プロテクト/ナンバーズ(ロックマンエグゼ)

登録日:2011/03/27(日) 19:56:29
更新日:2025/01/14 Tue 01:53:26
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ロックマンエグゼシリーズ隠しエリアに登場する敵。
プロテクトエグゼ2のウイルスナンバーズエグゼ3のウイルスとして登場する。
両者とも分類こそいわゆるザコ敵(ウイルス)ではあるものの、異質なほどに他のウイルスとは一線を画する性能を持つ。
また厳密にはウイルスではなく侵入者排除プログラム。それ故か、バトルでも謎解きやパズル的側面が強い。

特徴としては
  • 自分から一切動かない
  • 攻撃力が圧倒的に高い
  • 一撃でHP以上のダメージを与えないと倒せない
  • マップ上での出現位置は固定、通常エンカでは遭遇しない
  • 逃走不可
といった点が挙げられる。



◆プロテクト系

プロテクト HP200 攻撃力200
メガプロテクト HP350 攻撃力300
ギガプロテクト HP620 攻撃力500
2の隠しエリアであるWWWエリアに出現する、サーバーのような形をしたウイルス。必ず複数体で出現する。
体の中央に数字が書いてあり、これが1秒ごとに1ずつ減っていき、0になると「チャン!」という音とともに大爆発を起こして数字が10に戻る。
これを繰り返すだけの非常にシンプルな敵。
ウラインターネット掲示板で、どこぞのウイルス使いがプログラミングしてWWWに売りつけた…といった書き込みを読むことができる。
もっともこの情報を得た段階でも、どこでどうやって出現するかは一切ヒントがない。結局出現場所は見えない上にエスケープもできないのだから事前注意もなにもあったものではないし、とんだ詰みポイントになりかねない。
攻略本によってはエンカウント位置すら書いてない為、そういう意味でも厄介。一応ミステリーデータの前でエンカウントぐらいの法則はあるのだが…

こいつらが厄介なのは、どれだけダメージを与えてもHP未満ではなんら意味がないだけでなく、HPを0にしたところで1体でも生き残っていれば、仲間が瞬時に回復させる点である。
厳密には無効化ではなく超高速で回復しているようだが、その回復速度はあのプリズムコンボによるダメージをも上回り、唯一撃破不可能とされている。
そもそもフォレストボムをすかされる敵*1や、プリズムを設置できないプラネットマンなど、プリズムコンボにも抜け穴はたくさんある。
だが工事現場のような音を出しながら輝くプリズムを相手に、ダメージエフェクトを出しながら真正面からきっちり耐えるのはこいつだけ。なかなか圧巻である。
もっとも一撃のダメージ量がHPを上回ってさえいれば倒せるので、例えばフォレストボム3にウッド+40を2枚追加すれば攻撃力230となり、それをプリズムで拡散すれば最下位のプロテクトなら普通に撃破可能。
どちらかというと「同時に撃破しなかった場合破壊された判定にならない」と表記するのが正しいか。

その特異な性質から、これまでのウイルス戦ともボスナビ戦ともまったく違った定石が求められる。
主な対処法としてはアイスステージ+オジゾウサンや、クサムラステージ+ヒートマンといった、属性パネルによるダメージ増加を利用するといい。

HP200のプロテクトはまだ楽な方。カウントボム3やカンケツセン、縦に3体並んでいる時ならブルースV3でも倒せる。
HP350のメガプロテクトからはチップ単品では厳しく、上記の属性コンボだったり、ドリームソード1やグレイテストボムといったPAが必要になってくる。
HP620のギガプロテクトとなると倒し方もかなり限られてくる。一例として、




こいつらの攻撃そのものは回避できないが、別に属性もブレイク性能も付いていないので、スタイルの能力でシールドを構えたりバブルラップを張っておけば問題ない*4
ちなみにこいつらもV2サーチバグ*5の対象である。
区分としてもウイルスのはずだが、BGMはボス戦のものになっており、内部処理としてはV2ナビと同じ扱いの様子。
ハードモードだとたまに表示がバグるらしい。ハードモードでここを攻略しても何のメリットもないのであまり問題にはならないが…。


◆ナンバーズ系

ナンバーズ HP250
メガナンバーズ HP400
ギガナンバーズ HP650

3の隠しエリアであるシークレットエリアに出現。こちらは目視できるタイプのシンボルエンカウントだが、やはり破壊しないと先へ進めない。
同エリア内で鎮座するモノリスと違い、専用アイテムは特に必要としない。また2のプロテクト同様、大半はミステリーデータの前に割り振られている。
話しかけると警告を発し、「セキュリティを解除する?」に「はい」と答えるとバトルに突入する。
わざわざ事前確認を取った上でやめる事もできるあたり、プロテクトの不意打ちエンカウントがよほど不評だったのではないだろうか。

個体ごとに数字が割り振られており、1→2→3の順に倒さなければならない。またプロテクト同様に一撃でしか倒せないし、同じ数字の個体が複数いれば同時に倒す必要がある。
逆に1体ずつ倒せばいい場合もあるだけ、易しくはなったと見るべきか。後述の反撃技とも相まって、プロテクト以上にパズル感が増した。

自分からは攻撃してこないが、こちらが順序を破った場合のみ暗転技「エラー&デリート」で反撃してくる。
ちなみにその威力は圧巻の

1000

である。
エグゼシリーズをやった事がない人にはいまいちピンと来ないかもしれないが、HPメモリという最大HPを増やすアイテムを全て集めた状態でのHP上限値が1000である。すなわち事実上の即死攻撃
更にインビジブル、ユカシタモグラ、カゲブンシンといった回避系チップもお構いなしに貫通してくる。
ナビカスタマイザーでロックマンを強化すればHP上限を1000以上に高める事は可能だが、こんな桁違いのダメージに対しては焼け石に水もいい所。
一応エアシュート等で押し込んだり吸い込んだりと位置調整する分には問題ない。というかやらないと面倒な配置もある。
かと思えば何故か、攻撃技ではないはずのスーパーキタカゼでもエラー&デリートが発動したりする。風強すぎてお亡くなり

なにげに凶悪隠しボスのフォルテXXをぶっちぎってシリーズ最高威力。おまけにダメ押しのように電気属性攻撃*6なので、ロックマン側が水属性スタイルかつアイスステージなんか使った日には、ラスボスSPも真っ青の4000ダメージ!!
まぁ一切手を出さなければ怖くない、まさにデッド・オア・アライブである。
また、エラー&デリートはあくまで大ダメージの一撃というだけであり、事前に用意しておけばバリアで打ち消すなり、アンダーシャツでHP1で踏みとどまって耐える事もできる。
それにホーリーパネル上なら半減500ダメージとなるので、こちらも一考。

HP400のメガナンバーズまでならドリームソードでも潰せる。
HP650のギガナンバーズともなれば、やはりギガプロテクト同様に専用構築が必要。また素直に縦並びしてくれていたギガプロテクトと異なり、配置が少々特殊である。
右上に1体だけ穴パネルに囲まれており、スイコミで手前に引き寄せられないし、プリズムも全員カバーできる位置には置けない。
配信チップのフォルテGSでさえ、火力こそ700と申し分ないが、攻撃範囲の都合上どれか1体は攻撃できない。
にもかかわらず、3体全てナンバリング1=トリプルデリート必須というのが頭を捻るポイント。







ナビカスにはとにかくHP+系とアンダーシャツを組み込みたい所。1000より高いHPとアンダーシャツがあれば、誤爆にも2回までは耐えられる。
また木属性+クサムラパネルか、リカバリーを使ってHPを2以上にすれば、そこから更にアンダーシャツで耐える余裕も生まれる。
ただこれらは広範囲高威力攻撃で、無理やり指定外のナンバーズを巻き込みつつ正しいナンバーズを倒すための保険なので、下準備がちゃんとされてミスをしなければこれらの要素は不要。
挑む前は必ずセーブしておこう。また同じPAやメガ・ギガクラスチップを何度も使いたい時なども、BLACK版ならフォルダリターンで仕切り直せる。


エグゼシリーズのクリア後のお楽しみみたいな敵だったのだが、エグゼ4以降はこの手のパズル要素を持つ敵がいなくなってしまった。残念である。



ビーーー・・・!ビーーー・・・!
セキュリティシステム サドウチュウ
シンニュウシャ ハ スミヤカニ
ツイキシュウセイシテイキナサイ

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最終更新:2025年01月14日 01:53

*1 高くジャンプしている間は判定が消えるポワルド系やクモンペ系、特定タイミング以外はガード状態のハルドボルズ系やカーズ系、ソード性能しか受け付けないダークシャドー系など

*2 攻撃力800のPAもあるが、敵単体を狙って発動するためプロテクト攻略には適さない

*3 アクアバルーン、エレキバルーン、ヒートバルーンのいずれか

*4 一方的に負けないというだけで、必要な攻撃手段が無ければ結局詰むのだが

*5 V2ナビと戦った後にサブチップ「エネミーサーチ」を使うとデータが消えるバグ。『アドコレ』では修正済

*6 ナンバーズ自身は無属性