マジョスティック12

登録日:2011/03/27 Sun 01:54:38
更新日:2025/03/13 Thu 18:10:53
所要時間:約 4 分で読めます





マジョスティック12とは、金色のガッシュ!!に登場するアメリカ生まれの不思議な集団。
ナゾナゾ博士のしもべであり、そのメンバーは超人的な能力を持った12人で構成される。
「マジェスティック」ではないため注意(そっちはアメリカで陰謀論のネタにされる存在しない組織、もしくはスペースインベーダーの続編)。


【その恐るべきメンバー】

※順序は本編での紹介順

◇ツー・ライディング・アイ◇

目から光線を出せる!!

◇ロケット・フット◇

時速300kmの走力を誇る!!

◇フライング・ビート◇

飛行能力を持つ戦士!!

◇セカンド・サイト◇

透視能力で全てを見通す!!

◇ダイナソー・アーム◇

腕の力は恐竜並!!

◇ワンダフル・トゥ・ザ・フューチャー◇

予知能力を持つ男!!

◇サイコ・ジャングル◇

念動力を備えた野生児!!

◇ファイヤー・エルボー◇

炎を自在に操る!!

◇ビッグ・ボイン◇

巨乳!! ただそれだけである。
CV:永野愛

◇ブリザード・シング◇

冷凍能力を持つ若者!!

◇トレマー・モグラー◇

ドリルで土の中を高速移動!!

◇テレパシス・レーダー◇

全ての能力者をまとめる司令塔!


【さあ…】

「この中で仲間外れは誰!?」


「『ビッグ・ボイン』…」


「正解!!さすがは当wikiの誇るwiki籠りだ」



「今日は私の完敗だ!!また会おうハハハハハハハ!」


-アイツらまた来るのかな-












以下、真面目な解説。

【本編での活躍】

《初登場》

LEVEL.95「12人の刺客」(12巻収録)。
自分たちの力不足に悩む清麿達の前に現れたキッドとナゾナゾ博士。
そのまま戦闘になるかと思われたが、「戦うのは私ではない」と博士は言う。
そして自分に代わる対戦相手紹介したのが、上述のマジョスティック12。

その、一人を除いて驚異的な能力を持つメンバーに戦慄する清麿だったが…



博士「ハハハハハ、さあ…」

博士「『この中で仲間外れは誰!?』」

(清麿の顔芸)

(空白)

清麿「『ビッグ・ボイン』…」

博士「正解!!さすがは世界屈指の天才児!!よくぞ見破った!!」(マジョスティック12も祝福)

博士「今日は私の完敗だ!!また会おう、ガッシュ、清麿くん!ハハハハハハハ!」(颯爽と去っていく)



…という、衝撃的かつ鮮烈過ぎるデビューを飾ったのであった。
その夜にガッシュと清麿が呆然としていたのは言うまでもない。

そう、ズバリ言ってしまえば、彼らは一発ネタのためだけに作られたネタキャラ集団である。
だが、ナゾナゾ博士の「底知れなさ」と「ネタキャラ要素」を同時に読者に伝えるという、唯一無二の演出として機能したキャラだとも言えるだろう。


《その後の活躍》

しばらくは登場しなかったが、
LEVEL.126「ともに戦う」(14巻)でビッグ・ボインだけ再登場。
千年前の魔物達との戦いの中、「先陣を切って敵の隙を作る」と言ってナゾナゾ博士が呼んだのは、胸が大きいだけで超能力など無いはずの彼女。
「本当は彼女にも何か凄い力があるのでは…?」と清磨が考えた矢先、博士が指示を出す。



博士「よし、ビッグ・ボイン、『ボイン・チョップ』だ!!!

ビッグ・ボイン「イエーーーーイ!!!」(手刀で自分の巨乳をビシバシと叩く)



こうして敵も味方も呆気にとられる中、すかさず敵の後ろに周り込んで「ギガノ・ゼガル」を撃ちこむという完璧な戦術不意打ちを披露したのだった。
この時の清麿を始め、恵さんやら敵のビョンコカルーラやらの表情がまた笑いを誘う。



その後もまたしばらく登場しなかったが、
19巻LEVEL.176「建造物ではない何か」でまたもやビッグ・ボインだけ再登場。
ファウードの正体が何か分からず困っている清麿に見せたいダンスがあるという事でついて来たらしい。
そこで披露したダンスは実に4ページにもわたり、困っていた清磨を一番楽しそうな顔で見ていた博士がザケルをお見舞いされた。
この時一緒に踊ってるガッシュが可愛らしい。
こんなことをしておきながらファウードが何なのかサッパリ分からないとほざいたせいでまたもやザケルをお見舞いされることになる。

漫画版では清麿への一発ネタだけに終始したダンスだったが、アニメ版111話においてはサンビーム宅で会合した際にもダンスを披露。
ダンスの最後の決めポーズがファウードと同じ「腕を交差させたポーズ」になっており、それも後者のシーンではファウードに酷似した直立姿勢に変化、 キャンチョメはこの決めポーズにヒントを得て真相に辿り着く という展開に変更されていた。
ナゾナゾ博士は「あのダンスにこそ今回の謎を解くカギが隠されているのだよ」と思わせぶりな発言をしており、実は真相を逸早く見抜いてヒントを提供した…という風にも取れるが、単なる悪ふざけだったとも取れる発言がされているので、その本意については怪しいところである。

その後は物語もシリアスなクライマックスに突入すると、流石に大きく登場することはなかったが、
クリアとの戦いに臨むガッシュ達が乗る飛行機のパイロットとして、テレパシス・レーダーと、やはり何故かビッグ・ボインが搭乗している。




【余談】

名前の元ネタは当然、宇宙人に関する調査・接触・交渉等を秘密裏に行ってきたとされるアメリカ政府内の秘密委員会「MJ-12(マジェスティック・トゥウェルヴ)」と思われる。

メンバーの内、何名かのデザインはアシスタントが考案したことが、単行本のオマケページで明かされた。
雷句先生曰く「ビッグ・ボイン以外はかっこいいデザインで頼む」「いいか!かっこいいデザインだぞ!!」とのこと。
…が、ロケット・フットのヘルメットが初期案ではひょろ長い帽子だったり*1
サイコ・ジャングルのワキ毛もジャングルだったり、
ブリザード・シングは自身の能力で自分も凍えているほか、脚元にオプションで可愛いペンギンのカキ氷機が付いていたりした。

なお、ヘルメットは修正依頼され、ペンギンちゃんはオミットされたが、ジャングルは(影風に加工されているが)健在だったり、ブリザード・シングは紹介時に微妙に震えているような効果線が描かれていたりした。

アニメ版では全員出番がそれなりに増えており、67話「すばらしきかなマジョスティック12」では、原作とは異なり全員がしっかりと登場。
しかし、ロケットフットに走力に見合う体力が無かったり、
サイコ・ジャングルが有給休暇を取っていたり、
ツー・ライディング・アイの光線が実は威力の無いものだったりと、グダグダで散々な結果になった。
そんなこんなでメンバーがほとんど敗れた後に残ったのがビッグ・ボインであり、後は原作と同様の流れ。
裏社会ではそれなりに名の知れた存在らしいほか、普段は博士の屋敷で使用人として暮らしている様子で、博士がキッドが魔界に帰ってしまい塞ぎがちになってしまった際にはキャンチョメフォルゴレと協力して元気づけようとしていた。
また、オリジナルストーリーとしてビッグ・ボインが主役の話も作られた。ビッグ・ボインはスタッフからも愛された存在である。


そして前述のビッグ・ボインのダンスはアニメで披露されると、
フォルゴレの「チチをもげ!」やビクトリーム様の「ベリーメロン」の様にメロディーが付けられ、その曲はギャグソングコレクションに収録された。
ギャグソングコレクションにはそれら以外にも「コーラルQの変形体操」や鯖江の「ワカマカダンス」も収録されているので是非購入してみてほしい。


○さらなる余談

作者の次々回作『VECTER BALL』ではビッグ・ボインによく似た英語教師アメ・リカ先生が登場している。

リカ先生「花京院!!!」
生徒一同『花京院!!!』
リカ先生「イギー!!!」
生徒一同『イギー!!!』
リカ先生「アヴデュル!!!」
生徒一同『アヴデュル!!!』
リカ先生「終わったよ…」
生徒一同『終わったよ…』

一体これが英会話の何の役に立つのかは不明である。



ナゾナゾ博士「よし、ビッグ・ボイン、『追記、修正』だ!!!」

ビッグ・ボイン「イエーーーーーイ!!!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 金色のガッシュ!!
  • マジョスティック12
  • クイズ
  • ナゾナゾ博士
  • 超能力者
  • 異能集団
  • 不思議な集団
  • ボインに愛のある項目
  • 巨乳
  • ネタキャラ
  • 出オチ
  • 十二人衆
  • ビッグ・ボイン
  • ツー・ライディング・アイ
  • ロケット・フット
  • フライング・ビート
  • セカンド・サイト
  • ダイナソー・アーム
  • ワンダフル・トゥ・ザ・フューチャー
  • サイコ・ジャングル
  • ファイヤー・エルボー
  • ブリザード・シング
  • トレマー・モグラー
  • テレパシス・レーダー
最終更新:2025年03月13日 18:10

*1 考案アシ曰く「競輪で使用されている空力的に考慮されているもの」