モノクマ

登録日:2012/01/20 Fri 01:07:36
更新日:2025/03/09 Sun 11:23:29
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うぷぷぷぷっ

オマエラ、おしおきしちゃうよ。



「モノクマ」とは、「ダンガンロンパ」シリーズの登場人物(?)である。


◆概要



「希望ヶ峰学園の学園長」を自称する、未来の世界のではないけどクマロボット……もといぬいぐるみ。身長は65cm。
正面から見て身体の正中線で綺麗に色が白と黒に分かれている(ただしデベソの腹は白)という特徴的な見た目で、
白色の右半身は可愛くデフォルメされた熊だが、黒色の左半身は目の部分に赤い傷跡のような裂け目、口も人間の耳辺りまで裂けていて中から鋭い牙が覗くという邪悪なもの。
ちなみに一見すると左目が潰れているようにも見えるが、実際には裂け目の奥に赤く光るロボットじみた目がある。
名前の「モノクマ」も、この外見からも分かるように「モノクロ」と「クマ」をかけているもの。
一人称は「ボク」。本人曰く、オスでもメスでもないらしい(そりゃそうである)が、この項目では便宜上「彼」と呼ぶ。

作中の緊迫したムードには不似合いなほど明るく、ふざけた性格のクマ。いい感じにウザったさを感じさせる。あの声で。
しかし「(非)日常パート」で挿入される「モノクマ劇場」では、妙に哲学的なことを言ったりもする。あの声で。
さらに苗木誠に向かって「たってるよ!」と言ったり、
顔を赤らめつつ汗をかきながら「でちゃいますぅ」と言ったり、
そもそもセリフ全文を伏せられることもあるほどの下ネタ発言をしたり、スレスレなパロディ発言をしたりもする。あの声で。

しかし、生徒間の破廉恥なことに対してはミョーに厳しい。
また薔薇百合には詳しくないなど、アブノーマルな性癖は持ち合わせていない様子。
女子個室のシャワールームには鍵掛けを可能にしたり、生徒たちの監視のためにカメラを至る所に設置するが、
集団で使える風呂場には設置していない等、意外に清純派。

風呂場で殺人が起きちゃったらとか言ってはいけない。

基本的に神出鬼没で、ドアにがかかっている個室にもいきなりボヨ~ンと出てくる。
身体のストックは多く、何体もいるらしい上に、体内には爆弾が仕掛けられており、自爆することもできる。
爆発の威力はそれほど大したものではないが、至近距離で食らうと致命傷を負う危険性はある。
《校則》で彼に対する暴力は禁止されており、無印ではそれを無視した大和田紋土が至近距離自爆により殺されそうになった*1
その後、再度この《校則》を破って暴力を振るった江ノ島盾子は、実際に「見せしめ」としてその場で殺されてしまった。
因みに江ノ島を殺害する時は「グングニルの槍」を召喚していた。どこの最高神だお前は

好きなものは「権力」、嫌いなものは「馴れ馴れしいクセに無力なヤツ」。
本当は『メタルギア』に出たかったらしい。

因みにラーメンは塩派。
トンコツと味噌はバカっぽいと吐き捨てていた。

やりたい放題しているように見えるが、一応モノクマ自身も《校則》を遵守する姿勢を見せており、
《校則》に違反しない限りは、自らに反抗的な生徒であっても直接危害を加えたりはしない。
また「《校則》さえ守っていれば何をしてもよい」という旨の発言もしており、
自らの不利益に繋がりそうなことでも、「《校則》に違反しないのなら」不問としている。

なお、この《校則》も書き方がワザと曖昧にされているような節があり、
例えば「個室以外の場所での就寝は禁止」となっているが、「自分の個室」とまでは限定されていないため、
自分に宛がわれた個室でない部屋で就寝しても違反したとは見なされない。
生徒の中には、こういった《校則》の曖昧さを上手く利用する者もいる。
モノクマ的には「自分が楽しければ何でもおk」のようだ。
ただし《校則》はモノクマの都合により途中で増えることもある。

《学級裁判》では必要に応じて発言することもあるが、基本的に空気。
リッチな造りの裁判長席に座り、生徒達の命懸けの議論を後ろでニヤニヤしながら見てるだけ。
しかし事件のクロが決まると、モノクマ先生のお楽しみタイムがやってくる。
そう、「おしおき」のお時間である。
犯行を暴かれたクロを「おしおき」と称して処刑するのは彼の役割。
手に持ったハンマーで彼の目の前に現れるスイッチを作動させると「おしおき」が開始され、クロの生徒を処刑場へ連行する。
「おしおき」の内容は毎回異なるが、どれもその生徒にちなんだものとなっており、毎回凝った演出で実にエグい処刑を執行する。
ちなみに、無印のOPでは拘束された男性を数秒で白骨に変えた。
この「おしおき」も「ダンガンロンパ」シリーズの特徴のひとつと言えよう。

ちなみに、この「おしおき」は当初のシナリオでは単に「処刑」と称されていたらしい。
だが、打ち合わせの際に脚本の一部を読んだ大山のぶ代氏が、
「処刑っていうのはモノクマのイメージではないので、“おしおき”にしましょう」とスタッフに提案し、
「処刑」から「おしおき」に変更されたのだとか。
こうした経緯を経て、モノクマの不気味なようなかわいいようなマヌケなような複雑で味わい深いキャラクター性や、
ゲームのイメージでもある「サイコポップ」が確立されていったらしい。
なるほどねー、うぷぷぷぷ……!

そして、かなりの外道である。
本人曰く目的は「絶望、ただそれだけ」。その為に《コロシアイ学園生活》を仕組んだという。
しかし、いくら「他の生徒を殺さなければ永遠に出られない」という極限状態に置かれたところで、
少し前まで普通の学生として生活していた人間が行うには、殺人という行動のハードルは高すぎる。
当然の帰結として中々殺人は起きず、そんな状況にしびれを切らしたモノクマが、
生徒が殺人を犯さざるを得ない状況に追い込む為、彼らに「動機」を与えることもある。
例えば無印の第一章では、外の世界の様子を映したDVDを見せ、苗木たちに「外に出たい」という気持ちを煽った。
結果「外に出たい、でもその為には誰かを殺さなくてはならない」と思いつめ、事件を起こす切っ掛けが生まれることになった。
モノクマさんマジ外道。



ファングジョーカーとは関係ない。念のため。



余談だが、CVを担当した大山のぶ代氏は「ドラえもん」役を交代して以来、約5年振りの声優活動だったらしい。
しかも、これが人生初の悪役である。
あの声で「処刑」とか「殺す」とか、物騒なセリフやきわどいセリフを聞けちゃうのは「ダンガンロンパ」だけ!
なお、テレビアニメ版『ダンガンロンパ3』以降は闘病生活のためにモノクマ役を降板し、以降のモノクマはTARAKO氏がCVを担当している。
だがTARAKO氏は2024年3月1日に逝去されてしまい、先代の大山のぶ代氏も同年9月29日に逝去されてしまった。そのため今後メディア化される時に誰がモノクマを担当することになるのかは不明なままである。

また初期案では人体模型のようなデザインだった。すっげー可愛くない。
一応公式ブログでもその初期デザインを見ることは出来る。
また開発スタッフいわく、彼のコンセプトは「いじめっ子マスコット」なんだとか。


◆ネタバレ

……は、公式側から禁止されているので、彼の「正体」について等は、実際にゲームをプレイして確かめてみよう。
モノクマ学園長もそれを望んでらっしゃる。
うぷぷぷぷ!


◆各シリーズのモノクマ

シリーズ1作目であり、記念すべき彼の初登場作。
閉鎖空間と化した《希望ヶ峰学園》に閉じ込められた苗木たちにコロシアイを強要する。
その声と姿と言動と行動で、多くのプレイヤーに強烈な印象を与えていった。

シリーズ2作目でも引き続き登場。
フリーダムっぷりと外道さに更に磨きがかかって帰ってきた。
登場早々にウサミを叩きのめして「モノミ」に改造、「自分の妹」という設定のキャラにしてしまう。
さらに5体の「モノケモノ」を従え、モノミをいじめつつ、生徒達に《コロシアイ修学旅行》を強要する。
タヌキ」と呼ばれて怒ったり、クマと自称するくせになぜかネズミを恐れるという一面も……。
なお、クリア後には「もしも物語冒頭でモノクマがウサミに成敗されていたら」というIF展開のおまけモード「だんがんアイランド どきどき修学旅行で大パニック?」が解放。
そしてそれとはまた別に前作のIFを描いたノベルモード「ダンガンロンパIF 希望の脱出装置と絶望の残念無双」も解放され、後者では1作目で語られなかったモノクマの謎もちょっぴり明かされる。

外伝であり、アクションゲームである『絶対絶望少女』では、主人公たちに襲い掛かる雑魚敵として登場。
所謂「簡易量産型」らしく、大量のモノクマがあちこちを闊歩しているが、自意識のようなものはない。
ノーマルなモノクマであっても一方的に人間の大人を虐殺できるほどには強い他、
背中に背負った爆弾を投げつけてくる「ボンバーモノクマ」、ホラゲのクリーチャーじみた「ジャンクモノクマ」など、
ステージを進むごとに多種多様なモノクマが現れ、プレイヤーを苦しませる。
またモノクマと同タイプのロボットとして、「シロクマ」と「クロクマ」が登場するが、こちらは自意識がある。
ちなみにシロクマとクロクマの身長は1mと、過去作品のモノクマよりも大きく、
雑魚キャラのモノクマ達もシロクマ達と同じか、種類によってはそれよりも大きいサイズになっている。
なお、モノクマの声は過去作からのライブラリ音声で、新規の音声はない。

アニメ版『ダンガンロンパ3』では「未来編」にのみ登場。
首謀者としてのモノクマはモニターの映像としての登場のみに留まったが、
他にも『絶対絶望少女』の雑魚モノクマ達が登場し、ゲーム同様にこまる&腐川に蹴散らされている。
首謀者モノクマは、「未来機関」の人間達に、それまでとは違う形のコロシアイをさせようとする。
前述の通り、この作品から声優交代となった。

本作ではストーリーの舞台が「才囚学園」に変更。
舞台(とモノクマの中の人)は変わったが、こちらでもやはり学園長を名乗り、生徒たちにコロシアイを強要する。
また、モノクマだけでなく彼の子供らしい5体のカラフルなモノクマ、自称「モノクマーズ」も登場。
彼らは生徒たちへの抑止力として、「お父ちゃん」ことモノクマから彼らしか操作できない大型ロボット「エグイサル」を与えられており、
モノクマと同様に、才囚学園の生徒たちにコロシアイの強要を行う。

モノクマーズのことは可愛がっているようで、愛情表現として嘗め回したり、反抗されたショックで体毛が禿げてしまう事も……。
ちなみに声優交代しても、倉庫を四次元ポケットに例える等、ドラえもんネタは健在。ちびまる子ちゃんネタは無いぞ。

一方、平和なパラレルワールドの希望ヶ峰学園が舞台のおまけモード「超高校級の才能育成計画」では、頑張るモノクマーズを見守るために体験入学という形で入学している。
コロシアイを強要したりはしないものの、モノミをいじめたり、体育祭に乱入して競技の邪魔を繰り返したりと、騒ぎを起こしてばかりいる様子。
こちらの世界線でも何やら暗躍していたようで、裏では「絶望のダンジョン モノクマの試練」なる計画が…?

  • 『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』
『V3』の「才能育成計画」軸と同様の、コロシアイが起きていない平和な世界線のオールスター作品なので、表面上は比較的平和。
モノクマーズや、シロクマ&クロクマと共に、ジャバウォック島で開催される1ヶ月半の「才能育成合宿」に参加。
オープニングでモノタロウのモノクマーズステッキを奪い、島中にモノケモノ達を放つという騒動を引き起こすも、
ステッキを取り返されてからは比較的大人しくしている。だがこのまま大人しくしているつもりもないようで…
声は過去作からのライブラリ出演のみだが、 大山のぶ代氏ver.とTARAKO氏ver.のどちらかの声をプレイヤーが選択できる。

シロクマは温和な態度で生徒達を和ませたり、西園寺やモノキッドからいじめられたりしている一方で、大神春川らからは怪しまれている。
クロクマはマシンガントークで周りを呆れさせており、モノクマーズに頼んでラジオを流して不評を買っても、
今度は蛇太郎に送信用ラジオを作って貰って再びラジオをやろうとしている(モノクマーズの協力は得られなかった)。
3体揃っての会話イベントもあり、モノクマが他2体をパチモン扱いしている。
ちなみに前述の通り、シロクマ、クロクマは設定上は過去作品のモノクマよりも大きいが、
今作では彼らの大きさについて触れられる事は無いため、3体とも同サイズと思われる。

才能と無関係の事をやるお祭りでは、モノクマはレストランの一員になるも手伝いは不要と追い出されたために、
チキン屋の前の像のごとく店の前でマスコット役になり、クロクマはレストランの清掃スタッフになり、シロクマは桃太郎の演劇でお爺さん役をやっている。
また3体ともカードには水着立ち絵が存在するものの、本編でこの水着立ち絵が使われる事は無い。


同じメーカーから発売されたゲーム『ザンキゼロ』にもゲスト出演。
「ダンガンロンパ」シリーズのセーブデータを持っているとゲーム内に出現する。
主人公たちにコロシアイを強要……はせず、敵キャラクターとして登場するのみで、ストーリーにはいっさい関与しない。
倒すと大量の経験値やアイテムを得られる、某RPGのメタルでスライムなカンジのレアな敵キャラとなっている。
見かけたら、ひとまず全力でボコボコにしてやろう。ただし結構強いので油断は禁物。
ちなみに声は大山のぶ代氏のライブラリ。


◆余談

モノクマ登場時やシナリオの幕間に流される「モノクマ劇場」にて流れる専用(?)BGM「モノクマ先生の授業」だが、
バックコーラスの空耳から“桑田弁当屋”と呼ばれていたりもする。



でも、ボクは信じてるから。
オマエラの事信じてるから。
頭に浮かぶもの。
項目編集画面で追記・修正するオマエラの心意気が……

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最終更新:2025年03月09日 11:23
添付ファイル

*1 爆発する直前に異変に気付いた霧切響子の警告に従って咄嗟に放り投げた為、無傷で済んだ。その後、モノクマは何事も無かったかのように別の身体で出てきたが、「今のは警告」として、もう一度大和田を殺そうとはしなかった。