仮面ライダーアクセル

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仮面ライダーアクセル - (2021/06/27 (日) 10:35:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/05/24 Mon 21:53:39
更新日:2024/03/24 Sun 03:28:15
所要時間:約 7 分で読めます





さぁ…、振り切るぜ!


仮面ライダーアクセルとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』に登場する、照井竜が変身する仮面ライダーであり、本作における2号ライダーに当たる。


Vシネマの方の記事が見たい方はこちらへ。

スーツアクター:永徳
テーマソング:Leave all Behind(歌:Wilma-Sidr/ウィルマシドル)


概要

仮面ライダーというよりメタルヒーロー系なデザインのライダー(照井役の木ノ本嶺浩氏もこの事に触れている)。
仮面ライダーだが、専用のスーパーマシンを持たず、なんとバイクに変形する。
これが前作『仮面ライダーディケイド』での「ファイナルフォームライド」を彷彿とさせるため「一人ファイナルフォームライド」とか言われている。

また、名前が仮面ライダーファイズ アクセルフォームと被っている。
DXダブルドライバーにDXアクセルメモリと『サウンドガイアメモリ』のファイズメモリを装填し、『ファイズ!アクセル!』の音声を流すのは最早恒例である



【アクセル】

アクセルドライバーにガイアメモリを装填して変身する仮面ライダー。
変身アイテム一式はシュラウドによって照井にもたらされたもので、仮面ライダーW同様、劇中では「仮面ライダー」と称されている。

Wが様々なメモリを使い分けて高い汎用性を発揮するのに対し、
アクセルは単一のメモリの力を極限まで引き出して高い戦闘力を誇っている(その代わり、ドライバーの開発期間が長かった)。
また、Wは左翔太郎フィリップの呼吸を合わせるために必殺技名を叫ぶが、アクセルは変身者が一人のため、タイミングに関係なく技名を言わない。

決め台詞は変身後、或いは必殺技発動前の「振り切るぜ」、止めを刺した時の「絶望がお前(たち)のゴールだ」の2つ。

決め台詞の割りには、決まらずに空振りが多い事に突っ込んではいけない


【アクセルドライバー】

アクセルの変身ベルト
バイクのスロットルを模した形になっており、変身の際はメモリを中央に装填し、右グリップ〈パワースロットル〉を回す。
マキシマムドライブ起動は左グリップのレバー〈マキシマムクラッチレバー〉を引いて行い、パワースロットルを回してパワーを溜める。
また、バイクフォームに変形する際はアクセルドライバーを外して手に持った状態から行う。


【エンジンブレード】

主武装の。Wのように変身によって現れるのではなく単体の装備として存在し、普段は照井のバイクに収納されている。
そのため変身しなくても使用可能だが、引き摺るだけでコンクリートを砕く程の威力がある反面、
30kgという重量(テレビ朝日公式サイトでは20kg)故、生身ではまともに振る事は出来ない。ちなみにマンホールが30~40kg

アクセルドライバー完成以前から渡されていたが、ろくに振れない剣だけ貰っても……と思いきや、TV初登場時から生身で豪快に振り回しまくっていた。
現在では片手で保持して変身できるくらいにはなっている様子。

普段は単純な剣だが、メモリスロットが搭載されており、エンジンメモリを装填する事で様々な能力を付加できる。
また、エンジンメモリの代わりにWのガイアメモリを装填してマキシマムドライブを発動させることも可能。




【フォーム一覧】


アクセル



スペック

身長:197cm
体重:93kg
パンチ力:10t
キック力:12t
ジャンプ力:47m
走力:100mを3秒



アクセルメモリで変身する形態で、バイザーの形が“A”になっており、バイクフォームへの変形もこの姿から行われる。
Wのヒートメモリ以上の高温を持ち、ヒートを凍結させたアイスエイジ・ドーパントの冷気をものともしなかった。

エンジンブレードを用いた豪快な斬撃が主な戦闘スタイルで、足に付いたタイヤで身体を高速回転させながらの連撃も行える。
また、グリップを回す事でエネルギーや熱量を生み出す事も可能。


MD<アクセルグランツァー>
アクセルメモリのマキシマムドライブ。
跳び後ろ回し蹴りで放つライダーキックで、キックの軌跡にタイヤの跡が残る。
一応メインの必殺技なのだが、実は『W』本編でドーパントを倒してメモリブレイクした事は一度も無い。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE』で遂にを倒すことに成功するも、倒したのはヤミーであり、
Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にて(仮面ライダードライブの「スピードロップ」との同時攻撃ではあるものの)初めてこの技でのメモリブレイクに成功した。

MD<エースラッシャー>
エンジンメモリのマキシマムドライブ。刀身からA型のエネルギーを発射する。

MD<ダイナミックエース>
同じくエンジンのMD。三連斬りで相手にAの痕跡を刻む。


◆バイクフォーム

アクセルドライバーを手に持った状態で、背面のタイヤを前、足に付いたタイヤを後ろにして横倒しの姿勢で走るバイク状態。
高い走破性を持ち、ジェットコースターのレールからビルの壁面まで走れる。また、片腕程度なら腕として使え、この状態でエンジンブレードを保持したまま走る事も可能。
基本的に一人で走るが、Wを背中に乗せて走る事も可能。
ただし、玩具でこれを再現すると残念なバランス。
劇中では当然フルCG。
ちなみに、第33話・第34話(イエスタデイ回)の脚本を手掛けた中島かずき氏は元々、
「アクセルがバイクフォームになったまま戻れなくなる話」を書こうとしたのだが、バイク形態の実機がないため、敢え無く没になったとの事。
……もし実現していたらどうなっていたか、それとも実現しなくてよかったと思うべきか……。

MD<名称不明>
映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』にて使用。
ドライバーにエンジンメモリを装填し、炎を纏ったダイナミック轢き逃げ体当たりを繰り出す。



すべて…振り切るぜ!




アクセルトライアル




スペック
身長:197cm
体重:82kg
パンチ力:2.5t
キック力:3t
ジャンプ力:90m
走力:100mを0.27秒(マシンガンスパイク発動時)



トライアルメモリでアクセルが変身した青い姿。
メモリチェンジし、トライアルのシグナルの赤→黄→青の変化と共に余分な外装をパージして変化する。
また、頭部もモトクロス用ヘルメットを思わせる形状となる。
防御力・攻撃力と引き換えに音速以上の圧倒的なスピードを獲得しており、攻撃力の低下は一瞬の連撃によりトータルダメージを稼ぐ形となる。

バイクフォームへの変形能力を失ってしまったが、脚部保護のため、タイヤは一部残っている。
スーツアクターの永徳氏によれば「通常形態では背中のタイヤがかなり重い(というより本物のタイヤを使っていた)ため、それが無くなっただけでもかなり気持ちよかった」という。

アクセルの最強フォームのように思われがちだが、上記のように機動力と引き換えに攻守が低下しているため、バランス面では通常フォームに劣る。
そのため、最強フォームではなく、純粋なフォームチェンジに位置する。 

MD<マシンガンスパイク>
トライアルメモリのストップウォッチを起動し、10秒以内に「T」の字を描くように大量のキックを叩き込む。
最後はタイマーを止めて終了させるが、10秒をオーバーしてしまうと変身が解除され、おまけに変身者にも負担がかかる。

「トライアル マキシマムドライブ」

9.8秒。それがお前の絶望までのタイムだ

バトルドッジボール3』ではアクセルの必殺ショットとして登場。トライアルになり、ボールを素早く相手に当てていく。
ちなみにトライアルになる時、一瞬黄色くなっているのが芸コマ。

絶望がお前のゴールだ!振り切るぜ!マシンガンスパイク!


MD<マシンガンスラッシャー>
メモリ単体でマキシマムドライブを発動するトライアルメモリの性質を利用したエンジンブレードによる連続斬り。

決め台詞は「○○秒、それがお前の絶望までのタイムだ」

“速くて”“10秒”の“アクセル”と益々ファイズに近づいた。



【サポートマシン】

◆ガンナーA(エー)
シュラウドが与えたAIで動くサポートロイド。
自立行動するが、竜の持つメモリガジェット〈ビートルフォン〉で操作する事もできる。
キャタピラ駆動で、頭部に備えたガイアキャノンと機体前部のドーザーが武器。
戦車のように変形する事でアクセル・バイクフォームとドッキングし〈アクセルガンナー〉となる。

また、Wのハードボイルダーとドッキングした〈ハードガンナー〉という形態もあり、リボルギャリーにも格納可能。
仕草(お手々や瞬きで挨拶)が可愛かったりオートバジンを彷彿としないでもない。犠牲になった。


サイクロンアクセルエクストリーム

シュラウドが本来想定していたWの最強形態
だが、竜が考えを改めた為、実現せずに終わった(複眼の造形がアクセル寄りに変わっている)。


【合体パターン】

・アクセルガンナー
ガンナーAと合体した形態。

・アクセルタービュラー
リボルギャリーにあったタービュラーと合体した形態。
ぶっちゃけ見た目はガンダムGファイターのBパーツ合体状態。

MD<エースラッシャー>
アクセルタービュラーがアクセルメモリのA字型の炎を纏って突撃する。



アクセル!
アップグレード

ブースター!

…あとは任せろ。さあ、振り切るぜ!!



アクセルブースター



スペック
身長:197cm
体重:80kg
パンチ力:5t
キック力:10t
ジャンプ力:1500m(ブースター使用時)
走力:100mを5秒


Vシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』に登場。
アクセルメモリにミュージアム製のガイアメモリ強化アダプターを接続してパワーアップした黄色の姿。
最大の特徴であった各部のタイヤがブースターに変化した他、胸部も巨大なジェットエンジンのようになり、体からジェット噴射を放つことで自由自在に空を飛ぶことが可能。
顔もシャッター状になった。

アクセルトライアルの中間体(イエローシグナルver.)のように見えるが、全くの別物である。
実はスペック自体はアクセルアクセルトライアルの中間くらいの数値なのだが、上述した通りジェット噴射で可動範囲が面から立体へと大きく広がり、広範囲で安定した出力の戦闘が可能になった。

漫画『風都探偵』では第64話「闇はoの巣9/俺は死なない」にてまさかの再登場。
Vシネマの一連の事件の後、強化アダプターをフィリップに預けていたらしく、ミュージアム用からアクセル用に再調整された。
再調整版アクセルブースターではエンジンメモリもパワーアップしている。


MD<ブーストスラッシャー>
「エンジン!ブースター マキシマムドライブ!」
アクセルブースターの飛行能力を活かして空中から接近し、エンジンブレードで横薙ぎに切り抜ける。

「エンジンアップグレード!エンジン!ブースター マキシマムドライブ!」
『風都探偵』では再調整が施された事で、パワーアップしたエンジンメモリをマキシマムドライブさせている。



追記・修正がお前たちのゴールだ…

さあ、振り切るぜ!!!

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