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フィリップ(仮面ライダーW)

登録日:2010/08/22 Sun 12:01:47
更新日:2026/08/14 Fri 16:40:02
所要時間:約 6 分で読めるよ


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Google先生 さあ、お前の罪を数えろ もう一人の主人公 エクストリーム ガンバライド サイクロン スピンオフ主役 ソウルサイド ゾクゾクするねぇ ネタバレ項目 ヒロイン属性 ヒート ビッグコミックスピリッツ作品主人公 ファング フィリップ マイペース ルナ 主人公 二人で一人の、探偵にして戦士 仮面ライダー 仮面ライダーW 仮面ライダーサイクロン 仮面ライダー主人公 内山昂輝 友よお前のためならば 右 合理主義者 名探偵ダブル 園咲来人 地球の本棚 変われた者 姉二人に比べてまとも 平成ライダー 弟 怒ると怖い 意外といい人 探偵 数奇な運命を背負った男 木津つばさ 末っ子長男 末弟 本 本当はいい人 本当は優しい人 検索を始めよう 検索少年 橋本智哉 毒親育ち 涙腺崩壊 疾風 相棒 苦悩の連続 菅田将暉 運命の子 頭のいいバカ 風都探偵 魔少年 鳴海探偵事務所



さぁ、検索を始めよう。


フィリップとは『仮面ライダーW』および続編の『風都探偵』の主人公の一人。謎多き魔少年である。


演:菅田(すだ)将暉(まさき)(TVシリーズ)、橋本智哉(TVシリーズの幼少期)、木津つばさ(風都探偵 The STAGE)
声:内山昂輝(KAMEN RIDER memory of heroez、風都探偵)

●目次

【概要】

トレードマークは何も書かれていない白紙の本。左翔太郎とは対照的に、髪を右に流している。
普段は鳴海探偵事務所の地下室で読書に耽っている。

「地球(ほし)の本棚」と呼ばれる地球のデータベースに検索をかけることであらゆる知識を得ることが出来る、いわば生きるGoogle先生。
翔太郎が聞き込みや聴取などのアナログな捜査を行うのに対し、フィリップは検索による情報収集やそれを元にした推理を行うなど、探偵事務所の頭脳として活躍する。
「検索」にはキーワードが必要なので、それを翔太郎が地道な捜査を行って突き止め、その後にフィリップが「検索」するのがいつもの流れ。
手にした白紙の本は、この「検索」の際の集中力を高めるためのもの。無くても検索自体は可能だが、効率がいくぶん落ちるらしい。

性格はいたってマイペースかつ合理主義者で、一度興味を惹かれたものは調べ尽くさないと気が済まない反面、一通り調べた後は、途端に興味を失くしてしまう。
捜査中に別の何かに気を取られるとそちらに掛かりきりになってしまう悪癖もあり、どうでもいいことにフィリップが気を取られてしまい、結果的に捜査が遅れることも。
また、人間の感情というものに疎く、空気を読まずに自分の思ったことをズバズバと言うため、人を怒らせることが多い。
知識が膨大な反面、実体験や常識に疎く、ボクサーでもないのに減量して死にかけたり、逆に激太りしたり、犬のコスプレをしたりして翔太郎たちを困らせる。

超人的な能力を持ちながらも、精神が非常に幼く、ヒーローらしからぬ言動に及ぶ様は、
精神面においては一人前だが、実力が伴わない相方の翔太郎と好対照を描く。

自身に関する記憶を失っており、自分の出自と本名を知らない。
ブロックワードは「家族」で、検索はおろかその言葉を聴くだけで拒絶反応を起こす。一時はそれで戦えなくなったことも。

園咲若菜の熱烈なファンであり、彼が珍しく感情的になる人物。後に彼女からの依頼を経て、疑念を抱きながらも親交を深めていく。


Wに変身する際は右側のソウルサイドを担当。所持するメモリはサイクロン、ヒート、ルナ、ファングの四つ。最も相性の良いメモリはサイクロン。
変身の際はボディサイドの翔太郎が主体となって変身し、フィリップの魂も一時的にWとなった翔太郎の身体に宿るため、
Wに変身するとフィリップの肉体は気を失ったかのように倒れ、変身が解除されるまで無防備になってしまう。
ただ、ファングはソウルサイド側のメモリながら、使用して変身する際はボディメモリの役割を果たすため、
ファングメモリを用いて変身するとフィリップが主体となってWに変身し、翔太郎の魂がフィリップの身体に一時的に宿ることになる。

精神干渉に対して耐性があるため、シュラウドからは同じく耐性持ちの照井竜とWになる事を熱望されていたが、
当のフィリップは翔太郎以外を相棒とするつもりがなく、その指示は断り続けていた他、
竜も、とある事情でフィリップから自分と組むかと問われた際、「つまらない質問をするな」と却下している。

本編開始から一年前を描いた映画『MOVIE大戦2010』では、『運命の子』と呼ばれ、ミュージアムに幽閉されながらも自身の興味の赴くままにガイアメモリ開発に着手していたが、
とある人物の依頼を受けた鳴海荘吉と翔太郎に救出される。
荘吉からは「今まで自分で考えずに、流されるまま生きてきた」ことを罪だと言われ、生き方を諭された他、
「フィリップ」という名前もここで荘吉に名付けられた(由来はレイモンド・チャンドラーの探偵小説の主人公、フィリップ・マーロウから)。

44~45話の間の出来事を描いた『FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』では、国際捜査官であるマリア・S・クランベリーに自らの母親の面影を重ね、
何かと不審な点がある彼女を怪しむ翔太郎と衝突してしまったことも。





以下、ネタバレ









本名、園咲(そのざき)来人(らいと)。
「左翔太郎」に対して右(right)だった。

園咲家長男にして末子であり、琉兵衛や冴子、若菜、シュラウドとは実の家族である。
12年前、琉兵衛自身が発掘し、現在はミュージアム中枢となっている「泉」に誤って落下、そのまま死亡するも、
地球の情報に触れたことで肉体がデータ化し、奇跡的に再構成されて甦った。
現在フィリップが行使している、地球の本棚に入る能力はこの時に得たもの。
「泉」に落下した当時は5歳だったため、現在の年齢を計算すると17歳ということになる。

その後、琉兵衛によって記憶を消され、ガイアメモリの製造に関わらせられた。

彼が若菜に抱いていた感情も彼らが姉弟であるが故のものであり、ミュージアムと仮面ライダーとして対立したのちも家族を救うと誓っている。


いくつもの事件を経て、ついに父・琉兵衛と対決するも、翔太郎が恐怖に飲まれ、敗北。
そのまま拉致され、ガイアインパクトのコントロールプログラムとして若菜に吸収される。
このままでは消滅するのも時間の問題だったが、恐怖を乗り越えた翔太郎によって精神のデータを取り戻し、Wに変身。
さらにエクストリームメモリが若菜から肉体のデータも取り戻したことで形勢逆転。
照井の尽力もあって遂に琉兵衛を撃破する。


事態は終息したかと思われたが、若菜に吸収されたことで肉体のデータが安定を保てなくなり、もう一度Wに変身すると消滅してしまう危機に。
更には財団Xの加頭が若菜を拉致していると知り、彼女を助けるために最後の変身を使うと決意。
フィリップの消滅という事態に当初翔太郎は変身を拒んだが、最終的に彼の決意を汲み、加頭との最終決戦でついに変身。
ユートピア・ドーパントを倒した後、涙を流す翔太郎に見送られ、風都を守り続けることを約束して、エクストリームメモリと共に消えていった。



――後日。フィリップが翔太郎に渡したプレゼントが開けられる。
そこにはたった一つのスロットしかない「ロストドライバー」と、自身のトレードマークである何も書かれていない本があった。
そしてその本にはメッセージが一つ。











僕の好きだった街をよろしく、仮面ライダー 左翔太郎!君の相棒より

なお、元々二人で変身していたヒーローに、一人の変身者がいなくなったことでもう一人だけで変身することになるという流れは、『ウルトラマンA』において、「さようなら夕子よ!月の妹よ!」以降、南夕子がいなくなって北斗星司のみでウルトラマンエースに変身することになるオマージュであり、『A』になぞらえるなら、フィリップがいなくなる回のタイトルは「さようならフィリップよ!風の弟よ!」という感じになるだろうか。

(なお、本にメッセージを書き残すのは、フィリップを演じる菅田将暉氏が思いついた)

だが…



以下さらなるネタバレ







最終回において、Wに変身後、自分でも消滅したと思っていたフィリップは、
もう一人の『地球の本棚』所有者であり、姉である若菜に肉体を貰って消滅を免れており、
予想外の事態に戸惑うものの、若菜を始めとした園咲家の面々…彼の『家族』に背中を押され、現実に戻って生きていく事となった。
あれ?目からエクストリームが……

数奇な運命で敵味方になって戦った園咲家だが、既に精神だけの存在となったことで蟠りは消え去り、
フィリップは父、母、二人の姉に暖かな言葉を贈られ、先に逝く彼らを見送った。
義兄となった霧彦や井坂先生の姿はなかったが、まあ気にするな!井坂先生は地獄だし


現実に帰ったフィリップは相棒と一年ぶりの対面を果たし、エナジー・ドーパントと対峙した。

若菜姫の体を使って復活したことで、いよいよ正ヒロイン化したと言われている。

ちなみに、冒頭で翔太郎は「フィリップが消滅してから一年がたった」と発言していることから、復活したのは劇中のカレンダーの日付から2011年8月になる。


【客演】

『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGAMAX』では、翔太郎と共に『W』から出演。
「仮面ライダージョーカーを出したい」という制作サイドの事情もあり、初登場時は捜査以外のことに気を取られていてWへの変身を(事実上)拒否し、
仕方なく翔太郎はダブルドライバーからロストドライバーに持ち替え、仮面ライダージョーカーになって戦う羽目になっている。
再登場時にはオーズに変身する火野映司、フォーゼに変身する如月弦太朗の助太刀に、相棒の翔太郎と共に現れ、
弦太朗と翔太郎が似ていることに言及した後、映司と弦太朗を黒幕の下に行かせるべく翔太郎とWに変身した。

『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』では幻影としてライダーリングをウィザードとフォーゼに託した。(あくまで幻影の為菅田将暉が演じている訳ではない)

『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』では当初登場が予定されていたが菅田のスケジュールが2年先も埋まっていたため実現しなかった。
ウォズが地球の本棚で検索するのも当初はフィリップが行うはずだった名残だと思われる。

後述の『風都探偵』名義で参戦した「スーパーロボット大戦Y」では、翔太郎と共に依頼人のリア・クライエを探して世界各地を巡っていたところを自軍と合流する。
地球の本棚による検索で事件のリサーチをするシーンは一枚絵で再現されるというように、ストーリーでの扱いは結構良い。
しかし検索をする中でリアについてのデータがなかったことから彼女に不信感を抱くようになり、やがてとある真実に辿り着くことになる…。

他のキャラの絡みとしては、ロジャーのネゴシエーションやJ9の仕事ぶりに興味を抱くなど、好奇心は相変わらず。
また、『緑色のプログラマー』繋がりでレイナと気が合うらしく*1、彼女から「デュエット組まない?」と勧められた際には結構乗り気だった。*2
マキナからのあだ名は「フィリフィリ」。

【小説版】

風邪を引いた翔太郎に代わり、翔太郎になりすましてある依頼を受ける。
物語中盤、翔太郎の体調悪化でWに変身できなくなり、更にそのタイミングでミュージアムの刺客ドーパントに襲われるが、
シュラウドから受け取ったロストドライバーとサイクロンメモリで仮面ライダーサイクロンに変身。
風を取り込むほど強くなる特性により、メモリ1本分のスペックながらWに引けを取らない立ち振る舞いを見せた。
ちなみにマキシマムドライブは風を纏った手刀(技名不明・ライダーチョップ?)。
最後にヒロインとフラグを立てた。


【風都探偵】

復活した後も、翔太郎と共に「二人で一人の探偵」をやっている。
地球の本棚の能力は健在で、第1巻「tに気をつけろ」でもバラバラ死体事件犯人のガイアメモリを『検索』している。
TV版の1話では「たこ焼き」に興味を持っていたが、こちらでは「たい焼き」に興味を持っていた模様。
第8巻「bたちの宝物」では、彼の新たな苦悩が描かれることとなる。

なお、復活後も「データ人間*3」としての特性は残っているらしく、
第11巻「異端児d」では、とある方法を使うことで自身の身体を離れた場所に転送させる芸当を見せている。

ちなみにメディアミックスで声を担当することになった内山昂輝氏は演技の参考とするべくW本編も見始めたものの、
「あの雰囲気は当時(10代、デビューしたばかり)の菅田さんにしか出せない」と判断して再現は断念。漫画からの解釈に集中することにしたという。




決め台詞は忘れてないだろうね?翔太郎。

当たり前さ、フィリップ。町を泣かせる悪党に俺たちが永遠に投げかけ続けるあの言葉…。



さぁ、お前の罪を数えろ!





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最終更新:2026年08月14日 16:40

*1 もっともフィリップがデータにアクセスする「検索者(リサーチャー)」なのに対し、あちらはプログラムを改変する「改竄者(ハッカー)」なのだが。

*2 結局翔太郎に止められたのだが。

*3 本人が言うには「"元"データ人間」とのことだが。