登録日:2015/02/20 Sat 13:08:47
更新日:2025/04/16 Wed 11:52:02
所要時間:約 9 分で読めます
怒首領蜂大復活とは2008年5月に稼働開始したアーケード用縱スクロール
弾幕シューティングゲームである。
開発はCAVE、販売はAMIが担当している。
【概要】
首領蜂シリーズの(一応)第5作目。
ケイブとしては前作、
怒首領蜂大往生でシリーズを完結させたつもりであったが、6年の時を経てまさかまさかの大復活をしてしまった。
その為か本作のキャッチコピーの一つには「
大往生したのに大復活」、
BGMにも「
大往生したなど誰が決めたのか」なんてタイトルが存在していたりもする。
そして4年後には
再(最)大往生することになるのだがそれはまた別のお話。
BGMはケイブシューではお馴染みの並木学氏に加えて工藤吉三氏、千葉梓氏が担当。
BGMの評価も高く、5面や真ボス戦の
BGMは特に人気が高い。
本作にはオリジナルであるver1.0と各種不具合を修正したver1.5が存在しているが、ゲームセンター等で本作を見かける場合は後者であることが殆どで、各種移植版についてもそちらが基準になっている。
なので以下の内容も基本はver1.5に準じるものなので注意されたし。
【ストーリー】
前作の戦いから6年後。
先の戦いの末、廃棄されたはずのエレメントドール、「エクスイ」が過去へと大量の物資を送っていたことが発覚。
目的が過去の改竄である事を察した「ゴットヴィーン・ロンゲーナ大佐」は、それを止めるべく私兵である首領蜂隊を過去へと向かわせる。
時空間ジャンプゲート内での激しい迎撃戦の末、目的地、西暦2008年の東京に辿り着いたのは僅か一機の母艦と数機の艦載機のみであった…。
……一応最強の精鋭部隊のはずだがこんなにあっさり壊滅してていいのか首領蜂隊。
【基本操作】
8方向レバー及び4つのボタンを使用。
それぞれショット、ボム、ショットのオート連射、ハイパーカウンターの使用に割り当てられている。
このうちショットのオート連射とハイパーカウンターの使用のボタン配置は
ゲーム開始時に二通りから選択可能。
通常ショットは長押しでピンポイント攻撃のレーザーに変化。
レーザー中は自機の移動速度が低下して細かな移動が可能になる。
一々ショットとレーザーを切り替えるよりもオート連射押しっぱで必要に応じてショットボタン同時押しの方が切り替わりが早くなって便利。
この辺は同シリーズではお馴染み、スタンダードな仕様である。
一方ボムはレーザーボムが廃止され、全画面攻撃タイプ(従来作でのスプレッドボム)に一本化。
またハイパー発動中に死亡してもボム最大ストック数が増えるように改善されている。
【ハイパーカウンターと相殺】
「大往生」のハイパーを発展強化させた本作のキモとなる要素。
ハイパーカウンターは敵を破壊、レーザーで炙るなどして画面左上のゲージをMAXまで溜めると発動可能。
ハイパーカウンター中にボムを撃つと強制終了となる点は「大往生」と同じ。
なお「大往生」にあったハイパーレベルの概念は廃止され、発動前に専用アイテムの回収も不要となった。
発動すると一定時間自機がパワーアップしHIT数や火力が増大。
そして最も重要なのが
ハイパー中にショットを撃つと敵弾を打ち消すことができる
という点。
要は自機まで敵弾が飛んでこなくなるので疑似的な無敵状態にもなり得るのだ。
さらにハイパー始動、終了時両方に無敵時間が、更に終了時には画面全体の弾消し効果も発生。
大往生とは異なりボムとハイパーのボタンが独立していることもあって第二のボムとしての運用もできる。
そんなハイパーにも勿論デメリットは存在。
まずハイパー中は敵弾の速度が上昇。
加えて、同一ステージ内で何度も使い続けるとハイパーペナルティランクが上昇。これが高ければ高いほど弾消し性能が徐々に低下するほか、レーザーを撃ち続けるお邪魔キャラが出現しこちらの攻撃を妨害してくることがある。
尤も普通にプレイするのならそこまで神経質に気にするようなことでもない上、ハイパーを使うことでわざと
処理落ちをさせて弾避けを容易にするなんて荒業もあったりする。
そしてもう一つ、大復活特有の要素として敵のレーザーによる攻撃が存在する。
敵のレーザーはハイパーでは打ち消すことができないが、こちらがレーザーを撃っている間は敵のそれを相殺することが可能。
敵のレーザーには威力の強弱があり、自機のスタイルによって対処法が変わってくる。
前述したハイパー中のお邪魔キャラもレーザーでショット発射を阻止してくるのだ。
まとめると(ハイパー中の)ショットで敵弾を、レーザーで敵レーザーを相殺が可能。
この仕様から一部のステージは蜂で
斑鳩をする
ゲームだなんて言われることもあったり。
【機体とスタイル】
自機は3種類、加えて3種のスタイルの内一つを選択して出撃する。
尚本作ではパワーアップアイテムの類いは存在せず最初から最強状態で
ゲームは進行する。
■TYPE-A Do-NX-SF-25B Struggle Fighter Deltasword
赤い戦闘機。コラボにも出ずっぱりの看板機。
ショット範囲が狭い代わりに威力、移動速度共に最高。
ハイパーの弾消し能力も優れているが、本作では広範囲をカバーできる方が有利な為に不遇な機体。
後半に入っても敵弾破壊出来るハイパーショットが取り柄。ノーボムプレイ、あるいはボムが無い故に全力でハイパーに頼るパワースタイルでは相対的に使いやすいかも。
■TYPE-B Do-NX-AH-16B Assault Helicopter Biaxe
『怒首領蜂』から復活の緑ヘリコプター。(一応は)Ver1.5での追加機体。
赤と青の中間の速度でショットは左右の移動に合わせて曲がる、恒例のテクニカルタイプ。
全てのオプションが曲がるようになったので、従来より使い勝手が向上した。
また、レーザーの威力が他機体より高めなのも強み。
■TYPE-C Do-NX-FB-72D Fighting Bomber Spearhead
青い戦闘機。ポスターにてアイに握りつぶされる美味s…酷い目に遭っている。
移動速度が遅い代わりに広範囲をカバーするショットが特徴。
そのワイドレンジ故にハイパーとの相性は抜群。
ただし正面火力が弱いので後半はハイパー中でも油断禁物。
スタイル
◆ボムスタイル
緊急回避用のボムが使えるオーソドックスなスタイル。
ミスをするとボムのストックが増加する。
ハイパーの性能は低く、非ハイパー時には敵の強レーザーにこちらのレーザーが押し負けてしまう。
ストロングスタイルの影に隠れているが、ブラックレーベルではストロングスタイルが2周目仕様になった他
ハイパーカウンター中の妨害キャラが登場しなくなったり、5面のある場面にて難易度低下の処置が施される等で初級者向けスタイルに。
BLではボムのストック増加条件が変えられオートボムOnで踏みにくくなった(ボム満タン時にアイテム取得)が、
オートボムOFFでは「ボムをハイパー代わりに使える」「ハイパーが貯まるとボムが増える」という仕様になる。
◆パワースタイル
NORMAL / BOOSTの2通りで自機性能を切り替えるスタイル。
NORMAL時は移動速度こそ速いが火力に乏しい。
BOOST時にはボムスタイルよりショットが強くなるが移動速度が低下、代わりにハイパーを使わなくとも強レーザーを相殺可能。
オートボム1個しか命綱がないというマゾ仕様で、代わりに溜めやすいハイパーを駆使して立ち回る
上級者向けスタイル。
ブラックレーベルではこれを選ぶと無条件で裏ルート確定。
◆ストロングスタイル
AC Ver1.0版では隠しコマンド入力で解禁されていた隠しスタイル。
常にパワスタBOOST並の火力のくせしてボムスタ同様にボムが使えるという上二つの完全に良いとこ取りなスタイル。
しかもデメリットの類いは一切なしというのだから恐ろしい。隠しスタイルだからさもありなん。
正確にはボムスタの基本性能にショット火力をオプション2個分上乗せし、パワスタBOOSTモードのレーザーを足した物なので、
パワスタNORMALモードの方が移動力が高く、パワスタBOOSTモードの方がハイパーのチャージ速度が高い…という形で、実質的に平均的な性能に収まっている。
Ver1.5では初心者は素直にこのスタイルを選ぼう。
ただしブラックレーベルでは虫姫さまのマニアックモード同様、難易度が白復活の2周目相当になるお仕置きを食らう。
ちなみにVer1.5のボムスタイルとストロングスタイルには、なんとオートボムが標準搭載されている。
その上「1回につき1発ずつ消費」と弾幕STG史上トップクラスの大判振る舞いな仕様。
これによって初心者の宿敵、ボムの抱え落ちがなくなるばかりかボムの数だけ残機があるという状態に。
特に通常版は一回のエクステンド(1UP)で実質残機が6~7個増えることになるため、長く生き残る為にもエクステンドすることの重要性が増大している。
オートボム自体は心強いが、後先考えずに突っ込んでいくだけではボムを無駄遣いにしかならない上、
オートボム自体の無敵時間、威力は共に少なく手動でボムが撃てるに越したことはないのだが。
【作風と難易度】
本作の弾幕は大往生ほどの速さは無いがその分弾数が圧倒的。
それに対して自機をSTG史上最強と言われるまでに超強化、大量の敵弾をハイパーと大型機撃破の弾消し効果で捌かせるといった手法をとっており、敵も味方も強い、力と力のぶつかり合いといった様相を呈している。
またケイブシューお馴染みの「得点アイテムジャラジャラによる快感」に加え、「敵機をガンガン破壊していく爽快感」といった新しいスタイルも提示、その派手さは格別である。
但し弾消しの要素が強くなったことや、ボム=残機みたいなやり方が通じる強力なオートボムの存在から、当たったら死ぬ敵弾に囲まれているという緊張感、スリルが薄れてしまっているという捉え方もできてしまう。
難易度については強い自機・オートボムのお陰で一周ノーコンテニュークリアをするのは(比較的)簡単。
しかし条件を満たせば入れる裏ルートや二周目など
上級者向けの要素も勿論存在する。
その幅広い間口故に弾幕シューティングをやってみたいけどどれに手を出したら良いか分からないと言う人にオススメされていることが多く、STG初心者の入門作品としての評価は高い。
但し全くSTGに触れたことの無い人間の場合は、1周クリアでも数コイン以上はゆうにかかるはずなので念のため注意。
尤も稼働から長い年月が経った現在ではAC版をプレイしたい場合は稼働するゲーセンを見つける事こそが最大の障壁かも。
そしてプレイする際はまずボタン配置をしっかりと理解する事が大切。
なんせ思い通りに動いてくれない
ゲームほどつまらない物もないのだから。
【エレメントドーター】
本作のステージボスとして首領蜂隊の前に立ちはだかる、兵器への変形・合体機能を備えた巨大メカ美少女たち。
ドーター(娘)なのは前作に登場した自機強化用アンドロイドの「エレメントドール」を模しながらも独立した存在である故。
キャラデザは緒方剛志氏が手掛けており、過去作より萌え要素が強くなったことについては当時批判が大きかったが、作品自体の評価が落ち着いてきた現在ではなんだかんだで受け入れている人も多い。
なお、エレメントドーター自体は所々メカメカしかったり腹部や間接部が空洞だったりで、なおかつ
自機を片手で握り潰す程の巨体を誇る結構なキワモノだったりする。
むしろこの辺りの一筋縄ではいかない所こそが実にケイブらしくもあるけど。
【ステージ】
全5ステージ、2周エンド(突入条件あり)。
2周目に突入するには
- ノーコンティニューで蜂アイテム35個以上回収
- 1ミスもしくは2ボム以内
の中から一つ条件を満たした上で1周目をクリアする必要がある。
また、本作のステージには進行ルート、敵配置、中ボスが変化する「裏ルート」があり1周目では
- ステージ1序盤で特定条件(後述)を満たす
- 蜂パーフェクトを2回達成する
上記条件のうちいずれかを満たすと前者はその時点で、後者は次のステージから裏ルートへ突入できる。
一度裏ルートへ突入できれば次のステージでも裏ルートが維持されるが
「裏ルート中ボス戦中にミスする」または「裏ルート中ボスをボム発動中にトドメを刺す」と次のステージにて表ルートへ戻る。
STAGE 1「西暦2008年 東京」
中ボス
表:チューリップ
裏:スザク08
このステージでの裏ルート突入条件は
- ステージ序盤にある大型タンクを横から現れる大型戦車に踏まれる前にボム以外で3つ破壊する
- 大型タンクを3つ破壊した時点でノーミスかつハイパーゲージが満タンになっている
上記条件を「両方を満たす」と中ボス出現直前で派手な演出と共にルートが変わり裏ルート突入となる。
ボス:A.I - アイ CV:辻静香
「追跡者発見、攻撃を開始します」
ツインテ女子高生風なエレメントドーター。プロトタイプだったエレメントドールの面影を持つ。
一面ボスだけあって弱い。慣れるとハイパー乗っかりで秒殺されるので余計に。そんでもって影が薄い。
ただ公式的には本作の看板キャラらしくメインビジュアル、パッケージ絵などに描かれたりグッズが出たりとプッシュされている。
……それでもやっぱり影薄いけど。
STAGE 2「運命ノワカレミチ」
中ボス
表:パイン
裏:閃光(センコウ)
ボス:Next EXY - ネクスィ CV:寺島涼
「敵機確認、ただちに殲滅する」
前作のエキスパート強化型ドール「エクスイ」と同一人物で事件の首謀者。
未来の争いを無くすため、過去の日本に姿を現す。
黒幕が2面って出てくるの早くね?とは誰もが思う所だが・・・。
STAGE 3「輝く未来へ夜空に瞬く沢山の光」
中ボス
表:クウラ2008年モデル
裏:火光(カコウ)
ボス:PERFECT - ぱふぇ☆ CV:小笠原早紀
「待って~☆私がやっつけちゃうんだから!」
3面ボス。大往生の時には完成していたとされる新型ドールの面影を持つ。
その為か持っているポテンシャル自体は他よりも高いらしい。
元のドールが余りにも緻密で精密なバランスの元で成り立っていたようでドーターとしての再構成の結果、それが崩れてしまいアホの子となってしまった模様。
金髪眼鏡にメイド服な外見で気の抜ける台詞を投げ掛けるあざとさ満点な娘っ子。
むしろ狙いすぎて逆に外してるようにもみえるけど気にしない気にしない。
ブラックレーベルではわざと長引かせると、他のドーターが霞む程に弾幕が超強化されて潜在能力の高さを見せつけてくる。
STAGE 4「翳りゆく世界」
中ボス
表:アイフェイク
裏:雷光(ライコウ)
ボス:Ray'n - レイン CV:山口瑞
「そこの戦闘機、止まりなさい!」
前作のレーザー強化型ドール「レイニャン」の面影を持つチャイナ娘。
明朗快活であまりロボっぽくない喋りだがぱふぇ☆と比べると普通に思えるのだから不思議。
ドーターになってもレーザーが得意。それに飽き足らず4面自体が砲台満載、レーザー感謝祭となっている。
STAGE 5「『あの未来に続く為』だけ、の戦いだった」
中ボス1
表:ぱふぇ☆シャドウGreat
裏:嵐光(ランコウ)
中ボス2
表:ぱふぇ☆シャドウAce
裏:龍光(リュウコウ)
ボス:Shooty - シューティ CV:浅倉弦希
「敵機発見いたしました。直ちに敵対行動に移ります」
前作のショット強化型ドール「ショーティア」の面影を持つ。
元となったドールが最も純粋かつ基本的なタイプであった故か口調こそは丁寧だけれどどこか機械的。
前作にてボム強化型と散々バカにされた為か、本作では伝統
中ボスの嵐光が使っていたナパーム弾でこちらを焼き殺しにかかる。
「燃え尽きなさいませ!!」
【ティガリリ】
通称ビット。
5面の中盤に登場する浮遊レーザー砲台。
個々は小さくともティガリリたちは円陣を組んで全方位へのレーザー攻撃を仕掛けてくる。
……が、なんとこのティガリリ、完全無敵の破壊不能ユニット・つまり横シューの地形扱いなのである。
浮遊しているので当然接触判定が存在、自機と重なると死ぬのは勿論こちら側。
その為こいつがいるだけで画面内の移動が著しく制限されてしまう。
当然ティガリリと同時に通常の敵も出現するのだから、ティガリリの攻撃を防ぐ為にレーザーを使用→攻撃範囲が狭まって敵を倒しきれない→大量に弾を吐かれて圧☆殺。
……なんてことになりかねない。
オート連射押しっぱなし+ショットボタン連打でレーザーを防ぎながらもショットを撃てるというテクニックもあるがいかんせん限度ってものがある。
そんなわけで1周クリアを目指す上でも鬼門であるのがこのビット地帯。
今日もどこかで「ビット死ね」という怨嗟の声が聴こえてくる。
ちなみにこのビット地帯を越えて
やっと5面は折り返し地点というのだから恐ろしい。
命からがらビット地帯を抜けて、その後出てきたボス敵(中ボス2)を倒してもまだ続く道中に絶望したプレイヤーは多いはず。
……というか5面長すぎ。
“大佐より入電、回線回します。”
「ご苦労だった。見事な働きである。」
「諸君らのおかげで過去が書き換えられる事態には至らなかった。」
「未来に帰って十分休んでくれ。」
「何も知らぬまま…な。」
最後に不穏な空気を漂わせ、エンディングへ。
ランキング入りするとネームエントリー画面に移行する。
“大佐より入電、回線回します。”
「ご苦労だった。見事な働きである。」
「邪魔者がいなくなったところでココから私が新たに秩序を築くことにした。」
「諸君らの仕事はここまで。未来に帰ってもらって結構だ。」
「…まさか私の兵器群の相手をする気か?」
YESを選ぶと2周目開始。
NOを選ぶと1周エンドになり終了する。
大佐の姿が視認できない点は1周エンド時と同じだが赤色バックに黒シルエットの構図に変わる。
“大佐より入電、回線回します。”
「ご苦労だった。誠に見事な働きである。」
「反乱分子は鎮圧された。未来に帰って十分休んでくれ…。と、言いたいところだが、」
「我々の未来をより輝けるものにするために、私はこの時代から新たな秩序を築くことにした。」
「さしあたり貴公らには私の獄滅極戮兵器群と戦ってもらおう。」
「涙と鼻水の覚悟はよろしいか?」
こちらの文章は、「裏2周目」に突入すると表示される。
他のパターンと異なり大佐の姿がシルエットではなくはっきりと表示されるため、判別は容易。
裏2周目に突入するには
という過酷な条件を満たした上で1周目をクリアする必要がある。
“今までにない強大な力が近づいてきます。気をつけてください!”
“接触!!”
帰還しようとしていた母艦目掛けてレーザーが直撃。
そして…
果たしてここまで来たか。腹立たしいまでに優秀である。
だが最も望ましい形に進んで来ているのはとても愉快だ。
我が未来改竄素敵計画は君らの強い命を以ってついに完遂されることとなる。
いよいよもって死ぬがよい。
そしてさようなら。
STAGE EX
ラスボス:獄滅極戮至高兵器 ゴールデン・ディザスター
シリーズ恒例の巨大蜂型兵器。
真ラスボス:
]-[|/34<#!
(※Leet表記で「
HIBACHI」と読む )
裏2周目に突入しているとゴールデン・ディザスター撃破後に追加で出現。
お馴染みのアイツがエレメントドーターになって大復活を遂げた。
【ブラックレーベル】
2010年1月に稼働開始したいわゆるアナザー・バージョン。通称「黒復活」。
ノーマルバージョンの大復活(以下「白復活」)からの単なる難易度調整に留まらず、新システムが導入された。
新システムの設計と調整を担当したのは「
バトルガレッガ」の開発で知られるYGWこと矢川忍氏。
彼の参加により
難易度振れの大きいランクゲーと化し、入門者にはそこそこ難しく、白復活では生温いという上級者には地獄を味わってもらうバランスに仕上がっている。
列怒システム
単発ショットボタンとオート連射ボタンを同時押しする事で、レーザーとショットの同時撃ちする掟破りの攻撃「列怒」が発動。
攻撃力が単発レーザーよりも上昇し、ハイパー状態であればレーザーを撃ち込みつつショットで弾消しも可能、さらに耐久力のある敵を倒すとその敵が発射した弾が消えるというデタラメな性能を持つ。
しかしレーザー状態よりも移動速度がさらに落ちるため、大回りしての回避は不得手。
また画面上には常に「
列怒ゲージ」が表示され、列怒を発動している間はこのゲージがどんどん上昇していく。
ゲージの2/3以上を突破するとゲージが赤くなり(通称「
赤走行」)、ハイパー持続時間が減少する代わりに、ハイパーゲージの上昇率とコンボ増加数にブーストがかかる。
つまり赤走行はハイパー撃ちまくりコンボ稼ぎまくりのフィーバー状態に持っていきやすいということ。
もちろんメリットだけではない。
列怒ゲージはゲームランクと直結しているため、赤走行に入ろうものなら敵の熾烈な集中砲火を喰らう事になる。
そしてハイパーを多発するという事はペナルティランクによるさらなる難易度上昇に繋がるため、稼ぎを狙えば狙う程どんどん自分で難易度を高ランクに吊り上げてしまう。黒復活がランクゲーと呼ばれる所以である。
そのほかの変更点
白復活とは異なり1周エンド固定。
その代わり、最初に選んだ強化スタイルとプレイ内容によって白版の1~2周および表裏が決まるようになっている。
EX面突入の条件は「ボスを2体烈怒ゲージMAXで撃破」「2ボム以内」のいずれか。
真ボス登場条件は「5面までのボス全て烈怒ゲージMAXで撃破」「1ミス・2ボム以内」の全てを満たす事。
ハイパーカウンターにも手が加えられ、発動後に再度ハイパーカウンターボタンを押す事で任意のタイミングでハイパーカウンターを終了できるようになった。
任意終了でも終了時の無敵時間、弾消し効果、烈怒ゲージの減少が起きるため、任意解除を使いこなせるかも攻略のカギの1つ。
一方「ハイパーの無敵時間を使った乗っかりオーラ撃ちは大味になる」という矢川氏の意向からハイパーカウンター発動時の無敵時間が大幅短縮。白復活の感覚で乗っかりに行くと漏れなく痛い目を見るように…。
また、ハイパーカウンター中にボムを撃った時の挙動も変わり、撃っても即強制終了とはならなくなった。とはボム発動中はハイパーカウンターの持続時間が凄い勢いで減っていくため。発動直後に撃たない限り実質ハイパーカウンター終了となるが。
BGMは白復活に引き続き並木学氏率いるベイシスケイプが担当。
全ての面のBGMがほぼ別物に差し替え・アレンジしなおされており、よりクールで激しいハードコア調の楽曲が揃っている。
黒復活が稼働してからほどなくしてサウンドトラックも発売されたが、真ボスBGMの次に熾烈な曲調で流れる箇所が不明なBGMが収録されていることが判明。
このことから真ボスよりもさらに上が居ると睨んだ上級者たちは、こぞって高難易度に挑戦していく事になった。
]-[|/34<#!登場条件を満たした上でさらに「ストロングスタイル選択」「ゴールデンディザスター撃破までノーミス」という厳しい条件を潜り抜けた先に降臨する、黒復活最凶の裏ボス。
攻撃パターンこそ]-[|/34<#!と同様だが、放つ弾幕の物量はさらに圧倒的。ふぐ刺し+後光レーザーは弾量の多さとそれに伴う処理落ちによって最早何をやっているのかすらわからなくなるほど。
【家庭用移植】
XBOX360版とiOS/android用アプリ版の二種類が存在。
前者はノービスモードと二種のアレンジモードが収録。
後者はアプリ版独自のアレンジモード(
スマートフォンモード)が追加され、
スマートフォンモードでは
前山田健一氏と平田祥一郎氏による新曲が使用されている。
真ボス戦の
BGMなどは評価されているが、全体的にアーケード版の
BGMとは曲調が違う為、
賛否両論ある。
その後2016年になって
Steam経由でPC版が登場、大復活+大復活BLの完全体。
【その他】
本作のイメージソングとして、那津子お姉さんが歌う「どどんぱち大音頭」が存在する。
これがまた突っ込みどころ満載な
電波ソングなのだが、AC版/XBOX360版双方のPVに使用されている上、これまた突っ込みどころしかないカラオケPV(公式)なんてものまで作成されている。
アプリ版に至っては
ゲーム中で流すことができる(公式の)裏技が存在し、しかもリミックス版まで用意するほど気合いが入っている。
PVの
BGMとしてのインパクトは凄まじいが、曲自体の評価は結構高かったりする。
万一項目内容に不備不足を見つけた時は追記修正よろしくお願いしま……
ザーッ「大佐より入電、回線回します。」
「項目が出来上がったところでココから私が新たな秩序を築くことにした。」
「諸君らの仕事はここまで。wikiに籠ってもらっても結構だ。」
- どんどんどーん♪どどんがどーん♪「大復活ぢゃ!がっはっはっはっはっはー!!」…という歌が頭に浮かんでしまうw -- 名無しさん (2016-02-20 22:44:34)
- ボーボボ関係かと思ったw -- 名無しさん (2016-02-21 05:40:26)
- 一番下の選択肢、裏2週目での「涙と鼻水の覚悟はよろしいか?」《正に恐悦至極。》〈それ無くね?〉もまた味があるww -- 名無しさん (2016-02-21 07:01:26)
- ↑そして誰も選ばない〈それ無くね?〉の項目… -- 名無しさん (2016-02-21 07:11:40)
- ケツ復活については触れない方向 -- 名無しさん (2016-02-21 12:00:29)
- ケツ復活面白かったじゃん -- 名無しさん (2016-02-21 16:40:48)
- ダライアスバーストCSのCAVEコラボタイトルの怒首領蜂枠はこれみたいだな。 -- 名無しさん (2016-10-20 09:58:46)
- ↑4 ちなみに、もし<それなくね?>を選ぶとどうなるん?w -- 名無しさん (2018-05-11 15:13:44)
- ↑そのままエンディングに入ります。通称「残業拒否」 -- 名無しさん (2018-05-11 15:30:29)
- ↑つまり、2周目に突入する自信や気力がなければ、それを選べばいいわけかw -- 名無しさん (2018-05-11 15:36:21)
- ↑2 もう一つ聞くけど、<それなくね?>を選んだら、大佐に『君には失望した』とか言われて、母艦ごと抹殺される、ってことはないよね?(汗 -- 名無しさん (2018-05-14 15:35:36)
- 大佐あああぁぁぁぁ!! いや、確かにそうでなくちゃ大佐らしくないけど!! -- 名無しさん (2018-06-02 10:33:38)
- ぱふぇ☆とスペースインベーダーエクストリーム2のマスコットキャラのUFO-COと同じ声優さんだったんですね -- 名無しさん (2020-02-27 00:13:32)
- 人の関節が描けない緒方に関節のないメカを描いてもらうっていうのが適材適所って感じ -- 名無しさん (2025-01-28 14:58:58)
最終更新:2025年04月16日 11:52