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D.D.クロウ(遊戯王OCG)

登録日:2017/01/30 Mon 00:06:43
更新日:2026/07/01 Wed 05:11:40
所要時間:約 6 分で読めます





無職「相手フィールド上にのみモンスターが存在する時、手札から《バイス・ドラゴン》を特殊召喚!
更に永続罠《強化蘇生》を発動し、 墓地の《ドレッド・ドラゴン》を復活させる!」


「俺は手札からモンスター1体を墓地へ送り、《クイック・シンクロン》を特殊召喚!
更に、今墓地に送った《ボルト・ヘッジホッグ》を自身の効果でフィールドに特殊召喚する!」


満足「手札がゼロのこの瞬間、《インフェルニティ・ネクロマンサー》の効果発動!
墓地から《インフェルニティ・デーモン》を特殊召喚するぜ!」


鉄砲玉「させるかよ!
俺は手札から《D.D.クロウ》を墓地へ送ることで効果発動!
相手の墓地のカード1枚をゲームから除外する!」




他3人「おい、満足させろよ。」


※注:クロウはデュエルでこのカードを使用していません。


《D.D.クロウ》とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

《D.D.クロウ/D.D. Crow》

効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):自分・相手ターンに、このカードを手札から墓地へ捨て、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。



概要

第5期第3弾パック「STRIKE OF NEOS」で登場した効果モンスター。
後述するアニメでの登場のイメージから『5D's』時代のカードだと思う人も多いかも知れないが、実は『GX』時代から登場しているカードである。

現代の遊戯王OCGでは定番となった手札誘発』の走りと言えるモンスターであり、その概念を本格的に作ったという意味で画期的な存在。

効果は「相手の墓地のカード1枚を除外する」というもの。
至ってシンプルな効果だが、墓地除外という妨害効果と、手札誘発という対策しにくいカード特性が非常によくマッチしている事が最大の特徴として挙げられる。

効果だけなら全く同じ効果を持つ通常罠《ロスト》があるが、このカードは皆の大好きな手札誘発効果の為、準備も必要なくタイミングを選ばずに発動できる奇襲性の高さと汎用性の広さで大きく優っている。
あちらが勝っているのは、《メンタルドレイン》下でも発動できる点、伏せることでブラフにして《サイクロン》等の除去カードに対しての空撃ちでの追加アドが得られる点がある。


主な使い方

  • 相手の墓地利用の妨害
このカードの最もメジャーな使用法がこれだろう。

遊戯王OCGにおいては「墓地は第二の手札」という考えがある様に、墓地のカードはいろいろと使い道が存在する。
その一例として、墓地のカードを蘇生させるカードや、サルベージするカードは数多く存在するので、このカードが刺さる対象は少なからず存在する。

他の除外の使い道としては、
  • 墓地除外によって特殊召喚をするモンスターに対して、墓地の召喚条件を満たすためのモンスターを取り除いて召喚を遅らせる
  • 墓地のカードを融合素材にするカードの発動にチェーンして融合素材を除外する事で、融合召喚するモンスターを強制変更させたり、融合そのものをできなくさせる
等、ある意味嫌がらせに近いことも出来る。


  • 属性・種族サポートを活用する
このカードは「闇属性・鳥獣族・低レベル&ステータス」なのでサポートが豊富。
サーチ手段に恵まれており、《ダーク・バースト》などによるサルベージ→再利用も容易にできる為、使い回しも簡単にできる。

また自身を呼び込みやすい他にも、《闇の誘惑》の手札コスト、鳥獣族専用の万能破壊カード《ゴッドバードアタック》や同種族同レベルのリクルートカード、《スワローズ・ネスト》のリリース素材などがあり、フィールドに出しても使い道は色々とある。


  • 手札・墓地の枚数調整
フリーチェーンで効果の発動ができる点を活かして、除外効果をオマケとして手札枚数を変化させる、墓地のカードを能動的に増やす、という芸当も可能。

前者に関しては相手が手札を参照をするカードを使ってきた時にこのカードをチェーンして発動したりするといった応用技も可能。
例えば、自分の手札が2枚の時に相手が《手札断殺》を発動してきた時にこのカードをチェーンして墓地へ送れば手札が1枚になるので、不発にさせることが出来る。

後者に関しては墓地に闇属性モンスターを増やすことで、所謂「ダークモンスター」や「カオスモンスター」の召喚素材に使用する事が出来たり、《貪欲な壺》の発動条件に利用することが出来るという使い道が存在する。


環境での活躍

上述したように色々と応用が効く為、かつては墓地を利用するデッキにおいてのメタカードとしてメインデッキによく投入されていた。




しかし、環境は変わった…。




時代が変化し、S召喚ほど墓地に依存しないX召喚の登場後、このカードの採用率は大きく下がってしまった。

具体的な理由を挙げていくと、あくまでこのカードの墓地のカード「1枚」を除外することは、良い言い方をすれば「確実な1:1交換が出来る」という事だが、それは見方を変えれば「それ以上のアドバンテージは期待できない」という事でもある。

その為、墓地にモンスターが溜まりにくくなる【マドルチェ】や、エクシーズ主体のデッキにおいてはアドを稼ぎにくい。
特に【ラヴァル】は元々墓地肥やし手段に長けている上、《真炎の爆発》という条件さえ合えば何体でもモンスターを一度に呼べるという強力な後ろ盾を持っており、モンスター1体の除外など文字通り「焼け石に水」なのである。


また、説明するまでもなく、墓地のカードを積極的に活用しないデッキに対しては採用する意義が薄くなる。
特に、除外をメインとしているデッキと当たってしまった場合、このカードの存在はむしろ相手を助ける存在になってしまう。
他にも、「墓地へ捨てて発動する」タイプの手札誘発であるため、《マクロコスモス》発動下ではこのカードはそもそも使えない。
汎用性が高く刺さるカードが多いとはいえ、このカード1枚でどういう状況にも対応できるという訳ではないのも事実なのである。

更に言えば、他のカードの召喚素材として考えると、このカードはレベルが低くX召喚の素材としての使用には向かないこと、そしてチューナーでないことも、このカードの採用率が下がる原因になったと言える。


そして時代は更に進み、ペンデュラムモンスターが登場。
こちらも墓地へは行かずにEXデッキに行くため、墓地にモンスターが溜まりづらく、このモンスターを主体にするデッキに対しても、このカードは効果をうまく発揮できないという状況になっている。


このように、かつてほどの勢いはなくなってしまったこのカードだが、“墓地にカードを溜めてそれを積極的に使用する”という風潮は今でも健在。
そういったデッキへの威力は高い為、サイドデッキに入れておいて損はないし、事実現在でもサイドデッキへの投入率は高くはないが逆に低くもない。

むしろ、エクシーズ時代でも2枚破壊して2枚サーチする魔法の言葉を備えた最初期型【甲虫装機(インゼクター)】相手に、《エフェクト・ヴェーラー》以上に効くメタとして、《甲虫装機 ホーネット》を無慈悲に除外しまくっていた。
ピンポイントメタ全般に言えるが、やはりこの手のカードを使う上で大事なことは「環境にマッチしているかどうか」なのである。


アニメでの活躍

5D's』において、幼少時のクロウが拾ったカードの中にあった。
サテライト育ちで学校に通えなかった彼は文字の読み書きをこういったカードから学んでおり、サテライトの暗さ、そしてクロウのカードとの繋がりが分かるシーンでもある。
しかし、恐らくこのシーンを見た多くの人は「おい、捨てた奴出てこいwww」と思ったことだろう。

このカードはアニメ内のデュエルでは使用されていないが、クロウのデュエルではこのカードを活かせるような場面が何度かあったにもかかわらず使用していない。
手札に無かっただけのか、それともデッキに入っていないのかは不明。


ARC-V』内では、アカデミアの講義内容で《オーバーロード・フュージョン》の妨害用カードとしてこのカードが挙げられている。
確かにそういった使い方は可能だが、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の召喚に対しては焼け石に水となる。
その上、それ以外のカードに対してこのカードで妨害しても、融合召喚モンスターの再選択でこのカードで1枚除外した程度では痛くも痒くもないコイツや《キメラテック・ランページ・ドラゴン》などを呼ばれたら、散々な目に遭うのは避けられないだろう。




追記・修正はカラスの効果で死体を異次元に送った上でお願いします。

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最終更新:2026年07月01日 05:11