和田岬線

登録日:2013/05/05(日) 09:16:23
更新日:2018/04/18 Wed 16:05:16
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和田岬線(わだみさきせん)は山陽本線の支線で、アーバンネットワークを構成する路線の一つとして名を連ねている。

*1

黒字路線にも関わらず地元神戸市から「運河の中央部をまたぐ和田岬線が船の航行を阻害し、地域を分断している」と難癖付けられて廃線を求められている。
確かに利用客は3割減っているものの依然として黒字路線である為、JR西日本は「廃止した場合のイメージ」なんていう訳の分からない事言って煙に巻いている。

実情は和田岬線の客を奪おうと神戸市が年間利用者数13万人を見込んで自信満々に作った神戸市営地下鉄海岸線が、
たった年間利用者数4万人・累積赤字は約830億円になってしまった為、
無理やり和田岬の再開発に託けて和田岬線を廃線にする事で海岸線の赤字縮小を目論んでいるからである。

無論ただでさえ阪急・阪神グループと熾烈な乗客の奪い合いを行っている程経営が苦しいJR西日本が、
赤字路線ならいざ知らず黒字路線をむざむざと廃線にする訳はなく、
また只でさえ名前負けしている兵庫民がこのままでは神奈川駅になってしまうと大反対し、
JR西日本&兵庫区民 VS 神戸市という構図になっている。


◎運行形態
そんないろいろ言われている路線だが、平日は17往復、土曜日は12往復。
しかし、朝ラッシュと夕方ラッシュ以外は運転されないため、
9時台の運転が終わると8時間列車が来ないという地方ローカル線もびっくりな状況である。
関東にもそんな路線あったな。ただ、本当に問題なのは休日である。

  兵庫発            和田岬発
   7:18                 7:25
  17:15               17:26

これだけである。いやマジで。
芸備線の超過疎区間ですら1日3往復あるのに、アーバンネットワーク内でそれより少ないなんて普通考えられないだろう。
因みに日本の路線でこの本数と並ぶのは東北の「猿しか乗らない」と言われた路線ぐらいしかない。
更にこれを下回る運転本数となると北海道のある路線の秘境区間くらいしか浮かばないくらいの過疎レベルである。
あまりの本数の少なさに海岸線では乗り換えのアナウンスさえされない…
だから神戸市が苦情を…。
この他、和田岬駅近くにはJリーグ・ヴィッセル神戸のホームスタジアム「ノエビアスタジアム」があるが、海岸線で済むと思ってるのか開催時も臨時増発なし。海岸線が使えるとはいえ、ヴィッセルサポ涙目。

☆使用車両

  • 103系
2駅だけなのになんと6両編成。「京浜東北線?」は禁句。代走で207系が走ることも。


◎駅一覧(といっても2駅しかないけど)

県の名前を名乗っているのにも関わらず、三ノ宮や神戸はおろか姫路にも及ばない寂しい駅。
とは言っても神奈川駅よりかは何倍も栄えてるけどね‥

  • 和田岬…終着駅。神戸市営地下鉄海岸線乗り換え。

☆備考
  • 沿線に(と言うか兵庫駅の近くに)川崎重工業の工場があり、ここで作られた車両は兵庫駅を通って全国へ向かう。
  • この川重製の車両を運んだり、和田岬線の車両を回送するために、兵庫駅の和田岬線ホームから鷹取駅近くの神戸貨物ターミナル駅までの間の神戸線には電車線・列車線の他「小運転線」というものがある。無論前記した二つ以外の目的にも、乗務員の訓練センターとしても使われていたり*2、阪神大震災の時は非電化だった(後述)をわざわざ電化して本復旧までの繋ぎとして新快速などが走った。
  • 2001年までは非電化だった。問題はここから。1991年までは座席を全部撤去した旧客で運行し、和田岬駅に機回し線が無いので両端にDLを挟んでピストン輸送していた。これはファンからは「トンボ」と呼ばれ親しまれていた。その後電化までは、片側にしかホームがないことを活かし、ホームのない側の扉を真ん中だけ残して撤去したキハ35と同じ仕様で無動力化したキクハ35により運行していた。
  • 電化後も時折走る207系は4両編成。元々学研都市線で使われていた機能がここで役立つとは夢にも思わなかっただろう。ただし、さすがに4両だと通勤輸送に対応出来ないので、休日に運用されている。

以下ネタバレ















この路線が2駅だけなのに103系6両運用だったり、朝夕しか運用されなかったり、それなのに廃線にもならない理由。
それは工場の通勤客輸送に特化した路線だからである。
確かに、全盛期に比べると乗客は減ったが、これだけでも成り立つのだから通勤客パネェ。


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