ストライクガンダムのバリエーション

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ストライクガンダムのバリエーション - (2018/03/23 (金) 13:23:27) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/30 (金) 19:55:26
更新日:2023/08/11 Fri 22:10:41
所要時間:約 7 分で読めます




この項目では、『機動戦士ガンダムSEED』の主人公機ストライクガンダムのバリエーションについて解説する。



ストライクルージュ

型式番号:MBF-02

オーブ軍がストライクの修復用パーツを組み立てると言うどっかで聞いた事のある経緯で完成した機体。
基本はストライクと同型であり、勿論ストライカーパックもオリジナル同様に換装でき、主にエールストライカーを装備する。

只のコピー機体ではなく、アシストAIが積まれたり装甲に(試作型的な物だが)VPS装甲が採用されたり等の変更点があり、頭部のツインアイも緑色に。
新開発の大容量バッテリーパック「パワーエクステンダー」を搭載したことで活動時間が大幅に延長され、
エネルギー変換効率の向上に伴ってVPS装甲の色がピンク主体となった(「ルージュ」〈フランス語で「赤」〉という機体名もこれに由来する)。
VPS装甲、パワーエクステンダーは2年後に他勢力でも採用されているあたり、オーブの技術力の高さが伺える。

赤は兎も角、ピンクというガンダムにあるまじきカラーリングに加え、よく内股になる等、パイロットが女性である事を意識しているような印象を受ける。

モルゲンレーテのオノゴロ工廠に搬入された中破状態のアストレイブルーフレームの改修の際、同時期に建造が進んでいたルージュからPS装甲の余りが出ており、ロウ・ギュールが現場担当のエリカ・シモンズに交渉して譲り受け、
叢雲劾が考案したブルーフレーム2ndへの改修案にロウが急遽追加採用。コックピット周りの発泡金属装甲の下にルージュのPS装甲の余りを追加で装備したTP装甲の亜種に転用された。
このため、ブルーフレームのPS装甲の色はルージュと同じ紅色である。

C.E.73年時にはエールストライカーが改良され、滞空時間が大幅に延長し飛行が可能に。

エターナルの危機に際しては、フリーダムを失ったキラがカガリから借りて使用。
OSをキラ用に調整し直した為、PS装甲は赤からオリジナルストライクと同じにトリコロールに変更された。
ただし、正確にはストライクではない為、ツインアイや非PS装甲のシールドはルージュカラーのままである。

また、大気圏離脱用のストライクブースターを装備する事により単独での大気圏離脱も可能。




◆ストライクI.W.S.P


武装:
  • 115ミリレールガン×2
  • 試製9.1メートル対艦刀×2
  • 105ミリ単装砲×2
  • (コンバインド・シールド)(30ミリ6銃身ガトリング砲×1+ビームブーメラン×1)

『SEED MSV』の機体。
P.M.P社にてストライク完成当初から考案されていた装備。
装備名であるI.W.S.P.は、「Integrated.Weapons.Striker.Pack(統合兵装ストライカーパック)」の頭文字を取った物。

全ストライカーの能力を統合したパック。
しかしそれ故に燃費とバランスが悪く、余程のエースで無ければ使いこなせない代物となってしまった。

ソードカラミティと交戦している映像があるが、プロモ用の作り物で実際に交戦した訳ではない。


『ΔASTRAY』にて、ファントムペイン所属であるマーシャン追撃部隊スローターダガーが装備しているのが確認されている。
が、スウェンが搭乗するストライクノワールのパックが破損した時の予備としてパックを外され、ダガー本体は海に墜ちた。



◆ストライクルージュI.W.S.P.


オーブに流出した3号機をストライクルージュに装備。
強そうだから」というカガリの希望により選択され、この装備での出撃を想定していたが、ナチュラルで完全素人のカガリが使い熟せる訳が無く、敢え無く断念。
一説ではこれによってエールストライカーのパーツを再入手する必要が生じ、実戦投入が遅れたとも言われる。

その後も装備の機会には恵まれていないが式典時などに使用されていたとも云われる。



◆ストライク(再製造機)


ファントムペインが進めた「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再生産された機体。
キラ搭乗機と同設計で造られたが、本体にパワーエクステンダーを搭載して稼働時間を延ばし、PS装甲の電圧設定も一部変更。
結果、通常機に比べ色のトーンが落ちている。

四肢制御の分散処理プログラムには前の戦争で得られた実戦データがフィードバックされ、スムーズに処理できるようになった。
その上、任務に則した設定を行う事でデータ処理にかかる負担を軽減させている。

パックはI.W.S.P.を装備。
パイロットはスウェン・カル・バヤン


I.W.S.P.はテストを繰り返す内、パック本体を装着する上半身や巨大なシールドを装備する左腕部の重量バランスの悪さが露呈。
これらのデータを基に欠点を克服、より発展させた物が「ノワールストライカー」であり、これをストライクEに装備したのが「ストライクノワール」である。
他にジェットストライカーやドッペルホルンの開発にも活かされた。

このテストを兼ねた任務中、本機はコートニー・ヒエロニムス搭乗の「ザク量産試作型」と交戦。
互角の戦いを繰り広げたが、Nジャマーキャンセラーを取り外していたザクのエネルギー切れにより辛くも勝利し、撃墜することなく撤退した。



◆ガンバレルストライク


ガンバレルストライカー
型式番号:AQM-E/X04

『SEED MSV』の機体。
メビウス・ゼロをくっつけたようなパックで、有線式ガンバレルが4基搭載されており、オールレンジ攻撃が可能。

大戦末期にムウ用に造られたが、ムウが脱走した為モーガン・シュバリエの手に渡り、105ダガーに装着して運用された。
その為ストライクでの使用記録はない。
ストライカー自体にコクピットが設置されており、パイロットが操縦する事で戦闘中に補充が可能。機首は外せる。


GBAソフト『友と君と戦場で』では、条件を満たすとムウのストライクがガンバレルストライクに変更される。
能力は高いが燃費が悪いので、専用シナリオでは雑魚戦で一度に複数をロックオンして節約しないと、プロヴィ戦でガス欠する。



◆ライトニングストライク


『SEED MSV』の機体。
IDEX社が考案した「補給機能&超長距離精密射撃」をコンセプトとする装備。

他のストライカーと違い、胸部も覆う構造になっているのが特徴。
大型バッテリーにより稼動時間を伸ばした形態で、折り畳み式の長距離狙撃レールガンを装備している。

搭乗者はムウ・ラ・フラガ

アークエンジェルがオーブから宇宙に脱出した後、戦艦「クサナギ」の中で組み立てられストライクに装備。
テストを行ったがその最中に交戦。破壊されてしまうが、後に回収・修復された。


2002年8~12月にかけ開催された、SEEDのメカコンテストにおける『ストライクカスタマイズコンテスト』でホビージャパン賞に選ばれた作品。
元々は「重装甲+高機動」というコンセプトだったが、デザインをリファインするに当たりエールと被るという理由で変更されている。

スーパーロボット大戦W』では条件を満たすと入手できる(ルージュでも使える)。

『ΔASTRAY』にて、ファントムペイン所属のスローターダガーが装備しているのが確認されている。



◆パーフェクトストライク


SEED HDリマスター版に登場。
みんな大好き全部乗せ。エネルギー消費が激しいのでバッテリーを4基追加している。
パイロットはムウ。

大分前からプラモデル等の作例として存在してはいたが、まさかの公式化。
マトモに動かせるのか首を傾げたくなる程、色々振り切ったゲテモノだが、性能は中々ハイスペック。

PS Vitaのゲーム『BATTLE DESTINY』にも登場。



◆ストライクルージュ(オオトリ)


I.W.S.P.のデータを入手したオーブが一から設計・開発し直したストライカーパック。を装備したストライクルージュ。
DESTINYのHDリマスターで登場し、同作内では一貫してエールストライカーに代わりこのパックを装備している。
I.W.S.P.と比べると武装をすっきりさせて背部にまとめたような構成になっているほか、パイロットが乗り込んで単独飛行もできる。
また、このパック自体にもコネクタがあり、ストライカーパックを追加接続可能(実際そんな状態で動かせるのかは不明)。
オオワシのベースにもなったとかならなかったとか。

後にキラ搭乗時の仕様でROBOT魂が発売(web限定)。この時のエピソードタイトルから「天空のキラVer.」と名付けられた。



ストライクE


ストライク(再製造機)を大改修した機体。
詳細は項目を参照。



ライゴウガンダム


FRAME ASTRAYS』に登場。
連合側の軍需企業フジヤマ社(日本の企業と思われる)が開発した機体。
発表以前の仮称は「東アジアガンダム」。

詳細は項目を参照。



◆ゲイルストライク


VS ASTRAY』に登場。
ライブラリアンがストライクを元に開発した改造機。
パイロットは叢雲劾のカーボンヒューマン、ND-HE(エヌディ・ヒィ)。

両肩にエールストライカーのバーニアが固定されており、2振りの実体剣“ウイングソー”での高機動格闘戦を得意とする。

シールドストライカーを標準装備。



ビルドストライクガンダム


SEEDではなく、『ガンダムビルドファイターズ』に登場する、ストライクの派生とも言えるガンプラ。
詳しくは別項目にて。



その他、かつてのコミックボンボン誌上でも読者ハガキを元にしたストライクやストライカーパックの『SEED MSV』が展開されていた。
短期間の企画で、バンダイホビー事業部が協力している。
「ダイブストライク」や「GAT-105RF RFストライク」等の機体がデザインされ、ビークラフトが前者のイラスト、後者のガンプラ作例を手がけた。





ガンプラ


HGキットでは、HG GUNDAM SEED MSVの第一弾としてストライクルージュI.W.S.Pが、通常のHG GUNDAM SEEDとしてストライクノワールが発売。
MGではエールストライクのカラバリとしてストライクルージュが発売。こちらもストライクガンダム同様、Ver.RMがリリース。但し、ストライカーパックは『DESTINY HD REMASTER』版で初登場したオオトリに変更されている。また、HGCEナンバーでエールストライクルージュ、プレミアムバンダイ限定でRGストライクルージュ+I.W.S.Pが発売(I.W.S.PはHG版の成形色変更+RG用の接続パーツ付き)。

I.W.S.P装備の機体も発売。MG版はスウェン機という設定で、機体色が暗目のトーンになっている。
PGキットに付属した実体剣"グランドスラム"も同梱。

ガンバレルストライクは、HG105ダガー+ガンバレルからストライカーを流用しHGストライクに装備することで再現可能。

ゲイルストライクは1/100キットにパーツを追加した形で発売。
通常のエールストライクとしても組むことも可能。





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