エリウッド(FE)

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エリウッド(FE) - (2022/06/11 (土) 16:50:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/07(日) 18:14:31
更新日:2024/03/08 Fri 14:39:06
所要時間:約 6 分で読めます





・・・苦労しているようだね。

僕は、なにか力になれるかい?




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

 名前:エリウッド(Eliwod)
 性別:男
 年齢:17歳(烈火)→30代(封印)
 称号:リキア一の騎士
 出身:リキア地方
クラス:ロード→ロードナイト(烈火)
   →パラディン(封印)
 武器:剣→剣、槍(烈火)
   →剣、槍、斧(封印)


ファイアーエムブレム烈火の剣』の主人公の一人。
約20年後の世界を描いた『封印の剣』にも主人公ロイの父親として登場する。


烈火の剣

クラスはロード。
専用武器はレイピア、デュランダル
リキア同盟諸候のフェレ家当主エルバートとその夫人エレノアの一人息子。
オスティア候弟ヘクトルとは幼少時からの親友。
礼儀正しく誠実な人柄で、正統派王子様系主人公といえる。

リン編では顔見せ程度の出演。
ニニアンを助けた縁からリン達と知り合い、キアラン候家のお家問題に干渉しないよう周辺諸候に求めるなど間接的に彼女たちを支援した。

エリウッド編ではその名のとおり主人公を務める。
父エルバートの突然の失踪の真実を求めて旅立つ。その過程でラウス候ダーレンの反乱の陰謀、
更に影で糸を引く暗殺組織【黒い牙】や黒幕ネルガルの存在を知り、その野望を阻止するために歴史に残らない戦いに身を投じることになる。
探していた父とは再会することはできたものの、直後に死別するという悲劇に見舞われる。
その死を受けてネルガルと戦う決意を固め、大賢者アトスの指南のもと戦う力を蓄えるべく大陸中を巡る。
一度はニニアンを誤って手にかけたことで意気消沈するが、再び立ち上がり魔の島へ向かい、激戦の末にネルガルと火の竜を倒す。

人気投票ではニノに次ぎ2位。また意外にも?男性支持率の方が高い。

■初期値と成長率、CC補正
ロード LV1
HP-18(80)+4
力-5(45)+2
技-5(50)
速さ-7(40)+1
幸運-7(45)
守備-5(30)+1
魔防-0(35)+3
体格-7+2
移動-5
属性-理
武器レベル-剣C

■支援関係
支援関係の相手は
男性はヘクトル、ハーケン、マーカス、ロウエン
女性はニニアンリンフィオーラ

「封印の剣」でも登場するヘクトルやマーカスとの支援がやはり華々しい。
ヘクトルとの関係が打算や同盟ではなく真の友情が底にあることや、シナリオ中では丁寧なお坊ちゃんなのがヘクトルとの会話の時は割と砕けていたり、案外熱い性格だったりなど、
これまでのぼっちゃんロードの系譜とは若干異なる人間味が垣間見られる。
マーカスに至っては封印の剣の頃よりもこの時期の方が丸いと思えるほどであり、褒めるたびに「大げさだなマーカスは」と窘められる。

エリウッドと同時に加入するレベッカとは支援がない。初回プレイ時にはレベッカとくっつけようと隣接させ、途中でレベッカと支援がないことに気づいてがっかりした人も多かった。
もちろんエンディングを見ればくっついちゃいけない間柄だと納得するのだが。

■花嫁候補
女性キャラクター三人のいずれも、支援Aになった場合ペアエンドとなる。
「封印の剣」ではエリウッドの妻は故人となっており、短命な人物だったとされている。
下記のターンは支援関係が「なし」から「A」になるまでに必要なターン数。

ニニアン
51ターン。
物語上のヒロイン。専用エンディングとエピローグがある。

終盤に離脱するので支援効果を受けられなくなることと、踊り子は前線に出ないユニットなので運用が難しい点が難点。
ニルスに背中を押され、長命の身を捨てエリウッドとのひとときを過ごす。
この場合ロイには氷竜の血が流れていることになり、ソフィーヤと同じく竜族との混血ということになる。
よくソフィーヤと並べてハーフ扱いされることが多いがこの場合のロイはクォーターである。
またソフィーヤは長生きだがニニアンは早死にするので竜の血といっても一概には括れない。
化身出来ず成長速度も人並のロイには竜の血の痕跡は何一つ残る事がなかったというのがご都合主義であろう…人の可能性を!

支援相手が3人と少なく、自然とエリウッドと組ませようという気にさせるカップリング。
また、前作で語られた「極寒の高地にしか咲かぬ白い花を好む」という設定はフロリーナとの支援で「氷竜様の神殿がイリア地方にある」という点で回収されている。
専用エンディングや小説版での扱いから「公式設定に近い」とされるカップリングだが、公式設定と言及されたことは一度もない点には注意。
特に小説版が「公式設定」の根拠にされやすいが、これを言い始めたらジェイガンが桜を見てしみじみとつぶやくおじいちゃんになっちゃうなど「実は公式設定で~」なんて言ってたらキリがなくなるのだ。

リン
118ターン。
女性主人公としてのヒロイン。唯一ラストシーンの森が描写される専用ペアエンドイラストとなる。

負けず嫌いな侯爵夫人。
フェレ侯爵とキアラン公女の結婚はリキア中を騒然とさせたという。
ヘクトルほどではないが、リンと支援がAだと後半で会話が細かく変化する。会話集を制作するときはたいへん泣かされる。

主人公同士のペアであり、ロイがスーやダヤン(どちらもラスの親族)らの加入条件として会話可能だったりと世代を超えた繋がりを感じさせる。
一方、後述の封印の剣で語られるロイの母としてはイメージと合わなかったりする。 烈火って設定的にも驚くほどよくできてるゲームだけど、あくまでも後付けなんで小さな部分の矛盾は……まぁ多少はね?

フィオーラ
123ターン。
真面目な侯爵夫人。
傭兵であるフィオーラとの貴賤結婚を忌避する声もあったが、後に障害を乗り越え結婚する。

封印の剣で語られたところの「奥ゆかしい性格」「極寒の高地にしか咲かぬ白い花を好む」の両方に合致しそうなキャラであり、ロイの母としては自然な設定である。
エンディングの一枚絵のフィオーラはぜひ見ていただきたい。
また、ヘクトルの結婚相手がフロリーナまたはファリナだった場合、ヘクトルとは友情どころか姻戚関係になり、ロイとリリーナの関係がいとこということになってしまう。聖戦勢も大満足。



封印の剣

「FEシリーズの主人公の父親の生存率は低い」というジンクスを抱えていたが、しれっと最後まで生き残った。
ただし序盤で物語からフェードアウト。9章あたりにもなるとクラリーネ、サウル、リリーナ、ナーシェン、セシリアなど濃いキャラが増えてくることもあって存在を忘れる……というか顔グラが出ることあったっけ?
ロイが年の割にしっかりした性格で指揮官として優秀な人間*1に育っている所を見るに、エルバートのように子供の教育をきちんと行い誇りとする良い父親となったことが伺い知れる。

クリア後のトライアルマップでは高能力のパラディンとして使用できる。

LV20 HP48 力25 技20 速さ22 幸運14 守備24 魔防15 体格11 移動8 剣A槍S斧C

高水準で纏まったバランス型であり、若い頃よりも強いだとか仮病?だとか言われることが多い。
三竜将はもとより、準ラスボスであるゼフィールより強い。
ネタ抜きにしても剣Sじゃない点はツッコミたくなるが、『烈火』の方があくまでも後付けなので仕方ない。

ネット上での評価


……と、ここまでならカッコいいのだが、ネットなどでは「襟木」とか「エリなんとか」などと言われて度々ネタにされてしまっている。

これは主に烈火の剣でのユニット性能に由来している。エリウッドはバランス型成長かつレベル1からのスタートであり、能力がさっぱり安定しない。
特化型の優秀さはプレイした人ならリンやヘクトル、コンウォル等でご存知だろう。
成長率50%以上なのがHPと技だけなのでやたらへたれることが多く、強く育ったという報告よりもその逆が多い。
最大の長所である技にしても元々命中率の高い剣使いなので恩恵が少なく、男性の中で幸運と魔防が伸びるのもセールスポイントとしては微妙。
逆に重要な力と速さの伸びが不安定で、特に速さの成長率40%はパワー型や魔法職、初期上級職などに多い数値と考えるとやや不満が残る。
ロード共通の特権である騎馬・アーマー系特効武器にしても必殺率の高いマーニ・カティ、高威力かつ3すくみで優位を取りやすいヴォルフバイルに対し、レイピアは必殺率が高めとはいえマーニ・カティの半分で威力も1負けており、上回るのは命中率ぐらい。
加えてクラスチェンジ先のロードナイトも不遇で、武器種と移動力は下級職であるソシアルナイトと同等、ロードナイトのCC補正も微妙。
ここにさらにリンやヘクトルのCC先が優秀で武器も強いときているため、同じロードであることを考えるとかなり見劣りしてしまう。

そしてトドメに、専用武器の神将器デュランダルの扱いづらさがある。
ファイアーエムブレムにおける最終決戦仕様武器といえば「軽くて強い」「莫大な能力補正(補正値合計+80など)がかかる」「耐久力が無限」「ラスボス特効」など、
ラストを飾るに相応しい性能というか「ラスボスをイベント戦にしてしまうようなもの」が多い。
しかし、このデュランダルは威力・命中率共にトップクラスでラスボスへの特効もあるものの物凄く重い。重過ぎる。その重さ、なんと16。通称デブ剣。
肝心のエリウッドの体格が9なので、攻速が7(回避は14)も落ちてしまうのである。
更にロードナイトは上限値が低く速さに至っては24で打ち止めになってしまう。
ラスボスの速さがノーマルでも15なので、デュランダルを持って追撃するためには速さがカンストし、さらにボディリングを使って体格を増やす必要がある
前作のデュランダルがあれほど強かったのは、ぎんの大剣程度の重さで高火力を発揮できたからこそである(しかも入手時期も早い)。

追撃できないだけならまだましな方で、上述した成長のおかげで速さが伸びずに18以下になってしまうこともままあるので、逆に追撃されてしまう事態も有り得る。
今作のラスボスの攻撃は防御無視の固定37ダメージ、HPの最大値は60なので、エリウッドに限らず追撃されたら消し炭確定である。
そして命中もアホみたいに高いため回避も期待できない。
実のところヘクトルやリンの専用武器もデブってるのだが、ヘクトルの体格もリンの速さもないので一番致命的な形になりやすいのがエリウッドなのである。

ならラスボス以外はどうかと言うと、ラスボスはむしろ速さが低い部類なので他の敵にも当然使いづらい。
前半に出てくるボス達なんぞに使おうものならむしろ追撃で返り討ちに遭う事請け合い。
単発ダメージはある程度確保されているが確実に止めを刺せる時や弓相手など余程安全な状況でしかデュランダルは使えず、
その場合でも基本的に他ユニットを使う方が最適(エリウッドの安全の確保や武器持ち替えなどが必要になるので)でむしろ邪魔になりやすい。
そのため最終決戦は縛りプレイをせずとも、モルフ達との戦いもラスボス戦も眺めているだけになってしまった襟木がたくさん居たことだろう。

速さの期待値を考えるとラスボス戦で被追撃はそうそう起こらないという意見もよく見るし正論なのだが、
そこで問題になるのがそのLv1スタートゆえの期待値のブレであり、
そしてあくまで上級Lv20での期待値の話なので、普通のプレイではエリウッドを重点的に育てないともっと低いレベルになるし、そしてそこで問題となるのがそのヘタれやすさ(略)

道中で手に入るボディリング2つをエリウッドに使い、力と速さをカンストさせたとしても攻撃力49・攻速21程度。
リガルブレイドを持ったヘクトルの方が攻撃力・攻速・守備が高く、エリウッドが勝るのは命中率程度。
デブ剣のためにボディリングを使うなら、アルマーズの使用を補助した方が有効。

しかし、弱いユニットではない。
裏を返せば上振れすれば器用万能となり、魔防壁になったり、タフだったりと立派なエリウッドにもなる(こともある)。
明らかにダメな点は馬に乗っても移動力がパラディンに劣り、斧が使えず、『封印』時代より重さが4も重いデュランダルである。
ついでに他主人公も同様なのだが、CC時期が遅いせいで偏愛しようにもどうしても成長が遅くなるし、未CCの時期が長いせいでどうしても活躍場面も少なく…。
……やっぱだめだこいつ!
全体的に「あと一歩」な成長率なので「アフアのしずく」を使ってやると丁度かゆい所に手が届く塩梅となり、面白いようにステータスが伸びてくれる。
アフアのしずくの効果を顕著に味わえるタイプのキャラである(初見だと初期レベルの低いニノに使ってしまう人が多いが)。

いっそ槍を使えるようにさっさとクラスチェンジして槍Sに鍛えてしまうという手もある。そうするとちょっとは印象が変わる……かもしれない。

また、20年後(封印時代)には病人とは思えないほどの高い能力となっている事から実は仮病とか、デブ剣使える様に鍛えた、とかも言われている。
前者はヘクトルやエリックの死後、リキアの有力諸侯が彼だけになった後、エリウッドが盟主代行を務める事になったからという理由もある。
まあ烈火が後付なんですがね。

ちなみにこれを使っていた八神将のローランは小柄な人物だったらしい。
どうやってこんな重い剣を使いこなしていたのだろうか…。
大きさの割に脅威の命中率だったりするので、そこらは流石伝説の武器という感じではある。


通信闘技場ではやはり強ユニットであるリンやヘクトルと支援が組めるのが嬉しいところだが、速さ24では「追撃してください」と頼んでいるようなもの。
しかし烈火の剣にはバグを用いて入手できる最強の武器「スレンドスピア(ヴァイダ仕様)」がある。
そんなもん使えば誰だって強いという話をされやすいが実は案外そうでもなく、支援相手などを勘案するとエリウッドが立派に候補に入るのだ。
ただぶっちゃけ別にフロリーナでも用が務まるというか、むしろ速さの上限値の関係でフロリーナを使った方がより圧倒的になるというエリなんとかさんらしいオチがつく。


私がこのような体でなかったら、
ゴホッゴホッ。


〇FEH



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ソーシャルゲーム「ファイアーエムブレム ヒーローズ」では初期から参戦。イラストは深遊氏。
サービス開始初期にヘクトル、リンと烈火の剣のロード2人が☆5でピックアップされる中、
1人だけピックアップがなかった……とのっけから不運とネタ全開で行く末を心配された。
(その後のイベントでは無事に3人仲良くピックアップされました)

能力はというと、専用武器に自分から攻撃した場合に攻撃を+4する「デュランダル」、
奥義に2距離攻撃のダメージを30%軽減する「聖兜」、Bスキルに一定のHPがあれば斧ユニットを絶対に追撃する「斧殺し」、
Cスキルに2マス以内の味方騎馬の守備、魔防を+する「騎盾の紋章」を持つ。

原作では散々使いこなせていないとネタにされた「デュランダル」だが、FEHでは体格の概念がないので何の問題もなく扱える。
性能自体も攻撃力が最高値の16に加えて「鬼神の一撃2」相当の補正をAスキルの枠を圧迫せずに発動できるという強力な効果を持つ。
そこへさらに「斧殺し」が加わることで、こと斧ユニットに対しては無類の強さを発揮する。
攻撃性能に関しては赤騎馬で随一と言っても過言ではないだろう。

エリウッド不遇の歴史(折りたたみました)
+ ...
しかし、最初期は排出が☆4止まりなのが痛く、英雄の羽の入手手段も限られていたため、
覚醒させてまでエリウッドを使うかはプレイヤーの好みが別れるところだった。
因みにリン・ヘクトルの両名は2018年6月現在まで☆5限定排出であり、☆4落ちしていないので入手難易度が高い。

その後、無事に☆5でのピックアップがされた他、英雄の羽も以前よりだいぶ入手しやすくなり覚醒がしやすくなった、
スキル継承によって「騎刃」「騎盾」系のバフスキルを多くのキャラが共有できるようになり、騎馬パーティが台頭する環境が生まれた。
エリウッドにとってはこの上ない追い風……だったのだが、その頃には大英雄戦で全距離反撃を持つマークスの配布、
「ダイムサンダ」で環境を席捲したラインハルトの登場(しかも☆4降格によってピックアップされなくともある程度狙いやすくなった)、
極めつけは英雄総選挙で強力なカウント-効果を持った「烈剣デュランダル」を持った息子・ロイが選択式で無料配布……等、
それ以上に強力な騎馬ユニットが次々に比較的入手しやすい手段で実装された。
(尤も、ロイに関しては大半の人がそれ以上に超強力な性能を持つ総選挙リンを選ぶケースが非常に多かったが)

ようやくエリウッドがその実力を存分に発揮できる場が整った、と思いきや、そこに既にエリウッドが食い込める余地はなかったのである……
(しかもロイの持つ「烈剣デュランダル」があまりにも強力すぎて今度はエリウッドの持っている「デュランダル」が贋作呼ばわりされる始末)

エリウッドは何も悪くない。ただひたすらに時代の流れに恵まれなかったのだ。

…と、悪い点ばかりが目立ってしまったが、需要の多い「騎盾の紋章」が☆4で最終段階まで継承できる、
Bスキルの「斧殺し」は2段階目までだが充分有用、と、継承素材としては比較的優秀なのがせめてもの救いか。

また、深遊氏のイラストが賛否両論(どちらかというと『否』よりの意見が多い)ある絵柄なのも不遇な一因といえるだろう(ちなみにアテナも同じ人)。
美麗なイラストの多い本作においては、どうもエリウッドのイラストは『浮いてしまっている』感が拭えないのが実情であり、「どうやっても絵の個体値が↓↓」などと揶揄されてしまっていた。
殊更に正史の嫁であるニニアンのイラストは抹茶氏が描いており、こちらはユーザーに好意的に受け入れられている為、どうしても落差が目だってしまうのである。
エリウッドのバレンタイン限定Verのイラストは伊藤未生氏が手がけており、此方は画風も今風かつ明るい表情となっているが、イベント限定キャラなので復刻が待たれる。
なおこの問題に関しては、課金限定コンテンツとなるが「神装英雄」にて新規イラストが実装され改善された。
エリウッドを使いたくて、かつ課金に抵抗がないなら導入する選択肢は十分にあるだろう。


こっちは贔屓目の解説
+ ...
最大の特徴は、赤騎馬ユニットの入門用にうってつけなこと。
これは☆3から排出されるためで、副次効果として個体値厳選・限界突破しやすい。
よく話題にあがる赤騎馬ユニットと言えば☆5限定だったり、配布イベントが終了していたりなど入手に難があるものばかり。
選択式でもらえる総選挙版ロイについても、他の3人も強力なため迷わず彼を選べるかというとそうでもない。

多少の羽はかかるが、1体を☆5にしてデュランダルを良固体の☆4に継承して限界突破して鍛えるのは十分視野に入る。
はっきりいってこのゲームで☆5限定を限界突破するのはかなり課金しないと厳しいので、無課金プレイヤーにも優しいキャラともいえる。

ユニットが揃ってきた後も対魔法・マムクートPTでの起用が考えられ、策謀要員になり得る点で他の赤騎馬ユニットとの差別化を図れる。
運良くヘクトルが余ったなら遠距離反撃を継承してもいい。
親友から受け継いだスキルと共に戦場を駆けるとか尊いし
武器錬成実装前はデュランダルとの相性が悪かったが、これは烈剣への武器錬成が実装されたことで問題なくなった。
限界突破しやすさを加味すれば、本来の持ち主である総選挙ロイ以上の活躍も現実的。
また、デュランダル自身の武器錬成も実装され、自分から攻撃した時の攻撃力の上昇値が+4から+6に上昇。
さらに、追加効果で鬼神飛燕の一撃の『自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+4』も付与できる。
これにより、デュランダル1つで自分から攻撃すれば攻撃+10、速さ+4と相当強力になる。
Aスキルや聖印でさらに盛ることも可能。通常verエリウッドを愛するなら是非とも錬成したい。
不遇だった時代から一転し、赤騎馬ではトップクラスの攻撃性能を保持する強キャラと化した。
当然、貴重な素材を贅沢に使用することになるので実行するかどうかはよく考えてからにしよう。

2018年のバレンタインイベントではヘクトル、リンがそれぞれ限定ガチャで実装される中、戦渦の連戦で槍の重装キャラとして配布されてまたしても仲間外れに・・・と思いきや、こちらのverはユニットの数自体が少なく、未だに選択の幅が狭かった貴重な青の重装である事に加え、能力値もいずれもそれなりの水準を確保した扱いやすいバランス型。
スキル継承でのカスタマイズの幅が広く、持てる役割が多いのが特徴。もちろんそのままでも有用な物はある程度揃っており、初心者にも優しい優秀なユニットとなっている。

その後19年6月末日にヘクリンにだいぶ遅れて伝承英雄として3Ver目が登場。イラストは伝承ヘクリンと同じくワダサチコ氏。
赤属性の剣使い。騎馬ユニット。
また、ロイ以降の伝承英雄が兼ね備える死闘(総合値を175として換算する)効果を持ち、騎馬の中でも特に高い闘技場査定を有する。

武器スキルは攻撃+3、ターン開始時、自分を除く最も攻撃が高い味方に【強化増幅】を付与する『緋剣デュランダル』
【強化増幅】は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が自分が受けているその能力の強化の値だけ上昇するというもの。

Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+8となる『鬼神の一撃4』
Bスキルにターン開始時、敵軍内で最も攻撃が高い敵の攻撃-7にする『攻撃の封印3』
Cスキルにはターン開始時、味方に竜、獣がいる場合、自分を除く最も攻撃が高い味方の攻撃、守備+6にする『理想郷となるように』

武器やスキルのおかげで火力は高いのだが、速さはそこまで高くないのでアタッカーとしては他の剣騎馬に譲るところがある。
しかしそれを補って余りあるサポート能力のおかげで、総合性能はかなりのもの。単体で完結するよりも他者と手を取り合っていく彼らしい性能である。

そして第三回総選挙において、なんと男性部門で2位を獲得!(1位はアルム)やったねエリウッド!
待望の4Ver目(総選挙英雄)は青属性で槍を装備した騎兵タイプとして実装された。前述のトライアルマップ使用時の再現だろう。
イラストは伝承に引き続きワダサチコ氏。なんと2か月連続の実装で、しかも同じ絵師によるイラストである。

武器スキルは竜、獣特効 速さ+3 自分から攻撃した時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4の『氷精ニニスの槍』
1か月前に築いた理想郷をぶち壊しに来た
ニニスという名は烈火の剣においてニニアンやニルスが使える指輪のひとつにも冠されており、FEHオリジナル武器でありながらも原作との繋がりを感じさせるものとなっている。

補助スキルは対象の攻撃、守備+6(1ターン)の『攻撃守備の応援+』。狙ってか狙わずか伝承の自分と対になる効果である。
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、速さ+7の『鬼神飛燕の一撃3』
Bスキルは応援を使用した時、または自分に使用された時、自分と相手の十字方向にいる敵は攻撃、速さ-5(敵の次回行動終了まで)かつ【キャンセル】を付与する『攻撃速さの大共謀3』
Cスキルはターン開始時、自分を除く最も速さが高い味方の速さ+6(1ターン)の『速さの開放3』

第三回総選挙組の中でも特に扱いやすいスキルがそろっており、スキル目当てで一人もらったエクラもいるとかいないとか。
なお、2017年10月に実装されたシグルドから約2年、この総選挙エリウッドでやっと近接騎馬の総合値が更新された。

衣装の元ネタは烈火の剣EDの即位式のもので、さらにステータス画面のセリフはすべてその場面で軍師と別れるときのセリフから引用されている。しかも櫻井孝宏氏のボイス付きで聞けるのだ。
かつて烈火の剣をプレイした諸君にはぜひ聞いてほしいものである。

そして総選挙Ver実装から1か月もたたずに第一回総選挙組の武器錬成が発表。
総選挙ロイの武器である烈剣デュランダルを装備できる通常版エリウッドもご相伴に与ることとなった。

錬成後の烈剣デュランダルは飛燕金剛の瞬撃(自分から攻撃した時に速さ+7、守備+10、敵は追撃不可)かつ自分から攻撃した時に限るHP制限なしの奥義隊形(自分の奥義カウント加速+敵の奥義カウント減速)という速さが並で守備が低いエリウッドにピッタリな性能であった。(もちろん元の持ち主である総選挙ロイとも相性は良い)
こんな超性能な武器が☆5限定の総選挙ロイだけではなく実装当時から☆3-4で排出されるエリウッドが持てるもんだから需要は高まり、飛空城防衛の切込み役としてよく見かけるようになった。もちろん自分で使っても強い。
この頃になると羽を持て余している召喚師も多く、10凸のハードルが低くなっていたのも大きい。
一般的な育成論としては『攻撃個体値が↑のエリウッドをベースに烈剣デュランダルを特殊錬成』がベターだが、上述した錬成通常デュランダルの『攻撃+10、速さ+4』も強力無比であり、此方の方が単発火力自体は高くワンパン圏内の相手が増えるので、ある程度の使い分けも可能ときている。

それからさらに数か月後の2020年4月末、神装英雄に抜擢。
まず、神装共通の全ステータス+2により、総選挙の自分が更新した近接騎馬の総合値を自分自身がさらに更新するという珍事が起きた。
流石に魔防に振りすぎているので、たとえ全ステ+2しても魔防以外に特化したキャラには追い付けないところはあるものの、丸いステをしていたエリウッドには十分すぎるほどの強化。
さらに賛否両論あった絵が無難なさわやかイケメンに変わったことで弱点がなくなり、もはや実装当時の冷遇されていた彼の面影はどこにもなかった。

節目節目で現行の環境に追いつけるようなアップデートが来ているので、次の彼の活躍に期待したいところである。


追記・修正お願いします。

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