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ガスタの静寂 カーム(遊戯王OCG)

登録日:2010/09/22 Wed 18:56:36
更新日:2026/04/29 Wed 10:27:51
所要時間:約 5 分で読めます





ガスタの静寂 カーム
☆4
風属性
サイキック族
攻1700 守1100
1ターンに1度、自分の墓地の「ガスタ」と名のついたモンスター2体をデッキに戻して発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。

《ガスタの静寂 カーム》とは、DT第10弾で登場したガスタモンスターの1枚である。

見た目は魔法使い族の少女にしか見えないが、ガスタらしくサイキック族に属している。

ガスタの下級モンスターの中では攻撃力1700と準アタッカー程度の数値。
しかし、《ガスタ・イグル》や《ガスタ・サンボルト》などの効果でデッキから特殊召喚出来るのがこのカードの利点。
《強制転移》で《ガスタ・イグル》を押し付けた後に戦闘破壊すれば、バトルフェイズ中にデッキから呼び出し追撃できるのは強力。
追撃要員なら攻撃力1800の《ガスタの神官 ムスト》もいるが、こちらはドロー効果によるハンドアドバンテージを得られる点を活かしたい。

また自身がレベル4である為、ガスタチューナーである《ガスタ・イグル》と《ガスタ・ガルド》などと展開できればガスタのシンクロモンスターにも繋げられる。
もし【ガスタ】を組むならば採用しておきたいカードであると言えよう。


また、当時は「メンマス無限ドロー」のコンボパーツとして注目されていた。


メンマス無限ドローとは、


《脳開発研究所》を発動

メンタルマスター》を通常召喚したり、《ワン・フォー・ワン》や《緊急テレポート》を使用して召喚。

《脳開発研究所》の効果でサイキック族をもう一体召喚

《メンタルマスター》で《ガスタの静寂 カーム》を2体墓地に送った後に《ガスタの静寂 カーム》の効果で墓地の《ガスタの静寂 カーム》×2をデッキに戻し1ドロー

後は同じように《メンタルマスター》の効果で《ガスタの静寂 カーム》を入れ替えると、新たに召喚した状態になりループによる無限ドローが可能。


といったコンボで、ドローによってエクゾディアを揃えたりとやりたい放題できた。
一見すると《ガスタの静寂 カーム》を引いてしまえばループは止まるように見えるが、大体は手札の《ガスタの静寂 カーム》を処理するギミックを入れているので止められない。

だが、《D.D.クロウ》で墓地の《ガスタの静寂 カーム》を除外したり、
ある程度《メンタルマスター》の効果を使わせた所で《エフェクト・ヴェーラー》で止めた後、《脳開発研究所》を《サイクロン》などで除去すれば終わりである。

もしこのサイキック1キルと戦うならば、喜んで《エフェクト・ヴェーラー》と《D.D.クロウ》をガン積みしよう。
先攻なら《神の宣告》や《神の警告》も忘れずに。《因果切断》などもいいかもしれない。
かと言って《メンタルマスター》をただ単に破壊しても、この手のデッキは《念動力収集機》の採用率も高い為、
《神の宣告》で《メンタルマスター》を破壊→あとはD.D.クロウで除外など、念には念を入れて対処したい。


上記の無限ドローを応用して、《マジックテンペスター》の効果で1キルする方法もある。

ただし《マジックテンペスター》型だと、あえて相手が《マジックテンペスター》を召喚するまで待ち、
《マジックテンペスター》の魔力カウンターを放出する直前に《エフェクト・ヴェーラー》などで効果を無効にすれば《マジックテンペスター》のダメージ効果はもちろん、
乗っている魔力カウンターも0に出来るので、相手には絶望しか残らない。
しかも相手は数十分に及ぶシャッフルをしまくった上での敗北なので精神ダメージも半端ない。
これで1キルにでも勝てたら「あんたのカーム、泣いてるぜ?」とファンサービスのコメントを贈って上げよう。










しかし、2011/9/1に《メンタルマスター》は禁止になった。
これによってメンマス無限ドローは泡沫に消えたのであった。



さて、その無限ドローを差し引いてもこのカードは当時高騰していたのだが、理由は大きく分けて3つある。

  • DTのスーパーレアである事
  • 優秀な能力
  • 可愛い

である。

元よりカード単価の高いDT排出のスーパーレア枠、そして【ガスタ】で有用な能力、その上で可愛いとくれば、高騰しない訳がない。
特にカード数がギネス登録されるレベルの遊戯王でも有数の可愛い系のアイドルカードであるのは大きかった。
環境の移り変わりもあって現在では価格も落ち着いているが、再販含め入手経路の渋さそのものは相変わらずである。

イラストではゆったりと髪をポニーテールでまとめ、けだるそうなそれでいて優しさに溢れた目をしている。
胸元とおへそ周りが大胆に開いたインナーに、フード付きのマントを羽織り、大きなベルトにキュロットズボンという、露出が多い格好をしている。特に太もも。
しかし、後述の別カードでは何故か微妙に服装が変わっている。
例によってイラストレーターは未公開ではあるが、同じガスタのウィンダとは画風が異なり、絵柄は霊使いリチュアの一部モンスターに近い。

ちなみに後のDTマスターガイドによると、法を司る神官家の出身でカムイの親戚にあたるようだ。
また戦士家のリーズとは幼馴染の間柄であるらしく、《戦火の残滓》のイラストでは幼少期の2人と思しき姿が見られる。
また、彼女自身は温和な性格で戦には向かないが、神官としては高い能力を発揮するとの事。

なお、カームが初登場したDT10には罠カード《ガスタへの祈り》も収録されている。
墓地のガスタモンスター3体を指定し、内2体デッキに戻して1体を蘇生する効果となっている。
一応完全蘇生ではあるものの、条件の都合から少々腐りやすく、当時としても扱いやすい効果ではなかった。
イラストには目を閉じて祈りを捧げるカームの姿が描かれているが、よく見ると衣装のへそ周りの布地が増えていて露出が減っている
海外展開を意識しての変更…と思われるが、収録弾が同じだったり、カーム側の海外版イラストが修正されている訳でもないので理由は不明。

DT12では、同じく神官家の《ガスタの神官 ムスト》が登場。
上記のように攻撃力は1800でカームを上回るが、効果の方は直接アドバンテージに結び付かないモンスター効果無効のみであり、カームとは一長一短で十分差別化も可能だった。

3DSで配信されていた『最強カードバトル!』でもガスタデッキが収録されており、彼女も使用可能。
DTの流用ながら、無料かつ立体視でカームをはじめとしたアイドルカードの3Dモデルを眺めることができる…が、現在は3DSのオンラインサービスが終了しているので新規でプレイできないのが惜しい。

ちなみに、互いのモンスターの展開を封じる《カーム・マジック》なる魔法カードも存在するが、イラスト含め特に関連はない。
もっとも、「カーム」は名詞だと「凪」「静けさ」、形容詞では「静かな」といった意味の単語であり、カード名の由来は同じだと思われる。




カームの悲劇


後の「PHOTON SHOCKWAVE」にて、《猛毒の風》という風属性をピンポイントにメタった魔法カードが登場。

そのカード名の通り、イラストではガスタの拠点が毒で汚染されている光景が描かれているのだが、

あのカームも毒に侵されている。

猛毒で力を削られ、仲間の援軍も絶望的。
彼女はもはや立つ事すらままならず、その目にはもはや光すら映らない…カーム達ガスタの運命は…!?




…後に《ダイガスタ・エメラル》なるエクシーズモンスターが登場。
猛毒の風を起こしたリチュアの非道に怒りを爆発させたジェムナイトとガスタのとあるモンスターが合体した姿とされており、その活躍によって猛毒の風は弾き返され、ガスタ達も助かったようだ。
その《ダイガスタ・エメラル》は翼の生えた《ジェムナイト・エメラル》といった風貌であり、似たようなドロー効果を持つことから《ガスタの静寂 カーム》と合体したものと思われる。エメラル爆発しろ


なお、以降のストーリーや続編の世界観において、残念ながら彼女の姿は見られない。
これ自体は他のモンスターにも言える話ではあるが、人気のあるカードなだけに寂しいところである。



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最終更新:2026年04月29日 10:27