登録日:2011/02/01(火) 23:47:26
更新日:2025/04/26 Sat 18:03:25
所要時間:約 7 分で読めます
光と闇の竜
効果モンスター
星8/
光属性/
ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
【概要】
漫画版
遊戯王GXに登場したモンスターカード。
第一巻の付属カードでもある。
俗称「ライダー」
攻撃名は「シャイニングブレス」と「ダークバプティズム」
漫画版の
万丈目が使用するエースにして、精霊が宿るカード。
アカデミア入学時から万丈目のプライドによりこのカードは封印されていたが、
後の
十代との対戦後に「また一緒に成長したい」という気持ちが芽生えたことで、このカードの封印を解いた。
また、このカードを使って負けるのが怖かったという理由にも気づくことができ、万丈目は精神的な成長を果たした。
【OCGでの性能】
いかにもカオスシリーズを彷彿とさせる強力な除去能力や優秀なビートダウン性能を持っていそうな見た目だが、それに反してかなりトリッキーな、かつ難解すぎる効果を持つモンスター。
このカードをデッキに入れるなら、あらかじめ公式のQ&Aやwikiを熟読し、ゲームに支障をきたさないようにすることを強く勧める。
そもそもこんなややこしい効果にするなよ……
各効果について
かなり忘れられがちなこの効果は効果外テキストやルール効果ではなく、
永続効果。
手札や墓地では
闇属性として扱われず、《
スキルドレイン》などで無効になる。
- このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードの最大の目玉というべき万能カウンター効果。
相手のみならず自分の効果の発動にも強制的に発動して無効化するため、非常に癖が強い。
その分、ありとあらゆるカードの発動を無効にする効果はコントロール性能が高いので、この効果をメインに利用していくことが多い。
今では珍しくもない万能
無効化効果だが、このカードの初登場は
S召喚登場の直前あたりで、革新的なカードだった。
テキストや裁定がややこしいのもたぶんそのせい
効果の発動する度に攻守がダウンし、攻守のどちらかが500を下回ると、それ以上数値を下げられなくなる。
そうなると、効果自体は強制的に発動するがステータスは下がらないので、結果的に不発となる。
《光と闇の竜》の攻撃力は2800、守備力は2400なので、素の状態では4回まで無効にできるということになる。
「攻撃力300/守備力0に下がって5回目を発動」ではないので注意。
逆に言えば無効化を使い切るか、上手くすり抜けて攻守を増加させる手段があれば発動回数を更に増やせる。
カードには書いていないが、覚えておこう。
あらゆる効果に強制的に発動するので、そのままでは《光と闇の竜》自体の効果を《光と闇の竜》が無効にしてあっという間に攻守が下がりきってしまいそうだが、
この無効化効果は同一チェーン上では1回しか発動しない特殊裁定になっているので、安心しよう。
だが、この特殊裁定が弱点にもなっており、その性質上
同一チェーン上で複数回の除去を発動されると最初の1回以外無効化できない。
この性質を突くことでことで最小の消費で《光と闇の竜》を除去することができる。
例:《
サイクロン》→《光と闇の竜》無効化効果→《強制脱出装置》による除去→《光と闇の竜》無効化効果が発動しないまま除去
これもカードには書かれていないが、よく覚えておこう。
当然ながら、スペルスピードの都合上カウンター罠にも無力。
ただし、これらは《光と闇の竜》を使う側にとってもメリットになりえて、
デッキをカウンター罠やフリーチェーンカードで固めることで、自分は強制カウンターの被害を抑えることが可能。
なお、「発動を無効にする」テキストゆえにダメージステップ時でも強制的に発動するが、
自身の戦闘破壊が確定している場合には攻守を下げられないので不発になる。
他にも、すでに表側表示で存在する永続カードの「効果の発動」には反応しない、
《
月の書》などで裏側表示にされたり、《
禁じられた聖杯》などで効果を無効にされると、ダウンした数値はリセットされる、などと、
カードから読み取れないルールがやたらに多い。
ちなみに、限界まで無効化し、攻撃力800、守備力400になった場合でも
効果は必ず発動する。
攻守を下げられないため無効化はできないものの、逆に言えばチェーンが必ず発生する。
ここでポイントとなるのが、
強制効果は任意効果よりも優先してチェーンが組まれるというルール。これを利用し、発動したカードに対して直接チェーンさせることを封じ、
カウンターさせないという使い方も可能になる。
例えば、自分が魔法カードを発動されると、その魔法がチェーン1、《光と闇の竜》の効果がチェーン2となる。
発動を無効にするタイプのカード、対象を取らないカウンターや無効化効果は
直前に発動されたカードにしか発動できないため、《
ホルスの黒炎竜 LV8》や各種カウンター罠に魔法を止められる心配はなくなる。
同じように《
シューティング・クェーサー・ドラゴン》などがいようとも本命カードは無効化できない。
- このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
破壊されて墓地に送られると、自分のフィールドのカードをすべて破壊し、墓地のモンスター1体を蘇生できる。
例えば《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》の効果で装備すると、レヴァテインが破壊されると《光と闇の竜》も破壊されるため、自分のフィールドを一掃した後に《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》を蘇生できる。
これを利用した無限自己再生が可能であり、《巨竜の聖騎士》の無限コストになったり、
相手が《
増殖するG》を使ったターンであればLPが続く限り自爆特攻し続けることができるのでデッキデスに追い込める。
当然ながら破壊・墓地送り以外の除去には無力なので注意。
まとめ
書籍付属のカードということもあり、再録もされないためテキストが現在だと古すぎるのは確かに否めないが、
上述の通りかなりややこしいカード。
光と闇の竜
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードの属性は「闇」としても扱う。
(2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動する(同一チェーン上では1度まで)。
このカードの攻撃力と守備力が500以上の場合、その発動を無効にし、
このカードの攻撃力・守備力を500ダウンする。
(3):このカードが破壊され墓地へ送られた場合、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動する。
自分フィールドのカードを全て破壊する。
対象のモンスターを特殊召喚する。
《
邪神アバター》や《
邪神ドレッド・ルート》らと並び、色々な意味で初心者お断りなカードに間違いないだろう。
逆にこのカードの扱い自体がルールの勉強になるかもしれない。
リリース2体の
A召喚で出すことになり、味方の効果も構わず無効化する特性上、運用は基本的に専用デッキになる。
全盛期にはこいつを気軽に出張させてた連中もいるけども
あらかじめ《光と闇の竜》を立たせておけば、相手は《光と闇の竜》の処理に何枚もカードを消費する羽目になるので、結果として相手の対抗手段を減らし、本命となる勝ち筋を守りやすくなる。
…と言いたいところだが、時代の流れによって天敵が増え、そこまで苦労せずに処理できてしまう。
無効化効果も蘇生効果も自分のカードを巻き込むため、この手のカードのお約束である「召喚コストの重さ、効果の抜け穴を他のカードでフォローする」のが難しい。
「相手が《光と闇の竜》を処理する負担」より「自分が《光と闇の竜》を守る負担」が大きくなってしまったというべきか。
より手軽に召喚できて、任意に発動できる万能カウンターを内蔵したモンスターも溢れかえっており、
手放しに強いとは言えないカードになってしまった。
後述の《あまのじゃくの呪い》《禁じられた聖杯》のコンボの爆発力や、装備カード化での運用など、独自の強みは残されているので、活かしてあげたいところ。
【相性の良いカード】
・あまのじゃくの呪い
発動後、攻守の増減を逆転する罠カード。
これで発動回数制限に縛られず無効にしつつ自らの攻撃力を上げる事ができる
……と思いきや
このカードがある時は1ターンに1度しか無効化効果が発動しないという特殊裁定が存在する。
一応攻守が下がり切っている状態の特に発動すれば、
素のステータス+発動した回数×500アップのフィニッシャーモンスターに変貌すること自体は可能。
とはいえそんな状態になる頃には大抵除去されることが多く、トラップ特有の遅延故その状態で攻撃するのは難しいが。
一つ注意するのは、《光と闇の竜》を召喚する前に、このカードを発動すること。
召喚した後に発動すると無効にされるので注意。
ただし《光と闇の竜》が他のカードを無効にする効果にチェーンする形であれば、召喚後でも発動は可能。
・禁じられた聖杯
フィールド上のモンスター1体の効果を無効にし攻撃力を400ポイントアップさせる速攻魔法。
ステータスが最低になった状態の《光と闇の竜》に対して使えばステータスをリセットさせつつ攻撃力を増加させる事ができる。
低攻撃力と油断した相手への迎撃に使える他、相手モンスターの効果を止めたりと幅広く使える。
注意点としては他の魔法罠と同様タイミングによっては使えない点と効果適用ターンは効果が無効にされてしまうので《光と闇の竜》の無効効果を使う事ができない所か。
・ミンゲイドラゴン
・霊廟の守護者
・輪廻竜サンサーラ
ドラゴン族の
ダブルコストモンスター。
それぞれ独自の追加効果を持ち、《ミンゲイドラゴン》はデッキをドラゴン族で縛っていればスタンバイフェイズに、《霊廟の守護者》は「場のドラゴン族が墓地へ送られた時」に自己再生ができる。
《輪廻竜サンサーラ》は自身を除外することで墓地から《光と闇の竜》をサルベージでき、追加でA召喚が可能。
ただし、リリース要員は別途必要なので、若干重い。
漫画版の《輪廻竜サンサーラ》は墓地から特殊召喚する効果だったが、それでは本来《光と闇の竜》は蘇生できないのでOCG化の際に擬似再現したものと思われる。
どうせなら「召喚条件を無視して特殊召喚」か「リリース無しで召喚」にしてくれればよかったのに
・ガチガチガンテツ
ランク2エクシーズ代表のガチムチさん。
ステータスの強化は永続効果であるため、このカードによって阻害されず、
下記に記した相性の悪いモンスターも戦闘破壊できるようになる。
さらに破壊耐性も所持しているので、《光と闇の竜》が破壊された後も《ガチガチガンテツ》はフィールドに残す事ができる。
残った《ガチガチガンテツ》にはA召喚用のリリースなり、カードのコストなりになってもらおう。
・死皇帝の陵墓
ライフを1000または2000払う事で1体もしくは2体のリリースを要求するA召喚をリリースなしに出来るフィールド魔法。
2000払う必要があるものの、リリースなしで《光と闇の竜》を場に出せるため非常にありがたい。
特に「レベル8モンスター主体だが特殊召喚しやすいため召喚権が余りがち」で「特殊召喚効果は発動を介さないので《光と闇の竜》に引っかからない」上に「フィールド魔法サーチを共有出来る」【ホルス】とは《光と闇の竜》ともども相性が良い。
【天敵】
・帝モンスター
このカードの効果発動は
強制であり無効にするのであって
破壊はできない為、
必ず帝の効果を無効にしてしまい攻撃力が2300になり、その後は帝共通攻撃力2400により殴り倒される。
その他、召喚時にノーコストの追加効果を発動する上級モンスターはほぼ苦手と言って良い。
・1ターンに何回でも効果を発動できるカード
具体的には《
オネスト》のようなカード。
発動を無効にしても破壊はしない都合上、何度も効果を発動されてステータスを最低まで落とされてしまう。
メインフェイズに任意に連続発動できる《
BF-大旆のヴァーユ》が墓地にいたら目も当てられないことになる。
なお、○○フェイズに発動する誘発効果については、ルール整備により発動を無効にされても1ターンに1度しか発動できないようになった。
そのため、《黄泉ガエル》の発動が無効にされても、そのターン中は再度発動することはない。
・フリーチェーンの除去カード
具体的には《
強制脱出装置》や《
破壊輪》など。
《光と闇の竜》のカウンター効果は同一チェーン上で1回しか発動しないため、その効果にさらにチェーンする形で発動すればあっさり攻略できる。
ただし、うかつに破壊するとモンスターの蘇生効果を発動されるので気を付けよう。
これらのモンスターを出すためのリリースならば、カウンター効果を発動されることもなく、破壊扱いにもならない。
【関連カード】
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の光属性モンスター1体以上
このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力はエンドフェイズ時まで1500ポイントダウンする。
漫画版万丈目の使用した、《光と闇の竜》の半身を思わせる光属性のドラゴン族モンスター。攻撃名は「シャイニングサプリメイション」で効果名は「ライト・イクスパンション」。
攻守を500下げる事で戦闘する相手モンスターの攻守を1500ダウン。実質的に戦闘する相手モンスターの攻守を1000下げる効果と言える。
相手からの攻撃にも反応するが、《光と闇の竜》や後述の《ダークエンド・ドラゴン》と違い、《禁じられた聖杯》などで効果を無効にしてもステータスは元に戻らないと言う裁定を受けているためやや扱いづらい。
元々は普通の最上級モンスターだったのだが、カード化した時期のOCGがシンクロ推しだったせいかSモンスター化してしまった。
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
1ターンに1度、このカードの攻撃力・守備力を500ポイントダウンし、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
漫画版万丈目の使用した、《光と闇の竜》の半身を思わせる闇属性のドラゴン族モンスター。攻撃名は「ダーク・フォッグ」で効果名は「ダーク・イヴァポレイション」。
攻守を500下げる事で相手モンスターを墓地送りにする効果を持ち、破壊耐性持ちだろうと問答無用で除去出来るのは魅力的。ただし、元々のステータスがさほど高くないので濫用は禁物。
地味に原作では除去効果が相手ターンでも使用可能だった。
こちらも《ライトエンド・ドラゴン》と同じく普通の最上級モンスターからSモンスターに。影山先生が泣いている。
ちなみに《ライトエンド・ドラゴン》ともども情報公開された時点で初の「非チューナー側に素材指定のあるシンクロモンスター」である。元々Sモンスターじゃないからあまり嬉しくないけど
- 光と闇の竜王
光と闇の狭間から現れし竜よ!またオレと共に戦ってくれ!融合召喚!《光と闇の竜王》!
融合・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3400/守3000
ドラゴン族・光属性・レベル8モンスター+ドラゴン族・闇属性・レベル8モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードの属性は「闇」としても扱う。
(2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動する(同一チェーン上では1度まで)。
このカードの攻撃力・守備力を1000ダウンし、その発動を無効にする。
(3):このカードが相手によって破壊された場合、自分の墓地のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
12期パック、『INFINITE FORBIDDEN』にてまさかのリメイク対象となって融合モンスターとなった《光と闇の竜》。
融合素材も《ライトエンド・ドラゴン》と《ダークエンド・ドラゴン》を意識した指定となっている。
平たく言えば効果の無効化回数が減った上で蘇生先がドラゴン族限定になった代わりに場を更地にするデメリットがなくなった《光と闇の竜》。
融合召喚でしか特殊召喚できず、融合素材も光と闇のレベル8ドラゴン族1体ずつと重いものの、同時収録された下記のサポートカードにより見た目以上に融合召喚しやすくなっている。
弱点も《光と闇の竜》とほぼ共通しているが、「無効化してから攻守を下げる」あちらと違い、「攻守を下げてから無効化する」と言う処理となっているため、無効化にチェーンされて裏守備にされる・フリーチェーンの除去を当てられるなど攻守を変化できない状態にされると無効化も失敗する、と言う新しい弱点も増えているため要注意。
ちなみに上記の口上はOCGタイムズにて万丈目役の
松野太紀氏によって披露された物。漫画版万丈目の名台詞、「またオレと共に戦ってくれるか…光と闇の竜…」を意識した物となっている。
- 《光と昇華の竜》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキからドラゴン族・レベル8モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このターン、自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
(3):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力・守備力を500ダウンし、その相手モンスターの攻撃力を1500ダウンする。
『INFINITE FORBIDDEN』にて登場した《ライトエンド・ドラゴン》のリメイク。念願のメインデッキに入る普通の最上級モンスターに。
リメイク元の名前と攻撃名である「シャイニングサプリメイション」を組み合わせつつ、《光と闇の竜》を意識した形にまとめたのは見事としか言いようがない。
弱体化効果は相手からの攻撃のみに限定されたものの、自身以外が攻撃された時にも発動可能と味方も守れる防御寄りの効果に調整されている。
EXからレベル8ドラゴン族モンスターを除外して手札から特殊召喚が可能となっており、起動効果で融合召喚が可能なため、維持すれば《光と闇の竜王》などの融合モンスターを供給する手段になれる。
手札からの特殊召喚効果を使うとそのターンはドラゴン族モンスターしか出せなくなるが、それ以外の方法で場に出すかターンを跨げばドラゴン族以外も融合召喚出来るたりと応用の効くカード。
- 《闇と消滅の竜》
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキからドラゴン族・レベル8モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このターン、自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
●フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力・守備力を500ダウンし、対象のモンスターを破壊する。
『INFINITE FORBIDDEN』にて登場した《ダークエンド・ドラゴン》のリメイク。こちらもメインデッキに入るモンスターに。
こちらの名前は効果名の「ダーク・イヴァポレイション」から。
除去効果は攻撃表示限定かつ墓地送りではなく破壊に弱体化してしまったものの、《光と昇華の竜》と同じくEXからレベル8ドラゴン族を除外する事で手札から特殊召喚出来る様になっており、リメイク元より出しやすくなっている。
また、除去の代わりに《光と昇華の竜》と同じく融合召喚する効果も使えるため、破壊耐性持ちが相手の場合はこちらに切り替えることも可能。
効果モンスター
星3/風属性/ドラゴン族/攻1400/守1900
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分がレベル5以上のドラゴン族モンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
このカードの属性・レベルは、自分の除外状態のドラゴン族モンスター1体と同じになる。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる
(この効果の発動に対してお互いは効果を発動できない)。
そのモンスターの攻撃力は1000アップする。
『INFINITE FORBIDDEN』にて《鎧竜─アームド・ドラゴン》がまさかの《光と闇の竜》関連カードとしてリメイク。
レベル5以上のドラゴン族の特殊召喚に反応して特殊召喚が可能であり、特殊召喚成功時に除外状態のドラゴン族の属性とレベルをコピーする効果を持つ。
つまり、このカードが手札にある状態でEXからレベル8闇ドラゴンを除外して《光と昇華の竜》、もしくはレベル8光ドラゴンを除外して《闇と消滅の竜》を特殊召喚するだけで場にレベル8の光と闇のドラゴンが2体並ぶのでそのまま《光と闇の竜王》の融合召喚に繋がると言うシナジーを形成している。
更に墓地に送られたら場のドラゴン族1体の攻撃力を1000アップする効果を持ち、効果の使用回数は増えないものの、ステータスが下がって戦闘破壊されやすくなる《光と闇の竜》達の弱点を多少補う事が出来る。チェーン不可であるため《光と闇の竜》などの無効効果を暴発させない様になっている。
なお、レベル3の「
アームド・ドラゴン」であるため《武装竜の霹靂》のリクルートにも対応しており、手札コストになっても攻撃力アップは発動するなど、【アームド・ドラゴン】でも使える調整になっている。
【ゲーム作品】
本来は漫画版オリジナルカードなのだが、環境を圧巻した実績やキャラの人気などから、ゲーム作品では基本的にアニメ版GXのエースカードと同格の扱いを受けている。
DS作品では召喚時にアニメーションがあるが、他の漫画版カードと違って汎用ジングルではなく、GXのモンスターのジングルが使われている。
タッグフォース3でも召喚ムービーが追加された。もちろん漫画版出身では唯一の追加である。
DUEL TERMINALではアニメ版の万丈目が使用。
しかも、万丈目召喚時には専用の演出と漫画版のセリフの特殊ボイスありというファンサービスぶり。
使用デッキによっては《魔の試着部屋》を使い、
おジャマ3兄弟を出した後に漫画版の台詞を言いながら《光と闇の竜》を
A召喚するという、漫画版とアニメ版の夢のコラボレーションが実現する。
万丈目さんのファンは必見である。
遊戯王マスターデュエルではサービス開始当初
9期以降の数字テキストにはなっていなかったものの、無効効果が同一チェーン上で一度しか発動しないことと攻撃力・守備力が500以上の場合のみ処理されることが明記され、後に上記の現行テキストに整理された。
2025年現在
遊戯王デュエルリンクスでは、まだ実装されていない。
やはり効果が特殊だからだろうか?
漫画版で万丈目の他に使用した《竜の騎士》や《ダークエンド・ドラゴン》などはちゃんと登場し、万丈目が使用した際には特殊ボイスが実装されているのだが⋯
万丈目「またオレと追記・修正してくれるか」
「光と闇の竜……」
- ファング!ジョーカー! -- 名無しさん (2014-08-07 14:19:07)
- ↑C・HERO カオス「呼んだ?」 -- 名無しさん (2014-08-07 14:22:36)
- 新裁定で黄泉やレベスティに削り切られることがなくなったそうな。 -- 名無しさん (2014-08-07 14:24:36)
- ↑黄泉はそうだけど、レベル・スティーラーは関係なくないか? -- 名無しさん (2014-08-07 14:28:09)
- ↑発動を宣言してからレベル下げて召喚だから、ライダーの効果に引っかかったんじゃない? -- 名無しさん (2014-08-07 14:33:06)
- ↑発動はモンスター選択までだったから、何度でも発動できたんだけど、新裁定でなんか変わってたのかな? -- 名無しさん (2014-08-07 14:37:16)
- 光と闇の竜…最強のドラゴン決戦!(半ギレ) -- 名無しさん (2014-08-07 14:51:10)
- ↑2~4 スティーラーは違うのか。難しいな。 -- 名無しさん (2014-08-11 14:12:44)
- 再びこいつが注目されてんのは嬉しい -- 名無しさん (2016-02-29 17:23:54)
- 9期版があればなぁ……ドサクサ紛れに闇属性と扱う効果がルール効果に変わらないかなぁ? -- 名無しさん (2016-03-09 14:09:20)
- かっこいいし楽しい効果だよな、めんどくさいけど -- 名無しさん (2016-09-10 21:54:50)
- いまだに「ライダー」って略称がしっくり来ないんだが、って言うか名前長すぎー -- 名無しさん (2016-11-26 11:14:05)
- ↑CNo.92 偽骸虚龍 Heart-eartH ChaosDragon「おっそうだな」 -- 名無しさん (2016-11-26 11:22:48)
- セフィラにそっくりさんな岩石族が出て来たな -- 名無しさん (2017-01-14 11:31:24)
- デステニーライダーの派生でマスクチェンジを取り入れた仮面ライダーとかいうふざけたデッキ名、ダークロウと並ぶと本当に厄介だが -- 名無しさん (2017-05-09 20:41:20)
- アニメ本編だと既存のカードしか使わなかったのもあってゲームとかだとアニメ準拠でもこのカードがエースになってる -- 名無しさん (2017-12-30 18:59:18)
- 昔あったやる夫スレで、コイツがヒロインだったなあ。AA配役がFateのセイバーだった奴 -- 名無しさん (2019-07-13 11:44:34)
- ↑略称がライダーなのにというのもネタが印象的でしたね -- 名無しさん (2019-09-29 22:52:40)
- サイバー・ダークネスともシナジーが有るカードの一枚…再販されて欲しいな。 -- 名無しさん (2021-08-13 01:58:20)
- マスターデュエルでは9期以降の仕様にはなってないけど「同一チェーン上に1度まで」と「攻守が500以上ないと発動しても無効にはできない」点が追記されていたな -- 名無しさん (2022-01-28 19:27:20)
- 相手ターンにコンバットトリックで戦闘破壊したら墓地からアルマドゥーク出して全体攻撃というコンボ食らった -- 名無しさん (2024-01-08 17:03:04)
- 奇しくも征竜の復帰と近い時期にこのカードがまた活躍してるのを聞いておじさん嬉しい -- 名無しさん (2024-01-09 16:48:43)
- 何が凄いって出しやすくなったから活躍とかじゃなくて出し方まで当時と同じ陵墓なのよね。それだけポテンシャルがあるんだと感じた -- 名無しさん (2024-01-09 20:25:15)
- またオレと共にに戦ってくれるか…光と闇の竜…なの熱い -- 名無しさん (2024-01-12 22:33:18)
- 更なる進化を遂げ万丈目の手に舞い戻る。 -- 名無しさん (2024-04-20 11:14:09)
- 竜王でライダー蘇生できないのは残念だけどそれ以外は概ね良い感じの強化。特にナイトアームドドラゴンをリリースしてライダー出すと3800打点になって場持ちも良くなるし無効回数増えるのが最高 -- 名無しさん (2024-04-20 11:28:56)
- このカードが登場して20年近く経つが、環境に複数回出張ってきているからな。 -- 名無しさん (2024-05-04 10:52:29)
- MDならテキストが12期仕様にエラッタされたおかげで効果を正しく把握しやすくなったな -- 名無しさん (2024-05-18 17:26:32)
- リメイクが続いているしマアトも融合モンスターで救済してほしい…。 -- 名無しさん (2024-05-23 17:53:16)
最終更新:2025年04月26日 18:03