登録日:2013/05/15 Wed 21:01:05
更新日:2025/06/28 Sat 11:58:05
所要時間:約 6 分で読めます
相生駅から播州赤穂間のラインカラーは
■青で、路線記号は
A (相生以東の
山陽本線・
JR神戸線と共通)。
播州赤穂から東岡山・岡山間のラインカラーは
■赤で、路線記号は
N 。
●目次
概要
戦前の計画では、山陽本線で賄いきれない輸送力の増強を目的として作られた代替路線のはずだった。
ところが、赤穂線が完成する前に山陽本線の方が先に電化・高速化が完成してしまい、「
山沿いを走る山陽本線が利用できない、瀬戸内海沿いの地域住民向けのローカル線」という位置付けになってしまった。
後に電化されたものの、戦前に計画されていた複線化は今尚される気配がない。
しかし、その歴史的経緯から山陽本線の支線ではなく、れっきとした独立路線と化している。
要は劣化
呉線と思って頂ければ話が早い。
相生~播州赤穂間が
アーバンネットワークの範囲内なので、車両・ダイヤ面では呉線よりはるかに恵まれている。(播州赤穂駅までだけどね)
この路線には速達列車がなく、線内を走る列車は全て各駅停車である。
一応、JR神戸線方面からは
新快速の一部が、姫路を超えて播州赤穂まで直通してくるが、途中の山陽本線区間も含めて通過駅がない。
どうせだから岡山まで行けよ!と思うかもしれないが、播州赤穂から岡山までは47kmもある。その間に、新快速が乗り入れたくなる(または通常の快速を設定したくなる)ほどの何があるのかと言うと……
まあ新幹線を使えってこと。
運転系統上は播州赤穂駅で分断され、赤穂線の全区間を走破する列車も存在しないが、赤穂線に乗り入れる路線は、
使用車両
全線で使用されるが、播州赤穂以東は朝の1往復のみである。
播州赤穂以西で使用。
同上。元マリンライナーの車両で113系に比べたら比較的まともな先頭車化改造車もある。
アーバンネットワークの主力車両で、相生~播州赤穂間で運用される。
駅一覧
便宜上、山陽本線区間である姫路〜相生および東岡山〜岡山も併せて記述する。
山陽新幹線、
JR神戸線・
播但線・
姫新線、山陽電鉄本線(山陽姫路駅)乗り換え。
兵庫県第三の都市。思いっきり山陽本線の駅だが、同線経由でここが運転系統上の始発駅となっている。
一部の新快速は播州赤穂を発着する。
次の英賀保駅との間、手柄山中央公園の近くに新駅が2026年春に開業する予定。
難読駅名。「あがほ」と読む。
昼間時は網干駅以西に入る全列車が相生駅から赤穂線に入る。
ここからしばらくは、なぜか山陽本線側も赤穂線側も駅番号がつかない区間が続く。
2008年3月15日に出来た真新しい駅。
九頭竜線に同じ字を使う勝原駅があるため、頭に「はりま」が付いてる。
網干総合車両所があり、JR神戸線方面から直通してくる列車はここで折り返すことが多い。
線内でも岡山、姫路に次いで乗降客数が多い。
たつの市の中心駅っぽいが、中心駅は本竜野駅。でも交通の便がいいおかげか本竜野駅より乗降客数が多い。
山陽新幹線、山陽本線・上郡方面乗り換え。
赤穂線の線路名称上の始発駅。山陽本線とはここで分かれる。
周辺にはIHI関連の工場がある。
周辺には伝統的建造物群に指定された街並みと、生島を望む坂越湾がある。
赤穂市の中心駅にして、忠臣蔵及び赤穂浪士の討ち入りで知られる、浅野内匠頭の居城で有名な赤穂城の最寄駅。ここで運転系統が分断する。
開業当時、
飯田線に赤穂駅(読みは「あかほ」、現在は駒ヶ根駅)が存在したので、頭に兵庫県西部の旧国名「播磨国」の通称である「播州」を冠している。
JRの全ての鉄道路線の中で、駅名に旧国名を冠した駅のうち、正式な国名ではなく「○州」という呼び方を使用している唯一の駅である。
ここから長船駅まで、運転本数が毎時1本程度に激減するので要注意。
三菱電機の工場へ専用線が分岐する貨物駅だが、使用されることはほとんどない。
本当の名前は「鷆和」だが、難しくて読めないのでこうなった。
「てんほー」と読むのは禁句。
三菱電機 赤穂工場の最寄駅。
「備前」とついてるがれっきとした兵庫県内の駅。なぜこうなったかというと、昔この駅があった場所は岡山県だったが兵庫県に編入されたから。
赤穂線で一番利用者が少ない。
「そうご」と読む。ここから岡山県内の駅であり、駅番号も復活する。
「ひなせ」と読む。赤穂線の中でも最も瀬戸内海に近い駅。
日生駅前港から小豆島行きのフェリーが出ている。日生諸島へのフェリーはそれとは別の日生港から出るので注意。
ちなみに駅から見える鹿久居島への橋の正式名称は「備前♡日生大橋」となっている。
赤穂線内でも随一のローカル感のある駅…かもしれない。
備前市の代表駅となってはいるが、市内の駅で一番乗降客数が少なく、駅周辺が特に栄えてるわけでもないため代表駅を名乗るには厳しい駅。
ここで岡山方面に折り返す列車が存在する。
備前市の中心地にある駅。でも無人。
「いんべ」と読む。
駅舎も大きくそれなりに賑わっており、ここら辺では乗降客数も多い部類で駅員もいるため、実質備前市の代表駅と言える駅。
近くには名産品である備前焼の店が多く並んでいる。
「かがと」と読む。
備前長船刀剣博物館の最寄り駅だがそこまでの公共交通機関はなく、歩くにも少し遠い。
ここから再び
岡山駅まで運転本数が増加する。
1日平均乗車人員も4ケタある利用者の多い駅。読みは「おさふね」。
瀬戸内市の代表駅。読みは「おく」。
長船以西では一番利用者が少なく、乗車人員は一時的に3桁に戻る。読みは「おおどみ」。
国の重要文化財に指定されている餘慶寺に一番近い駅。
播州赤穂と同じく、赤穂線の所属駅で数少ない直営駅。
周辺は岡山市東区の中心駅であり、駅名の由来になっている西大寺観音院の最寄り駅でもある。
ここで一部列車が岡山方面に折り返す。
備前富士として知られる芥子山に面した単線駅だが、乗車人員は4桁ある。
国の史跡に指定されている大多羅寄宮跡の最寄り駅。
山陽本線・上郡方面乗り換え。山陽本線とここで再び合流する。
赤穂線の線路名称上の終着駅だが、全ての列車がここから岡山駅まで山陽本線経由で直通する。
周辺は岡山市内の普通の住宅地。
近接する就実大学がキャンパスへのアクセス向上を目的に大学が建設費を全額負担して設置された新駅。
その設置経緯から、駅名標や案内放送では「西川原・就実」の名称が使用される。
中区役所の最寄り駅でもある。
追記・修正宜しく御願いします。
- 毎時一本大阪方面の新快速走ってるから日帰り旅行にうってつけな路線 -- 名無しさん (2014-06-30 01:11:09)
- 画像は西大寺駅だな、学芸館のテニスコートが見えるから -- 名無しさん (2015-10-04 19:24:13)
- どうしても「あかほせん」と読んでしまうバカな俺 -- 名無しさん (2025-06-25 20:00:53)
最終更新:2025年06月28日 11:58