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ケツイ 〜絆地獄たち〜

登録日:2009/05/29 Fri 10:10:59
更新日:2026/03/03 Tue 16:23:17
所要時間:約 25 分で読めます





「死を前提とした任務に赴く決意を秘めた主人公たちは、地獄まで行っても切れることはない」


『ケツイ~絆地獄たち~』は2003年*1に稼働開始した縦画面縦スクロールシューティングゲーム
開発元は CAVE 、販売元はエイアムアイ。
キャッチコピーは 「新・ど本格シューティング」


●あらすじ

地球温暖化による海面上昇が各国の国土を脅かし戦火を発していた西暦2054年。
世界最大の軍需企業、 EVAC(エヴァック)社 はこの世の兵器供給を牛耳ることで、不当に戦争を誘発する「死の商人」であった。
この事態を重く見た国連は、EVAC社に交渉を試みるも、EVAC社は国連側の要請の1つ「兵器輸出入の全面禁止」を拒否し交渉は決裂。
国連は交渉での解決を断念し、最終手段としてEVAC社の殲滅を決定する。

表向きは善良な一企業を正規軍で滅ぼしにいく訳にはいかないため、国連はテロリストという名目の極秘部隊を結成。
その襲撃作戦は、上述の理由から最終的に作戦に関わった全てを闇に葬らなければならないという恐るべきものだった。
「全て」には 任務にあたったパイロットそのものも含まれる。
つまり、たとえ任務を達成して生きて帰ってきても、 その場で命を絶たなければならない。
その代償として、部隊に志願した者は国連の手により、国連に可能な限りあらゆる願いを叶えてもらうことができる。
しかし、彼らには成就した願いを見ることも叶わないのである。

これは、そんな「誰も生きて帰れない」作戦に志願した四人の若者たちの物語である。

一見意味不明な作品タイトルは、冒頭に挙げた作品のテーマを略して並べ替えたものである。


●自機


TYPE-A - AH-Y72 Tiger Schwert (ティーゲルシュベルト)
赤い機体(1P側。2P側は)。広範囲をカバーするワイドショットで攻撃する広範囲攻撃型。
移動速度は遅いがロック速度が速い。
広範囲ショットにより初見プレイでも扱いやすいがショット、ロックショットの長所・短所がはっきりしてる分、場面に応じた使い分けが大事。

TYPE-B - FH-X4 Panzer Jager (パンツァーイェーガー)
青い機体(2P側。1P側は)。直線的で範囲は狭いが威力の高いショットを持つ一点集中型。
移動速度が速いがロック速度は遅い。 しかし、ロックショットのラインビームは少し射程が長い。
ショット火力のおかげでロックショットの扱いに不慣れでも、硬い敵との撃ち合いにある程度耐えられアドリブに強い。

はじめてプレイする時には攻撃範囲が広く、攻略パターンが使いやすいAタイプがオススメ。
一方2周目攻略では撃ち返し弾の制御がしやすいBタイプが有利とされている。

●キャラクター

  • アリス=ブラックバーン
TYPE-A 「ティーゲルシュベルト」のパイロット。
とにかく他人との関わりを持ちたがらないため、無口で会話も少なく、感情の起伏を見せることは皆無。
操縦の腕は超一流であり、与えられた指示を正確にこなせる。
TYPE-B搭乗チームの「ユウマ=ナナセ」とは異父兄弟であるが、特に意識はしていないようだ。

  • ロイド=エヴァンズマン
TYPE-Aのガンナー。
完璧主義者で任務遂行を第一に考える。その為に部下の命を危険に晒す事など何とも思わない冷血な男。
非常な自信家でもあり、自分に不可能な任務など有り得ないと常に豪語する。
基本的に人を信用することは滅多に無いが、
確実かつ正確に指示をこなすアリスには絶大な信頼を寄せている。

  • スティール=ユレク
TYPE-B「パンツァーイェーガー」のパイロット。
明るく、誰とも分け隔て無く付き合う気さくな性格。
考えるより体が先に動き、多少強引でも推し進めてしまう野蛮さも持つ。
他人の世話を焼くのが好きなのだが、お節介と取られてしまうことも多い。
直感で行動する事が多い為、エヴァンズマンとは折り合いが悪い。

  • ユウマ=ナナセ
TYPE-Bのガンナー。
明るく、努力家で皆に好かれる性格。
本来なら経験が浅くまだ10代の彼には志願する権利はないのだが、その努力と熱意により、特別に許可された。
入れ込むと周りが見えなくなる傾向があり、スティールに諭される事もよくある。
アリスとは異父兄弟であるが、なぜか一方的に憎んでいる。
それは彼がこの特務に志願したことにも関係しているようだが…

・基本システム

8方向レバーで移動、Aボタン単押しでセミオートショット、長押しでロックショット、Bボタンはボム、Cボタンはフルオートショット。(単押しで単発ショットも可能。稼ぎに必須)

ロックショットは自機から出るラインビーム(通称『うまい棒』)を当てると自機オプションがその敵をロック(ロックする時間は距離、タイプにより変化)し集中攻撃を行うことが出来る。
ただし、ロックしているオプションが多いほどラインビームの距離が短くなるので注意。

ボムはオプションから画面上端付近に達するか耐久値のある敵に着弾すると炸裂する火球を発射。ボタンを押してからボムの効果が終了するまで無敵。

非ロック時とロック時では火球の弾道が変化し、ロック時ではロック対象へ火球を集中砲火するため、対象へダメージを与えやすくなる。

・倍率チップシステム

スコア稼ぎの肝となるシステム。
ものすごく雑に言ってしまえば、敵を接近して倒すと一定時間高い倍率のスコアが稼げるというもの。
まず、ショットで敵を倒すと倍率チップ(通称『○○箱』)が出現する。

このチップには[1][2][3][4][5]、の5段階があり、敵を近くで撃破するほど高い値になる。
この時、[2]以上のチップを取ると一時的にタイマーが表示され、この倍率タイマーが0になるまでの間、ロックショットで敵を倒した敵の落とすチップがさっきの倍率になるのだ。

倍率タイマーはセットした倍率チップを回収すると少量回復する。
とはいえずっと保ち続ける事はできないので、結果的に一定時間で終了となる。そうしたらまた敵の近くでショットで撃破し(できれば[5]で)、タイマーをまたセットするというわけである。
また、セットしている倍率が[2][4]だった場合、現在セットしている数字より高い数字のチップを回収すれば上書きできる。
ショットボタンを離すことでタイマーの減少を早めることも可能。

さて、敵によってチップを落とす量はさまざまである。
ショット1発で倒せるザコ敵などはたった1個だが、中型の敵は3個も4個もそれ以上もドンドン落としていく。
普通に倒していると[1]がポロポロ出てきてプレイヤーのテンションも下がってしまうが、
接近してタイマーをセットしてロックショット(タイマー起動中は撃破する距離を問わない)でトドメを刺せば

[5] [5] [5] [5] [5]

とデカいチップがジャラジャラ出てくる。アドレナリン分泌間違いなし。

もう少し詳しい仕様を解説すると、チップを取ると倍率カウンタ(通称『現倍』)、及び累計倍率カウンタ(現ステージで獲得した累計)が増加する。
この倍率カウンタの数値は道中の敵をロックショットで破壊した時、その敵の素点に掛けられる。
この時、敵の大きさによって倍率カウンタが多少消費される。
また累計倍率カウンタはステージボスに対して適用。ボス戦に入ると時間経過、形態変化、破壊可能パーツの破壊で減少する。
被弾ミスをすると倍率、累計倍率共にカウンタが減少されるペナルティーを受ける。



まとめると、スコア稼ぎの手順は以下のようになる。

①雑魚敵を近距離でショットを撃って倒し、[5]を回収

②タイマーと共に[5]チップがセットされる

③タイマーが0になるまでの間にロックショットで敵を倒す

④大量の[5]を出現させられ、得点が飛躍的に得られる

…となる。
もちろん、スコアアタックなど本格的な稼ぎを行うとなると他のテクニックも必要になり、現倍維持の為にショットで破壊したり、倍率チップ出現方法の差を利用した『空ロック』という特殊なテクニックを使わなくてはならない。
空ロックは実はデバッグで見つかっていたバグだが、仕様として面白いから残したらしい。
PS4版では空ロックで箱を出した回数がガジェットに記録されるようになった。ブロンズトロフィーでもある。
B-Type全一がん氏によるお披露目プレイでは、空ロック検知カウンターがあまりにも光りまくるので視聴者にビビられた。

※空ロックについては需要がある場合には記述します。その場合はコメントにでも書いて下さい。



・攻略

ケツイというゲームを攻略する場合、何をおいてもまず言われるのが

「 と に か く 前 へ 出 ろ ! 」

である(特に初心者に対して)。

なぜかと言うと
自機の攻撃力は遠距離(要は画面下)になると大幅に低くなり、敵を残してしまいがち
通常ショットはこの限りではないのだが、ロックショット中の自機本体からのラインビームは射程距離がある
画面縦半分以上はあるとはいえ、少なくとも画面最下段にいるとボスにさえまともに届かない程度には短い。
ロックショットのロックオン速度は敵と離れるほど遅くなる
フルロックでないロックショットは実はノーマルショットより威力が低いので、ロックショットはできるだけ迅速にロックオンを完了しなければならない。
特に3ロック時は他の状態と比べて何故か火力の増加量が少なくダメージ効率がガタ落ちになってしまう。
だが、敵との距離が離れているとこの速度が急激に落ち込んでしまうので、無為にロスするこのロック時間が火力に大きな影を落とすのだ。
これは自機タイプの影響も大きく、TYPE-Aは離れてもそこそこ早くロックできるが、TYPE-Bはかなり絶望的な遅さに。
敵は出てきた瞬間叩いて潰す
このゲームでは積極的に敵を倒さないとどんどん追い詰められてしまう。
現れてから攻撃するまでのわずかな時間に、徹底的に攻撃を叩き込むのだ。やればやるほど楽になる。マジで。
自機狙いの敵配置が多い
どの敵も自機に向かって弾を吐き出してくるし、大量のザコ敵が特攻しながら弾を撃つシーンもある。
弾幕の塊に対しては、左右端から誘導して避けるのがシューティングの定石の一つだが、ここで上部をスタート地点として上手く使えるようになると回避のためのスペースを広く確保できる。
スコアによる自機エクステンドがある
初心者にとって機数は命綱。やられた際には所持ボムが3に戻る事を考えれば尚更である。
が、その為には敵に近付いて、スコア稼ぎをしなければならないということだ。

確かに最初は怖い。自ら死へ近づきに行くようなものだし、そして死にまくる。
ただ、何も常に敵に張り付き続けていろというわけではない
ザコ敵を倒すタイマー開始の基点だけ、敵の近くで倒せばいいのだ。
中型の敵がそろそろ落ちるな、と思ったら一旦攻撃を緩め、手近なザコを葬った後、改めてトドメ……というムーブを意識するだけで、エクステンド程度のスコアは十分に稼げる。
もちろん「こりゃ無理だ、無視して早く落とさないとこっちがヤベェ!」なんて時はさっさとトドメを刺して構わない。

そりゃ究極的には敵全部から[5]を回収したいところだが、そんなのは熟練プレイヤーでも不可能な事。
最初は妥協してもいい、狙えそうなオイシイ敵から意識していけばいいだろう。

スコア稼ぎを覚え、恐怖を乗り越えた先には、まるでゲームを知り尽くしたようなアクロバティックな動きと
5箱ジャラジャラ&俺Tueeee!!感覚による未知の脳汁天国が待っている。


ケツイはいわばケイブ流の攻めのシューティングゲームであり、
パターン暗記の中でのガン逃げに陥りがちな旧来の弾幕シューティングへのアンチテーゼのひとつだったのである。




●ステージ紹介

1. INTERCEPTION-喧騒の街
中ボス:中型掃空ヘリ シーホース
ボス:大型制空戦闘ヘリ ブルフロッグ

EVAC社のベッドタウンである市街地での戦闘。
敵の攻撃もそれほど激しくはない(ケツイに於いては)のでケツイの練習にピッタリ。
ボスのブルフロッグは「怒首領蜂大往生」での反省からか、初見でも対応しやすい強さ。

2. SUBURB-機甲の緑
中ボス:大型連結戦車 ジェム&イーニィ
ボス:多履帯戦車 スフィンクス

前線基地。ここから油断ならない敵や弾幕が増える。
危険な中型機(特に左右から出てくる丸いヘリ)は出現即撃破=前に出て即フルロックが基本。
ボスであるスフィンクスを倒せれば初心者卒業だろう。
第二形態の炸裂弾が慣れるまで弾道が見切りづらいので不安ならば迷わず決めボムで。

3. CANAL FLEET-夕暮の艦隊
中ボス:重対地攻撃艦 ヴィノグラドフ
ボス:大型輸送攻撃機 ジャマダハル

港湾都市。この辺から敵さんが本気を出してくる。中ボスのヴィノグラドフは「これが三面中ボス!?ありえねー!」と言われる程強い。
しかしながらヴィノグラドフは全部位破壊かつノーボムで本体を仕留めると1upを落とすので安定させたいところ。
ボスのジャマダハルは随所にこちらの動きを制限させるワインダーや高速弾を織り交ぜてくる強敵。

4. DEFENSIVE LINE-闇に潜む
中ボス:局地防衛用戦闘車両 ブラックドラフト
ボス:特殊換装車両 シンデレラアンバー

本社へと続く峡谷。初っぱなから敵が殺る気マンマン。左右からひっきりなしに雑魚が飛び出てきては大量の自機狙い弾をお見舞いしてくる。
そして中盤で縦シューなのに横スクロールし始めるという暴挙。
また、ここでみんなのトラウマ「ナイトメア」(大型の戦闘機)登場。こいつクラスの弾幕が雑魚で出てくるってEVAC社ヤバい。
ボスのシンデレラアンバー(通称『琥珀姫』)は名前、及び武装の換装(着せ替えに例えられる)からアイドル扱いされている。スタッフにもアンバーたん言われてるレベル。ただしもちろん強いので心してかかるように。
特に下に突っ込んでくるのでロックを掛けながらきっちり逃げられるように。
また、第一形態では破壊不能のビットを複数装備しており、誤ってこれにロックしてしまうとダメージ効率が大幅に落ちてしまう。
これを防ぐためにもボスの判定出現の合図(登場演出後にボスが一度光る)が出てからロックショットを撃ち始めること。

5. EVAC INDUSTRY-審判の日
中ボス:重機動対空砲座 トラファルガ

本社。今までの敵が超強化されて出現する。
自機と同型機(通称:ドッペル)とのドッグファイトがあるのが大変アツい。
その中でも中ボス前のドッペル2機はノーボムで倒すと1UPが出るので撃ち漏らさないように。
だが バグにより数秒で画面外に逃げ出してしまう場合がある。 1up条件機に逃げられたら凹むしかない。
逃げられた瞬間に2000万ぐらい落ちるのでスコアラーは捨てゲーするしかないとか…。
全てキツイ道中だがその中でもとりわけ雑魚と中型機、そして最後に正に『悪夢』と化したナイトメアが出現する『縦穴』と
エヴァッカニア直前の地上敵からの砲撃の中でドッペルが6機立て続けに襲ってくる『最終防衛ライン』が最難関。
幾多のシューターの初一周、表突入、そして裏突入の夢がここで潰えた…。

ラスボス:試作型重機動戦闘要塞 エヴァッカニア
ケツイ最大最強のストッパー。通称『蟹』。炊飯器っぽく見える外観から『炊飯器』とも。
魔の縦穴をくぐり抜け、地獄のような最終防衛ラインを超えた先に待ちかまえている。
1周目であればトリッキーな弾道が多いもののいずれもパターンが見切りやすく、残機ボムゴリ押しで倒すのであれば強さは比較的控えめ。
だが コイツの真の恐ろしさは2周目(特に裏)突入のリーチがかかってる状況にある。
ボムに頼れない極度の緊張の中での発狂攻撃で泣かされたシューターは数知れず…。


そしてこのゲームを語る上で欠かせないのが「二周目」の存在だろう。
ケツイは条件を満たして一周目をクリアするとより難易度の上がった二周目をプレイ出来る。

しかもその二周目も「表二周」と「裏二周」が存在する。
PS4版によると「二周目」と「スペシャルラウンド」な模様。

それぞれ条件は

  • 最初から最後まで1人プレイ
  • ノーコンティニュー
  • エヴァッカニア撃破時点で死亡数+ボム数が6以下

  • 最初から最後まで1人プレイ
  • ノーミスノーボム
  • スコア1億2000万以上

となっている
裏2周目の場合のみ、1面開始前に

WELCOME TO SPECIAL ROUND

のテロップが入る。

一周目との違いは
  • 弾幕超強化
  • 弾速上昇
  • 倍率チップが撃ち返し弾に変更(表は赤色、裏は青色+表より増量)
  • 自機含む空中キャラの影の消失


倍率チップ(と空中キャラの影)はより多くの弾を表示するためになくなり、かわりに敵を倒した時に発生した撃ち返しの数がそのまま倍率カウンタに入る。
この撃ち返しは一定距離内で破壊すると封印することが出来るが、表二周目の場合は封印した撃ち返しの数は倍率にカウントされない。
裏ニ周目では封印した場合でも倍率カウントされるが、代償として封印可能な距離が非常に狭く設定されている。
表二周目では撃ち返し弾を吐かせないと倍率が増えない都合、ハイスコアアタックでは表二周の方が難しいとも。


裏二周でエヴァッカニアを倒した後に爆発の中から飛び出てくる。それ以降はコンティニューが不可になる。
裏二周突入出来る程の腕前を持つシューターでも勝つ事は並大抵ではない。
ただ第一形態第1波でのばら撒きと最終発狂(通称)以外はランダム要素が無いため、ケイブの他真ボスよりはマシな方。
A-Type全一SPS氏曰く「発狂で3ボムあれば勝機有り」。
某所で裏2周スタート、オートボム6個の代わりに残機0&1upはアイテムのみって台を置いたら1日10回撃破されたとか内緒だぞ。
そのBGM(No Remorse)の盛り上がりによってテンション振り切れること必須である。

ただ、真ボス戦の評価が高い一方で弾幕が強化された上に撃ち返し弾を加えた影響で1面の時点でボムなしでの突破が困難な箇所があったり
逆に弾数を増やした結果キャラオーバーが発生して1周目から却って避けやすくなったり、本来とは違う挙動になる箇所が存在(分かりやすい例は裏2周目シンデレラアンバー第二形態でのワインダー+バウンド弾で バウンド弾が画面左右端に到達してもバウンドせずに画面外へ旅立ってしまう。 )したりとゲームバランス的に無理が生じている所がある。
これについては開発者の池田恒基(IKD)氏が「元々1周エンドで開発していたが、 マスターアップ直前で販売元のエイエムアイが2周目の追加をゴネた結果、ロクに作りこめないまま発売した。 」と発言しており、バランスの調整不足であることは認めている模様。
倍率チップや空中キャラ影消失も当初の1周エンド用に基板のメモリ容量ギリギリまでオブジェクトを配置して詰め込んだのが原因。
その状態から急遽撃ち返し弾を出させる分のオブジェクト表示数を空ける必要が出てしまい、泣く泣く削らないといけなくなったとのこと。

音楽は並木学氏が全曲を担当しており、評価も高い。
怒首領蜂大往生とのカップリングサントラが発売されていたが、現在は絶版。
故にサントラは入手困難だったが、DL販売がされるようになって入手しやすくなった。

なお2009年5月に開催されたケイブ祭りにて発売された
ケイブのうたにてイメージソングが作られた。
同CDの付属DVDにて那津子お姉さんがケツイに挑戦!

因みにステージの背景は全て繋がっており、ステージ1開始からラスボス撃破までノンストップで進行する演出も特徴の1つである。


●移植

2004年12月24日に『ケツイ〜絆地獄たち〜DX』のタイトルで携帯アプリ版が配信。原作のステージを全て収録しているが、グラフィックとサウンドは作り直された。
2021年8月5日には「G-MODEアーカイブス+」の1作としてNintendo Switch版が発売。

2008年10月23日『ケツイ デスレーベル』
ハードはまさかのニンテンドーDS。弾幕STGをどこでも楽しめるという画期的なソフト。
当然ハードの制約で完全移植とはいかなかったが、IKDとARIKAはその問題を
「道中をバッサリ切り、ボス戦のみ抜き出して収録」
つまり怒首領蜂大往生で悪名高いデスレーベルモードをメインに据えることで解決した。
何をどうすればこんなことを思いつくんだ…。

とはいえ、今回は自機外し弾オンリーの初心者向けステージから5面道中をベースにした特別ステージを用意するなど様々な層への掴みがバッチリ。初心者がどれぐらい買うかどうかは別として。

なお初回特典として攻略DVDが付いてくるだけでなく、
設定資料集である「EVAC REPORT」や、
IKDが攻略法などなどを教えてくれる超豪華チュートリアルモード「おしえて!IKDさん」がゲーム内に収録されている。

その分の容量で道中作れよ…、とか言ってはいけない。

後にXbox360PlayStation3で『ケツイ~絆地獄たち~ EXTRA』が出ている。
微妙にゲームテンポが速い事以外はほぼ完全移植。それに加えアレンジモードも収録されている。

2018年には『ケツイ Deathtiny 〜絆地獄たち〜』という名前でPlayStation4版が発売。
M2お得意のフルエミュレーション+αである。スーパーイージーでは1周エンドになり、誰でもエヴァッカニア・ドゥームに出会えるように。
ケイブ祭りぐらいしかプレイできなかった青版、通称IKDスペシャルがついに遊べるように。こいつは初期1ボム+今までより近づかないと5箱が出ない+2~4箱はほぼ出ない+弾幕が表2周目と裏2周目の合いの子の超難易度という暴力である。
M2アレンジであるDeathtinyモードはボムの代わりに約3秒のパワーアップと瞬間無敵を得られる「デストロイ」で弾幕を突破する。こちらも1周エンドで必ずドゥーム様が最後に登場。
大往生のハイパーを持ってきた感じと言えばわかりやすいと思う。ボム無しでハイパーのみなので大復活パワスタに近いかもしれない、敵弾は破壊出来ないけど。
デストロイを発動してなければ被弾時にオートでデストロイが発動するので瞬間無敵?と思うぐらい防御力が高い。アーケードで3面にたどり着けない人でもドゥーム様を落とせるぐらいに。
そんなのヌルゲーじゃんと思った人は、「1面中ボスまでに100万点稼いでボムボタンを長押し」することにより、M2アレンジお約束の難易度とスコアが爆上がりする裏モード"DIE-DEATHモード"に突入します。
裏2周目準拠なのにシンデレラアンバー(4ボス)のバウンド弾がちゃんと帰ってくるという、IKDスペシャルを超える狂気の世界をどれだけ突き進めるか?!


外部出演

●怒首領蜂大復活 BLACK LABEL
-光の翼はいまだ止まりはしない-
Xbox360版のアレンジモードの自機がティーゲルシュベルトであり、BGMもケツイ各曲のアレンジ。
スコアシステムには倍率チップが導入され、なんと[5]を超えた[10]が追加された。倍率チップの数値はヒット数に還元される。
自機性能は大復活のレーザーに対抗するためハイパーカウンターを備えたロックオンシステムとなっている。
誰が呼んだか通称ケツ復活。
ちなみに設定上は、ケツイ本編前にエヴァンズマンとブラックバーンがシミュレーターを用いて訓練をするというもので、蜂シリーズと世界観が繋がっている事が示唆されている。
ここで使われたアレンジBGMがPS4版で逆輸入されて選択出来るようになりました。

●DODONPACHI MAXIMUM
在りし日のEVAC社が贈る弾幕シミュレーター…というあらすじのスマホゲーム。
自機ティーゲルシュベルトと4面(BGMは1面)が追加コンテンツとして配信された。
レーザーのリーチが短いため原作通りに接近戦主体となるが、使いこなせば高いスコアを叩き出せる。
後にEASYモード専用の最終面(+上級者向けの隠しステージ)として、3面、5面、及びエスプガルーダⅡを端的に繋げたステージも配信されている。

●ゴシックは魔法乙女
ホワイトデーイベントにてケツイコラボステージが登場し、アリス、エヴァンズマン、ユウマが使い魔として参戦スティールは犠牲になったのだ…。なおケツイとは無関係の「アリス」というキャラが既に実装されていたため、アリス=ブラックバーンは「ブラックバーン」として実装された。
PS4発売記念でケツイイベントも開催されたが、ケイブ広報班シュー太郎曰く「発注担当に土下座して入れてと頼んだけどダメでした」らしい、何があったのか…。

女体化などは一切されていないが、これ以前にもパルムだのレイだのゴッドウィーン・ロンゲーナ大佐だのが既に男性使い魔として登場しているので最早今更状態だった。乙女ってなんだっけ

道中BGMは勿論原作のアレンジ。ゴシックファンタジー風アレンジが効いていて中々聞きごたえがある。

イベント「エヴァンズマンのケツイ」では遂にティーゲルシュベルト、パンツァーイェーガーのショットが実装。あとブラックバーンとユウマは女体化版も実装された。

●ダライアスバースト クロニクルセイバーズ
-自機も敵もヘリコプター、あとはだいたい戦車。-
ケイブコラボDLCとして、デルタソードウィンディアと共に参戦。
今作ではTYPE-A - AH-Y72 ティーゲルシュベルトのみの参戦。宇宙にヘリコプター?既にが宇宙飛んでたんで今更っす

赤・緑・青アイテムの全てが登場。赤アイテムで本体のショット、緑アイテムでオプションのショットが強化される。
ショットボタンで撃てるワイドショットはミサイル属性でアイテム強化でオプションの数だけでなく弾のサイズも大きくなるので高い殲滅力を発揮する。バーストボタンを押すと自機からマーカーショットを発射、命中した敵をロックオンしてオプションからロックショットが連射される。
本体とオプションのショットはミサイル属性。マーカーショットとロックショットは無属性で、マーカーショットはその圧倒的弾数で敵バーストを遮る事もできる(ただし近距離かつ正面のみ)。
マーカーショットは射程が有限かつロック数が増えるほど縮むだけでなく、再ロック不能時間も近距離であるほど短くなるのでなるべく接近して撃ちたい。
敵を破壊すると倍率チップが出現。接近しているほど大きくなる。(最大[5])チップを回収すると、画面左下の「累計カウンタ(大きく表示されている方)」と「倍率レート(小さく表示されている方)」が変化する。
要となるのが「倍率レート」。最も数字の大きいチップを取得した場合その数値がセットされ、セットされている間ロックショットで敵を倒すと基本倍率に倍率レートにセットされた倍率がかかった上でその倍率チップがどの距離でも出現する。ただし、何もしないとレート表示横の数字が減少していき、0になるとレートが1に戻ってしまう。

なので稼ぎ方としては原作同様雑魚を近距離でショットを当てて倒し[5]取得→チップのセットが解除されるまでロックショットで破壊を続けていくことになり、原作と同じ接近戦が要求されるアグレッシブな一機。
その為か移動速度が速く、おまけにロックショットでも減速しないので総合的にはケイブ機体最速に躍り出た。ただ、アーム被弾音(原作のボム発射音)が物凄くわかりづらく、被弾音が無いと勘違いされるケースも少なくなかった。

なお、「累計カウンタ」はボス破壊時に補正がかかると表記されているがどうも機能しておらず、ボス破壊時でも普通に倍率レートにある倍率チップの方が参照されている。恐らくバグだと思われるが、現在未修正。

●オンゲキ
-音ゲー?ノンノン、超激弾幕を回避せよ!!-
外部メーカーSEGAのオンゲキにまさかの参戦。ドゥーム様専用曲「No Remorse」。…なのだがこの譜面は何かがおかしい。
  • 難易度はLUNATIC:LV14(特殊難易度)のみ …BASICやEXPERTまで普通のレベルがありません。
  • 譜面は歴代CAVE真ボス発狂のオマージュ
  • 譜面作成者は「裏2周ALLプレイヤーからの刺客」 誰だよ
本作は譜面をこなして(従来の音ゲと一緒)相手にダメージを与えるだけでなく、更に自機にダメージを与える弾も出る。要するにSTGが混ざった非同期対戦式音ゲーである。
もはやゲーム間違えたんじゃないか状態の弾幕にキミは耐えられるか!?

ちなみにLUNATIC譜面は本作の仕様に合わせたお遊び譜面、要は同社チュウニズムの公式クソ譜面WORLD'S ENDと同じ扱いらしい。
現在この譜面は配信終了となったが、今後も似たようなものが現れるかも知れない。




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最終更新:2026年03月03日 16:23

*1 開発は2002年に行われていたので著作権表記上は2002年。