悪魔のパスポート

登録日:2011/09/18 Sun 19:20:48
更新日:2024/12/28 Sat 19:40:00
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「焼きすてようと思って、わすれていたんだ。それさえ見せれば、どんな悪いことをしてもいいという、おそろしいパスポート

悪魔のパスポートはドラえもんに登場するひみつ道具の一つ。
「悪魔のパスポート」に登場。

数あるドラえもんのひみつ道具の中でも最凶を誇る道具であり、
悪魔の顔が描かれているそのパスポートを見せるだけでどんな悪いことをしても許されるという実に便利……もとい恐ろしい道具なのである。

作中においてはのび太が使い、あれこれ悪事を働くものの、小心者である彼には大それた悪事はできず、
最終的には「良心の呵責」で結局働いた悪事も元に戻している。
良心のブレーキが効かない悪人が使えば大変なことになる。

ちなみにのび太が使ったのは以下。

【使い道について】

悪事をしても怒られず、あらゆる凶悪な犯罪を行なっても罰せられないという世の中を根底から揺るがすような危険な道具でしかない。
しかし、作中の描写を見ると、もしかするとあのどんくさ…どくさいスイッチと同じように悪人に罪悪感を持たせ、懲らしめるための道具なのかも知れない。
ただし、消した人間(持ち主の出した加害)が元に戻るどくさいスイッチとは違い、盗んだお金も本も散らかしたゴミも元の状態には戻っていない。
つまり人を殺していた場合その人が生き返るようなことはないのである……

のび太が「良心の呵責」を強く感じる人間だったからこそこれだけで済んだが、
もしこの道具がそんなものが微塵もない極悪非道な人間の手に渡ってしまったとしたら、改心したとしてもその間の出来事がどうなることか。

こんな、悪の化身みたいな道具をどうやって平和利用するんだよ! と突っ込みたくなるだろうが、
『続ドラえもん大百科』では「最後の手段」と念を押したうえで、冤罪を吹っ掛けられた時にのみ使うべし、と書かれた。
…冤罪を晴らす道具って他にも無いんか?

【余談】

ちなみに悪魔のパスポートは、この話よりも後に作られた「ドラえもんが重病に?」にも登場している。
諸事情でドラえもんのポケットからいくつかのひみつ道具が飛び出すシーンがあり、そのひみつ道具の中に悪魔のパスポートもあったのだ(使われなかったが)。
焼き捨てようと思ってたんじゃなかったのか…

キテレツ大百科にも、アニメにて「御赦免印籠」というよく似た効果の道具がある。
こちらは失敗作を掲載した「奇天烈大百科外伝」にあるもので、悪人が利用しかけている。


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最終更新:2024年12月28日 19:40