登録日:2011/08/03 Wed 22:15:13
更新日:2025/03/17 Mon 21:11:14
所要時間:約 9 分で読めるそうな
「まんが日本昔ばなし」は、愛企画センター、毎日放送、グループ・タック制作のテレビアニメである。
むかーしむかし、概要が住んでおった
その名の通り、
日本各地に伝わる昔話・民話を
アニメ化し、数々の名作を送り出した国民的アニメである。
30分の放送時間をAパートとBパートに分け、一回の放送で計二作放送するというスタイルをと撮った。
制作された昔話は「
桃太郎」のようにメジャーなものからマイナーな地方物まで幅広い。
番組は元々在外日本人向けとして制作されていたもので、改編の都合で空いた枠の穴埋め放映として放送していたのだが、反響の高さから改めてレギュラー番組化されることとなった。
出演者は市原悦子と常田富士男の両名のみで、ナレーターを始め二人だけで何役もの声を巧みに請け負っている。
プロのイラストレーターやアニメーターを起用した作画や様々なジャンルを織り交ぜた無国籍音楽の使用により、
子供向けという枠に納まらない独特の作品世界を作り出した。
1975年1月からNET(現:
テレビ朝日)系列で火曜午後7時から7時30分まで放映されたが、腸捻転解消に伴い同年3月で一旦終了。
その後9カ月のブランクを挟んで1976年1月からTBS系列で放送を再開した。当初は同年4月に再開される予定だったが、前倒しされたのは『
仮面ライダーストロンガー』を当初の予定より早く終了させたことによるものである。
以降順当に人気が上昇し、最高視聴率は
39.6%。後続の「クイズダービー」「
8時だョ!全員集合」とともにTBSの土曜夜の黄金時代の一角を担った。
しかし、平成期以降は新作の制作が激減し殆どがリメイク版のみとなり、1994年9月末で全国ネットでの放送および新作の制作を終了。その後は2003年のCBCでの打ち切りまでTBS系列のローカル枠で再放送が行われていた。
2005年に再度全国ネット枠でデジタルリマスター版で復活し、過去作をセレクションして1年間放送が続けられた。
トラウマ回
このアニメを語るにおいて、忘れてはならない事がある。
それは……
である。
スタッフに関しては作品毎に異なっているため、それぞれ作風も異なっている。
そのため内容が怪談であっても作画や音楽のおかげでそれほど雰囲気がおどろおどろしくなく、子供でも見られる話に仕上がる場合も。
が、逆に
の三拍子が揃ってしまった話の場合、その
トラウマ指数はとんでもないものとなる。
なお、怪談はもちろんだがそればかりでなく、後味の悪い所謂
鬱展開のために
トラウマとなるような話も存在する。
幼稚園や小学生時代、何気なく見ていた一つの話が強烈に印象深く刻まれている人も多いであろう。
放送倫理やら何やらが今ほどうるさくなかった事もあり、当時はお食事時にさも当然のように
首チョンパしたりなんかしちゃったりしてたものである。
忘れてならないのは、『まんが日本昔ばなし』に取り上げられたからといって、それらの話が「原典通りの内容とは限らない」こと.
そして「そもそも原典が存在しない話もある」ことなのだ。
前者に関しても、「原典の方がオチや救いがあったりスッキリする話」という場合もある。
「こんなんだったかい?」でお馴染み、のっぺら坊の話。おいてけーおいてけー
リメイク版ではこちらでものっぺら坊…ではなく、実はおしろいを塗ったことが判明。
vs狐。
全部ドッキリでした。
ばあ様がとにかくやばすぎる。あの
伊集院光でさえ見たくないと言うレベル。
vs
猫その1。多くの子供に水と猫への強烈な
トラウマを植え付けた。
vs
猫その2。「猫岳の猫」を上回る程にかなり怖い。
時をかける葬式。昔話にもかかわらず、タイムリープ設定のある問題作。
救われない猟師と猟犬。
鬱ENDその1。
救われない善良な村人。彼が何をしたって言うんだ……
鬱ENDその2。
救われない貧しい少女。
鬱ENDその3。
救われない被迫害少年。
鬱ENDその4。
救われない少女。というか断っている。
鬱エンドその5。
山中で修業する三人の尼さんが、食べ物欲しさに狂気に堕ちていく狂気系トラウマ回。演出は『ぼのぼの』の作者いがらしみきお。割りと『Sink』等ガチホラーにも親和性がある人なので、一応これも作風なのだが…。
ちなみに1994年放送で、通常放送版での最終回(最後の新規作品)でもある。その後SP回で日本神話編と下記の「虹の嫁」が放送されたが。
ゲゲゲの鬼太郎でもおなじみ、
牛鬼の話。
じわじわ来る最恐回候補。
怖いというか演出がビビる。
本当にビビる。絶対ビビる。
婆さんが茸に呪われる話。目がやばい。
「おらたちゃばーばの家がええー」
侍VS爪楊枝。
トラウマ度は低めかもしれないが、集合体恐怖症にはキツい。
鬼(の面をつけた)嫁。
上のち○ち○こばかまと同様、
トラウマ度は低め。
こちらはどちらかといえばビックリ系である。
元ネタは
鹿児島県のお話だが、
福井県にも「肉付きの面」というよく似た話が残っている。
見た目がやばい。内容は普通。
お前はビーバーか!?
優しい人は救われるのだが性格の悪い奴は…
逃げても逃げても、どこまでも追いかけてくる機織姫。スケスケの着物が拝める。
薄物の下の盛り上がったおっぱいと丸みを帯びた白いお尻が見える。
弥十がある意味エロガキ。
山に入るときはお供え物を忘れずに!
絶対に笑ってはいけない。
もしも笑ってしm…アッハッハッハ!
「けらけら女」や「笑い女」という似た妖怪の伝承も残っている。
「やめなされ…やめなされ…惨い殺生はやめなされ」
怪しげな男の忠告を無視し、川に根を流して魚を捕った男達。
川の主であろう大イワナの腹を捌くと……
よい子は絶対真似しないでね!
救われないお爺さんお婆さん。
鬱ENDその6。
鬱エンドオブザイヤー。
鬱エンドその7。
救われない家族。出オチ鬱。
鬱ENDその8。
死んでも尚「爺さん、おるかい」と呼び掛け続けるお婆さんの話。意味深なラスト。
とんでもない
ヤンデレ美少女に目をつけられてしまったお坊さん。
怪談の代表作。耳が千切れる場面は世紀末でもおかしくないレベル。
祟りだが、絵が怖い。マジで怖い。
魔物がとにかく怖い。
無事退治された…はずだったが。
話の内容は
トラウマ度低めだが、なんといっても怖いのは化け物の見た目。
突然の骸骨。落武者が怖い。
ヤンデレとはまた違った、愛しすぎた娘の話。行動がもはや化け物にしか見えない。
ニヒル坊さんvs赤さん。
シンプルイズホラー。
「おめえ、寒かんべえ?寒かんべえ?」
卒塔婆で家を建ててはいけません。
幽霊と
津波のダブルパンチ。
東北地方太平洋沖地震の後、その内容と原典から一部で話題となった。
ちなみに地蔵自体が宮城県気仙沼市に実在しているうえ、話も実際にあった災害を題材としている。
供養して欲しい亡者たち。
鬼絶対○すマンはどうなった?
家を建てるときは立地に気をつけろ!
さもないとポルターガイストが起こるぞ…
とにかく気味悪い。しばらくは木の実や種が
トラウマになる。
どうしても極楽に行きたい強欲婆さんが人参にしがみついたのだが…
よくもこんなキチガイ長者を!
嵐の不倫劇。
ご存知百物語。百話目の後……
死にはしないがマジキチEND。
「ひしゃくをくれー」その1。
「ひしゃくをくれー」その2。こっちの対処法の方が有名かも。
「ひしゃくをくれー」その3。グロ注意。
いい加減な返事をしてはいけません。なお、山姥のビジュが最凶。
トラウマオブジイヤー。
誰が見ても怖い。夜には絶対に見てはいけないと思う。ラストも注目。
ホンワカ・和み回
もちろんだが上記のような
トラウマ回ばかりでなく、和やかなホンワカ回もたくさんある。
中には
母乳を噴出しちゃう昔話や、
巨乳化&授乳ENDを迎える昔話もあるよ!
不思議な小僧さんが、怪我をした息子に代わって田植えを手伝いに来てくれる話。終盤での音楽の変わり様にビビる。
狸回その1。萌えるとにかく萌える。
源ちゃん他たぬき含め登場人物が皆いい人。
狸回その2。
母狸のまたじろが珊瑚寺の床下に住み着く話。
食欲をそそる大根①。
食欲をそそる大根②。
タイトル以上でも以下でもない。
物騒な作品名の割に、心が温まる話。親はーいらんかねー、親はーいらんかねー。
変な題名の割に、いい話。人食い鳥を倒そうとする和尚さんと村人たち。
絶望した男の人への和尚さんの名言!
タニシってすごい。
狸vs狐。
戦を止めさせた僧の名言。
節分に見たくなるお話。
生きる気力をなくしかけていたおじいさんだったが…
大晦日に見たくなるお話。
年を取りたくない老夫婦と年を配らなければならない神様。
最終回の「飯降山」放送後、1995年に特別番組として制作された事実上の
最終回。
とても心温まるお話であるため見るべし。
お笑い回
もちろん、笑える話もたくさんある。
ご近所壮絶バトル。
おまわりさんこいつです。
モーターボートが出てくる昔話。
実際は山姥が木の板でサーフィンしているだけなのだが、なぜかモーター音が入っている。
ホモガキ御用達。人によっては、ほのぼのとも
トラウマとも取れる。
殺されたい奴VS鼻毛剣士(髭の可能性も)。
日本一不毛な戦いがここに始まる!
たぶんばあ様の中では最強候補に当たる。
天然は行き過ぎるととある所さえ攻略できる。
鬱ENDとまではいかないが、少し切ないラスト。
広い世界を知らない蛙、蛇、トンボ、ナメクジ。
ピタゴラスイッチ。
大きな一物。
ただのアホ①。
ただのアホ②。
ただのアホ③。
驚愕回&名バトル回
あっと驚いちゃう回や手に汗握る戦いの回。
四天王が見せる驚きの技!…なのだが、四天王は
ニート。
一週間銃弾が飛び続ける!?
「狩猟の四天王」を見てから見ることをお勧めするぞ。
もはや最強の小太刀。
竹の刀で大岩を…
そのまんま。木が飛んだ。
美人VS化け物。その美人の正体にも驚き。
のうの好みに驚愕!
漢と漢、正々堂々のぶつかり合い!
女スナイパー、おかねさんの化け物退治!トラウマ要素も少し。
巨人2体と戦う坊さん。知恵を生かしてまさかの…
ちなみにこの坊さんは、あの弘法大師であるとされる。
超接戦!勝つのはどっちだ!?
信州信濃の最強の犬と坊さんによる妖怪退治。
日本昔話強い犬その①。
不思議な狛犬の話。
日本昔話強い犬その②。
薬売りと播磨の犬の妖怪退治。
日本昔話強い犬その③。
人の乳で育った犬。
日本昔話強い犬その④。
「餅を盗み食いした者を食い殺す(本人談)」という、餅好きおばあさん。
ハイ、本人談というのが重要である。
なんで猿がそれ持ってんの!?
名工・村正の知られざる物語。
池の主を守るため、1人の武士が立ち上がる!
悲しい話
幽霊の祭ではなく幽霊を祀る祭。
この話で和尚さんの描いた絵は実在するのでこの機会に検索してみてはどうだろうか。
そりゃ恨めしくもなるわ。
戦乱に巻き込まれた親子。
母親がブチギレ。
子を想う気持ちは死んでも変わらない。
約束を守った大工の悲劇!
旅の中の一晩の出会い、そして別れ。
美人薄命。
救われない奉公娘その1。
救われない奉公娘その2。
恐ろしくも悲しい美女の話。
怖い話ばかり見ると、夜まったく眠れなくなったり、大人になってからトラウマとなる人も多いとか。用法・用量を守って正しく楽しく御鑑賞下さい。
なお、これまでにもビデオなど商品化はなされてきたものの、未だ全1471作品の全てが商品化した訳ではないのが実状。
──こうしてwiki篭りは、自分の命を犠牲に項目を追記し修正した。
以来、その場所はアニヲタwikiと呼ばれるようになったという事じゃった……。
- 日高峠の大きな手は結構なトラウマ回だと思う。 -- 名無しさん (2017-01-22 18:45:50)
- 食い物がめっちゃ美味しそうに見えてくるアニメでもある。茶碗からはみ出るほど盛られた御飯に、鍋物に -- 名無しさん (2017-01-22 20:16:18)
- はるか上の「昔の人は木こりになんぞ恨みでもあったのか?」に対してだけど、材木になる木が生えている山へと頻繁に入りつつ、里との交流が頻繁なのが木こりだったからではないだろうか。近代機器のない時代の山は正真正銘の魔所だった -- 名無しさん (2017-01-22 20:57:08)
- 「絹の禅」じゃなくて「絹の褌」だろ -- 名無しさん (2018-05-15 18:25:56)
- 常田さんお亡くなりになったのか、合掌 -- 名無しさん (2018-07-19 17:57:54)
- ↑18 昔は「怖い話で子供が泣いてる可哀想」よりも「子供がビビって蒼白になるくらいの話の方が教育にいい」と思われてたんだよ。「交通事故の恐ろしさを教えたせいで子供がトラウマになった」なんて文句つけるようなクズもいなかったし。あと当時はTVが一台しかない家も多く、残業の多い父親も少なく、一家で夕食をとりながらみんなで同じ番組を見て面白かったねとか怖かったねと感想を言い合えるため家族が怖さを和らげる効果があった事も大きいかも -- 名無しさん (2018-11-16 07:46:31)
- 市原悦子さんもお亡くなりに…。合掌。 -- 名無しさん (2019-01-13 20:17:25)
- 石楠花も鬱ENDだよな -- 名無しさん (2019-03-26 01:01:09)
- 突然のクチートで笑った -- 名無しさん (2020-09-07 20:23:39)
- "地獄の暴れ者"は桂米朝師匠の"地獄八景亡者戯"が元なので確かに笑い回、なっとく。 -- 名無しさん (2020-09-07 20:52:59)
- 誰が呼んだか日本昔グロし -- 名無しさん (2021-01-19 16:56:42)
- 意外にも「瓜子姫」を放送した事はない。 -- 名無しさん (2021-01-26 07:45:45)
- 俺は「デッカンブー」が好きだ。 -- 名無しさん (2021-12-09 21:51:13)
- 根流しは犯罪です。 -- 名無しさん (2021-12-21 21:12:08)
- 木こりの受難は危険な場所で仕事に従事する人たち、危険な存在に遭遇しやすい人たちってことだと考えると現代の作品で警備員や警察官が犯罪者や怪人や宇宙人の犠牲になるシーンが多いのと一緒なのかも -- 名無しさん (2021-12-22 16:21:28)
- 「茸の化け」目がイってて怖いんだよな… -- 名無しさん (2022-01-01 17:43:55)
- 市原悦子がおじいさん役、常田富士男がおばあさん役の夫婦で声を充ててもなぜか違和感なく聞こえるんだよな -- 名無しさん (2022-01-11 22:19:16)
- 。OPに出てくる龍の子太郎の話は発表されたのが1960年なので実はむかし話ではない(作者松谷みよ子がモチーフにした話は昔話だが)。それもあってか本編では語られることはなかった。 -- 名無しさん (2022-02-03 04:06:13)
- 十六人のやつ、妖怪人間ベラじゃねえか (゜д゜;;; -- 名無しさん (2022-08-15 19:51:10)
- よってたかって狐に騙されて坊主にされた話で、子連れの若い女が語り手の男の2年以上前に別れたモトカノ(にそっくりに化けた)という設定ならしっくりくる。凶行の動機はだいたいお察し。 いや、それはそれで狂ってるけどさ、せめてこれくらいの前ふりがないとあそこまでやっといて仕打ちがあの程度じゃ割に合わないから -- 名無しさん (2022-08-17 19:13:50)
- 「地獄の人参」って話が結構印象深かった。 -- 名無しさん (2023-02-16 20:58:47)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-02-16 22:04:02)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2023-03-02 10:23:11
- 「地獄のあばれもの」を鬼灯様に見せたらどんな反応するだろう?ちょっと試してみたい…かもしれない! -- (名無しさん) 2023-04-11 19:19:30
- エンディングテーマは実は複数存在しているのだが、『にんげんっていいな』があまりにも印象的すぎて他の曲が忘れられがち -- (名無しさん) 2023-06-17 18:45:42
- あにょどんのデコンじる(大根汁)は本当に旨そうでなぁ… -- (名無しさん) 2023-10-16 09:05:38
- ↑2 トッピンカラゲテニゲラレテってのが昔話っぽくて好きだったわ。絵は子供心にちょっと不気味だけど最終的に仲よさげで和む -- (名無しさん) 2024-01-10 20:47:09
- 爺さん、おるかいって言うほど意味深か? -- (名無しさん) 2024-02-03 22:50:09
- 歌詞転載で凍結となった項目がいくつかあるようなので明らかに替え歌と分かるタグを除去しました -- (名無しさん) 2024-07-15 18:42:29
- まだあった -- (名無しさん) 2024-07-15 18:43:56
最終更新:2025年03月17日 21:11