霊使い(遊戯王OCG)

登録日:2009/10/07(水) 14:45:37
更新日:2021/02/03 Wed 09:02:37
所要時間:約 12 分で読めます




精霊と共に歩む日々。
舞えよ一輪、華やかな彩りを添えて。


遊戯王オフィシャルカードゲームに登場する、各属性に関する共通の効果を持った魔法使い族モンスターの通称。
その目を引くイラスト(遊戯王カードwiki談)から高い人気を持つカード群である。

効果は以下の通り。
リバース・効果モンスター
星3/○属性/魔法使い族/攻 500/守1500
(1):このカードがリバースした場合、
相手フィールドの○属性モンスター1体を対象として発動する。
このモンスターが表側表示で存在する間、そのモンスターのコントロールを得る。

2020年現在
の6体が登場しており、足りないのは神属性に対応する「神霊使い」となっている。
ダルクが登場するまでの間は、登場タイミングが揃っていた事からファンや雑誌などでは「四霊使い」と言われていた。

ちなみに、ダルクのみ男である事がTF4で発覚。つまりハーレム。ダルクもげろ。
ラリーの件同様に男である事を受け入れ、満足した者が続出した。

他にも派生カードとして
  • 自分フィールドの対応属性の霊使いモンスターと同属性モンスターをリリースしてデッキから特殊召喚でき、守備貫通効果を持つ、相棒モンスターと力を合わせている姿の「憑依装着」
  • フィールドの他の対応属性モンスターをリリースすることで手札から同属性モンスターを特殊召喚できる、成長後の四霊使いの姿の《荒ぶるアウス》《逆巻くエリア》《燃え盛るヒータ》《吹き荒れるウィン》
  • 各属性モンスターをリリースして効果を発動する罠カードの「霊術」
  • ダルク以外に存在する、「リンクモンスター」
  • 現状、ウィンだけに存在する「霊媒師」
なんかがある。

まとめると、こう

属性 霊使い 憑依装着 大人 リンク 霊媒師 霊術
地霊使いアウス 憑依装着-アウス 荒ぶるアウス 崔嵬の地霊使いアウス 地霊術-「鉄」
水霊使いエリア 憑依装着-エリア 逆巻くエリア 清冽の水霊使いエリア 水霊術-「葵」
火霊使いヒータ 憑依装着-ヒータ 燃え盛るヒータ 灼熱の火霊使いヒータ 火霊術-「紅」
風霊使いウィン 憑依装着-ウィン 吹き荒れるウィン 蒼翠の風霊使いウィン 風霊媒師ウィン 風霊術-「雅」
闇霊使いダルク 憑依装着-ダルク 闇霊術-「欲」
光霊使いライナ 憑依装着-ライナ 照耀の光霊使いライナ 光霊術-「聖」


前述で述べたようにイラストのおかげで高い人気を誇るが、霊術以外は単体では非常に使いづらいカードなので彼女らを使いこなすには専用のデッキを組まなくてはならない。



【比較的よく見られる例】

  • 火霊使いヒータ、溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム、火霊術-「紅」のコンボを取り込んだ【炎属性】軸のバーンデッキ
  • 風霊使いウィンを少ない消費で憑依装着できるデブリ・ドラゴンを複数枚採用した【風属性】寄りのシンクロデッキ
  • 水霊使いエリアと相性の良い黄泉ガエルや豊富な水属性サポートを投入した【水属性】デッキ

適当に出すだけでは、たまたま相手が同属性モンスターを使ってくれることを期待するしかないので、強制転移やラヴァ・ゴーレムなどの送りつけや、DNA移植手術などの相手モンスターの属性変更で、自分から狙っていかなければならない。
リバース効果で発動が遅く、効果を発動できても霊使いが除去されてしまうとコントロール奪取が解除されてしまうので、戦闘・効果除去を防ぐカードや、奪ったモンスターをコストや素材にする工夫も必要。

他にも色々なタイプのデッキがあるが、基本的にはどれもファンデッキの域を出ない。
だが、霊術、特に水霊術と火霊術は属性デッキのキーカードとなりうる性能を秘めており、上手く使われると非常に厄介。
中には四霊使い(水、風、火、地)と精霊術師ドリアードを詰め込み、「風林火山」や「エレメンタルバースト」を狙う猛者もいる。


DUEL TERMINAL第十弾にて登場したカテゴリ「ガスタ」に「ガスタの巫女 ウィンダ」というウィンに瓜二つの姉妹、ウィンとウィンダの父親という設定の「ガスタの賢者 ウィンダール」が登場。
リチュア」には「リチュア・エリアル」というエリアのそっくりさんや、エリアルには儀式により変化した姿という設定の「イビリチュア・マインドオーガス」が登場している。

つまり、霊使いにはまだまだ繋がりが考えられる*1!573は早く他の霊使いサポートも出してあげて。

ちなみに、第9期では前述したガスタの末裔である「霊獣使い」が、リチュアの末裔である「影霊衣」が登場している。ちなみに霊獣使いにはウィンダが、影霊衣にはエリアルがいるぞ!


なお、タッグフォースシリーズでは霊使いが現実のものより高レアリティで収録されている事もある。
また、2014年9月には初期の4体である四霊使いのカードプロテクターが発売された。
いかに霊使いの人気が高いかが伺えるだろう。
そして同年11月には、ついに「霊使い」指定のサポートカードが登場する事となる。
また2020年7月には霊使いをメインに据えた「ストラクチャーデッキ-精霊術の使い手-」が発売された。
このストラクには
  • 四属性の憑依装着と新規カード「精霊術の使い手」がスーパーレア、うち一枚はシークレットレアで憑依装着のシクはイラスト違いで封入された霊術覚醒パック
  • 全5種類のデュエルフィールドとデッキ内にトークン使うカードがないのにスーパーレアのトークンカード
が同梱されていると全て揃えたい人は地獄を見る阿漕な豪華なストラクになっている。
ちなみにストラクで初のパラレル仕様を含めたウルトラレアのカードが存在しないデッキである。


【霊使いカテゴリー化】

《憑依解放》
永続罠
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「霊使い」モンスターは戦闘では破壊されない。
(2):自分の「憑依装着」モンスターの攻撃力は、
相手モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ800アップする。
(3):このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、
自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
そのモンスター1体とは元々の属性が異なる守備力1500の魔法使い族モンスター1体を、
デッキから表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。

2014年11月発売の「ザ・シークレット・オブ・エボリューション」にて登場した永続罠。
仲間同士の連携が取りづらかった霊使いだが、ついに待望の「霊使い」と「憑依装着」の指定サポートカードが登場した。

霊使いが戦闘破壊されないことでコントロール奪取の維持がしやすくなり、憑依装着は貫通効果も相まって一族の結束並みの大きな打点上昇となる。

そして何より(3)の効果が大きく、モンスターが破壊される度に後続のモンスターをリクルートしてくれる。
守備力1500の魔法使い族モンスターは、霊使いとその成長形、憑依装着は全て該当。
裏守備での特殊召喚も可能であり、霊使いのリバース効果もきちんと発動できる。
相手が出してきたモンスターに対応する属性の霊使いをリクルートすることでコントロール奪取を狙えるので、相手は迂闊に戦闘も仕掛けられなくなる。

これで全属性の霊使いをデッキに揃える意義ができた。憑依解放自体をサーチする手段が乏しいのは難点だったが、霊使いストラクで念願のサーチカードを手に入れた。
さぁこのカードを使って霊使いを活躍させて、満足しようぜ!

ちなみに、霊使い以外にはあまりリクルート対象は多くないが、墓守モンスターがいくつかある。
ただ大半は闇属性の上、リクルートするのは異なる属性の必要があるため、墓守デッキにそのまま投入するのは難しい。一応墓守で唯一地属性の「墓守の司令官」も特殊召喚対象ではあるが。
その他のリクルート対象としては
  • リバース時に同名以外の守備力1500の魔法使い族をセットでき、また相手メインフェイズに自分フィールドにセットされた魔法使い族をリバースできる「太陽の魔術師エダ」(地属性)
  • リバースすると相手モンスターを1体破壊できる「玄武の召喚士」(水属性)
  • リバース時及び破壊時に手札からモンスターを特殊召喚できる「見習い魔笛使い」(闇属性)
  • ライフコストと引き換えに青眼をも超える攻撃力になる「お注射天使リリー」(地属性)
  • 特殊召喚時にそのターンEXデッキから特殊召喚できなくなる代わりに同名以外の「ドラグマ」をサーチできる「教導の聖女エクレシア」(光属性)
  • チューナーの「青き眼の賢士」(光属性・星1)、「WWーグラス・ベル」(風属性・星4)、「相愛のアンブラカム」(水属性・星3)、「絶火の大賢者ゾロア」(炎属性・星4)
などが候補か。


イラストに描かれているのは、憑依装着によってパワーアップした使い魔たち。
しかし、ウィンの使い魔であるプチリュウはこのカードの登場時点でパワーアップ形態がOCGに登場していなかった。


《憑依覚醒》
永続魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスターの攻撃力は、
自分フィールドのモンスターの属性の種類×300アップする。
(2):自分フィールドの「霊使い」モンスター及び「憑依装着」モンスターは効果では破壊されない。
(3):自分フィールドに元々の攻撃力が1850の
魔法使い族モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。

2018年末に登場した、霊使い及び憑依装着の新たなサポートカード。
憑依解放と同じく、複数属性の霊使いを使用するほど真価を発揮する効果となっている。
(3)の効果は憑依装着や霊使いリンクの他に「妖精伝姫」モンスターやリンクモンスター「神聖魔皇后セレーネ」等でも発動できる。
特殊召喚時に発動する効果や効果破壊耐性を付与する効果から見ても、憑依解放を意識して開発されたカードである事が窺える。
また、憑依解放とは異なりイラストには四霊使いが描かれており、同年にリンクモンスター化に至らなかったヒータ以外の3人のファンも満足できる。
しかもスーパーレア加工により彼女たちの綺麗な髪や瞳がキラキラ輝く素敵仕様。
よって、彼女らのデッキを組むなら是非採用したいカードとなっている。

是非採用したいカードとなっているのだが、このカードは入手難度が非常に高い。
このカードは2018年末のジャンプフェスタで開かれたイベントで入手できる限定パックにしか封入されておらず、2020年7月に発売される「ストラクチャーデッキ-精霊術の使い手-」で再録されるまで、かなりの高額で取り引きされた


《大霊術-「一輪」》
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに守備力1500の魔法使い族モンスターが存在する場合、
相手が発動したモンスターの効果を無効にする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
手札の魔法使い族モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターと同じ属性で攻撃力1500/守備力200の
モンスター1体をデッキから手札に加え、見せたカードをデッキに戻す。

「ストラクチャーデッキ-精霊術の使い手-」にて登場したフィールド魔法。厳密には「霊使い」及び「憑依装着」のサポートではないがここに記載。
(1)の効果は特定条件でのターン1の相手モンスターの効果無効。霊使いや憑依装着のほか、「憑依解放」のリクルート対象などがフィールドに居ればいいので霊使いデッキなら条件の達成は容易。
この効果は名称ターン1ではないのではり直せばもう一度使える。またこの効果はチェーンブロックを組まないので「アクセスコード・トーカー」のような自身の効果の発動に対して効果をチェーンできないモンスターの効果も無効化でき、相手の効果にチェーンして「メタバース」で出した場合でも無効にできる。
しかしこのカードと条件を満たすモンスターが場にある状態では、
相手は先にこのカードやモンスターを除去を狙うだろうし、
また強制効果ゆえに先に囮を出されるとそっちを無効化してしまい本命達を素通りさせてしまう点には注意。また発動しない永続効果にも無力。

(2)は手札交換効果。手札に来てしまった自身の効果でデッキから特殊召喚したい「憑依装着」などをデッキに戻しつつ星4使い魔を含むモンスターを手札に加えられる。
やはり自分フィールドに魔法使い族がいると手札から特殊召喚可能な使い魔達を手札に加えたい。
この効果の難点として、手札に加えられるモンスターの種類が非常に少ないことが挙げられる。
2021年2月現在で一番多いのは守備力200が一種のステータスになっている炎属性だがそれでも4種類。
地・水は使い魔しか存在せず、対応する使い魔がまだ出ていない闇と光に至っては、
闇はストラクチャーデッキ発売時には対象となるモンスターが存在せず、光は霊使いとはシナジー皆無なモンスターしか存在しない。

イラストは四霊使いが同時に霊術を発動している場面と思われる。魔法陣の陣形全体を見せる為か霊使い自体は小さめ。


《憑依連携》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の手札・墓地から守備力1500の魔法使い族モンスター1体を選び、
表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
自分フィールドのモンスターの属性が2種類以上の場合、
さらにフィールドの表側表示カード1枚を選んで破壊できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「憑依」永続魔法・永続罠を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。

ストラクで登場した通常罠。こちらも厳密には「霊使い」及び「憑依装着」のサポートではない。

(1)は手札からの特殊召喚または蘇生。対象は「憑依解放」のリクルート対象と同じ。また追加効果で表側表示のカードを対象に取らずに破壊できる。
特殊召喚するモンスターを表側攻撃表示で出せば、
そのモンスターと別属性のモンスターが自分フィールドにいれば条件を満たせるので結構簡単に追加効果を狙える。

(2)は最近増えてきた永続魔法・永続罠を直接場に置くカード。
墓地からしか出せないので狙って発動しようとすると何らか手段で墓地送りにしておく必要がある。
また両方が公開情報の墓地にある必要があるので奇襲性はないに等しいが、罠ゆえ相手ターンにも出せるので、相手のモンスター破壊にチェーンして「憑依覚醒」を出して破壊されないようにしたり「憑依解放」を出して別属性モンスターをリクルートしたりできる。

(1)(2)は1ターンにどちらかしか使えないので蘇生&破壊→直後に「憑依」永続魔法・永続罠を場に出すなどはできない点には注意。

イラストは四人の憑依装着が描かれている。ウィンやエリアの凛々しい表示は珍しいので新鮮。


《精霊術の使い手》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから「霊使い」モンスター、「憑依装着」モンスター、
「憑依」魔法・罠カードの内、2枚を選ぶ(同名カードは1枚まで)。
その内1枚を手札に加え、もう1枚を自分フィールドにセットする。

ストラクの同梱パックで登場したストラクと同名の速攻魔法。
「霊使い」、「憑依装着」、そして念願の「憑依」魔法・罠のサーチができる。
しかも手札コストを必要とする分2種類持ってこれる。
手札コストも「憑依連携」の蘇生対象や墓地に発動できる「憑依連携」がある状態なら「憑依」永続魔法・永続罠を墓地に送れば無駄がない。
ただやはり手札コストを必要とする関係上手札がない時に引いても使えないのには注意。




追記・修正は《憑依解放》及び《憑依覚醒》の効果を発動してからお願いします。

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最終更新:2021年02月03日 09:02

*1 実際、エリアの使い魔であるギゴバイトは(主に成長後だが)フリード軍など様々なモンスターと関わっており、ダルクは「パニック・シャッフル(『ZEXAL』オリジナルカード)」で強欲ゴブリンと対峙している。