…と、このように序盤で舞園らほど印象に残る活躍がなく、学級裁判すら参加出来ずにあっさり死亡した、本作屈指の超不遇なキャラである江ノ島盾子。
しかし一方で、あまりにもあっさり過ぎる退場なので「後で何らかの見せ場とかがあるのでは?」と期待するプレイヤーも多かったが…
6章において、生存者達を疑心暗鬼にさせるためにモノクマが配った「集合写真」。
そこには、あるものが必ず載っていなかった。
それは、「江ノ島盾子」の顔。
そして、裁判が進むにつれ、
戦刃むくろの致命傷は「全身に負った傷」であると判明。
その特徴を持った死亡者は一人しかいない。
待っていたわ!私様は待っていたのよ!
あなた達のような人間が現れる事をね!
登録日:2011/02/08(火) 22:35:21
更新日:2024/05/03 Fri 01:02:02
所要時間:約 8 分で読めます
実はプロローグ~第1章に登場した江ノ島盾子の正体は《超高校級の軍人》戦刃むくろ。
そして、ずっと裏で潜んでいた黒幕こそが……本物の《超高校級の絶望》江ノ島盾子だった。
CV:豊口めぐみ(二役)
【プロフィール】
誕生日:12月24日
身長:169cm
体重:45kg
胸囲:90cm
血液型:AB型
容姿
変装していた偽物とは異なり、目はパッチリ開いた愛くるしい顔をした美少女。
胸囲も90cmと、かなりの巨乳である。
苗木が入学前に認識していた「江ノ島盾子」とは彼女のことであり、ほぼナチュラルメイクで雑誌のグラビアを飾っていた。
ツインテールなのは偽物と同じだが、髪飾りはモノクマの左半身の白いクマと右半身の黒いクマの顔のヌイグルミのついたヘアゴムをしている。
なお、リボンは制服の胸元に付けている。
性格
一言で言い表すならば、「他人だけでなく自分自身の絶望すら取り込む究極の絶望フェチ」。
他人を罠に陥れて絶望させるよう策を巡らせ、標的の絶望に愉悦を覚える悪趣味極まりないサディストにして、
自分自身が失敗により絶望しても、その絶望に快楽を感じるマゾヒストでもある。
そのためには如何なる手段をも厭わず、あの手この手の策を巡らせることで他人を操り、更には自分が被害を被ってもそれすらダメージにならない、
最早「常人には理解不能」な域に達している。
それは先天的なもののようで、「生まれた時に流した涙は『この世に生まれてこなければ良かった』という絶望の涙」と豪語するなど、更生は不可能と言っていい。
そしてその精神構造上『デスゲームの黒幕』として勝利することは出来ても『一個人として精神的に屈服させる(=普通の黒幕のように計画をオジャンにして打ちのめす事)』のはどうやっても不可能。
反面、希望に溢れた人間を毛嫌いしており、生理的嫌悪感を覚えている。
「ゼロ」では記憶を失っても、苗木に対する嫌悪感を隠そうともしなかった。
また、長い間モノクマを演じてきた上に「絶望的に飽きっぽい」性格でもあるため、普段は他人に接する際のキャラクターがころころ変わる。例えるなら
魔法陣グルグルの風の王のような性格。
本編では8パターン立ち絵が用意され、その度に演じる豊口めぐみの演技力が発揮された。これには豊口女史もインタビューで「最後は頑張りました」とコメントしている。ネタバレ厳禁なので何のことかまでは語れなかったが。
ん?最後に出てくることのネタバレになってるって?気にすんな。
一人称は「私様」。傲岸にして尊大な性格であり、常に他人を見下しながら発言する。
一人称は「アタシ」。ジョジョ立ちをしながら会話し、クールに振る舞いつつも他人を小馬鹿にする。
一人称は「オレ」。ハイテンションで高笑いし、威圧感が凄い。
一人称は「私」。主に説明パートで使用される。秘書風のキャラで、どこか慇懃無礼な印象がある。
一人称は「わたし」。幼女風のキャラだが、会話内容は尊大なままなため、極めて腹立たしい。
一人称は「私」。頭にキノコが生えており、常に涙目かつ言動もネガティブ。しかし、自画自賛するのは相変わらず。
一人称は「ボク」。抱きかかえたモノクマのヌイグルミで顔を隠しながら会話し、声もモノクマに似せている。
一人称は「アタシ」。
旗色が悪くなり、キャラを作る余裕がなくなった時になる状態。主に無表情、驚愕、恍惚の3パターン存在する。
能力
江ノ島の真価はギャルとしてのカリスマ性を持っているところだけではなく、より深いところにある。
それは、一度見た、あるいは聞いただけであらゆる状況を分析し、未来を予測し、解決策を導き出せる《超高校級の分析力》である。
一度会った人間から性格、次に取るであろう行動を予測し、それに相応しい対処を導く。
それにより、彼女の人生は全て「予想通り、希望通り」であると言って良かった。
何より、勉強もスポーツも、最適な方法を導き出し、最高の結果を出し、「絶望的に容姿端麗、絶望的に頭脳明晰、絶望的にスポーツ万能な完璧超人」とは言い過ぎではない。
彼女がギャルとして高校生の間のカリスマになれたのも、流行を分析してその先取りをし、他人の「喜ばせ方」を熟知していたからに他ならない。
……しかし、それにより江ノ島が得られたのは「予想通り」で「飽きる」、「絶望的」な人生。
彼女の極端なまでの飽きっぽさは、その能力の高さ故なのだろう。
そして彼女は、「絶望」を自分だけではなく、他人にまで求めるようになる。
世界に絶望をばら撒き、自分自身もまた絶望するために。
また、全てを最初から分析して見通しているが故に、本来なら発生しない「想定外」には弱く、追い詰められると子どものように取り乱し、脆い姿を見せてしまう面もある。
もっともその想定外は、彼女の絶望的に飽きっぽく絶望的に絶望を希望して絶望する性質から、どれだけ綿密に計画を立てても、簡単にこれを放棄して刹那的な絶望を求めてガバガバのオリチャーを発動する悪癖が原因である事がしばしばなので自業自得としか言えないのだが。
未来を分析によって見通せる故に、苗木誠は最大最悪の天敵。
なにせ苗木の才能は発動、発生のパターンが存在せず本人にとってもアンコントローラブルで江ノ島も分析できないとの事。
簡潔に言えば苗木の『幸運』とは上記の『想定外』といういつか『希望』につながる因子を無作為無差別にバラ撒くようなものであり、江ノ島にとってはひたすら悍ましく思えた事だろう。
江ノ島もそんな苗木は当然ながら脅威として一応最初から認識しており、元々はコロシアイ学園生活開幕前に殺しておく予定だった。
が、結局は例にもよってガバオリチャーを優先些細な事として、そして何よりそんな些細な事に計画を乱されるならそれはそれで絶望的として見逃し、彼女自身の破滅を招き入れている。
協力者
双子の姉の《超高校級の軍人》。
自分を信奉し、溺愛しているが、江ノ島からは体のいい駒程度にしか思っていない。
とはいえいざとなれば平気で切り捨てられるものの、姉妹の情はあるので、彼女を殺した際は絶望(という名の狂喜)に溺れた。
寧ろ『絶望的に飽きっぽい』江ノ島が『駒としての有為性を見出し続けていた』という時点で十分特別扱いなのは間違いないし、何なら『絶望させて殺害した』という時点で江ノ島に取って大切な存在と言える。
幼馴染の《超高校級の神経学者》。
母親が精神崩壊する形で失った彼から依存されており、普段は口は悪いが愛されている。
しかし、「愛する人を失う絶望」を味わいたかった江ノ島により利用され、数々の殺人や隠蔽工作を行った挙句、最期は江ノ島の手によって殺された。
彼から「音無涼子」という別人になるよう記憶を消されたが、後に江ノ島はその技術を流用し、コロシアイ学園生活の生徒達に施している。
希望ヶ峰学園の集大成たる《超高校級の希望》と呼ばれる謎の少年。
江ノ島同様に分析能力で未来を見通す事が出来、故に「ツマラナイ」が口癖となっている。
自身と同じ境遇と視点を持つ彼に対し「希望は予定調和で絶望こそが予測不能」と吹き込み、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を通して自らの計画へ引き入れた。
ただし、彼は彼で絶望に傾倒した訳では無いようで、希望と絶望のどちらが自身にとって予測不能であるかを見極める事を宣言し、彼女と袂を絶っている。
……後に彼があることを通して絶望でも希望でもない『ある概念』に傾倒するでも信奉するでもなく『己だけの才能』として覚醒する事は、予想外であっただろう。
人類絶望化計画
希望ヶ峰学園に入学した江ノ島は、《
希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件》を引き起こす。
これは、希望ヶ峰学園の生徒会役員を旧校舎に閉じ込め、血生臭い殺し合いをさせるという陰惨極まりないものであった。
結果、生き残ったのは生徒会長の村雨早春と《超高校級の希望》と称される謎の学生・カムクライズルのみ。
カムクライズルが殺し合いに勝ち残ったという事実は希望ヶ峰学園の予備学科の生徒達を絶望させ、「パレード」と称したデモを引き起こす。
やがて、デモは肥大化し、本編の1年前に「人類史上最大最悪の絶望的事件」が発生。世界は壊滅状態となり、希望ヶ峰学園のシェルター化が学園長の霧切仁により提案される。
その対象となったのは、江ノ島と戦刃を含めた希望ヶ峰学園第78期生だった。
しかし、それこそが江ノ島最大の計画―――「人類絶望化計画」の幕開けだった。
江ノ島は、自分と戦刃以外のクラスメイト達の記憶を希望ヶ峰学園入学前の2年前まで戻し、霧切学園長をおしおき「宇宙旅行」にて殺害。
それぞれ面識のない状態になったクラスメイト達は、モノクマというヌイグルミの「動機」の介入によって疑心暗鬼に陥り、絶望して殺人を犯す。
そして、その様子は全て電波ジャックで荒廃した世界に生中継されていた。
わずかに残った人類の《希望》14人が絶望に堕ち、殺し合う様を見せつけ、まだ希望を抱いている外の人間達を絶望させるために。
そしてこの計画の恐ろしいところは、14人が外の世界に関する記憶を失ったところにある。
詳しくは、モノクマが与えた「動機」について見てみよう。
第1章:「人間関係」メンバーの大切な人間に危害を加えたと示唆。結果、舞園が外に出るために桑田を殺害しようとし、逆に殺し返される。
しかし、外の世界が滅んだ以上、その人間が生きている保証はもうない。
第2章:「思い出」メンバーの知られたくない思い出を暴露すると脅迫。結果、動揺した大和田が不二咲を殺害。
しかし、もうその秘密があってもなくても意味がない状態である。
第3章:「欲望」殺人を犯したら100億円を褒美としてやると宣言。結果、セレスが金を得るために石丸と山田を殺害。
しかし、滅んだ世界に金など意味はない。
第4章:「裏切り」大神が黒幕の内通者だと暴露。結果、生存者達の人間関係が最悪になったが、最終的に大神の自己犠牲により団結出来た。
このように、特に1章~3章は「被害者は殺されたことにより絶望するし、クロは犯行が発覚しおしおきされたら絶望し、外に出たとしても動機が全くの無意味だと明らかになり結局は絶望する」という、「どう転んでも14人は絶望する」結果になる。
しかも、彼ら14人は2年間を共に過ごしたクラスメイト同士なのだ。
そして、それを敢えて明らかになるようヒントをちらつかせ、最終的に判明しても残る生存者達を絶望させようとしたのだった。
加えて言うと、最後の計画の駒として78期生を選んだのは、江ノ島にとってもあらゆる面で己と真逆な苗木を除いて「大切なクラスメイト」だからであり、彼らが殺し合う様を眺めることもまた、彼女にとって絶望が大きくなると考えたためである。
……まさに、どう転んでも隙が無い、完璧な計画だったと言える。ただし、一人の誤算を除いては。
絶望の誤算
江ノ島盾子の誤算、それは《超高校級の幸運》として入学し、存在を軽視していた苗木誠だった。
彼は、如何なる逆境に晒されても、決して諦めず、前向きに黒幕打倒だけをコロシアイ学園生活における目標に据え、全員の団結を心から望んでいた。
そして、彼は死んだクラスメイト達を「引きずる」として、「黒幕を倒し、外に出る」ことからブレなかった。
犯行を暴かれてもなお、彼女は生存者達に迫る。
「安定して停滞した永遠の希望ヶ峰学園内での生活(苗木のみおしおき)」か「荒廃した世界への追放」のどちらかを選べ、と。
どう足掻いても絶望しない苗木を、とうとう江ノ島は脅威に感じたのだ。
しかし、彼は絶望しかけていた仲間達にも、《希望》を与え、「外に出る」という希望を選ぶに至らせている。
苗木誠がコロシアイ学園生活で戦い抜いた事で覚醒した最後の最後の『才能』−−『愚直なまでの諦めの悪さを有し、その諦めの悪さを他者に感化させる形で伝播させる』という『何があっても絶望しない』という意味での『希望』の才能……
『超高校級の希望』として苗木誠は覚醒し、最後の学級裁判に勝利。
当然、全世界放送である以上は上記の覚醒や江ノ島の『絶望』が苗木の『希望』に敗北した様子は世界中に流れている。
つまり、最後の最後でコロシアイ学園生活は『希望は前に進む』という苗木達の結論と決断を世界中に証明する形となる。
これには江ノ島は驚愕し、動転するしかない。
最後まで、彼女には苗木誠という人間の在り方が理解出来なかった。
最期
結果、全員一致で生存者6人は江ノ島のおしおきを選択した。
だが……
……最高じゃない!!
これが…これが絶望なのね…!
2年も前から…この学園に乗り込んで…綿密な計画を練り上げて…
そして、計画の為に、実の姉まで殺したって言うのに…
それなのに、最後の最後で失敗するなんてッ!!
これ以上ないほどの超絶望だわッ!!
アタシは、絶望的に絶望的だったの!生まれた瞬間にすべてに飽きてたの!
だから、ずっと楽しみにしてたのよ…人生で1度きりの…このイベント…
最初で最後の最大の絶望!死の瞬間!!
それを、“計画の失敗”という最大級の絶望の中で味わえるなんて…
あぁ!絶望的に幸せだわ!!
……とまぁ、江ノ島盾子は絶頂の中にいた。彼女は、「死の絶望」すらも快楽に変えていたのだ。
これには、苗木含めて全プレイヤーもドン引きするしかない。
しかし、苗木達は外にどんなことが待ち受けようと、絶対《希望》を失わないと宣言する。
それに対し江ノ島は一言。
これから先、オマエラの前には、次々と“絶望”が立ちはだかる事になるよ。
どこへ進もうと…どこへ逃げようともね…
表と裏…だけど紙一重…希望があるところには必ず絶望もあるんだよ。
それでも、オマエラは希望を持ち続けていられるかしらん?
そして、彼女は自分自身を処刑しようとする。待ち望んでいた「死の絶望」を味わうため……。
うぷぷ…うぷぷぷ…!
あぁ、素敵だわ…これが死の絶望なのね…!
この絶望の10分の1でも…100分の1でも…!
世界中のみんなに、もっと味わって欲しかった…!
世界中を、この素晴らしい絶望に染め上げたかった!
じゃあ!始めるよ!
最後にふさわしいスペシャルなおしおき!!
では張り切っていきましょう!おしおきターイム!
アーッハッハッハッハッハッハッハ!!
CONGRATULATIONS!
エノシマさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
おしおき:「超高校級の絶望的おしおき」
笑顔で右手を振る江ノ島。彼女の背後に、今まで登場した6つのおしおきのセットが組み立てられていく。
彼女は、全てのおしおきを味わうこととなるのだった。
「千本ノック」。野球ボールの連打を余裕で受け止める。
「猛多亜最苦婁弟酢華恵慈」。腕を組み、高速回転に目を回しながらもへっちゃら。
「ヴェルサイユ産火あぶり魔女狩り仕立て」。禅を組みながら火にあぶられると、上から消防車が落ちてくる。
「ショベルの達人」。ショベルカーで叩かれ、目から星を出す。
「宇宙旅行」。楽しそうにロケットに入り、打ち上がった後、落下。
「補習」。モノクマのヌイグルミを抱きながら、笑顔でプレス機に運ばれていく。
そして―――死の絶望にすら飽き、一瞬真顔になった瞬間、プレス機が落ちる。
血まみれのプレス機の下には、脱出スイッチが転がっていた……。
こうして、《超高校級の絶望》江ノ島盾子は自らの手でその命を終わらせた。
苗木誠らを苦しめたコロシアイ学園生活も、遂に終わりを迎えたのだった。
……だが、これで本当に終わったのか?彼女が死んだら、世界から絶望は消えるのだろうか……?
役目を終え、主を失って停止したモノクマは乱雑に学級裁判の舞台に置き去りにされていた。
彼を動かしていた江ノ島はもうおらず、二度と再起動するはずはなかった。
………………
………………
クックック…
面白いよ…
面白くなってきたクマ…
うぷぷ…
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぅ〜!!
そう…ヌイグルミじゃないんだよ…
ボクはモノクマなんだよ…
オマエラの…この学園の…
学園長 なのだッ!!
君は希望という名の絶望に微笑む
+
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... |
さて、苗木誠と彼に感化され希望を胸に抱いた彼の仲間達の手で彼女の計画は見事に破綻した。
しかし、そもそも彼女の真の目的が本当に計画の完遂だったのかは疑問が残る。
彼女にとって自分の人生を彩った絶望を世界中の人間に味わって欲しい、というのは恐らく本心であるし、その為の計画も本気で練ったのだろう。
一方、全て計画通りに世界中が絶望するのであれば、それは彼女が嫌った予定調和に他ならないはずなのだ。
計画を破綻させる可能性が微粒子レベルとはいえ存在する因子を見逃し、ガバガバなオリチャーを随所で発動しまくる脇の甘さを見せた彼女が本当に望んだのは、まさに本作のような希望溢れる絶望的なクライマックスだった……のかもしれない。
また、『3』ではある人物の企みで世界中から絶望の感情が排除された希望溢れる世界が創られようとしていたのだが、彼女はそれを「希望しかないのもまた絶望的」と評しむしろその結末こそが自身の望み通りと言わんばかりの態度を見せている。
そもそも、その人物がその企みを抱くよう誘導したのは自分の配下でもある絶望の残党の一員である。
世界中の人間が希望だけを胸に生きていく。
絶望を愛し絶望に絶望を絶望する彼女にとってこれ程絶望的な世界は無いだろう。ともすれば、この世界の希望を誰よりも望んでいたのは果たして誰だったのだろうか……?
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他作品での活躍
希望ヶ峰学園の監視から逃れるため、松田夜助の手によって記憶を消され、普通の学生「音無涼子」として生活する。
しかし、前もって仕掛けておいた変装した戦刃むくろの介入によって評議会殺人事件に巻き込まれ始め、徐々に記憶を取り戻す。
記憶を完全に取り戻し、「音無涼子」が消失するや否や、松田を殺害し、「愛する人を失う絶望」を心行くまで楽しんだ。
ネタバレ禁止なので出てくるのかは秘密。
前日譚のアニメ。
彼女が如何にして希望ヶ峰学園や世界中に絶望をばら撒いたのかが判明する。
ニューダンガンロンパV3のおまけモード。
立ち絵は過去作からの流用なので、本物の江ノ島と戦刃むくろ(江ノ島ver)の二人が登場。ただし、正式に入学してるのはどちらか片方だけで、それぞれパラレル扱いとなっている。もちろんこの二人のやり取りもある。
片方のみに発生するイベントもあれば、両方に共通で発生するイベントもある。共通イベントでは、江ノ島か戦刃かによって会話内容等がやや異なる。
ちなみに江ノ島曰く、自分には双子と影武者とドッペルゲンガー、合わせて4人の同じ顔がいるらしい。まぁ1つ目以外嘘だが。
- ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿
やはり二人とも登場し、水着も異なる(戦刃は赤と白の柄のセパレート水着、江ノ島はスクール水着)。前作同様、二人同時には登場しない。
仲良しマスのイベントは両方共通だが、どちらかによって会話内容等が異なり、特に一部のキャラからの反応は違いが大きい。
行事イベントの内容は大きく異なり、例えば才能と無関係の事をやるお祭りではどちらも売店をやるが、戦刃は自作アクセサリー販売をやり、江ノ島は占い屋をやっている。
「私様の項目を追記修正したら、世界の半分をあなた達に差し上げましょう。すでに不動産権利書も用意してあるわよ!」
「今なら地位と名誉と、私様の手料理も付けるわ!どうする?私様の項目を追記修正する?」
「あー、本気で答えちゃった?ごめんごめん、今のはジョークなんだよ。」