登録日:2013/05/05 Sun 12:10:00
更新日:2025/06/25 Wed 12:04:30
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宇野線とは、
岡山県の
岡山駅から宇野駅を結ぶ、
JR西日本の鉄道路線である。
路線カラーは
■水色で、路線記号は
L 。
「
宇野みなと線」という路線愛称がついており、旅客案内上はこちらが使われる。
●目次
概要
本州と四国を結ぶ唯一の鉄道ルートで、瀬戸大橋開業前は終点の宇野駅で宇高連絡船に接続するため、全区間で多数の優等列車が運行されていた。
1988年の瀬戸大橋開業後も岡山~茶屋町間は
本四備讃線と合わせて「瀬戸大橋線」と呼ばれ(路線記号は
M )、引き続き四国方面の特急や快速「マリンライナー」など優等列車が多数設定されているが、四国への連絡ルートから外れた茶屋町~宇野間は一気に寂れてしまい、現在では1時間に1本ワンマン列車が走るだけになっている。
☆使用車両
電車
特急「しおかぜ」に使用。
JR四国初の特急電車で、2000系気動車と同じ振り子式車体傾斜が採用されている。
特急「しおかぜ」に使用されるJR四国の特急電車。8000系とは異なり空気ばね式の車体傾斜が採用されている。
岡山~高松間で快速「マリンライナー」として使用。前者はJR四国所属で高松側に2階建て車両兼グリーン車が連結され、後者はJR西日本所属で平屋のみ。
「サンライズ瀬戸」に使用。JR西日本所属車と
JR東海所属車がある。
岡山~宇野・児島間で使用。見た目がそっくりな113系とは異なり、JR西日本所属車のみ。
かつては
土讃線琴平駅までの運用があった。
岡山~宇野・児島間で使用。JR西日本所属車で、かつては快速「マリンライナー」で使用されていた。
7000番台車は観光列車「La Malle de Bois」として運行される。
岡山地区に絶賛導入中の新型普通電車。「Urara」という愛称がついている。
JR四国所属車は岡山~観音寺間、JR西日本所属車は岡山~宇野間でそれぞれ使用されていたが、前者は2016年、後者は2023年7月で撤退。
国鉄時代には12両編成の快速電車も使用され、首都圏・京阪神以外では数少ないグリーン車も連結されていた。
気動車
高知方面の特急「南風」に使用。
かつては徳島方面の特急「うずしお」としても乗り入れていたが、2025年春のダイヤ改正で撤退した。
かつて「うずしお」「南風」「しおかぜ」に使われた。2700系への置き換えにより撤退。
実は世界初の振り子式気動車だったりする。
電気機関車
貨物列車で使用。
◎駅一覧
岡山の市街地にある高架駅。かつては岡山臨港鉄道との接続駅だった。
近くで国道2号と立体交差する。
マリンライナーの多くが停車する。読みは「せのお」。
南区妹尾地域の中心駅。
この駅の先から久々原駅間のみ複線区間となっている。
岡山市の駅は一旦ここまで。
マリンライナーの多くが停車する、早島町の中心駅。
1日の平均利用者数が52人と、宇野線内で最も利用者が少ない駅。
本四備讃線乗り換え。特急と快速「マリンライナー」は全列車が本四備讃線に直通する。
宇野線としては唯一の倉敷市の駅。また、かつては児島方面に抜ける下津井電鉄線(1972年部分廃止)の始発駅でもあった。
ここで岡山市南区に戻る。本四備讃線の植松駅が徒歩圏内にある。
南区灘崎地域の中心駅。
「はざかわ」と少し難読。岡山市の駅はここが最後。
これより玉野市の駅。玉野市にある駅は、瀬戸内国際芸術祭に合わせて行われたJR宇野みなと線アートプロジェクトにより、アート作品として駅舎などに塗装がなされている。
イギリス庭園などを有する深山公園の最寄り駅。
終着駅。玉野市の代表駅。
かつては宇高連絡船との接続駅で、四国へ渡るためのルートとして賑わっていた。
長いホームにポツンと止まるワンマン電車が旅人の哀愁を誘っていたが、最近は瀬戸内国際芸術祭の効果か、観光客が戻りつつある。
追記・修正宜しくお願いします。
最終更新:2025年06月25日 12:04