仮面ライダーアクセル

登録日:2010/05/24 Mon 21:53:39
更新日:2025/02/07 Fri 17:36:26
所要時間:約 7 分。それがお前の完読までのタイムだ。


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さぁ…振り切るぜ!


仮面ライダーアクセルとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』に登場する、照井竜が変身する仮面ライダーであり、本作における2号ライダーに当たる。


スーツアクター:永徳
テーマソング:Leave all Behind(歌:Wilma-Sidr/ウィルマシドル)


概要

仮面ライダーというよりメタルヒーロー系なデザインのライダー(照井役の木ノ本嶺浩氏もこの事に触れている)。
仮面ライダーだが、専用のスーパーマシンを持たず、なんとバイクに変形する。
これが前作『仮面ライダーディケイド』での「ファイナルフォームライド」を彷彿とさせるため「一人ファイナルフォームライド」とか言われている。



【アクセル】

アクセルドライバーにガイアメモリを装填して変身する仮面ライダー。
変身アイテム一式はシュラウドによって照井にもたらされたもので、仮面ライダーW同様、劇中では「仮面ライダー」と称されている。

Wが様々なメモリを使い分けて高い汎用性を発揮するのに対し、
アクセルは単一のメモリの力を極限まで引き出して高い戦闘力を誇っている(その代わり、ドライバーの開発期間が長かった)。
また、Wは左翔太郎フィリップの呼吸を合わせるために必殺技名を叫ぶが、アクセルは変身者が一人のため、タイミングに関係なく技名を言わない。

決め台詞は変身後、或いは必殺技発動前の「振り切るぜ」、止めを刺した時の「絶望がお前(たち)のゴールだ」の2つ。

決め台詞の割りには、決まらずに空振りが多い事に突っ込んではいけない


【アクセルドライバー】

アクセルの変身ベルト
バイクのスロットルを模した形になっており、変身の際はメモリを中央に装填し、右グリップ〈パワースロットル〉を回す。
マキシマムドライブ起動は左グリップのレバー〈マキシマムクラッチレバー〉を引いて行い、パワースロットルを回してパワーを溜める。
また、バイクフォームに変形する際はアクセルドライバーを外して手に持った状態から行う。


【エンジンブレード】

主武装の。Wのように変身によって現れるのではなく単体の装備として存在し、普段は照井のバイクに収納されている。
そのため変身しなくても使用可能だが、引き摺るだけでコンクリートを砕く程の威力がある反面、
30kgという重量(テレビ朝日公式サイトでは20kg)故、生身ではまともに振る事は出来ない。ちなみにマンホールが30~40kg
なお、『風都探偵』3巻のインタビューによると、撮影用のプロップも本当にそれだけの重さがあり、引きずっていると舗装された地面が削れるほどだったという。

アクセルドライバー完成以前から渡されていたが、ろくに振れない剣だけ貰っても……と思いきや、照井は生身で豪快に振り回しまくる。
最終的に片手で保持して変身できるくらいになっている。

普段は単純な剣だが、メモリスロットが搭載されており、エンジンメモリを装填する事で様々な能力を付加できる。
また、エンジンメモリの代わりにWのガイアメモリを装填してマキシマムドライブを発動させることも可能。




【フォーム一覧】

アクセル


スペック

身長:197cm
体重:93kg
パンチ力:10t
キック力:12t
ジャンプ力:47m
走力:100mを3秒



アクセルメモリで変身する形態で、バイザーの形が“A”になっており、バイクフォームへの変形もこの姿から行われる。
Wのヒートメモリ以上の高温を持ち、ヒートを凍結させたアイスエイジ・ドーパントの冷気をものともしなかった。

エンジンブレードを用いた豪快な斬撃が主な戦闘スタイルで、足に付いたタイヤで身体を高速回転させながらの連撃も行える。
また、グリップを回す事でエネルギーや熱量を生み出す事も可能。
風都探偵』では背中のタイヤを展開させて上から襲ってきたドーパントを攻撃するという応用も見せた。



MD<アクセルグランツァー>
アクセルメモリのマキシマムドライブ。
跳び後ろ回し蹴りで放つかなり珍しいライダーキックで、キックの軌跡にタイヤの跡が残る。
一応メインの必殺技なのだが、実は『W』本編でドーパントを倒してメモリブレイクした事は一度も無い。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE』で遂にを倒すことに成功した。
……ただし、倒したのはドーパントではなくヤミーなので「メモリブレイク」はしておらず、
初めてこの技でのメモリブレイクに成功したのは(仮面ライダードライブの「スピードロップ」との同時攻撃ではあるものの)Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』だった。
アクセル単独でのメモリブレイクとなると、『風都探偵』におけるアームズ・ドーパント戦でやっと成功している。

MD<エースラッシャー>
エンジンブレードにエンジンメモリを装填して発動するマキシマムドライブ。
エンジンブレードを突き出し、刃先からA型のエネルギー刃を発射する。

MD<ダイナミックエース>
同じくエンジンブレードにエンジンメモリを装填して発動。
エンジンブレードによる三連斬りで「A」型の斬撃を叩き込む。
単体相手であれば「A」の字に描いた斬撃を一画ずつ、ないし三画まとめて飛ばす。
複数相手の場合、周囲一帯に大きく「A」の字を描くように斬撃を放つ。

MD<名称不明>
小説版で使用した、エンジンブレードにアクセルメモリを装填して発動するマキシマム。
エンジンブレードを投擲し、相手を刺し貫く。
エンジンブレードが受け止められるなどした場合、下記のバイクフォームのMDで追撃して相手に刃を押し込む連携に繋げられる。


◆バイクフォーム

アクセルドライバーを手に持った状態で、背面のタイヤを前、足に付いたタイヤを後ろにして横倒しの姿勢で走るバイク状態。
高い走破性を持ち、ジェットコースターのレールからビルの壁面まで走れる。
また、片方の腕をバックルから離し、エンジンブレードを保持したまま走る事も可能。

基本的にはアクセル単体で走行するが、自分の上(背中)に誰かを乗せて走ることも可能で、
本編ではダブルを乗せたこともある他、『風都探偵』ではヒロインのときめを背中に乗せたことがある。
ただし、玩具でダブルが上に乗った状態を再現すると残念なバランスになりがち。

劇中では当然フルCGだが、アクセルの玩具ではバイクフォームへの変形機能を持つものもある。
ちなみに、第33話・第34話(イエスタデイ回)の脚本を手掛けた中島かずき氏は元々、
「アクセルがバイクフォームになったまま戻れなくなる話」を書こうとしたのだが、バイク形態の実機がないため、敢え無く没になったとの事。
……もし実現していたらどうなっていたか、それとも実現しなくてよかったと思うべきか……。

ちなみに、『風都探偵』で翔太郎の探偵助手となったときめは、所長こと鳴海亜樹子から仮面ライダーの詳細等をまとめたノートを渡されたが、
そこにあった「うちの旦那はバイクになります」というパワーワードじみた記述を「バイクに乗ります」の誤記だと勘違いしていたため、
実際にアクセルがバイクフォームになるのを見たことでかなりの衝撃を受けていた。
なお、アニメでときめを演じた関根明良氏は、「『仮面ライダーW』での出来事を知らない」ときめを演じるために敢えて『W』を調べずに収録に臨んでいたといい、
それもあってか、アニメで初めてバイクフォームを見た時のときめの驚き声はかなり真に迫ったものになっていた。
同時に、これを見た視聴者の中には「そうだよな…普通驚くよな…」等と改めてバイクフォームのおかしさを実感した者もいた



MD<名称不明>
映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』にて使用。
ドライバーにエンジンメモリを装填し、炎を纏ったダイナミック轢き逃げ体当たりを繰り出す。


すべて…振り切るぜ!


アクセルトライアル



スペック
身長:197cm
体重:82kg
パンチ力:2.5t(単発時)
キック力:3t(単発時)*1
ジャンプ力:90m
走力:100mを0.27秒(マキシマムドライブ発動時)



トライアルメモリでアクセルが変身した青い姿。
メモリチェンジし、トライアルのシグナルの赤→黄→青の変化と共に余分な外装をパージして変化する。
また、頭部もモトクロス用ヘルメットを思わせる形状となる。
防御力・攻撃力と引き換えに音速以上の圧倒的なスピードを獲得しており、攻撃力の低下は一瞬の連撃によりトータルダメージを稼ぐ形となる。

バイクフォームへの変形能力を失ってしまったが、脚部保護のため、タイヤは一部残っている。
スーツアクターの永徳氏によれば「通常形態では背中のタイヤがかなり重い(本物のタイヤを使っていた)ため、それが無くなっただけでもかなり気持ちよかった」という。

アクセルの最強フォームと思われがちだが、上記のように機動力と引き換えに攻守が低下しているため、バランス面では通常フォームに劣る。
そのため、最強フォームではなく純粋なフォームチェンジに位置する。 



MD<マシンガンスパイク>
トライアルメモリのストップウォッチを起動し、10秒以内に「T」の字を描くように大量のキックを叩き込む。
最後はタイマーを止めて終了させるが、10秒をオーバーしてしまうと変身が解除され、おまけに変身者にも負担がかかる。

「トライアル マキシマムドライブ」

9.8秒。それがお前の絶望までのタイムだ

バトルドッジボール3』ではアクセルの必殺ショットとして登場。トライアルになり、ボールを素早く相手に当てていく。
ちなみにトライアルになる時、一瞬黄色くなっているのが芸コマ。

絶望がお前のゴールだ!振り切るぜ!マシンガンスパイク!


MD<マシンガンスラッシャー>
メモリ単体でマキシマムドライブを発動するトライアルメモリの性質を利用したエンジンブレードによる連続斬り。

決め台詞は「○○秒、それがお前の絶望までのタイムだ」

“速くて”“10秒”の“アクセル”と益々ファイズに近づいた。


【サポートマシン】

◆ガンナーA(エー)
シュラウドが与えたAIで動くサポートロイド。
自立行動するが、照井の持つメモリガジェット〈ビートルフォン〉で操作する事もできる。
キャタピラ駆動で、頭部に備えたガイアキャノンと機体前部のドーザーが武器。
戦車のように変形する事でアクセル・バイクフォームとドッキングし〈アクセルガンナー〉となる。

また、Wのハードボイルダーとドッキングした〈ハードガンナー〉という形態もあり、リボルギャリーにも格納可能。
仕草(お手々や瞬きで挨拶)が可愛かったりオートバジンを彷彿としないでもない。犠牲になった。


サイクロンアクセルエクストリーム

シュラウドが本来想定していたWの最強形態。複眼の造形がアクセル寄り。
実際には当人らが望まず実現せずに終わった幻の形態であり、登場したのはクライマックスヒーローズやガンバライドといったゲーム作品のみ。


【合体パターン】

・アクセルガンナー
ガンナーAと合体した形態。

・アクセルタービュラー
リボルギャリーにあったタービュラーと合体した形態。
ぶっちゃけ見た目はガンダムGファイターのBパーツ合体状態。

MD<エースラッシャー>
アクセルタービュラーがアクセルメモリのA字型の炎を纏って突撃する。


アクセル!
アップグレード

ブースター!

…あとは任せろ。さあ、振り切るぜ!!


アクセルブースター



スペック
身長:197cm
体重:80kg
パンチ力:5t
キック力:10t
ジャンプ力:1500m(ブースター使用時)
走力:100mを5秒


Vシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル』に登場。
アクセルメモリにミュージアム製のガイアメモリ強化アダプターを接続してパワーアップした黄色の姿。
最大の特徴であった各部のタイヤがブースターに変化した他、胸部も巨大なジェットエンジンのようになり、体からジェット噴射を放つことで自由自在に空を飛ぶことが可能。
顔もシャッター状になった。

アクセルトライアルの中間体(イエローシグナルver.)のように見えるが、全くの別物である。
実はスペック自体はアクセルアクセルトライアルの中間くらいの数値なのだが、上述した通りジェット噴射で可動範囲が面から立体へと大きく広がり、広範囲で安定した出力の戦闘が可能になった。

漫画『風都探偵』では第64話「闇はoの巣9/俺は死なない」にてまさかの再登場。
Vシネマの一連の事件の後、強化アダプターをフィリップに預けていたらしく、ミュージアム用からアクセル用に再調整された。
再調整によってステータスも上昇し、アクセルトライアルと同等以上のスピードで空中を飛行できるようになっており、実質的な最強フォームとなった。
また、この状態ではエンジンメモリもパワーアップするようになり、マキシマムドライブの威力も格段に上昇している。

だが、第114話「gが死へ招く4/その日が来た」でスクリーム・ドーパントのレイズと呼ばれる能力による攻撃で強化アダプター自体が壊されてしまった。



MD<ブーストスラッシャー>
「エンジン!ブースター マキシマムドライブ!」
アクセルブースターの飛行能力を活かして空中から接近し、エンジンブレードで横薙ぎに切り抜ける。

「エンジンアップグレード!エンジン!ブースターマキシマムドライブ!」
『風都探偵』では再調整が施された事で、パワーアップしたエンジンメモリをマキシマムドライブさせている。

第11集「異端児d」編では強化されたエンジンメモリにさらなる機能が追加。
エンジンメモリの「ジェット」「スチーム」「エレクトリック」を同時に引き出し、マキシマムドライブに上乗せできるようになった。
刃先に熱・蒸気・電気をドリル状にまとわせた状態で突撃し、一気に地下55mまで岩盤を掘り進んでいる。
その凄まじい出力のため、照井に「(使いこなすのに)難がなくはなかった」と言わしめるほどのじゃじゃ馬メモリと化している。



追記・修正がお前たちのゴールだ…

さあ、振り切るぜ!!

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最終更新:2025年02月07日 17:36

*1 連続攻撃時には、パンチ力キック力共に、更に8分の1にまで威力が減少する。