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トラゴエディア

登録日:2011/08/20 Sat 15:11:44
更新日:2026/05/10 Sun 20:15:15
所要時間:約 3 分で読めます





ククク、オレの罪が重いだと? ならばクル・エルナ村を滅ぼした貴様らの罪はどれほどか!

教えてやる。オレの罪の重さは、キサマらに滅ぼされた我が故郷、クル・エルナ村の……

復讐の重さだ!!

カードテキスト

《トラゴエディア/Tragoedia》

効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
(1):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、自分の手札の数×600アップする。
(3):1ターンに1度、手札からモンスター1体を墓地へ送り、
そのレベルと同じレベルを持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールを得る。
(4):1ターンに1度、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードのレベルはターン終了時までそのモンスターと同じになる。


《トラゴエディア》とは、遊戯王OCGのカード。

●目次

解説

後述の漫画『遊☆戯☆王GX』で登場し、Vジャンプ2008年10月号の付録カードとしてOCG化。

最上級モンスターだが、自分が戦闘ダメージを受けた時に特殊召喚できる。
条件は戦闘ダメージに限定されているが、自爆特攻でも発動できるのが特徴。
しかし元々の攻守が「?」かつ、手札1枚あたりの上昇幅も600しかなく、ステータスが不安定なのが欠点。
最初にドローゴーしたり、《増殖するG》やマルチャミーの効果が適用されたりしていない限りは、高いステータスは望めない。
基本的には相手ターンに出せる壁として使い、生き残った場合はリリース要員や、後述の2つの効果を使って各種素材とすることになる。

場で発動できる効果は、永続的なコントロール奪取と、自身のレベルの変更。
コントロール奪取は《心変わり》と《強奪》が禁止、《洗脳-ブレインコントロール》(エラッタ前)が制限の登場当時では、貴重かつ強力なものだった。
ただし手札コストとして、奪いたいモンスターと同じレベルのモンスターを墓地へ送る必要がある。
自分の手札に都合良く相手モンスターと同レベルがいるとは限らず、そもそもレベルを持たないXLモンスターには無力。
運が良ければ程度に思っておこう。

もう1つのレベル変更効果は、S召喚・X召喚の補助として非常に有用。
元々のレベルが10と高いせいでS素材に使いにくい点も、この効果で解消される。
手札や場にチューナーがなくとも、闇属性であるため、レベルを調整すれば《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》のS召喚も可能となる。
X召喚を狙う場合は、(3)のコストとしたモンスターを対象とすれば、奪ったモンスターとレベルが揃うため無駄がない。

無論「比較的簡単に特殊召喚できるレベル10」としての運用も可能で、かつては【列車】で採用されたことも。
カードプールの拡張に伴って、レベル11・12の汎用Sモンスターにも優秀なカードが増えているのも追い風と言えるか。

「ダメージに反応して自身を特殊召喚できる最上級モンスター」としては、《冥府の使者ゴーズ》も有名。
あちらは発動条件が厳しいがステータスが高く、「冥府の使者カイエントークン」と共に反撃に転じやすいが、特殊召喚した後にできることが少ない。
対して《トラゴエディア》は特殊召喚条件が緩く、素材としても小回りが利き、手札次第では永続的なコントロール奪取で相手の盤面を崩せる。
しかしステータスが不安定で、(3)のコストと(4)の都合上、《マクロコスモス》などの墓地メタには弱いなど、一長一短と言える。

壁や素材として広く活躍できる便利さ故か、長らく制限カードに指定されていたが、2011年9月1日に準制限へ緩和。
2015年1月1日にとうとう制限解除された。



漫画版GX

三千年前に神官達に封印された邪悪な魔物(カー)
原作のバクラと同じくクル・エルナ村の出身の男の体に宿った魔物。
その憎悪は凄まじく、元々色が白かった《ハネクリボー》がまっ黒になってしまうほど。

石版に封印され、長い年月エジプトの神殿の地下深くに封印され続けていたが、遺跡発掘に訪れた人間達によって三千年の時を経て蘇った。
そして手駒を得た上で、神官たちへの復讐を目的に行動を開始……したはいいものの、封印されてから既に時代が大きく移り変わり、神官たちはとっくに滅び千年アイテムも大地の底。
つまり復讐対象がとっくの昔に消え失せていたという盛大な肩透かしを食らうハメになった。

とりあえず、神官たちに奪われたままの魔物としての心臓、それを取り込んだ《ハネクリボー》のカードを探して暗躍。
カードデザイナーのエド・フェニックスの父親を乗っ取った後殺害、レジー・マッケンジーの父親であるMr.マッケンジーの体を使い、かつて自分を封印した神官達の残した精霊のカードを捜索。
その中で、デュエル・アカデミア本校にてついに目的のカードを発見……したはいいが、万丈目の持つ精霊のカード《光と闇の竜》が、自身の力を跳ねのける「マアトの羽」を宿していることも一緒に判明。
思いがけず「神官共の亡霊」を見つけたことで復讐対象を見出し、代償行為として光と闇の竜を消し去ることを目的に定めた。

しかし魔物としては登場したものの、この『トラゴエディア』自身は最後までデュエルに登場しなかった

長きに渡り暗闇に封印されてきた経験から「退屈」をことの他嫌う快楽至上主義者。
人間をコマとしてしか見ない冷酷な性格であり、とにかく自分が楽しむことを最優先する。
そのためにレジーやラブ、ジムなどには力を直接与え、それ以外のアメリカ・アカデミアの生徒も無自覚に洗脳して手駒にしているほか、
十代の恩人であり師である紅葉をはじめ多くのデュエリストを永遠の闇に落としてきた。

ところでこのトラゴエディア、確かに倒すべき悪なのは確かだが、その行動を見てみると「楽しむ」ことを最優先目標としていることがわかる。
プロデュエリストへの推薦がかかった日本アカデミアとの交流試合を楽しもうとするヨハンに共感を示すなど、
「楽しむ」ことについてはある種のシンパシーを覚える模様。

で、実際に何をやったかというと、

  • マッケンジーに取りつき、その場に居合わせたレジーを傀儡に(しかし通常は勝手にやらせている)
  • 復活のためのピースである《E・HERO ジ・アース》を狙い、レジーを操り紅葉を倒す(紅葉が思いのほか強かったので《E・HERO ジ・アース》を回収せず去る。ついでに最重要のピースである《ハネクリボー》はなぜかスルー
  • アメリカの生徒にプラネット・シリーズを渡して新たな「カード」にする(プラネットが召喚されるまで大人しく観戦)
  • プラネットを介して生命力を収集する(倒れない程度にほんの少々)
  • 吹雪を操り十代を撃破、《E・HERO ジ・アース》《ハネクリボー》を回収(《ハネクリボー》が十代を救出するのはスルー)
  • アメリカの生徒を全員昏倒させて復活を完遂(追ってきた十代に「もういらんから返す」と《E・HERO ジ・アース》《ハネクリボー》を返却)
  • 十代にデュエルを挑まれる→ディスクを投げ渡し、マッケンジーに取りつき直して闇のデュエル(直前に完全復活が成功)


と、至上目的である自身の復活へのプロセスすら「楽しむ」ための過程と捉えている。
単純にデュエリストとしてはどうなのかというと、フェニックスの体を使って作り上げたオリジナルカードオンリーのデッキを持っている。

このデッキを使って戦った十代&万丈目戦では、

  • 召喚条件が唐突にOCG準拠になった《E・HERO ガイア》
  • なぜか特殊召喚される《光と闇の竜》
  • 今では定番と化したカードの創造
  • マアトの援護による連続ドロー

といったルール無視の出来事を完全スルー
マアトに至っては唐突な召喚より千年アイテムの存在に怒ったほどである。

こんな感じで、デュエルのやり方そのものは至ってスタンダード
むしろハンデマッチ&ハンデプレーを自分から仕掛けて十代&万丈目を敗北寸前まで追い込んだのだから、実力は相当なものと言える。

その退屈を嫌い「楽しむ」ことを重視している点は、遊戯王Wikiでは「ある意味で遊城十代に近い存在と言える」と評している。


アニメ5D's


WRGP編の詰めデュエルで登場。漫画版GXが完結していないのにラスボスが登場したためファンを驚かせた。

しかし、活躍はというと………


CPU「(トラップ)発動。《聖なるバリア -ミラーフォース-》」

M゜「だから、あのカードはミラフォだっつってんだろ!?」
元キン「伏せカードが入れ変わってないか確認しただけだ!」

何気にこの話で攻撃方法が口からのビームであることが判明している。*1


M゜「だから、追記・修正しろっつってんだろ!?」
元キン「項目変更が上手くいくか確認しただけだ!」

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最終更新:2026年05月10日 20:15

*1 精霊としては漫画の回想シーンで同じ攻撃をしているが、カードの方も同じであると確定されたことになる。