相手の 生まれてから 死ぬまでを 知ることが できる。
高さ:1.2m
重さ:48.0kg
特性:トレース(場に出た時、相手と同じ特性になる)
HP:55
攻撃:50
防御:65
特攻:175
特防:95→105(
SMから)
素早さ:150
合計:600
初代では確認できた額の六芒星が復活し、胡座をかいて髭を蓄えた仙人然とした姿に変貌する。
大きく成長した超能力を示すかのようにスプーンを幾つも浮かせている。
『サン・ムーン』の図鑑によるとメガシンカ前よりもさらに筋力が落ち、完全に身体のバランスを超能力に任せているらしい。
因みに胡座をかいて直立していないせいか、メガシンカ前より大幅に高さが縮んでいる。
能力値は防御に+20、特攻に+40、素早さに+30。
あれ?種族値が90しか上がってないぞ?
特攻は一部の禁止級を除けばトップクラス。
素早さもメガミュウツーYをも抜き去り、
メガプテラと同速というメガシンカ勢最速。
特性は相手の特性をコピーする『トレース』。
メガシンカしたターンに交代された場合、交代先の特性をトレースする。
有利な特性をコピーしたいので、相手の特性を読みつつタイミングを見計らいたいところ。
「
スキルスワップ」があれば更にトリッキーな戦いができる。
ちなみにメガシンカ前・後問わず
禁止級以外の「スキルスワップ」使いとしては最も素早い。
特攻種族値は高いが技
威力は低い為、耐久がある相手を一発で持っていく程の火力はない。
しかし、特攻に努力値を振らなくても通常フーディン以上の火力が出るので、
メガゲンガーや
メガミミロップ辺りをギリギリ抜く程度に素早さ維持し、
残りを全て耐久に回す努力値調整が主流である。「かなしばり」や「アンコール」を駆使するメガフーディンにとってはこれがかなり活きてくるのだ。
非常に高度なプレイングスキルと読みセンスがあればメガガルーラも完封できる。
強化されても相変わらずの耐久の低さ、現環境における単エスパー故の大逆風、そして何故かメガシンカしたのに種族値が90しか上昇していないことにより
一見メガシンカポケモンの中でかなり不遇に見えるが、このように育成や運用方法によってその見方が変わると言えよう。
SMでやっと足りない分の種族値が継ぎ足され、特防に10プラスされた。
伸ばすところそこじゃないだろとか言ってはいけない
それに加え今作から「ふいうち」や
ファイアロー、
メガガルーラの弱体化、
先制技メタの要素が増えた等々、
メガフーディンにはかなり嬉しいことになっている。
SMのフーディナイトは殿堂入り後にポニの樹林へ行くときにデクシオとバトルしてメガリングと一緒に貰うことになる。
実質一番初めに使用することができるメガシンカポケモンとなっており優遇されている。
ピカブイでは特性や「トリックルーム」が存在しないため、高い素早さなど素のスペックを活かしてトップクラスに。
因みに公式イラストのメガフーディンはどういう訳かカラーリングが色違い仕様となっている。
■進化前 ユンゲラー
全国図鑑No.64
分類:ねんりきポケモン
英語名:Kadabra
高さ:1.3m
重さ:56.5kg
HP:45
攻撃:35
防御:30
特攻:120
特防:120→70(金銀以降)
素早さ:105
合計:400
努力値:特攻+2
外見はフーディンと比べるとスプーンは一つしか持たず、額に星のマークがあり、尻尾が存在する。
尻尾のせいかフーディンより少し重い。
身体から特殊なアルファ波を放出しており、そばの機械を狂わせるほか、頭痛を引き起こすため、トレーナーは強い精神力が必要になる。
いつも持っている銀のスプーンは超能力を高める効果がある。
スプーンを失ってしまうと半分ほどしか超能力を発揮できない。
また、ユンゲラーがテレビのそばにいると画面に怪しげな影が映り、それを見ると不幸になるほか、
超能力の研究を手伝っていたエスパー少年が朝、目覚めるとユンゲラーに変身していたというおっかない設定がある。
ただ、後者の設定は書籍『ポケットモンスター図鑑』によれば、ユンゲラーをモデルにした小説の内容のようであり、事実かどうなのかは判然としない。
ユリ・ゲラー騒動の元凶であり、
ゴローン・
ゴーリキー・
ゴーストと並ぶぼっちネタの定番。
この時点でも特殊アタッカーとして十分使えそうな種族値であり、特に初代では普通に強いポケモンだった。
特殊120は
三鳥達や
ナッシーに次ぐ当時ではトップクラスの数値であり、素早さも激戦区の100は超えている。
そのためフーディンが使用禁止のニンテンドウカップ99では代役として活躍した。
ライバルは「10まんボルト」や
ペルシアン対策の「
カウンター」を持つ
バリヤード。
言うまでもなく第二世代以降は対戦環境から姿を消している。
耐久力の低さから「
しんかのきせき」との相性も良くないため、趣味や
縛りプレイ以外で採用することはないだろう。
■進化前 ケーシィ
全国図鑑No.63
分類:ねんりきポケモン
英語名:Abra
高さ:0.9m
重さ:19.5kg
HP:25
攻撃:20
防御:25
特攻:105
特防:55
素早さ:90
合計:400
努力値:特攻+1
外見は幼いユンゲラー、フーディンといった雰囲気。ヒゲやスプーン、額の星といった特徴はまだ無く、糸目で常に浮遊している。
最大の特徴はテレポート。レベル技で覚える唯一のわざで、使うとそのまま戦闘から離脱してしまう。
素早さも90と序盤のポケモンとしてはかなり早く、下手すればこちらが何かする前にすぐにテレポートで逃げてしまう。
そのため弱らせて捕獲するのがかなり難しく、スーパーボールなど捕獲率の高いボールを初手で投げるか、こおり状態かねむり状態にするなど、多少工夫が必要になる。
■ポケダンでのフーディン
救助隊のメインキャラの一匹でゴールドランクのチームであるFLBのリーダー。
ちなみに他のメンバーは
リザードンと
バンギラス。
その高い知能を活かして主人公達に手を貸すが、
キュウコン伝説を勘違いしたときには敵対した事も。
しかし主人公の無実を信じ、彼(女)らに
逃げる猶予を与えた。
仲間にした際はレベル1時の能力が異常に高く「テレポート」も使えるため、
「きよらかなもり」等のレベル1
ダンジョンで逃げプレイをする際に非常に頼りになる。
というかレベル1ダンジョン攻略においては三本の指に入る実力者で、本編の紙耐久を嘲笑うかのごとく超耐久を見せつける。
しかし初期値こそ高いものの以降の能力の伸びは劣悪なため、通常ダンジョンではかなり微妙だったりする。
野生出現のケーシィは、システム上捕獲時に「テレポート」を使われることはない……と思いきや、
その再現で「一発で捕獲成功しないと99%の確率で即逃亡する」という仕様になっている。
ハイパーボールとズリのみで確実に一発成功させたいところだが、
手早く進化させるにはアメを倍加させるパイルのみを使いたくなるのも悩みどころ。
銀のパイルのみならばズリとパイルの効果を併せ持つが……常用するにはさすがに貴重すぎるか。
進化後はすぐ逃げることはないものの、フーディンはもちろんユンゲラーですら野生ではまず出現しない。
しかし入手に苦労する分フーディンの火力は高めであり、エスパータイプのアタッカーとして一定の人気がある。
2020年4月にはケーシィのコミュニティ・デイが開催され、色違いも実装された。
限定技はノーマルアタックの「カウンター」。
スペシャルアタックの「きあいだま」と合わせることで、かくとうアタッカーとしての活用法も生まれた。
また、このイベント期間中にはすぐ逃げる仕様が停止されていたため、逃げないケーシィを思う存分捕まえられることに。
2022年9月にはメガフーディンが実装された。
フーディンのエスパー技候補はノーマル・スペシャル共に複数存在するが、どの組み合わせでも全ポケモン中トップのエスパーDPSを発揮できる。
一応、最も高いのは「ねんりき」+「サイコキネシス」。
サイコキネシスはイベント限定技だが、恒常習得できる「みらいよち」でも十分。
更に実装時点では、「カウンター」+「きあいだま」でかくとうDPSまでトップに位置していた。エスパータイプとは一体。
メガバシャーモの実装後はトップの座こそ譲り渡しはしたものの、それでも依然として最高峰クラスであることに違いはない。
ただし、メガシンカしても耐久面は元からたいして変わらないので、その点は注意が必要。
追記・修正はスプーンを(腕力以外で)曲げてからお願いします。
- エスパー少年はユンゲラーを経て仙人になりました。もっとも彼は人間だった頃を覚えてはいませんが。 -- 名無しさん (2013-10-13 03:23:57)
- メガシンカしたら ヒゲがさらにひどいことに… -- アレックス (2013-11-16 13:52:14)
- メガ勢唯一の種族値+90。何故… -- 名無しさん (2013-11-23 15:03:30)
- 下のトリルをアンコのくだりおかしくないか -- 名無しさん (2014-01-11 11:30:08)
- ↑ 普通はね。但し後攻の尻尾+トリック両壁アンコ金縛り等を搭載した補助型なら有り得る。↑みたいに無いと思ってトリルをした結果だろう -- 名無しさん (2014-01-11 11:39:48)
- ↑↑↑旧ポケ補正を忘れられたんだろう、こいつだけ補正前から+100 -- 名無しさん (2014-01-11 11:48:14)
- ↑↑そんなありもしない答えだされても困るんだが。何も知らない人が勘違いするもっと一般的なことを書くべき -- 名無しさん (2014-01-12 19:30:14)
- ↑2 それ以外で一般的なの他に何があるんだよ -- 名無しさん (2014-01-12 21:41:12)
- ↑3 受けられる事が多いコイツが尻尾やら拘りアイテムをトリックさせる型とかシングルでもダブルでもありえないこと無いだろ とりわけスカーフ持ちが受けにきたとき尻尾は有効 -- 名無しさん (2014-01-12 22:39:25)
- メガシンカしても相変わらずの耐久力のせいでどうも扱いにくい……
等倍先制でさっさと潰される -- 名無しさん (2014-01-13 02:15:48)
- おやこあいをトレースだ!なおふいうちで落ちる模様…まぁふいうち読みのバリアーかリフレクターはできるけどね -- 名無しさん (2014-01-13 04:39:39)
- メガ進化の際に+10し忘れてた分、次回作でどこが上がるんだろう
多分Bが75になるんだろうけど、どっちにしろ先制技で死にそう -- 名無しさん (2014-03-02 20:49:45)
- ユンゲラーの一件のせいかかわらずの石を持たせていても進化してしまう。 -- 名無しさん (2014-06-01 20:17:35)
- 通信進化と石進化に変わらずの石の効果はないんだよなぁ -- 名無しさん (2015-01-19 20:56:38)
- 預言者とか超能力者の進化形が奇術師ってあたりに何かの意図を感じるw -- 名無しさん (2015-01-19 21:15:27)
- ↑そこら辺は元ネタのキャリアの問題よ。ガチで伝説級の奇術師フーディーニとスプーン一本曲げるだけのユリゲラーじゃ格が違いすぎる -- 名無しさん (2015-01-19 21:55:37)
- フーディーニ -- 名無しさん (2015-01-19 22:41:26)
- 元ネタのフーディーニって人はアサクリ2で知ったわ -- 名無しさん (2015-01-19 22:42:13)
- ゲンガーとずいぶん差がついてしまった感じだな・・・ -- 名無しさん (2015-01-20 00:11:38)
- メガフーディン見てデスタムーアって思った子、先生怒らないから手を上げなさい ノ -- 名無しさん (2015-01-20 00:18:45)
- むしろ麻原彰晃を連想したが、デスタムーアにも似てるな -- 名無しさん (2015-01-20 00:22:51)
- 知能指数5000もあるのに技4つ覚えるので精一杯で、人が作った道具は使い方が分からないという理由で持たせても使えないという矛盾 -- 名無しさん (2015-01-25 21:05:54)
- ↑知能指数がいくら高かろうが人間らしい感情を持ってなかったりいくら頭が良くても野生の延長線上でしか無いってことじゃないのか -- 名無しさん (2015-02-23 16:07:57)
- 技覚えるのは頭じゃなくて体力的な問題で4つまでなのかも。まあそうなるとアルセウスもヒマナッツも同じエネルギーで技を覚えるってことになるが -- 名無しさん (2015-02-23 17:57:47)
- 種族値上昇のせいかメガシンカ上昇がなぜか90に。ゲーフリ相変わらずこういう些細なミスするもんなあ。 -- 名無しさん (2015-03-17 15:05:58)
- ↑6最終形態はゴーストか、んでダークライにボコボコにされると・・・ -- 名無しさん (2015-08-02 19:01:18)
- ユリ・ゲラーはユンゲラーが最終進化系だったら裁判起こさなかったんだろうか -- 名無しさん (2015-11-29 19:58:46)
- ユリゲラーの件のせいかアニメDPのミルの手持ちはケーシィになっている。 -- 名無しさん (2015-11-29 20:01:14)
- ついに、メガフーディンさんポケモンカードのブレイクカード関連の黒幕にされる -- 名無しさん (2016-02-15 19:29:32)
- どっかの四コマ漫画で、家のスプーンを曲げてダメにしまくったから、主人公のお母さんに箸に持ち替えさせられたって話を思い出した(笑)。 -- 名無しさん (2016-04-25 04:20:09)
- サン・ムーンでメガシンカ時の能力配分100になるかどうか、攻撃でもいいんで。 -- 名無しさん (2016-06-04 20:13:03)
- 今年の映画ではサイコキネシスでメガシンカ軍団を浮かせるという戦法を披露したな -- 名無しさん (2016-07-18 21:16:41)
- ユンゲラー(アローラの姿)どうなってんだオイ。進化してからも更に世話が要るのかよ…… -- 名無しさん (2016-11-23 23:46:49)
- 噂では、アローラのとある土地神様に、救いを求めに行ったそうな。 -- 名無しさん (2016-11-28 05:18:22)
- ↑13そりゃ知能と知識(道具の使い方)は違うし…トレーナーが教えればいい?技制限について?シラネ -- 名無しさん (2016-12-04 18:45:23)
- ユリ・ゲラーと任天堂裁判してなかったの!? -- 名無しさん (2017-01-09 20:31:14)
- VCの銀やってるけどケーシィに三色パンチ覚えさせるだけで雑に強いわ。ユンゲラー止まりでも十分すぎる強さだしエビワラーよりよっぽどプロボクサーしてた -- 名無しさん (2017-09-24 19:22:15)
- RSEまでは3色パンチをあのエビワラーよりもこなせていた←「おい、超能力を使えよ」 -- 名無しさん (2018-05-17 16:20:53)
- 一番設定がえげつないと思う。ヒューマンボールは絶対コレの図鑑説明が元ネタだと思う。 -- 名無しさん (2018-10-22 16:27:38)
- メガフーディンはどう見てもそんs…ん?こんなじかんにだれだろう? -- 名無しさん (2019-02-04 10:24:44)
- 知能指数の最高は現在で258だから、いつかフーディンの5000に追いつけるかも -- 名無しさん (2019-03-25 14:28:14)
- GOだとサイコブレイクが強すぎてついにミュウツーの劣化となってしまった -- 名無しさん (2019-09-17 11:02:50)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-04-14 13:03:14)
- 鎧の孤島で復帰おめでとう -- 名無しさん (2020-06-19 22:34:27)
- 因みにアニポケでの恒例おまけコーナー「オーキド博士のポケモン講座」では「サトシたちと遭遇する 」より前に講座の方で先行登場・紹介されてた。 -- 名無しさん (2020-11-08 13:19:04)
- 【朗報】ユンゲラー、ユリ・ゲラーと和解する -- 名無しさん (2020-11-30 21:40:05)
- 最新作で進化前のケーシィがシナリオ中最強の敵になってるのには笑った。あの序盤にチャージビームを確定で打ってくるポケモンは普通にダメだろw -- 名無しさん (2021-12-14 10:30:35)
- 元ネタのフーディーニは大道芸のネタで腹パン食らったせいで死んだから、物理耐久の低さはそこからきてるかもしれない(適当) -- 名無しさん (2022-08-26 17:08:45)
- 本当にユンゲラーのカードが復活するとは -- 名無しさん (2023-04-01 19:15:35)
- 昔のシールでは、5種しかない最上位のレア枠に何故かフーディンが選ばれてたな。他は御三家とピカチューだったからホント謎。そのせいでフーディンは何か特別なキャラだと思い込んでた。強くてカッコイイからメインで使ってたのもあるが。 -- 名無しさん (2024-01-21 12:20:11)
- 初代の人気ポケモンだしユナイトに参戦してほしい -- 名無しさん (2024-08-20 13:27:32)
- ポケポケだとエネルギー貯めた大物をサクサク狩れて助かる -- 名無しさん (2024-11-25 11:31:38)
- どのゲームでも最初期環境に登場して初期環境を支えている印象。初代無双やGO初期に強かったのでそういうイメージを勝手に持ってるだけかもしれないけど。 -- 名無しさん (2024-11-25 12:06:57)
最終更新:2025年02月14日 16:17