Gファイター

登録日:2009/12/10 Thu 11:23:44
更新日:2021/04/18 Sun 14:39:23
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地球連邦軍が開発したRX-78-2ガンダムの支援用サポートメカである。

ガンダムのように機首部分をAパーツ、後尾部分をBパーツに分離する事ができ、ガンダムをマトリョーシカのように挟み込んだり、部分的に合体させて運用させる事ができる。

主な武装はGメカAパーツのビームキャノンと機首のミサイルランチャー、GメカBパーツの後部にあるミサイルランチャー。
ガンダムと合体した場合、形態によってはビームライフルを使う事もできる。


本機はホワイトベースに2機が回され、主にスレッガー・ロウとセイラ・マスが搭乗した。
しかし終戦までに両機とも失われている。

この他に、予備機が1機存在し、迷彩塗装のテストなどに使われたらしい。


◇各形態


・Gファイター
(GメカAパーツ+GメカBパーツ)
Gメカのパーツで構成された支援用重戦闘機。基本形態。
機動性が高く、単独で戦闘したりもする。
サブフライトシステムとしても運用でき、ガンダムを乗せた事もある。
連ジのミッションでは上記の様にガンダムを乗せてザンジバルを撃墜する作戦もある。


・Gスカイ
(コアファイター+ガンダムBパーツ+GメカBパーツ)
航空/航宙戦闘機。
空飛ぶ内臓。モツファイター。
コアファイターよりは高機動だが、機銃とミサイルしかない為攻撃力が低い。


・Gスカイ・イージー
(コアファイター+GメカBパーツ)
オデッサ作戦時にハヤトが搭乗して、アムロのガンダムと共に黒い三連星の撃破と水爆ミサイルの阻止に成功した。
ちなみに、ドム戦ではコアファイター部分が、ガンダムを上に乗せて、片膝を付けられるほど巨大化していた


・Gブル
(GメカAパーツ+ガンダムAパーツ+コアファイター)
陸戦/航宙兵器。操縦はコアブロックのコクピットで運用する。ベルファストでゴッグを砲撃した。
ちなみに、コアブロックがある方が前である。トニたけのお気に入り。


・Gブル・イージー
(GメカAパーツ+ガンダムAパーツ)
コアファイターを抜いたGブル。Gブルとは前後が逆となる。はっきりいって、意味は無い


・Gアーマー
(Gファイター+ガンダム)
ある意味ガンダムの究極形態。
ガンダムをGファイターのパーツで挟み込む。
ガンダムの輸送には便利だが、ガンダムの能力はほとんど使えない(せいぜいシールドがつく程度)。


・ガンダム+Bパーツ
ガンダムの下半身にGメカBパーツを上下逆にして履いたもの。通称ガンダムMAモード。
ガンダムの武装を使える上にMA並の高機動も手に入れた。
対ザクレロ戦用にアムロが考案した形態で、正式なものではない。なお、ザクレロの中の人曰く「出来損ない」。お前が言うな。
そのため、Gフライ、ガンダムスカイという名称があるが一定したものではない。
ちなみにGメカAパーツ+ガンダムはない。キモすぎる。



だが、この技を使うと……



上半身がガンキャノンで下半身Gアーマーの「高速雷撃モード」や、上半身がガンタンクで下半身Gアーマーの「高速重爆モード」になれたりする。
空を飛ぶガンタンク……恐ろしすぎる。


ただし、GメカAパーツ+ガンダムAパーツ+コアファイター+ガンタンクBパーツは想像してはイケない。
あれは悪魔の機体。
見た瞬間に敵味方問わず「戦意喪失」するダメダメ戦車。

後に登場したGディフェンサーやGファルコン、オーライザーなどと違い全てのパーツと合体することはできず、あくまで部分的な強化パーツにしかならない。


■ガンプラ

当時1/144、1/250が発売された。

ちなみに発売当時は第一次ガンプラブームだったために、模型店やデパートで並んでも買えなかった人もいるのでは?

しかし、1/144はガンプラの中でも1/100ガンダムと並んでかなり玩具色が強く、特にコアファイターは1/144にしては完全にオーバースケールだったりする。

ちなみに付属のガンダムは新造形で、所謂300円ガンダムの流用ではない。
しかし顔つきは300円ガンダムが勝っていたので、頭部だけニコイチする人もいた。股関節に旧ザクやリック・ドムの部品を流用するは当然である。
プラモ狂四郎が初めてプラモシミュレーションしたガンプラでもある。

1/250はイロプラ。ライフルやサーベルが付属しないが、このサイズでコアファイターが可変式。
コアブロックはきちんとガンダムの腹に収まるサイズで、Gスカイ系だとちと小さく見える。

BB戦士でも発売し、武者璽威武装(ムシャジイアーマー)なるものも。

ノーマルGアーマーは1/144と同様の合体に加え、『Gバスター』というバストライナーのような砲台形態も存在する。
後のGジェネ版ではコアファイターが可変式になったが、ガンダムの腹には収まらないまま。

武者璽威武装はGアーマーにパーツ・シールを追加したバージョン。合体相手の武者荒烈駆主は別売り。
逆にガンダムとコアファイターが丸ごと余剰パーツとして残っている。

2004年にはHGUC、2009年にはMG化された。

HGUCは、旧キットでは実現出来なかったGブル・イージーとガンダム+GメカBパーツを再現できるようになった。
付属のガンダムはHGUCの改良品で爪先が可動したり胴体が差し替え式になっている。

MGは、ガンダムVer2.0のオプションパーツとして発売された。
ハイパーハンマー付き。
後にリアルタイプカラーVer.でガンダムとセット販売された。



■ゲーム

◇エクストリームバーサスシリーズ
「機動戦士ガンダム EXTREME VS.MAXI BOOST」から登場。名称はガンダム(Gメカ)。
初代ガンダムと同じでコスト2000だが、盾を背負う姿以外からは想像できないくらい完全に別機体である。
その戦術は、Gスカイで空を飛びながらビームライフルを放ち、Gブルで落下しながら攻撃し、Gアーマーで爆撃する多様な可変機。
特にGアーマーはSドライヴとの相性が良く、発動時の弾幕は変形機体随一。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでは修正が入らなかったが、その爆発力はシステムとの相性が良く職人機体ではあるが重宝された。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では調整によってやや強化された。根本的な戦術スタイルに変化を与えるほどではないため、今まで使用してきた人でも問題なく扱える。

GUNDAM VS.では作品群では当然参加している1st勢の中で、何故かハブられている。

◇スーパーロボット大戦シリーズ
登場機会は多くないものの、Gファイターが出てくるということはガンダムが「Mk2リ・ガズィまでのつなぎ」ではなく「れっきとした主役ロボの一角」として登場することと同義であるため、
アムロが将来乗り込むガンダムの扱いが微妙になる、というジンクスがある。
特にスーパーロボット大戦AではガンダムとGファイターの合体バリエーションの多くが再現され、ゲームシステムとの相性が極めて良かったこともあり、作中最強のMS・歴代最強のガンダムであることに疑いの余地がない。


追記・修正をお願いします。




アムロ!このGパーツをガンダムにセットするんだ!
そうすればガンダムは何倍もパワーアップする!


















実はアニメ中盤のテコ入れのため、当時スポンサーであったクローバー(現在は倒産)の意向で登場したメカである。
そのため内部構造はスカスカのガランドウ。しかも組み合わせや合体が効果的に使われるシーンもほとんどなく、強敵が来るとすぐガンダムに戻っていた。
唯一の例外はビグ・ザムへの特攻シーン。「Gアーマーがやられてもガンダムを無傷でビグ・ザムに接近させられる」という明確な理由があったうえで運用されている。

そんなこんなで製作サイドはGファイターを嫌っており、映画版では代わりに劣化版Gスカイ・イージーことコアブースターが登場し、なかった事に。*1

その映画版はテレビ版映像に新規作画を張り合わせて作ったため、
『劇場版 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』では二コマだけ「消し忘れ」的に映っているシーンがある。
(スレッガー機の迎撃にビグ・ザムが爪を発射する直前のシーンと、セイラがコアブースターを乗り捨てたシーンの背景に映っている)

またガンダムのビデオ、DVD版が99年以前は、映画版しかなかったために、リアルタイム以後の世代では知らない人もいたほどである。


当然、クローバーからは79年9月に、既存の「ガンダム合体セット」にGファイターを追加して、「ガンダムDX合体セット」として亜鉛合金製の銀メッキガンダム+Gアーマーが発売されたが(当時5800円!)、元々クローバーの合金製のガンダムは高額商品になればなる程アニメとかけ離れる為に…。




ガンダムにロケットパンチなんぞ無い。肩部ミサイルランチャーも無い。*2




サンライズでは本当に黒歴史(俗用)扱いされており、「第08MS小隊」にGアーマーを登場(陸戦型ガンダムで運用)させようとしたところ、没になったという一幕も。
トニーたけざきのガンダム漫画でもこの辺をネタにされ弄られた。

こうしてGファイターは宇宙世紀の歴史から静かに消えていった。





…と思いきや、ΖΖガンダムガンダム試作3号機等Gアーマーのコンセプトを受け付いたMSが後世に少数ながら登場している。
そして、Gファイター自身にも「MSV-R」等にてバリエーションが登場した。



◇爆撃型
純粋な戦闘爆撃機として再設計。
ガンダムの格納機能をオミットし、そのペイロードをプロペラントと爆弾の搭載用に転用した。また、キャタピラも無くしたことで軽量化され、結果的に航続距離と火力がそれぞれ45%、約30%増えた。

構造の強化も図られ、主翼は構造材が変えられている。
空気抵抗を減らすべくビームキャノンは外されたが、ミサイルランチャーなどのオプションを装着可能。
側面のインテークにはバルカンが新たに内蔵された。



◇宇宙型
宇宙での運用に特化させたタイプ。
コクピットは複座式になり、キャタピラはやはりオミット。

エンジンとビームキャノンはそれぞれ高推力のロケットエンジンとミサイルランチャーに変更され、主翼にメガ粒子砲を内蔵。
格納スペースにはウェポンベイを備えているが、着脱自在なので従来通りMSも格納可能。

一年戦争末期に少数が実戦投入された。



◇強襲揚陸型
宇宙型を基にした特務部隊用。戦後に開発された。

兵員輸送カーゴをA、Bパーツと合体させている。
このカーゴの乗員は30人程度で、上にはミサイルランチャーを装備している。
側面には「バンカーバスター」と呼ばれる大型武装が装着でき、これとミサイルを撃ち込んだ後に兵員が敵施設内に突入して制圧…といった運用がされている。

主に旧ジオン軍残党の殲滅任務に投入されたようである。



◇GファイターⅡ
機動戦士ガンダム0083 REBELLION』に登場。
ソナーや空中から水中を狙えるビーム砲等、対潜能力が充実している。
ガンダム試作1号機と合体し、GアーマーⅡとなるのだが、
AパーツとBパーツがアームでつながっているため、GスカイⅡやGブルⅡになることはできない。


◇Gパーツ[フルドド]
TR計画の一環として開発されたGファイターの後継機。同時期にエゥーゴが開発したGディフェンサーと同様に、MSの外付け強化パーツにもなる航宙機となっている。ただし戦闘中の合体変形は設計当初から考慮されていない。
特筆すべきはその拡張性の高さで、TR計画機を大型MAとして運用する際には複数のフルドドと合体させることでジョイント部として機能するだけではなく、
フルドド自体にパーツを合体させれば小型MAとしての運用が可能となる。
2機のフルドドを合体させ、ギャプラン用のブースターを接続した形態は「フルドドGアーマー」と呼称され、例外的に戦闘中の分離合体が可能となっている。



その他『オレら連邦愚連隊』では、ガンダム・ピクシーがGファイターと合体した。



◇武者璽威武装
『SD戦国伝』に登場。当初は武者頑駄無の支援メカという設定で元祖SDで発売され、
過去を舞台とした『天下統一編』ではなんとタイムマシーンという設定でBB戦士で発売された。
BB戦士版はノーマルワールド版Gアーマーを流用しているため元祖SD版とは形がかなり違う。
元祖版は(武者頑駄無に分離機能はないのに)Gアーマー・Gファイター・Gブル・Gスカイイージーを再現可能。また砲塔だけを武者の背中に装着可能。
ちなみに武者頑駄無は乗り物酔いが酷いためあまり使われない哀しい支援メカである。




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最終更新:2021年04月18日 14:39

*1 しかし合体ギミックを持たないコアブースターでは先に挙げたビグ・ザム戦が単なる無謀な捨て身の攻撃になってしまった。後年のリメイク作ではここだけGファイターを使う、コアブースターにガンダムを乗せられるようにするなどしてTV版に近づけている。

*2 でもなんだかんだでガンプラブームが来るまではガンダム商品で一番売れたらしい