登録日:2014/06/11 (水曜日) 20:43:09
更新日:2024/06/28 Fri 23:35:29
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津山線(つやません)は、
岡山駅と津山駅を結ぶ
JR西日本の鉄道路線(地方交通線)である。
ラインカラーは黄色
■で、路線記号は
T。
概要
南西部を走る
吉備線と並び岡山県を北東方向に縦に結ぶ路線であると同時に、かつては
因美線とともに陰陽連絡路線の一環を担い、JR化後も気動車急行「砂丘」が主力列車として運行されていた。
しかし、1997年11月に
山陽本線・
智頭急行経由の特急「いなば」(現:スーパーいなば)が運行を開始すると、所要時間の長い急行「砂丘」は同時に廃止となり、代替で急行「つやま」が新設されたが、こちらも2009年に廃止となった。
陰陽連絡の役目を智頭急行に譲った現在は岡山~津山間を結ぶ都市連絡線としての他、岡山市都心部から法界院地区、御津および建部エリア間の通勤・通学路線としての役割が主である。
JR西日本の非電化区間ではいち早く高速化工事が行われた路線であり、現在も快速「ことぶき」が下り8本・上り7本運行されているほか、観光列車として臨時快速「SAKU美SAKU楽」も運行されている。
その「ことぶき」には当初「史上最低の指定席」と呼ばれる指定席が存在したが、2001年に廃止された。
更にいえば上述の急行「つやま」も末期はキハ47が使われ、「ことぶき」とは停車駅含めて急行料金の有無だけが差になっていた。
山間部を走行するため落石が多く、不通になることも多い他、過去には車両に落石が直撃して脱線し、25人が負傷する事故も起きている。
使用車両
メイン車両。快速「ことぶき」もこちらを使用されるほか、国鉄色のノスタルジー編成や「SAKU美SAKU楽」も使用される。
姫新線、
因美線、
芸備線、
伯備線で御馴染み中国地方ローカル線御用達の気動車。
高速化当初は積極的に使用されたが、
トイレが無いのと定員が少ないせいか最近使用頻度が減りつつある。
主な駅
法界院…住宅街且つ岡山大学を始め学校が多く存在する為、朝には当駅止まりの列車がある。
備前原…女子マラソンの草分け的存在である有森裕子の資料館「アニモ・ミュージアム」の最寄駅であるが早くも住宅が少なく利用者もガタ落ちする。
野々口…元々一線スルーの駅だったが、国鉄末期に棒線駅化→津山線高速事業化で元通りに復活した。
カバヤ食品本社工場最寄駅。
金川…旧御津町の中心駅。当駅~岡山駅間の区間運行が1往復ある。因みに岡山空港の最寄駅でもあるが、バスは一切ない。
歩くと2時間以上かかるので誰も利用しない。
建部…駅舎が何気に国の登録有形文化財に指定されている。
福渡…当駅発着の列車が設定されている。ここまでが岡山市の駅。
弓削…「ゆげ」と難読。久米南町の代表駅。
誕生寺…駅名の由来は浄土宗の開祖、法然上人の生誕地に立つ誕生寺から。けど、利用客は…お察し下さい。
亀甲…駅名通り駅舎が「亀」になっているユニークな駅。美咲町の代表駅。
SMプレイの亀甲縛りとは何の関係もない。読みも「かめのこう」である。
津山口…元祖津山駅は実はここ。その名残で構内は広め。
周辺は津山市内の住宅街となっている。姫新線との分岐点のすぐ近くにある。
津山…
姫新線・
因美線乗り換え。岡山県北部最大の都市・津山市の代表駅兼終着駅。
津山始発の列車も47本と多いが、それ以上にバスの本数が多いというちょっと悲しい駅。
因みにかつての始発列車は4時29分ととても早く、これに乗ると岡山の始発新幹線に乗り換えできたとか‥乗る人いたのか?
追記・修正宜しくお願いしますけん。
最終更新:2024年06月28日 23:35