登録日:2010/04/21 Wed 01:21:38
更新日:2025/09/21 Sun 20:15:10
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アーバンネットワークとは、
JR西日本が名付けた、近畿圏の近郊路線一帯をまとめて呼ぶ際の愛称。
「都市」を意味する英語である「アーバン(Urban)」と「ネットワーク(Network)」を組み合わせた造語である。
2005年に発生した福知山線の脱線事故以降はJR西日本でも使用を徐々に取りやめるようになり、現在は定例会見程度にしか使用されていない。
概要
首都圏を営業エリアに持つ
JR東日本、東海道新幹線を持つ
JR東海に対して
JR西日本は収益性が弱いことから、
山陽新幹線と大阪近郊路線に経営資源を集中させる戦略を採った。
大阪近郊のJR線はそのほとんどが私鉄と並行し、各社ともクロスシート車やパターンダイヤなど趣向を凝らしたダイヤを組んでおり、利用者のほとんどがそちらに流れていた。
利用者の奪還と経営資源の安定化を目的としてテコ入れが図られるようになったが、施策の一つとして路線に愛着を持ってもらうことを目標に、1988年3月13日のダイヤ改正から8線区9区間に愛称を制定、同時に大阪近郊路線一帯を指す名称としてこのアーバンネットワークの名の使用を開始した。
1990年3月10日からは10線区にラインカラーを制定。
更に88年の設定当初アーバンネットワークに組み込まれていなかった線区を組み込んだ。
主な施策
1989年に登場した
221系を皮切りに、3ドア転換クロスシート、最高速度120km/h以上の高性能車両を各線に導入。既存の113系電車も同様の改造を実施してサービスレベルの向上を図った。
なお、通勤路線には引き続きロングシート車を導入したが、こちらも性能は勿論、内装も並行私鉄と同レベルにしている。
国鉄時代から関西線~大阪環状線、新快速の湖西線直通などを実施していたがこれをさらに拡大。
1989年には天王寺駅構内の連絡線を完成させ、阪和線の大阪環状線乗り入れを開始。1997年にはJR東西線開業に伴い学研都市線・JR宝塚線の直通が始まるなど、直通ルートを多数開拓した。
関西私鉄は大阪市営地下鉄(現:Osaka Metro)の方針もあってごく一部を除き直通運転がほとんど行われていないため、JRのネットワークを生かした直通ルートが利用客に大きく支持された。
意外と思われがちだが、本格的な導入は1997年からである。
関西は自動改札発祥の地と言われ、私鉄では大きく普及していた一方国鉄及びJRへの導入は労働組合の猛反対もあってか大きく遅れていた。
1999年からはストアードフェアシステムの「Jスルー」を導入したが、このカードは私鉄の近鉄電車でも使用可能だった。
アーバンネットワーク路線一覧
余談
ファンは北側のアーバンネットワーク管内を「北アーバン」、南側のそれを「南アーバン」と呼んでいる。
JR西日本社内では「アーバン北管区」「アーバン南管区」と呼ばれている。
ちなみに環状運転で微妙なところに位置する
大阪環状線は一応南管区扱いらしい。
阪和線・
大和路線と(本数的な意味で)多数直通運転してるし妥当なところか。
北側はよく新快速の走っている区間=アーバンネットワーク管内と勘違いされるが、
湖西線永原~近江塩津間と
北陸本線長浜~敦賀間はアーバンネットワーク管内ではない。
同様に、南側の阪和線と直結し路線愛称が付けられているきのくに線(
紀勢本線)もアーバンネットワーク管内ではない。
追記・修正宜しくお願いします。
- オチw -- 名無しさん (2018-11-20 15:58:26)
最終更新:2025年09月21日 20:15